WordPressが利用できる「ロリポップ!」の最も安いライトプランでは、簡単インストール・無料SSL・メールマガジン発行などサイトをすぐに始められる手軽さが人気です。全プランがSSD対応、転送量無制限、安心安全なサイト運用が行えるオールラウンドなサービスです。
なお、2023年5月1日にプラン改定があり、初期費用は全プランで無料、スタンダードプランが廃止となり、ハイスピードプランがベーシックプランと名称変更に、ベーシック・エンタープライズプランに自動バックアップ無料復旧可能となりました。(*12カ月契約の月額換算/税込)
対象ユーザー:初級/中級
初期費用 | 月額費用 | プラン | ストレージ |
無料 | 418円 * | ライトプラン | SSD 200GB |
こんな方におすすめ
- WordPressでサイトを作りたい個人・中小企業
- 月額料金を数百円台に抑えたい、コストをかけたくない
- 無料SSLも使いたい、セキュリティも確保したい
ロリポップ!とは?
無料ブログをやめて自分のホームページを始めたい、WordPressを触ってみたいなど、お手軽にホームページをスタートしたい方に最適なレンタルサーバー「ロリポップ!
」。
東京都渋谷区に本社を置く東証プライム市場(旧一部)企業、ドメイン取得サービス「ムームードメイン」のほか、レンタルサーバーブランドを複数取り扱っているGMOペパボ株式会社が運営しています。企業はもちろん、アパレルやエンジニア、ショップなどいろいろな業界のサイト、そして個人サイトなど200万以上のホームページで利用されておりWordPressでサイトを立ち上げる、無料ブログから移行するにはぴったりのレンタルサーバーです。
ココがポイント
WordPressでサイトを立ち上げるときは、料金や技術に不安がありますね。価格も月額数百円台と手ごろで、WordPressを簡単にインストールできる「ロリポップ!」ライトプラン以上は、個人はもちろん企業でもスタートするにはお勧めのレンタルサーバーです。
ロリポップ!のチェックポイントは?
- WordPressはライトプラン、月額418円から利用できる
- 必要な機能を低価格で盛り込んだオールラウンド型
- 高速化・SEO対応にはベーシックプラン
- 運用に必須のセキュリティやサポート
1:WordPressはライトプランで利用
レンタルサーバー「ロリポップ!」には、下記の5つのプランがあります。
WordPressが利用できないエコノミープラン、WordPressが利用できるライトプラン、ベーシックプラン(旧ハイスピード)、エンタープライズプランと、サイト制作がセットになった定額ホームページ制作プランです。当サイトでは、WordPressが利用でき、サイトは自作すると仮定して3つのプラン(ライト・ベーシック・エンタープライズ)の大まかな機能比較を行います。
■ プラン毎料金・機能概要リスト
*引用:ロリポップ 以下複数素材
最も安い価格でWordPressを利用できるプランはロリポップサーバー「ライトプラン」で、12か月契約の場合は月当たり418円、36か月契約の場合は月当たり220円となっています。
2023年5月1日のプラン改定で、全プランの初期費用が1,650円から無料となりましたので、ライトプランで最もコストを抑えてWordPressサイトをスタートできます。
よくある質問:2023年5月のプラン改定の目的するのは何なのでしょうか?
さらに詳しく
「ロリポップ!」が従来のプランの中に、高速サーバープランである「ハイスピードプラン」をメニューに途中から入れ込んで、他社との競争上初期費用を0円にしているために、全プランで見ると初期費用がバラバラになり、分かりにくかったことが挙げられます。さらに上位プランの自動バックアップ復旧に費用が掛かり、ニーズに合っていないため、今回の改定で初期費用は全プラン無料と分かりやすく、上位プランの復旧無料化で運用中のデータ保全と信頼性を高めた点がポイントです。
2:必要な機能を盛り込んだサーバー
「ロリポップ!」レンタルサーバーを一言でいえば、オールラウンドプレイヤー型のサービス。
一度セットアップして運用すれば、Webサイトもメールも、そしてデータベースも安定して稼働し、それぞれのセキュリティも基本装備で問題なし。
無料SSLも利用できるので常時SSL化には対応し、困ったときのサポートはメール・チャット(ベーシックプラン以上は電話サポートあり)で相談し解決。
利用サイトは170万以上、サポートの満足度は94%という高さとなっています。サービス提供歴も20年以上と、安定と信頼性も高いものがあります。(公式サイトより)
ココがポイント
必要な機能はほぼ揃っていますし、目に見えない信用の部分も長く経営している上場企業ということで問題ありませんので、企業用サイトとしてはもちろん、低価格なので個人用としても安心して利用できます。
3:高速化・SEO対応
パソコンやスマホ(iPhone/Android)など様々な端末でサイトを高速表示することは、SEO対策として重要視されています。2019年9月2日、高速サーバーのニーズの高まりに応えるべく「ロリポップ!」初のLiteSpeedを採用した高速プラン「ハイスピードプラン」をスタートし、2023年5月1日に「ベーシックプラン」に衣替えしました。
LiteSpeedは第4世代のWebサーバーとも言われ、従来のWebサーバーApacheと比較するとWordPressにおいて84倍の性能アップが見込まれる、高負荷・高速処理に優れたWebサーバーです。
さらにストレージをオールSSD対応し、さらなる高速化を実現しています。SSDとはSolid State Drive(ソリッドステートドライブ)の省略形で、従来のHDD(ハードディスクドライブ)とは違い、半導体素子メモリを使ったストレージデバイス(記憶媒体)のことです。近年は低価格化が進み、レンタルサーバーに採用されるケースが増えています。
SSDの構造は極めてシンプルで、メモリにかける電圧の制御のみでデータの読み書きができますので、HDDのように内蔵された磁気ディスクが回転し、磁気ヘッドで特定の場所にアクセスする、つまり物理的な移動がないため、ハードディスクと比較したとき読み込み速度は圧倒的に速くなります。ランダムアクセスの性能はHDDの数倍から数十倍に達し、SSD対応のレンタルサーバーに移行した場合は、表示速度でその速さが実感できるほどです。
現在、ロリポップ!のベーシック・エンタープライズプランは、Lite Speed対応、ストレージとデータベースのオールSSD対応、WordPressのパフォーマンス向上やサーバーに高負荷がかかっている場合でも静的サイトが安定表示されるアクセラレータなど、高速表示機能を満たしています。
LiteSpeedをもっと詳しく
Apacheと完全な互換性があり静的コンテンツ配信を高速化した次世代のWebサーバー「LiteSpeed」は、Apacheと比較して応答速度が格段に速い、最新プロトコルに対応など高速化に必要な機能が盛り込まれている軽量Webサーバーです。
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4:必須のセキュリティやサポート
■ セキュリティ
ホームページは国内外から各種の攻撃を受ける可能性があります。「ロリポップ!」には、企業サイトとして運用する時に必要なセキュリティ機能が備わっています。
海外アタックガードは、海外IPアドレスからの特定のアクセスを制限し、サイト乗っ取りなどの不正アクセスを防止する機能で無料で利用することができます。
このほか、WEB系では「アップロードファイルウイルスチェック」「Web改ざん通知」、メール系では「スパムフィルタ」「ウイルスチェック」もあり、さらに国内データーセンターで24時間365日有人監視のサーバーを活用しながら安全に運用することができます。
■ サポート
WordPressで始めてサイトを立ち上げ運用すると、設定の問題や困ったことに直面することがあります。Outlookなどのメール設定や障害・不具合などでログインできない、メールを受信できない、エラーを起こす・・などどうすればよいか、分からないことも多くあります。
「ロリポップ!」は低価格サーバーでありながら、サポートもしっかり。
メールサポートはもちろん、チャットで困ったことをいつでも相談できます。そして、ベーシックプラン以上では電話サポートもありますので、直接問い合わせをして確認などを行えます。
ココがポイント
チャットのいいところは、電話のように話し中もなく、緊急時に手軽にいつでも情報を伝えられるので「取り急ぎロリポップ!に状況は説明できた!」という安心感が高まります。メール・チャット・時には電話と、この3つの利点を生かしてサポートを活用しましょう。
プラン別機能一覧表
プラン毎の機能の違いが比較できる一覧表です。
2023年5月1日のプラン改定で、スタンダードプランが廃止(新規停止)、ハイスピードプランがベーシックプランに変更、自動バックアップの復旧費用が無料(ベーシック。エンタープライズ)となっています。
ライト | ベーシック |
エンター プライズ |
|
WEBサーバー | Apache 2.4.x | Lite Speed | Lite Speed |
ストレージ | SSD 200GB | SSD 400GB | SSD 1.2TB |
転送量 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
独自ドメイン | 100 | 無制限 | 無制限 |
サブドメイン | ドメイン毎に 300 |
無制限 | 無制限 |
MySQL5 | 1 | 無制限 | 無制限 |
簡単 インストール |
○ | ○ | ○ |
FTPアカウント | 1 | 1 | 1 |
PHP (CGI版) *1 |
○ | × | × |
PHP (モジュール版) *1 |
○ | × | × |
PHP (Lite Speed版) *1 |
× | 〇 | ○ |
無料SSL | ○ | ○ | ○ |
WAF | ○ | ○ | ○ |
メールアドレス 作成数 |
無制限 | 無制限 | 無制限 |
メールマガジン | 5 | 10 | 30 |
WEBメーラー | ○ | ○ | ○ |
ウィルス チェック |
○ | ○ | ○ |
アクセス解析 | ○ | × | × |
メール/ チャット サポート |
○ | ○ | ○ |
電話サポート | × | ○ | ○ |
7世代バックアップ *有料オプション |
330円/月 | 330円/月 | 無料 |
自動バックアップ | × | 無料 (復元無料) |
無料 (復元無料) |
プラン変更 | 上位のみ○ | 上位のみ○ | × |
ドメインずっと無料 *2 | × | ○ | ○ |
*1: PHP7.3/7.4/8.0/8.1/8.2対応
*2: 12か月契約以上+自動更新設定で、ドメイン新規取得と更新が無料となります
企業サイトに必要な機能は備わっていますが、下記の点に留意しましょう。
・アクセス解析がベーシック・エンタープライズプラン非対応
・電話サポートがライトプラン非対応
・7世代バックアップは有料オプション(エンタープライズプランのみ無料)
・ベーシック・エンタープライズの自動バックアップの復旧手数料0円
料金比較表
初期費用と契約期間ごとの月額料金表です。
初期費用は、2023年5月1日に全プランで0円となりました。
ライト | ベーシック | エンタープライズ | |
初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 |
1か月契約 | 550円 | 1,430円 | 2,640円 |
3か月契約 | 495円 | 1,320円 | 2,640円 |
6か月契約 | 462円 | 1,210円 | 2,420円 |
12か月契約 | 418円 | 990円 | 2,365円 |
24か月契約 | 352円 | 935円 | 2,255円 |
36か月契約 | 220円 | 550円 | 2,200円 |
*料金は税込表示(2023/5時点)
*支払方法:クレジット決済/コンビニ決済/おさいぽ!決済/銀行振込/ゆうちょ振替
*ユーザー専用ページ内「契約・お支払い」で支払い方法の変更手続きが可能
*エコノミーはWordPress利用不可のため表から割愛
ライトプランは1カ月ごとの支払いは550円ですが、12か月以上の一括で支払うと月418円相当となりお得です。ベーシックプランも長期契約になればなるほどコストが下がり、36か月契約では550円まで下がります。
ココがポイント
最初は軽く始めて、アクセスが増えたり、使いたい機能がある場合のみ上位コースに移るのが上手な運用のコツです。ロリポップ!では上位プランのみ変更可能です。
「ロリポップ!」の概要を理解したところで、申し込み方について少しだけ解説します。
申し込みの流れと注意点
「ロリポップ!」公式サイトから、「申し込み」→メニュー「選択する」をクリック&タップで、アカウント作成ページに進みます。
1:好きなアカウント名を作成します。
2:ロリポップ!のドメインを選びます。
→この2つを合わせたURLが、ロリポップでの共有ドメインになります。
そして任意のパスワードとメールアドレスを入力して、「規約に同意して本人確認へ」をクリック&タップして次に進みます。
ココがポイント
ロリポップ!のログイン方法はやや特殊で、アカウント+ロリポップ!の共有ドメインが、管理画面ログイン時のIDになります。上記の例では、sample.peewee.jpがID(扱い)ですので覚えておきましょう。
次に、「SMS認証による本人確認」ページで携帯電話番号を入力します。
「認証コードを送信する」をクリック&タップで、携帯に4ケタの番号が送られてきます。次の画面でその番号を入力し、本人確認を終了します。
ココがポイント
SMSで何度やっても届かない時は、音声でトライしましょう。「SMSではなく音声通話による認証を利用する」にチェックを入れてクリックしてください。
あとは、個人情報などを入力して登録を完了させればOKです。
この続きは「ロリポップの無料お試しに申し込む方法」をご覧ください。
気になるポイントは?
主なポイントです。メリットは黄色いアンダーライン、デメリットは赤いアンダーラインで示しています。
- ライトプラン以上でWordPressが利用できます
- 全プランが初期費用無料
- DB・メール・セキュリティなど企業サイトに必須の機能あり
- 独自SSL「Let's Encrypt」が無料で利用できます
- 自動バックアップ復旧無料(ベーシック・エンタープライズ)
- 電話サポートはライトプランは非対応です
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まとめ
レンタルサーバーを借りて、最初にホームページを作るのに最適な「ロリポップ!」。月額500円前後でワードプレスが利用できる低価格レンタルサーバーの代表的存在です。
個人/法人向けレンタルサーバー
WordPressはライトコースから利用できて、独自ドメインや無料SSLなどサイト運営に必要な機能はほぼすべて備わっています。12カ月以上の一括支払いの場合10%オフになり、低いコストで自分のホームページが持てる価格設定もありがたいですね。
ドメインも合わせると年5~6000円ほどのコストで、全国に情報発信ができる自社サイトはこれからのネット社会やビジネスには欠かせません。自分だけのドメインで、さっそくホームページを始めてみましょう。
記事作成者プロフィール

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株式会社ストレン 代表取締役社長
MCP,2級知的財産管理技能士
おすすめ情報サイト「マイベスト」レンタルサーバー・ドメイン監修
当サイトはホスティング業経験から、レンタルサーバー・ドメイン・ワードプレステンプレートを比較評価し、始める・切り替える方の視点で情報をお届けします。
【仕事略歴】早稲田大商卒。東証一部精密機器メーカー、レコード会社を経て2000年 動画配信レンタルサービス「ストレン」起業、マイクロソフト認定パートナーとしてサーバー構築・運用・PR等に携わる。2015年、東証グロース上場企業・お客様と合意の上、上場企業移行後に同ビジネス終了、以降はITコンサルティングとして支援に。
【趣味】プロ野球/MLBなどスポーツ、映画・音楽好き(主に洋楽)