企業サイト・ブログ・アフィリエイトサイトなどを立ち上げるには、その基礎となるWordPressと、もう一方の車の両輪でもあるテーマ(テンプレートとも言います)が欠かせません。
ところがワードプレステーマには、無料・有料、国内(国産)・海外製など数千以上あり、どれにしていいか悩んでしまいますね。
このページでは、個人・企業ともに人気やメリット、そして実績のある無料テンプレート・テーマを解説しますので、新規サイトやサイトリニューアル時にお役立てください。また、注目テーマは随時追加していきますよ。
WordPress(ワードプレス)テーマとは?
WordPressでサイト・ホームページを立ち上げる時に、サイト構成・レイアウト・見栄えなど、主にデザイン面の型をつくってくれる素材のことです。
ポイント
サイトを家に例えると、基礎工事・骨組はWordPressで、その上に乗っかる壁やインテリア・窓など見栄えの部分をテーマとすれば、イメージが湧きますね
さらにテーマが便利なポイントは、着せ替え人形のようにいつでも自由に変更できること。つまり、WordPressでサイトを作ってさえいれば、時代に合わせ好みでデザインもすぐに変更できるんです。
サイトリニューアルも、テーマ差し替えで済みますので楽ですし、コストもあまりかかりませんね。
ワードプレステーマには有料と無料のテーマがありますので、このページでは無料テーマについて個別に見てまいります。
無料テーマ
TCD BlogPress(ブログプレス)
デザイン系ワードプレステーマ開発・販売のブランド、TCD(ティーシーディー)が第一世代として販売していたテーマの中でも、最も販売実績のあるブログ用テーマ「BlogPress」を期間限定で無料ダウンロード公開しています。
デザイン・機能性も十分
サイドバーの左右入れ替えや3カラムに変更、メイン・サブカラーを変更するといった現在のテーマの元となるようなカスタマイズを行えます。
これからブログやサイトをWordPressで始めたい、TCDのテーマを触って確認してみたい、コストをかけたくない方にお勧めのテーマです。
■ ダウンロード・取得方法を詳しく
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無料キャンペーン中のTCDワードプレステーマ「BlogPress」をダウンロードする方法
おしゃれなデザイン系ワードプレステーマのブランドの一つ、TCDがかつて最も販売されたテーマ「BlogPress」を無料キャンペーンとしてダウンロード配布を行っています。 典型的なブログ用テーマですし、 ...
続きを見る
無料ホームページテンプレート.com
テンプレート制作会社の株式会社クラウドナインが運営する無料版テンプレートサイトです。当サイトでは、WordPressテンプレートと、HTMLテンプレートが複数配信されており、いずれも無料でダウンロード・利用ができます。
WordPressテンプレートは、レスポンシブ対応でスマートフォンの見栄えもシミュレーターでチェック可能、テンプレート内のイラスト・写真も利用OK,カスタマイズや改変も自由に行えるなど、制作会社もライセンスを気にすることなく自由に活用することができます。さらに著作権表示は、料金(2,980円)を支払えば削除もできます。
Graphy
タイポグラフィーの美しさにこだわって作られたシンプルかつ洗練されたブログ向けのテンプレートです。
文章がメインのサイト、あるいはアクセサリーやファッションなど素材の美しさを浮き立たせるのに向いているテーマです。
フォントなどより充実した機能を使いたい場合は、4,900円でPro版にアップグレードできます。
Luxeritas
無料ながら、SEO最適化済みでスマートフォンに自動的に対応するレスポンシブ化、カスタマイズ性に富み、自由にサイトを作ってみたい方に最適なテーマです。
とくに高速表示と検索エンジン対策に積極的に取り組んでいますので、情報量の多いブログや個人事業主、フリーランス、中小企業の検索上位表示を目指すメインサイト・サテライトサイトに最適です。
LION BLOG / LION MEDIA
有料テーマ「ザ・トール」をリリースしているフィット株式会社が、無料で使えて高機能かつSEO最適化済みのブログ型テーマ「LION BLOG」、サイト型テーマ「LION MEDIA」の2つを公開しています。カスタマイズもしやすく、見た目の美しさにもこだわりながらサイト高速化にも力を注いている人気の高いテンプレートです。
マテリアル2
人気を博したマテリアルの後継テーマ「マテリアル2」では、コンテンツが主役となるべく見栄えの良さ、見やすさを重視しており、左側に設置したサイトバーは開発者の哲学に基づいてスマホ・タブレットでも表示されます。(サイドバーの哲学)
より細かい設定ができる充実したカスタマイザー機能や、できるだけプラグインを入れなくて済む設計など、ユーザビリティを考慮したテーマに仕上がっています。
NISHIKI
デザインが洗練されていて使いやすいテンプレートで、WordPress公式ディレクトリに登録されていますので管理画面からインストールできます。
ランディングページ用の「全幅」テンプレートも追加されましたので、イメージを優先するコーポレートサイトや顧客にブランドを知ってもらいたい個人・企業などに向いているテンプレートです。
Simplicity2
「Simplicity(シンプリシティー)2」は、シンプルかつカスタマイズが自由にできる無料のテンプレートです。内部SEO施策済みで、SNSボタンも複数パターンから選択できます。
レスポンシブもパソコン・スマホ向けに計4パターンに対応し、テキスト中心に配信したいブログやサイトに最適です。
Cocoon
「Cocoon(コクーン)」は、Simplicityの後継となる無料のテンプレート。Simplicityと互換性はありませんが、シンプルかつ完全なレスポンシブ対応、内部SEO施策済みで高速表示でサイトの上位表示と収益化も見込める人気の高いテーマです。個人のブログはもちろん、企業の利用にも十分耐えうる高性能が魅力です。
無料にもかかわらず、高機能が人気の無料テーマです。なお、「Cocoon」は「エックスサーバー株式会社」へ事業譲渡されましたが、開発・運営・サポートは、引き続き私(わいひら)さんが行っていますので、無料テーマとして使うことができます。
Xeory Base
「コンテンツマーケティング」を知り尽くしたバズ部さんのノウハウが凝縮した企業向けテンプレートです。
SEO対策に必須のmeta情報やSNS、アナリティクス設定、さらに顧客からのお問い合わせ獲得のためのCTA設定、ランディングページの作成も管理画面から行えます。
なお、ダウンロード時には会員登録が必要です。
ビズベクトル
ビジネス用テンプレートで、数多くの企業サイトに利用されている「ビズベクトル」。WordPressの教本を執筆している著者が、ビズベクトル開発に関わっていますのでマニュアルも充実しています。
しかし2018年12月でアップデート終了したのが残念ですが、修正コードは有志によってGitHubで適用することはあります。
まだまだ人気が高く、企業サイトには最適なテンプレートです。
企業サイト・ブログ向けのデザインで使い勝手が良いのですが、更新が止まっていますのでセキュリティを考慮すると、後継のLightning、もしくはCocoonの利用も検討したほうがいいでしょう。
Lightning
ビジネス用テンプレート「ビズベクター」の後継としてリリースされたテーマが「Lightning」です。WordPress公式ディレクトリに登録されたテーマなので、WordPress管理画面からインストールやアップデートが簡単にできます。
テーマ自体はシンプルですが、無料の多機能プラグイン「VK All in One Expansion Unit」で拡張性を高めるという構成になっています。
ビジネスサイトやブログ、どちらでも利用に向いています。
無料テーマで物足りなくなったら有料テーマへ
無料テーマ・テンプレートでは「機能が足りない」、「表示が遅い」という時は有料テーマに切り替えるタイミングかもしれません。
有料テーにはどんな種類があるの?
有料テーマには、オールラウンドな性能・機能を持つ「機能デザインバランス型」と、シンプルな操作性と表示速度を重視した「表示速度重視型」、お洒落なサイトが簡単に出来上がる「デザイン重視型」、その他海外製などがあります。(弊社分類)
ワードプレス有料テーマ料金機能など徹底比較!
有料テーマには、それぞれメリット・デメリットがありますので、導入前に比較検討する必要があります。この比較ページを参考になさってください。 ブログを無料テーマで始めたものの機能が物足りない、表示速度が遅いなど様々な問題が出てきます。ブログやサイトをレベルアップするには、有料のテーマ・テンプレートに乗り換えることは簡単でかつスピーディーな方 ... 続きを見る
WordPress(ワードプレス)有料テーマ・テンプレート料金機能比較一覧表
■ 無料と有料どっちを選ぶ?
有料・無料版テーマの違いをメリット・デメリットを整理してまとめました。
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ワードプレステーマの無料版と有料版の違いは?
WordPressでブログやWEBサイトを始める時、利用するテーマ(テンプレート)を無料版にするか、それとも少し頑張って有料版にするか、悩む方も多いのではと思います。 このページでは、無料版と有料版そ ...
続きを見る
まとめ
WordPresテーマはメリットが豊富
WordPressで特に人気や利用度の高い無料で使えるテーマを紹介しました。
WordPressの基礎を理解していれば、あとはテーマを差し替えることで制作会社に依頼することなくサイトを一新することができます。また、同一ドメインを継続して使い続ければ、ドメイン価値も上がりSEO効果も高まります。
時流・トレンドに合わせてWordPressのテーマを変更し、ユーザビリティを高めつつ、ブランド価値を向上させ、売り上げの増えるサイト運用にお役立てください。
記事作成者プロフィール

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株式会社ストレン 代表取締役社長
MCP,2級知的財産管理技能士
おすすめ情報サイト「マイベスト」レンタルサーバー・ドメイン監修
当サイトはホスティング業経験から、レンタルサーバー・ドメイン・ワードプレステンプレートを比較評価し、始める・切り替える方の視点で情報をお届けします。
【仕事略歴】早稲田大商卒。東証一部精密機器メーカー、レコード会社を経て2000年 動画配信レンタルサービス「ストレン」起業、マイクロソフト認定パートナーとしてサーバー構築・運用・PR等に携わる。2015年、東証グロース上場企業・お客様と合意の上、上場企業移行後に同ビジネス終了、以降はITコンサルティングとして支援に。
【趣味】プロ野球/MLBなどスポーツ、映画・音楽好き(主に洋楽)