株式会社NTTPCコミュニケーションズの業界最安クラスとして人気のあるVPS「Indigo」Linuxバージョン。1時間単位で使った分だけ、そして上限月額349円(税込)と分かりやすい価格体系とシンプルなメニューです。IPv6専用プラン月額297円でサービス開始です。
対象ユーザー:中級/上級
初期費用 | 月額費用 | プラン | ストレージ |
無料 | 349円 | メモリ1GB | SSD 20GB |
こんな方におすすめ
- とにかく低コストで仮想専用サーバーを使いたい
- 短期間利用・使った期間だけ支払いたい
- Linux環境で検証を行いたい、サイトを運用したい
WebARENA Indigoとは?
「WebARENA Indigo」は、株式会社NTTPCコミュニケーションズが2019年10月28日から提供を開始した、自由度の高いVPS(仮想専用サーバー)サービスです。「WebARENA Indigo
」には、初期費用・最低利用期間はなく、時間単位の従量課金システムですが、月額上限も設定されていますので使いすぎを心配する必要もありません。このページではLinuxバージョンについて解説します。
主なチェックポイントは?
- 業界最安クラスの価格
- シンプルながら必要な機能が充実
- 簡単なスタート
業界最安クラスの価格
「WebARENA Indigo」の最も大きな特徴はその価格設定です。
引用:WebARENA Indigo
一般的なVPS(仮想専用サーバー)Linux版では、月額500円~1,000円程度が主流になりつつありますが、「WebARENA Indigo」のメモリ1Gは月額349円という国内最安クラスの価格となっています。
しかも、日本を代表するIT企業の一つでもある株式会社NTTPCコミュニケーションズのサービスで、この低価格で販売しているということにやや驚きを覚えてしまいます。
ココがおすすめ
最安のIPv6プラン開始
2022年4月8日からIPv6専用プランが始まり、月額297円(1時間当たり0.49円 メモリ768MB)で利用できます。IPv4非対応ですが問題ない方にはお勧めです。
また、通常プランも2022年6月にIPv6対応予定です。

シンプルながら必要な機能が充実
「WebARENA Indigo」では、インスタンスというメモリ・仮想CPU・SSDディスクで構成されたVPS(仮想専用サーバー)を構築・運用することになります。
また、スナップショット機能ではインスタンス全体の状態を保存することも出来ます。
コントロールパネルではアカウントや支払い管理のほか、インスタンスの作成・起動・停止、セキュリティ設定(仮想ファイアウォールなど)、スナップショット作成、オプション追加などの運用管理、さらに複数のインスタンスも一括して管理を行えます。
テンプレート/標準機能一覧表
管理画面でテンプレートを選択すれば、簡単に環境を構築することができます。
OSテンプレート | CentOS7.5/8.1/Stream 8/Rocky Linux 8.4/Ubuntu18.04LTS/20.04LTS/22.04LTS |
標準機能
コントロールパネル | アカウント管理などの独自管理画面 |
データ転送量 | 無制限 |
グローバルIPアドレス | メモリタイプ768MBインスタンス: 1つのインスタンスに、IPv6を1個提供。 IPv4はありません。 メモリタイプ1GB~32GBインスタンス: |
セキュリティグループ (仮想ファイアウォール) |
インスタンスへのアクセス制御をテンプレート化した機能。 ※メモリタイプ768MBインスタンスは セキュリティグループ機能提供なし。 (今後提供予定) |
SSH(公開鍵認証) | インスタンスログイン(公開鍵暗号方式のSSH接続) |
Rest-API | 利用可能 |
簡単なスタート
「WebARENA Indigo」では、公式サイトの「お申込みはこちら」をクリック・タップしてオンラインで申し込みます。
サインアップ画面内に、姓名・メールアドレス・国(+81)・電話番号・パスワードを入力し、クレジットカードを登録すればすぐに始めることができます。

料金
料金一覧です。初期費用はいずれも無料、メモリなどサーバースペックにより料金が異なります。
メモリ768MBは、IPv6専用プランでIPv4非対応です。
メモリ1GB~は、IPv4対応ですがIPv6にも2022年6月対応予定です。
メモリ | CPU | ストレージ | 時間従量料金 (1時間当たり) |
月額上限 料金 |
IPv4 | IPv6 |
768MB | 1vCPU | SSD 20GB | 0.49円 | 297円 | × | 〇 |
1GB | 1vCPU | SSD 20GB | 0.55円 | 349円 | 〇 | 予定 |
2GB | 2vCPU | SSD 40GB | 1.1円 | 699円 | 〇 | 予定 |
4GB | 4vCPU | SSD 80GB | 2.2円 | 1,399円 | 〇 | 予定 |
8GB | 6vCPU | SSD 160GB | 4.4円 | 2,798円 | 〇 | 予定 |
16GB | 6vCPU | SSD 320GB | 8.8円 | 5,596円 | 〇 | 予定 |
32GB | 8vCPU | SSD 640GB | 17.6円 | 11,193円 | 〇 | 予定 |
*料金は税込表示
メモリ1GBのプランは、IPv4としては月額349円(税込)と国内でも屈指の低価格、お手軽にサイトを始めたい、検証を行いたいユーザーに適しています。
なおIPv6専用プランは、メモリ768MBが月額297円(税込)と、最もコストを抑えて利用することができます。なお、IPv6専用プランはIPv4が利用できないことに留意しましょう。

オプション
サービスを追加したい場合の料金などです。
項目 | 内容・金額 |
スナップショット * | 時間従量課金 1時間あたり 0.0088円/GB 月額上限料金 5.5円/GB |
DNS | 月額 550円/ゾーン |
* スナップショット作成時点から廃棄までの間に発生します
気になるポイントは?
- 価格は業界最安クラスです。
- 利用できるテンプレートOSが他社に比べ少なめです。
- IPv6専用プランはIPv4には非対応です。
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まとめ
「WebARENA Indigo」は、価格を抑えてできるだけシンプルに設計されたVPSです。
その価格のメリットや簡単さのため、時々在庫切れを起こすこともありますが、順次在庫を調達されていますので、早速試してみてはいかがでしょう。
WebARENAはNTTPCコミュニケーションズの登録商標です</
記事作成者プロフィール

- ITサポート/コンテンツプロデュース
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株式会社ストレン 代表取締役社長
MCP,2級知的財産管理技能士
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当サイトでは、ホスティングビジネスの経験を踏まえ、ユーザー視点でレンタルサーバーやドメイン販売サービス・WordPressテンプレートの評価をし、これから始めたい・切り替えたい方の立場に立った記事・比較情報をお届けします。
【仕事略歴】早稲田大商卒。東証一部精密機器メーカー、レコード会社を経て独立後、2001年に動画配信(ストリーミングサーバー)レンタルサービス「ストレン」を立ち上げ、マイクロソフト認定パートナーとしてサーバー構築・運用からPRまで全般に携わる。2015年、東証グロース上場企業・お客様と合意のもと、上場企業サービスへ移行していただき同ビジネス終了、以降はITサポート・コンサルティングとして企業の支援に。
【趣味】プロ野球/MLBなどスポーツ、映画・音楽好き(主に洋楽)