【続報追加】サークルKサンクスドメインの行方は？驚愕の6,000万円突破

2019年6月6日に最初に報道された、ドメインオークションのニュースに関心が高まっています。
コンビニ大手のサークルKサンクスが以前利用していたドメイン「circleksunkus.jp」の契約が失効し、ドメインのオークションサイトで競売にかけられており2019年6月8日時点で、ついに100万円を突破しました。

大手企業の利用済みドメインがオークションにかけられていること、価格がどんどん跳ね上がっていることなど関心が高まり、IT系メディアやYahoo!ニュースでも取り上げられています。

ドメインのオークションとは？

ドメインには契約期間がありそのドメインの契約期間が終了した場合には、失効し誰もが早い者勝ちでそのドメインを取得できる状態になります。

一般にドメインの価値は、新規のものよりも古くから使われていていわゆるドメイン年齢の古いもの、そして良質のサイトからリンクされている被リンク・外部リンクが多いものが価値が高いとされており、検索エンジンで上位表示をしたいサイト管理者や企業などでオークションを通して高値で取引されています。

ちなみに今回オークションにかけられているドメイン「circleksunkus.jp」を見てみますと、外部リンク　4,973で1位、DA（ドメインオーソリティ　サイトが検索エンジンにどの程度評価されているかを見る指標で高いほど良い）も49ポイントで1位、ドメイン年齢も14年とトップクラスの評価になっており、100万円をオーバーするという高値の理由にもなっています。

なぜ、オークションに出回ったのか？

今回、サークルKサンクスの件が話題になったのは、知名度が全国区のドメインが売りに出たこと、更新忘れや不正などでオークションにドメインが出回ったのではないかという疑い、そしてオークションに出品された後の価格の上昇が目を引いたものと思っています。

6月6日の最初の報道では、サークルKサンクスを吸収合併したファミリーマートにメディアが問い合わせたところ現在調査中とのことで、原因がはっきりしていませんでした。

しかし6月7日の続報では、ファミリーマートはドメインの失効を認めたうえで、ブランドが終了しており将来的にもこのドメインを利用することはない、との回答があったとしています。

「サークルKサンクス」のドメインが失効、競売へ　ファミマ広報「今後使用する予定はない」

Yahoo!ニュース

つまり、今回のドメインのオークション出品には何の問題はなく、通常の取引として人気が過熱している、ということだったんですね。

2019年6月19日続報

6月8日にこのサイトで、コンビニ大手のサークルKサンクスが以前利用していたドメイン「circleksunkus.jp」オークションの情報をお伝えしました。

オークションは6月18日20:30に締め切られ、最終金額が確定しました。

その金額は驚愕の6,000万300円です。

お名前.com　オークション結果ページ

トータルで1,250件の入札があり、締め切り間際の6月18日19:55からわずか5分あまりで、4,300万円から6,000万円まで、1,700万円も値が上がり、デッドヒートが繰り広げられたようです。

おそらくこのニュースは、金額の大きさからIT系のみならず一般ニュースでも取り上げられるのではないでしょうか。このドメインがどのようなサイトで使われるのか、そして6,000万円の投資に見合うビジネスとは何なのか？注目です。

まとめ

今回のニュースでは、とくに過失や犯罪などの問題ではありませんでしたので「掘り出し物のドメインが出品され、高値になっている」で済む話でした。

しかし、ドメインの更新忘れによる失効、契約者に成り済ましてドメインを移行し所有者から不正な手段でドメインを取得する行為なども行われていますので、ドメインの管理には注意しなければならない、という警告も含まれています。

他人事とは思わず、今一度ドメインの契約期間や更新が手動であれば自動更新にするなど、見直しを行ってはいかがでしょうか。