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【LiteSpeed】超高速Webサーバーで快速表示~サイトが重い・サーバーが遅いを改善する

2022年8月30日

高速軽量WEBサーバー LiteSpeed(ライトスピード)

サイトが重い、サーバーが遅い悩み「ホームページが重い」、「サイトの読み込みが遅い」、「サーバーの反応が遅い」、「なかなか検索エンジンの上位に表示されない」など、サーバー・サイトのレスポンスの悪さがサイト管理者にとって大きな悩みとなっています。解決策としては、ユーザー体験の向上を目的にグーグルが指標化した「コアウェブバイタル」を改善することで、サイト表示の高速化を実現し、ユーザビリティを高めつつ検索エンジンで上位表示させることです。

では、コアウェブバイタルを改善する方法とはどうすればいいのでしょう?サーバーCPU/メモリなどスペック向上・インターネット回線増強、インフラ・ハードウェアのレベルアップ、もしくはキャッシュ系プラグインやテンプレートなどソフトウェアの導入があります。
しかし、もっともシンプルで効果が高いのは、高速WEBサーバーを利用する、あるいは高速WEBサーバーを導入しているレンタルサーバーを利用することです。

今回は、代表的な高速WEBサーバー、LiteSpeed(ライトスピード)を詳しく見てみます。

LiteSpeedとは?

レンタルサーバー LiteSpeedLiteSpeedは、Apacheと完全な互換性があり静的コンテンツ配信を高速化した次世代の軽量Webサーバーです。
Apacheと比較して応答速度が格段に速く、最新プロトコルに対応するなど高速化に必要な機能が盛り込まれているなどのメリットがあります。
LiteSpeedを提供するLiteSpeed Technologiesは、2002年に設立された米国ニュージャージ州に本社を置くソフトウェア設計・開発会社で、LiteSpeedを活用したレンタルサーバー・ホスティング事業者をパートナー化し、世界展開を行っています。

LiteSpeed公式サイトへ

世界のWEBサーバーシェア推移

イギリスのインターネット企業 NetcraftのWebサーバー調査によると、2022年8月は世界シェアは1位 nginx 29%, 2位 Apache 23%, 3位 その他 21%, 4位 OpenResty 8%, 5位 Cloudflare 7%, 6位 LiteSpeed 5% と、高速サーバー系のnginxがシェアトップ、LiteSpeedがシェアを伸ばしており着実にサイト高速化を促進していることが分かります。

WEBサーバーマーケットシェア推移

引用:Netcraftサイトより

1990年代後半~2010年代後半までのApacheとマイクロソフトIISの2強時代から様変わりし、2010年代後半からはCloudflareやGoogleなどCDN系が増え始め、高速サーバー系のnginxがシェアトップをキープ、同じくnginx改良版のOpenRestyやLiteSpeedもシェアを伸ばすなど、特色のある複数のWEBサーバーがシェアを競っています。
解説です

特徴1:Apacheと完全な互換性

レンタルサーバーで数多く利用されているApacheと完全互換性があり、そのため各種モジュールや「.htaccess」等の設定ファイルが使えます。また、Apacheよりも大幅に少ないリソースで動作しますので、安定性が向上しストレスのない高速表示を実現しています。

ココがポイント

今までレンタルサーバーで構築した環境がそのまま使えることになりますので、移行のハードルがとても低くなりますね

特徴2:超高速サーバー、Apacheを大きく超える応答速度

LiteSpeedのサイトで公開されているPHPスクリプトの応答時間比較グラフでは、青のLiteSpeed紫のApacheの応答時間の3倍以上速く、同じ高速Webサーバーの緑のNginxをも上回っています。

レンタルサーバー LiteSpeedベンチマーク

引用:LiteSpeedサイトより

特徴3:HTTP/2・HTTP/3完全対応

LiteSpeedは、HTTP/2に加え、最新通信プロトコルHTTP/3、さらにQUICにも対応しています。HTTP/2とは、画像などを並列して複数のリクエスト(たとえば複数の画像を読み込みなど)を送信でき、通信が渋滞することなくスムーズにレスポンスを返すことができます。

QUICとは、Googleが開発する実験的なプロトコルでHTTP/2より高速です。ストリーミングなど大容量通信に適したUDPに対応しており、3番目のHTTPのメジャーバージョンであるHTTP/3は「HTTP over QUIC」を基礎としています。LiteSpeedは、HTTP/3に対応したことも公式サイト上で公表しています。

このためSSLサイトも高速化されますので、常時SSL化されたサイトでも、より快適になりますね
もっと詳しく

特徴4:WordPressサイトを専用プラグインで高速に

Webサーバー LiteSpeedで利用できるプラグイン「LiteSpeed Cache」をインストールすることで、キャッシュ機能などによりWordPressサイトを超高速化することができます。

オブジェクトキャッシュ、HTML、JavaScript、CSS を縮小するほか、サイトパフォーマンスを大幅に向上する自動ページキャッシュなど豊富な機能を持っています。

サイト高速化のため、独自でキャッシュ系プラグインを導入すると表示に問題が発生したり、テンプレートの変更には時間がかかるといった課題もあります。
特徴1~4を踏まえ、LiteSpeedを採用しているレンタルサーバーにサイトを移行する、新設することがサイト高速化に最も容易で、時間コストも削減できるうえ効果が見込めるでしょう。
次の章で関連するレンタルサーバー各社をまとめてみました。
解説です

LiteSpeedを採用しているレンタルサーバー

LiteSpeedが使えるレンタルサーバー

当サイトで解説しているレンタルサーバーのうち、LiteSpeedを導入しているサービスをピックアップしています。なお、全プランで対応・一部プランのみ対応という違いがあることに留意しましょう。

mixhost(ミックスホスト)

世界中の企業がLiteSpeed公式パートナーになっていますが、mixhostは日本で唯一の公式パートナーです。全プランがLiteSpeedに対応しています。

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mixhost ~LiteSpeed採用・HTTP/3に対応した高速レンタルサーバー

2016年にサービス開始、時代に対応した最新技術など多くの機能を導入しています。プランの増減が出来、柔軟な拡張に対応。HTTP/3、WebサーバーにLiteSpeed採用で高速化、自動バックアップ標準 ...

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カラフルボックス

2018年7月にサービス開始。ピュアSSDのRAID10構成、WebサーバーにLiteSpeedを導入し高速化に積極的。遠隔地の自動バックアップを標準搭載で安心です。全プランがLiteSpeedに対応しています。

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高速表示やデータ保全・バックアップ、セキュリティなどレンタルサーバーに必要な機能をほぼ搭載し評価の高いカラフルボックスは、高速化対応としてピュアSSDのRAID10構成、WebサーバーにLiteSpe ...

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コアサーバー V2プラン

VPS/クラウド並みのハイコストパフォーマンス。すべてのプランが転送量無制限、高速化技術を取り入れ、遠隔地バックアップにも対応した月額690円から利用できる低価格サーバーです。V2プランのみLiteSpeedに対応しています。

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コアサーバー ~月220円からWordPressが使え、超高速-V2プランも人気~

VPS/クラウド並みのハイコストパフォーマンス。すべてのプランが転送量無制限、高速化技術を取り入れ、遠隔地バックアップにも対応。低価格の「V1プラン」はストレージが大幅増量、さらに高速対応プラン「V2 ...

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ロリポップ!ハイスピード・エンタープライズプラン

すぐに始められる手軽さが人気で、全プランがSSD対応、転送量無制限。安心安全なサイト運用が行えるオールラウンドなレンタルサーバーです。ハイスピード・エンタープライズプランのみLiteSpeedに対応しています。

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ロリポップ!月330円からワードプレスが使える評判の低価格レンタルサーバー

WordPressが利用できる最も安いライトプランでは、簡単インストール・無料SSL・メールマガジン発行などサイトをすぐに始められる手軽さが人気です。全プランがSSD対応、転送量無制限!安心安全なサイ ...

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その他、LiteSpeed導入のレンタルサーバー

JETBOY(ジェットボーイ)

レンタルサーバー JET BOY(ジェットボーイ)

JETBOYはクラウドタイプのレンタルサーバーなので、ストレージ以外にもCPUやメモリなども自由に拡張できます。WEBサーバーは高速のLiteSpeedを採用、24時間365日のサポート体制を取っています。
(*12カ月契約の月額換算/税込)
初期 月額 プラン ストレージ
1,100円 550円 * ミニ SSD 100GB

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JETBOYは、群馬県高崎市にある株式会社ライムテックが運営しています。最安価格のミニプランから、上位のファースト(SSD150GB 1,078円/月)とスタンダード(SSD200GB 1,518円/月)までがコストパフォーマンスも高く、利用価値があるでしょう。
注目です
ラクサバ SSDプラン

レンタルサーバー ラクサバ SSDプラン

10年以上の運用実績のあるRebyc株式会社が運営する超低価格レンタルサーバー「ラクサバ」。SSDプランでは、低価格ながらLiteSpeedを導入したサーバーを利用できます。無料お試しは10日間、契約後のプラン変更は上位プランのみ可能です。
(*12カ月契約の月額換算/税込)

初期 月額 プラン ストレージ
1,650円 469円 * SSDミニ SSD 5GB

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まとめ

サイトの高速表示は顧客満足度に大きく影響しますし、サイトが重い・ホームページの表示が遅いと検索エンジンの上位表示が困難となります。
今、契約しているレンタルサーバーがLiteSpeedなどの高速Webサーバーに対応する見込みがあるか、なければ他社移行を含めて検討するのもサイト育成の点、そして機会損失を防ぐという点からも重要と言えるでしょう。

記事作成者プロフィール

佃 直毅
佃 直毅ITサポート/コンテンツプロデュース
株式会社ストレン 代表取締役社長
MCP,2級知的財産管理技能士
おすすめ情報サイト「マイベスト」レンタルサーバー・ドメイン監修

当サイトでは、ホスティングビジネスの経験を踏まえ、ユーザー視点でレンタルサーバーやドメイン販売サービス・WordPressテンプレートの評価をし、これから始めたい・切り替えたい方の立場に立った記事・比較情報をお届けします。

【仕事略歴】早稲田大商卒。東証一部精密機器メーカー、レコード会社を経て独立後、2001年に動画配信(ストリーミングサーバー)レンタルサービス「ストレン」を立ち上げ、マイクロソフト認定パートナーとしてサーバー構築・運用からPRまで全般に携わる。2015年、東証グロース上場企業・お客様と合意のもと、上場企業サービスへ移行していただき同ビジネス終了、以降はITサポート・コンサルティングとして企業の支援に。

【趣味】プロ野球/MLBなどスポーツ、映画・音楽好き(主に洋楽)