自動バックアップと復元も無料。転送量無制限で、高速化で売り上げをアップしたい、安心してサイトを運用したい企業・個人に最適なサービスです。2022年8月4日より全プラン初期費用が無料、2022年8月29日より検索エンジン最適化機能「XPageSpeed(エックスページスピード)」が標準機能として提供開始となりました。(*12カ月契約の月額換算/税込)
対象ユーザー:中級/上級
初期費用 | 月額費用 | プラン | ストレージ |
0円 | 1,100円 * | スタンダード | SSD 300GB |
こんな方におすすめ
- SEO対策を行いたいブロガー・アフィリエイターなど個人
- SSD対応の高速サーバーで売上を上げたい個人・企業
- 高速化の最新技術を導入したい個人・企業・団体
エックスサーバーとは?
高速サーバーといえば「エックスサーバー
」といわれるくらい代名詞になっている、大阪市北区に本社を置くエックスサーバー株式会社が運営するレンタルサーバーです。
運用サイト数が200万件を越えたことでもわかるように、トラフィックの多いサイトを運用するブロガーやアフィリエイターなどの個人ユーザー、高速表示によるSEO対策で売り上げを伸ばしたい企業ユーザーからも大きな支持を得ています。
数々の高速技術を搭載しているほか、「自動バックアップ」機能で取得している「サーバー領域データ(Web・メールデータ)」のバックアップデータについて、データベースと合わせ復元は完全無料など安定稼働に必要な機能を搭載しています。個人や企業で数多く利用されているエックスサーバーについて解説します。
最も幅広く利用できる汎用性の高いサービスブランドが「エックスサーバー」ですので、サーバー利用を考えるときは、まず「エックスサーバー」から検討を始めるのがよいでしょう。

エックスサーバーの特長は?
「エックスサーバー」は大きく分けて4つのポイントがあります。
- 高速サーバー:数々の高速化技術を駆使
- 充実の多機能:WordPressで複数サイト運営に
- 高い安定性:データ保全&信頼のデータセンター管理
- まさかの時に:サポートで安心
①:高速サーバー 数々の高速化技術を駆使
■ Web高速化機能「Xアクセラレータ Ver.2」

引用:エックスサーバー
WordPressを最大10倍も高速化しながら、さらなるアクセス耐性を強化した「Xアクセラレータ Ver.2」を搭載しています。
このVer.2では、PHP処理能力が大幅にパワーアップしましたので、静的ファイルの高速化(キャッシュ)に加え、PHPプログラムの高速化にも対応しています。
■ XPageSpeed NEW
2022年8月29日より検索エンジン最適化機能「XPageSpeed(エックスページスピード)」が標準機能として搭載され、無料で利用できます。
「XPageSpeed」は、Google社の拡張モジュール「PageSpeed Module」をもとにエックスサーバーが独自開発した、Webサイト表示のタイミングで自動的に表示データ最適化を行う機能のことです。
ページ読み込み速度を100点満点で採点するGoogle PageSpeed Insightsのスコア値をアップさせることは、検索エンジン上位表示対策にとっても重要なポイントで、この作業を非常に簡単に行えるメリットがあります。

■ 高速化に対応したサーバー環境
ハードウェアは高速性を重視し、サーバー当たりのvCPUコア128コアCPU+1TBメモリ+オールNVMe RAID10を採用。従来のHDD(ハードディスク)の読み込み速度はもちろん、オールSSD環境と比較して最大14倍の読み込み速度向上を実現しました。サーバーのCPUは第3世代「AMD EPYCTM」(コードネーム「Milan」)を採用しています。
インターネット環境は、サーバーに総計1.39Tbpsの国内高速バックポーン(2019年7月現在)が接続しており、不意のアクセス集中にも十分対応できる通信環境を整えています。
サイト環境(ソフトウェア)は、世界最速クラスのWordPress実行環境である「KUSANAGI」を導入、そして高速Webサーバー「nginx」(エンジンエックス)に対応していますので、どんな時でもサイトを高速表示することができます。
そのほか、FastCGIやキャッシュモジュールに対応(PHP高速化や負荷軽減を図ることができる)、「HTTP/2」対応でWebサイトを高速表示など、できうる限り高速化について追及しています。
■ Nginxについてさらに詳しく
「nginx(エンジンエックス)」とは、大量の同時アクセスの処理に最適化され、静的コンテンツの配信に特化したWEBサーバーで、高速で安定したホームページ運営が行えます。
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②:充実の多機能 WordPressで複数サイト運営に
「エックスサーバー
」は、サーバー運用するために必要な機能が充実しており、個人サイトではブログ・アフィリエイト、企業サイトでは公式サイト・WEBメディア・ネット通販サイトなど多様な分野で利用されています。
別項目で扱っている「高速」「セキュリティ」関連以外の主な機能をピックアップしてみました。
■ 主な機能リストアップ
- マルチドメイン・サブドメイン無制限
- FTPアカウント無制限
- データベース無制限
- メールアカウント無制限
- CMS簡単インストール・簡単移行
- PHP5/7/8
- Webメール
- アクセス解析
- モリサワWebフォント
- プラン変更(上位、下位プランとも)
ドメイン・FTPアカウント共に無制限、データベースはMySQL 5.7.x または MariaDB 10.5.xで運用でき、しかも無制限ですので、CMS簡単インストールを利用してWordPressをはじめとした様々なCMSを複数運用することが可能です。
そして最新のPHP8.1に対応、モリサワWebフォントは33フォントの中から選べて、PV数(75,000PV)まで表示できます。

③:高い安定性 データ保全&信頼のデータセンター管理
■ 自社サイトのデータ保全・セキュリティ
サイトの運用時に、予想外のまさかが起こることは十分に考えられます。
そこでポイントになるのは、データの消失を防ぐ「自動バックアップ機能」が標準提供されていること。
バックアップ専用サーバーに1日1回自動でコピーを実行し、サーバー領域のWeb・メールデータ、MySQLデータベースは比較的長めの「過去14日分」がバックアップされているので、まさかの時も安心です。
バックアップデータの提供は、サーバーパネル上でいつでも申し込みができます。
また、安全性という点でセキュリティも重要です。
エックスサーバーでは、WEB系セキュリティとして「WAF」「国外IPアドレスからのアクセス制限」「大量コメント・トラックバック制限」など、メール系セキュリティでは「アンチウィルス」「スパムフィルター」などが標準機能で備わっています。
また、SSLは無料独自SSL(Let's Encrypt)が基本で利用できる他、有料オプションの独自SSLも利用可能です。
他のユーザーの影響を受けない「リソース保証機能」
共用サーバーのデメリットでもある、他のユーザーとサーバーに同居していることで発生するリソース不足にもエックスサーバーは標準で対応しています。
「リソース保証機能」では、アカウントに対してCPU・メモリが最低保証されており、アクセスが集中する場合など他ユーザーの影響を受けることなく安定してWEBビジネスを実行することができます。
機能・仕様/プラン | スタンダード | プレミアム | ビジネス |
ディスクスペース(NVMe SSD) | 300GB | 400GB | 500GB |
vCPU/メモリ | 128コア/ 1024GB |
128コア/ 1024GB |
128コア/ 1024GB |
vCPU/メモリ リソース保証 | 6コア/ 8GB |
8コア/ 12GB |
10コア/ 16GB |
■ サーバー管理
サーバーは、国内にある電源・空調・防火システムを完備したデータセンターで管理されており、ネット環境は国内最大クラスのバックボーン回線に10Gbps回線で直結、快適な運用環境となっています。

④:まさかの時に サポートで安心
「エックスサーバー」には、24時間365日メールサポート&チャット・電話サポートがありますので、ユーザーはサーバー運用・本業に集中できます。
しかもメールでの問い合わせには、必ず24時間以内に返信がもらえますのでますます安心感も高まります。
チャット・電話サポートは平日10時から18時対応で、全プランのユーザーが利用できます。
ココがポイント
エックスサーバーのサポートは外注ではなく自前で行っているのが他社との大きな違いで、自社サーバー製品に詳しいスタッフの対応で安心感が違います。
プラン別機能比較
「エックスサーバー」はスタンダード、プレミアム、ビジネスの3プランです。
背景が濃いグレーは「高速系」項目です。
機能・仕様/プラン | スタンダード | プレミアム | ビジネス |
ディスクスペース(NVMe SSD) | 300GB | 400GB | 500GB |
RAID構成 | RAID10 | RAID10 | RAID10 |
vCPU/メモリ | 128コア/ 1024GB |
128コア/ 1024GB |
128コア/ 1024GB |
vCPU/メモリ リソース保証 | 6コア/ 8GB |
8コア/ 12GB |
10コア/ 16GB |
転送量課金 | なし | なし | なし |
データベース * | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
マルチドメイン | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
サブドメイン | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
独自ドメイン 永久無料特典 |
○ | ○ | ○ |
FTP | ○ | ○ | ○ |
サブFTPアカウント追加 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
PHP5/7/8 | ○/○/○ | ○/○/○ | ○/○/○ |
オリジナルCGI | ○ | ○ | ○ |
簡単インストール | ○ | ○ | ○ |
簡単移行 | ○ | ○ | ○ |
nginx | ○ | ○ | ○ |
Xアクセラレータ | ○ | ○ | ○ |
XPageSpeed | ○ | ○ | ○ |
HTTP/2 | ○ | ○ | ○ |
FastCGI | ○ | ○ | ○ |
OPcashe | ○ | ○ | ○ |
ブラウザキャッシュ設定 | ○ | ○ | ○ |
WAF | ○ | ○ | ○ |
WEB改ざん検知 | × | × | ○ |
無料独自SSL | 無料 | 無料 | 無料 |
メールアカウント | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
アンチウィルス | ○ | ○ | ○ |
自動バックアップ | ○ | ○ | ○ |
管理ユーザー設定 | × | × | ○ |
メール/電話サポート | ○/○ | ○/○ | ○/○ |
プラン変更 | ○ | ○ | ○ |
*MySQL 5.7.x または MariaDB 10.5.x

なお、2022年9月1日にビジネスプランのみ、Webサイト改ざんやマルウェア、フィッシングURLの存在を毎日自動的に診断する機能「WEB改ざん検知」と、複数人で管理できる「管理ユーザー設定」が追加され、よりビジネスユースで活用できるようになりました。

料金表
エックスサーバープラン毎の料金表です。長期契約になればなるほど割引率が高くなります。
なお、エックスサーバーはキャンペーンが頻繁に実施されており、初期費用や月額費用に変動があります。
2022年8月4日より、全プラン初期費用(3,300円)が無料化されました。
契約期間/プラン | スタンダード | プレミアム | ビジネス |
初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 |
3か月契約 | 1,320円 | 2,640円 | 5,280円 |
6か月契約 | 1,210円 | 2,420円 | 4,840円 |
12か月契約 | 1,100円 | 2,200円 | 4,400円 |
24か月契約 | 1,045円 | 2,090円 | 4,180円 |
36か月契約 | 990円 | 1,980円 | 3,960円 |
*料金は税込表示
*月額料金および初期費用はキャンペーン時には変動あり
気になるポイントは?
主なポイントです。メリットは黄色いアンダーライン、デメリットは赤いアンダーラインで示しています。
- nginxやXアクセラレータなど最新高速技術導入
- データベース数が全プランで無制限
- プラン変更は、上位下位ともできます
- バックアップ、データ(Web・メール・データベース)復旧も無料
- 2022年8月4日から全プラン初期費用が無料
- 下位プラン変更はサーバー利用期限月のみ可能
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まとめ
機能は十分、表示も快適でコストパフォーマンスはベストといってもいいレンタルサーバーです。高速レンタルサーバーとして定評のある「エックスサーバー」には、10日間の無料お試しがありますので、そのパフォーマンス・管理画面の操作性をじっくり確認してみましょう。
記事作成者プロフィール

- ITサポート/コンテンツプロデュース
-
株式会社ストレン 代表取締役社長
MCP,2級知的財産管理技能士
おすすめ情報サイト「マイベスト」レンタルサーバー・ドメイン監修
当サイトでは、ホスティングビジネスの経験を踏まえ、ユーザー視点でレンタルサーバーやドメイン販売サービス・WordPressテンプレートの評価をし、これから始めたい・切り替えたい方の立場に立った記事・比較情報をお届けします。
【仕事略歴】早稲田大商卒。東証一部精密機器メーカー、レコード会社を経て独立後、2001年に動画配信(ストリーミングサーバー)レンタルサービス「ストレン」を立ち上げ、マイクロソフト認定パートナーとしてサーバー構築・運用からPRまで全般に携わる。2015年、東証グロース上場企業・お客様と合意のもと、上場企業サービスへ移行していただき同ビジネス終了、以降はITサポート・コンサルティングとして企業の支援に。
【趣味】プロ野球/MLBなどスポーツ、映画・音楽好き(主に洋楽)