サイトを立ち上げるには、その基礎となるWordPressと、もう一方の車の両輪でもあるテンプレートが欠かせません。
そのテンプレートですが、無料・有料、国内・海外製など数千以上もありどれにしていいか、悩んでしまいますね。
このページでは、実際にサイト構築や支援を通して感じた、個人・企業にかかわらずビジネスに役立つテンプレート・テンプレートを販売してる企業をご紹介・解説します。役に立つテンプレートは随時追加していきますよ。
テンプレートとは?
WordPressでサイトを構築する時に、サイトの構成やデザインなど、パズルのピースのように組み合わせることができる構成要素のことです。
家に例えると、基礎や骨組はWordPressで、壁やインテリアなど見栄えの部分をテンプレートという例えを時々使いますが、さらに便利なのは着せ替え人形のようにテンプレートをいつでも自由に変更できるので、WordPressでサイトを作ってさえいれば、時代に合わせ好みでデザインも変更できるんです。

無料テンプレート
ビズベクトル
ビジネス用テンプレートで、数多くの企業サイトに利用されている「ビズベクトル」。WordPressの教本を執筆している著者が、ビズベクトル開発に関わっていますのでマニュアルも充実しています。
しかし2018年12月でアップデート終了したのが残念ですが、修正コードは有志によってGitHubで適用することはあります。
まだまだ人気が高く、企業サイトには最適なテンプレートです。
Lightning
ビジネス用テンプレート「ビズベクター」の後継としてリリースされたテーマです。WordPress公式ディレクトリに登録されたテーマなので、WordPress管理画面からインストールやアップデートが簡単にできます。
テーマ自体はシンプルですが、無料の多機能プラグイン「VK All in One Expansion Unit」で拡張性を高めるという構成になっています。
ビジネスサイトやブログ、どちらでも利用に向いています。
Godios
最大の特徴は、読み込み速度。ヘッダーやサイドバーなど固定されている要素を一度だけ読み込み、ページが遷移すればコンテンツ部分だけ新規に読み込む手法を取り入れたことで超快速を実現しています。
スピード重視のサイトを運用される方にはお勧めです。
Graphy
タイポグラフィーの美しさにこだわって作られたシンプルかつ洗練されたブログ向けのテンプレートです。
文章がメインのサイト、あるいはアクセサリーやファッションなど素材の美しさを浮き立たせるのに向いているテーマです。
フォントなどより充実した機能を使いたい場合は、4,900円でPro版にアップグレードできます。
Gush5
カスタマイズを前提としてつくられ、しかも内部SEO施策も最適化されたシンプルなテンプレートです。
レスポンシブ対応で、自分好みにデザインしたい、HTML5で構築したい、複雑なものは極力避けたいという「ミニマル」志向の方には最適なテーマです。
Luxeritas
無料ながら、SEO最適化済みでスマートフォンに自動的に対応するレスポンシブ化、カスタマイズ性に富み、自由にサイトを作ってみたい方に最適なテーマです。
とくに高速表示と検索エンジン対策に積極的に取り組んでいますので、情報量の多いブログや個人事業主、フリーランス、中小企業の検索上位表示を目指すメインサイト・サテライトサイトに最適です。
マテリアル
マテリアル最大の特徴は、文字通りマテリアル表示ですのでカテゴリー毎に記事を表示でき、過去のニュースが埋もれてしまいがちになるという課題を解決しました。
また、パンくずリストやページネーション、OGP自動出力など機能を標準装備していますので、極力プラグインの利用を抑えることができます。
NISHIKI
デザインが洗練されていて使いやすいテンプレートで、WordPress公式ディレクトリに登録されていますので管理画面からインストールできます。
ランディングページ用の「全幅」テンプレートも追加されましたので、イメージを優先するコーポレートサイトや顧客にブランドを知ってもらいたい個人・企業などに向いているテンプレートです。
Restaurant-and-cafe
海外のテンプレートですが、飲食店やレストランに特化していて、おしゃれなイメージを持っていただきやすいデザインや構成になっています。
無料の日本語版テンプレートでは、綺麗でブランディングに向いている飲食店向けは少ないのですが、海外はこの分野は充実していて、その中でも「Restaurant-and-cafe」は日本での利用に向いているテーマです。
Simplicity
「Simplicity(シンプリシティー)」は、シンプルかつカスタマイズが自由にできる無料のテンプレートです。内部SEO施策済みで、SNSボタンも複数パターンから選択できます。
レスポンシブもパソコン・スマホ向けに計4パターンに対応し、テキスト中心に配信したいブログやサイトに最適です。
stinger8
無駄なものは極力排除した、とてもシンプルでカスタマイズを行いやすいテンプレートです。そして快速で検索エンジン上位表示も期待できますので、サイトをカスタマイズして使いたい方のブログや、テキスト中心のシンプルなサイトを運営したい個人・フリーランス・企業に最適です。
Xeory Base
「コンテンツマーケティング」を知り尽くしたバズ部さんのノウハウが凝縮した企業向けテンプレートです。
SEO対策に必須のmeta情報やSNS、アナリティクス設定、さらに顧客からのお問い合わせ獲得のためのCTA設定、ランディングページの作成も管理画面から行えます。
なお、ダウンロード時には会員登録が必要です。
有料テンプレート
TCD
WordPressの有料テンプレートでは有名なブランド「TCD」。デザイン性の底上げをコンセプトとしてお持ちなので、すべてのテンプレートが綺麗で洗練されており、自社の方向に沿ったテーマを選べます。
飲食や建設、美容やメディアなど業種ごとにテーマを分けているので閲覧しやすく、デモサイトで比較しながら導入を検討することができます。
ライセンスは自己所有サイトであれば複数サイトで利用可能なので、高いコストパフォーマンスを発揮します。
DigiPress
企業向けテンプレートの中では、特に洗練されハイセンスなデザイン性が高く評価されているブランドです。レスポンシブ対応に加え、AMPにも対応済み。
オリジナルウィジェットは12種類以上、実用的な多数のショートコード、WordPress公式ディレクトリ登録なので管理画面でアップデートなどデザインに加え機能面でも充実しています。
ライセンス形態は、ライセンス数によって料金が変わる価格設定になっています。
THE THOR(ザ・トール)
後発のメリットを生かし、他社商品を研究して、SEO対策・デザイン性・機能強化をすべて取り入れたテンプレートです。デザイン性を高めつつ、AMP・PWAやGzip圧縮・ブラウザキャッシュなど最新・革新的な技術を装備し、高速表示も可能にしています。
また、ライセンスも1回購入すれば複数サイトで利用できますし、無料バージョンアップも付属しコストパフォーマンスも高く、通常のホームページのほかECサイトなどにも最適です。
Emanon Pro
Web集客に特に力を入れているテンプレートで、SEO内部施策はインデックスされやすい内部構造で設計し、ページ表示速度を最適化する機能を標準で装備しています。
内部施策済みで機能制限ありのEmanon Freeと、コンテンツマーケティング用のEmanon Pro(9,800円 税込)、事業サイト用のEmanon Business(12,800円 税込)があります。
ブログ記事の読みやすさにこだわったテーマですので、ブログ・企業用サイトと幅広く活用できます。
isotype
シンプルながら美しくそして機能も必要十分なものを入れ込み、日本語テンプレートとしてタイポグラフィーにこだわっているのでテキスト表示が美しく、特にブランディングに貢献するテーマブランドです。
価格帯は10,800円から27,000円(税込)です。
賢威
SEO業界では著名で、関連本も出版している京都のWebプランニングチーム「ウェブライダー」リリースのテンプレートです。
上位表示のためのノウハウが詰まっており、ライセンスも永久なのでバージョンアップはいつでも行えます。
SEOマニュアル本やフォーラム利用権も付いてきますので、検索エンジン上位表示で多くの方に閲覧してもらいたいサイト運用を行いたい個人・企業に最適です。
LIQUID PRESS
日本語レスポンシブ対応のテーマブランドです。SEO最適化対策や簡単に設定できる点など、すぐにWordPressを立ち上げたい個人や企業に向いています。
WordPress公式ディレクトリに登録されている安心感もあります。
またライセンスは複数サイトに利用可能なので、メインサイトのほか、サテライトサイト・サブブランドサイトでも有効に活用することができます。
SANGO
主にマーケティング情報配信などのブログを運用し月当たり200万PVを越えたサルカワさんのノウハウを詰め込んだテンプレートです。
最大の特徴は、居心地の良くなるデザイン、それに加えてSEO内部施策やレスポンシブ対応などサイト訪問者を飽きさせない工夫が満載です。
価格は10,800円(税込)です。
JIN
アフィリエイターひつじさんが、そのノウハウを凝縮して作成したテンプレートです。
デザインをボタン一つで切り替えできる利便性や、記事の執筆に役立つ「エディター機能」が充実しています。
一度購入すれば複数サイトで利用できるライセンス形態なので、いろんなサイトを運用したい方、あまりHTMLなどに詳しくない方に向いているテンプレートです。
まとめ
主なテンプレートや取り扱っている企業・ブランドをご紹介しました。
WordPressの基礎さえしっかり理解していれば、あとはテンプレートを差し替え機能を覚えてることで、ドメインをずっと使い続けられますし、なによりサイトを訪問される方によりよい空間を提供できるのがテンプレートの良さです。
レンタルサーバーには、テストサイトを無料で立てられるサービスも増えていますので、どんどん触って良いと思ったら、本番環境で大いに利用してください。