コアサーバー:月220円でWordPressが使える!V1と超高速が評判のV2プランの違いとは

2022年1月5日

レンタルサーバー コアサーバー

VPS/クラウド並みのハイコストパフォーマンス。すべてのプランが転送量無制限、高速化技術を取り入れ、遠隔地バックアップにも対応。低価格の「V1プラン」、高速対応プラン「V2プラン」も人気です。2023年3月より、V1/V2プランともに15世代自動バックアップが無料標準化されました。
(*12カ月契約の月額換算/税込)

対象ユーザー初級/中級

初期費用 月額費用 プラン ストレージ
無料 220円 * V1プラン
CORE-MINI
SSD 200GB

こんな方におすすめ

  • 低価格で超高速レンタルサーバーを使いたい
  • 転送量を気にせず使いたい
  • 企業用途にも耐えうるレンタルサーバーを契約したい
  • 地震などに備えて遠隔地でバックアップ自動バックアップしたい

コアサーバーとは?

レンタルサーバー コアサーバー月額数百円でWordPress(ワードプレス)が利用でき、しかも高速・多機能というレンタルサーバー「CORESERVER(コアサーバー)」は、ドメイン取得サービス「バリュードメイン」を行っているGMOデジロック株式会社が提供しており、東証プライム市場(旧一部)上場のGMOインターネットグループの関連企業でもあります。

「コアサーバー」には、コストバリューの高い「V1プラン」と、高速化に対応したプラン「V2プラン」の2つがあります。基本的なサーバー仕様など多くの違いがありますのでポイントを絞って詳しく見ていきましょう。

ココがポイント

レンタルサーバーの高速化に対応するため「V2プラン」が後で追加されましたので、「V2プラン」のほうが高性能・高スペックです。

コアサーバーのチェックポイントは?

コアサーバーの特徴は主に4つあります。

  1. 企業利用を満たす豊富な機能
  2. 高速化対応・セキュリティ対応
  3. リージョン選択ができる~遠隔地バックアップ~
  4. 個人でも手軽に始められる低価格設定

1:企業利用を満たす豊富な機能

レンタルサーバー コアサーバー 豊富な機能

CORESERVER(コアサーバー)」は、個人はもちろん企業が利用するには十分な機能が備わっています。パフォーマンスの最適化や稼働状況の確認、セキュリティの強化など運営会社の信頼性の高いサーバー運用により、WordPressによる安定感のあるサイト運営ができること、そしてコントロールパネルから簡単にインストールできる利便性が注目点です。

そして、複数サイトを運営するために必要なマルチドメイン・サブドメイン数は月額220円のV1プランのCORE-MINIでも50個、CORE-A以上とV2全プランは無制限です。データベース数、メールアドレスもV1プランのCORE-A以上とV2全プランで無制限で、個人利用・ビジネス利用いずれも問題なく運用できます。

そしてサポートについては、メール設定・ドメイン設定を教えて欲しいなど各種設定方法、あるいはログインできないなどのトラブルが起きた時は、ライブチャットでリアルタイムに支援を受けることができるのも安心材料です。(平日10:00-17:00)

→V1プラン機能一覧

レンタルサーバー コアサーバー V1プラン

主な基本機能一覧です。
下記のV2プランと同じ項目にしていますので比較してご確認ください。

機能/プラン CORE-MINI CORE-A CORE-B CORE-C
ディスク容量 200GB 400GB 600GB 1,200GB
転送量目安 無制限 無制限 無制限 無制限
マルチドメイン
サブドメイン
合わせて50 無制限 無制限 無制限
メールアドレス 200 無制限 無制限 無制限
MySQL(MariaDB) 10 無制限 無制限 無制限
サブFTPアカウント 10 無制限 無制限 無制限
WordPress
PHP5/7/8
Ruby
Python
無料SSL
WAF - - - -
IPS/IDS - - - -
自動バックアップ
(15世代)

(15世代)

(15世代)

(15世代)
独自IPアドレス(v4)
リージョン選択
メール/チャットサポート ○/○ ○/○ ○/○ ○/○
電話サポート - -
無料ドメイン(取得・更新) - - - -

■ V1プランバックアップについて

2023年3月から、今まで有料オプションだったCORE-MINI ・CORE-A・CORE-B対応のバックアップオプションが、全プランで無料化(15世代)対応となりました。
復元は、コントロールパネル上にある「バックアップ」から、希望のバックアップ対象データを指定し申込みが必要です。2営業日以内に利用中のサーバー領域へ設置され、完了後に「完了のお知らせ」が登録メールアドレスへ送付されます。

項目 内容
料金 バックアップ・復元とも無料(回数制限なし)
バックアップ 15世代
サイクル 1日1回
対象 サーバー領域データ(Web・メールデータ)
データベース(MySQL / PostgreSQL)

→V2プラン機能一覧

レンタルサーバー コアサーバー V2プラン

主なV2プランの基本機能一覧です。

機能/プラン CORE-X CORE-Y CORE-Z
ディスク容量 300GB 500GB 800GB
転送量目安 *1 10TB 20TB 30TB
マルチドメイン
サブドメイン
無制限 無制限 無制限
メールアドレス 無制限 無制限 無制限
MySQL(MariaDB) 無制限 無制限 無制限
サブFTPアカウント 無制限 無制限 無制限
WordPress
PHP5/7/8
Ruby
Python
無料SSL
WAF
IPS/IDS
自動バックアップ
(15世代)

(15世代)

(15世代)
独自IPアドレス(v4)
- - -
リージョン選択 - - -
メール/チャットサポート ○/○ ○/○ ○/○
電話サポート - -
無料ドメイン(取得・更新) 1 1 1

*1 規定転送量以上で、かつサーバー全体で負荷がかかるケースは単位時間当たりの量を調整する場合あり。 規定転送量までは無制限で、それ以上はベストエフォート

「V1プラン」CORE-MINI以外は、データベース・FTPなどおおむね無制限です。またV2プランは、独自ドメイン1つの新規取得と更新料が永年無料でコストメリットがあります。この無料ドメインは、V1プラン・バリューサーバー・無料サーバーのXREAなど、GMOデジロック運営の他のサーバーに引っ越ししても移行して利用することもできます。
そして、今までは自動バックアップが標準か有料オプションか混在していましたが全プランで無料化(15世代対応)になりましたので分かりやすくなりました。

メールでは、V2プランのみメールの安全性を高めるSPF認証とDKIM認証の設定を行うことが可能です。(参考サイト:バリュードメイン)あとは電話サポートの有無に気を付けましょう。

2:高速化対応・セキュリティ対応

レンタルサーバー コアサーバー 高速・セキュリティ対応

レンタルサーバーコアサーバーiDCCORESERVER(コアサーバー)」は、他社同価格のVPSやクラウド以上のパフォーマンスを実現すべく様々な対応を行っています。
サーバーハードウェアは全プラン最新のCPU、高速SSD導入、大容量メモリーを搭載し、アクセス集中時でも処理速度や表示スピードに影響を与えないよう独自チューニングしています。

インターネット回線は、国内最大級のバックボーンへ各サーバー10Gbpsで接続し常に快適なレスポンスを体現。全プラン転送量無制限(V2プランは目安あり)もサイト管理者には嬉しいポイントで、画像・動画が多いサイト・プログラムの負荷がかかるサイトにはうってつけです。

高速化技術はページ速度が格段に向上し、Googleが推奨していることからSEOにも好影響を与えるとみられているHTTP/2HTTP/3(3はV2プランのみ)に対応。また、PHPに処理理速度をアップするための技術を取り入れています。

セキュリティは、無料SSL化(サイト暗号化)に対応。常時SSL化がセキュリティ面でも検索エンジン対策面でも重要になっている昨今、必須のサービスも当然利用できます。さらにドメイン毎で異なる証明書を使い分けるSNIにも対応しセキュリティの向上を図っています。
そして、V2プランでは標準でWAFとIPS/IDSにも対応し、WEBアプリケーションの脆弱性を突いた攻撃や不正侵入を検知遮断し、安全性を高めています。

→V1 vs V2 サーバー仕様比較

低価格のV1プランとV2プランでは、サーバー仕様が異なっていますので、一覧して違いが分かる表で比較してみます。

仕様/プラン V1プラン V2プラン
CPU+メモリ CPU 最大64コア
メモリー 最大1TBでダイナミックスケール
CPU 最大64コア
メモリー 最大512GB〜1TB
ストレージ ピュアSSD(RAID) NVMe SSD(RAID10
WEBサーバー Apache LiteSpeed
MySQLサーバー MariaDB 10.6 MariaDB 10.4系
HTTP/2 対応 対応
HTTP/3 - 対応
PHP 7.4 + FastCGI + OPcache + APCu 7.4 + LiteSpeed PHP
設置場所 国内(東日本・西日本 国内
ネットワーク 国内最大級のバックボーンへ各サーバー10Gbpsで接続

ネットワーク環境は同じですが、V2プランではストレージにNVMe SSDを導入、LiteSpeedやHTTP/3対応など高速化対応が大幅に強化されています。
LiteSpeedを詳しく>>

3:リージョン選択ができる

レンタルサーバーコアサーバーリージョン選択CORESERVER(コアサーバー)」の大きな特徴に「リージョン選択」があります。
日本は、地震や災害が多く堅牢なデータセンターといえども万全とは言い切れないのが実情です。そこで、コアサーバーではサーバーの新規申し込み時に、東日本リージョンと西日本リージョンのいずれかを選べるサービスを行っています。
リージョン選択は全プランで選択できます。(V2プランは対応予定)

特徴1 まさかに備え、複数のリージョン間でシステムの分散運用やバックアップができる。

特徴2 災害(地震・風水害)が起こった時に、サーバーやネット上のサービスが完全に停止するリスクを極限まで下げる。

特徴3 負荷分散・冗長化を複数リージョンがあることで実現でき、障害に強くなるメリット。

4:個人も手軽に始められる低価格

企業ユースにも十分応えられるサービスですが、料金はとっても低価格。
12カ月の長期契約にするとメリットが大きい価格設定になっています。

V1・V2プラン料金

V1プラン料金比較

レンタルサーバー コアサーバー V1プラン

料金/プラン CORE-MINI CORE-A CORE-B CORE-C
初期費用 無料 無料 無料 無料
1ケ月契約 419円 524円 1,037円 4,180円
3ケ月契約 1,152円 1,467円 3,027円 11,419円
6ケ月契約 2,095円 2,828円 6,065円 22,942円
12ケ月契約 2,640円 5,280円 10,560円 39,600円

すべてのV1プランで初期費用は無料。料金はすべて税込み表示。
契約の長さ(1~12ケ月)でプラン別に支払う金額がわかる一覧表です。料金はキャンペーン時に変更の場合があります。
なお、V1プランはプラン変更ができません。

V1プラン月額料金

料金/プラン CORE-MINI CORE-A CORE-B CORE-C
1ケ月ごとの契約 419円/月 524円/月 1,037円/月 4,180円/月
12ケ月契約 220円/月 440円/月 880円/月 3,300円/月

WordPressが使えるライトプラン「CORE-MINI」で、12カ月契約をしますと1カ月当たりの料金が最安の220円となり、かなりお得です。支払方法は、クレジットカード・銀行振込・コンビニ・ウォレット決済・電子マネーに対応しています。

V2プラン料金比較

レンタルサーバー コアサーバー V2プラン

料金/プラン CORE-X CORE-Y CORE-Z
初期費用 1,650円 1,650円 1,650円
サブスクリプション契約 690円 990円 2,490円
12ケ月契約 6,336円 10,296円 26,136円
24ケ月契約 11,352円 19,272円 50,952円
36ケ月契約 14,040円 24,840円 71,640円

V2プランは初期費用が1,650円かかります。料金はすべて税込表示。
契約の長さ(1~36ケ月)でプラン別に支払う金額がわかる一覧表です。料金はキャンペーン時に変更の場合があります。
プラン変更は上位プランへのみ変更可能です。

V2プラン月額料金

料金/プラン CORE-X CORE-Y CORE-Z
サブスクリプション契約 690円/月 990円/月 2,490円/月
12ケ月契約 528円/月 858円/月 2,178円/月
24ケ月契約 473円/月 803円/月 2,123円/月
36ケ月契約 390円/月 690円/月 1,990円/月

WordPressが使える超高速V2プランの「CORE-X」で、12カ月契約をしますと1カ月当たりの料金が528円となります。36か月契約では、1カ月当たり390円とさらにコストを抑えられます。

気になるポイントは?

低価格でハイスペック・ハイコストパフォーマンスのコアサーバーですが、留意点もあります。メリットは黄色いアンダーライン、デメリットは赤いアンダーラインで示しています。

  1. 自動バックアップV1、V2全プランで無料化(15世代)対応
  2. プラン変更は、V1プランは不可で別途契約が必要。V2プランは差額負担で上位プランのみ変更可能
  3. 申し込み後のリージョン切り替え、利用中のサーバーのリージョン変更不可
  4. V2プランは、1つのドメイン無料(新規・更新永年)

ココがポイント

V1とV2プランでは初期費用やスペックなど違いがありますので、事前に確認しておきましょう。
コストを極限まで抑えて高速サーバーを利用したい場合はV1プラン、超高速サーバーをビジネスで本格的に導入するのであればV2プランが適しています。

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まとめ

低価格で高速化を目指すには

CORESERVER(コアサーバー)」は、すべてのプランがSSD対応、無料SSL対応で、個人からビジネスまで広い範囲で利用できるレンタルサーバーです。V2プランでは、さらにサーバーの性能が高くなりましたので、サイトの高速表示が期待できます。また全プランで無料自動バックアップに対応しましたのでさらに信頼性が高まります。

お試し無料利用はクレジット登録不要で、長めの30日間ですので、WordPressの簡単なインストールやハイスペックのサーバーの使い方の確認や使用感を試してみてください。

記事作成者プロフィール

佃 直毅
佃 直毅
株式会社ストレン 代表取締役社長
MCP,2級知的財産管理技能士
おすすめ情報サイト「マイベスト」レンタルサーバー・ドメイン監修

当サイトはホスティング業経験から、レンタルサーバー・ドメイン・ワードプレステンプレートを比較評価し、始める・切り替える方の視点で情報をお届けします。

【仕事略歴】早稲田大商卒。東証一部精密機器メーカー、レコード会社を経て2000年 動画配信レンタルサービス「ストレン」起業、マイクロソフト認定パートナーとしてサーバー構築・運用・PR等に携わる。2015年、東証グロース上場企業・お客様と合意の上、上場企業移行後に同ビジネス終了、以降はITコンサルティングとして支援に。

【趣味】プロ野球/MLBなどスポーツ、映画・音楽好き(主に洋楽)