WordPressが月183円*で使える格安レンタルサーバー。PHP高速化キャッシュでサイト表示速度アップ。上位プランではIP分散など凝った利用もOKです。2023年3月より、全プランで自動バックアップが無料標準化しました。
(*12カ月契約の月額換算/税込)
対象ユーザー:初級/中級
初期費用 | 月額費用 | プラン | ストレージ |
1,100円 | 183円~* | エコプラン | SSD 50GB |
こんな方におすすめ
- WordPressでサイトを始めたい、料金は数百円程度にしたい
- ストレージ・メール・無料SSLなどサイト運営に必要な機能は欲しい
- 独自IPアドレスを利用したい、IP分散をさせたい
バリューサーバーとは?
引用:バリューサーバー 以下複数素材
「バリューサーバー
」は、東証プライム市場上場のGMOインターネットグループ株式会社の関連会社、GMOデジロック株式会社が運営しており、GMOデジロックはサーバー運用に長期間携わっていることもあって信頼性は高く、無料サーバー「XREA(エクスリア)」や超高速サーバー「コアサーバー」などレンタルサーバーのほかドメイン取得サービス「VALUE-DOMAIN(バリュードメイン)」やWEBセキュリティビジネスも行っています。
「バリューサーバー」は、一言でいえば「初心者に寄せた、ちょっと凝ったレンタルサーバー」。月183円(エコプラン 12カ月契約の場合)でも、日々の利用に必要な機能は十分そろっていて適度なサイト表示の速さも備えています。初心者向け操作ガイドを拡充し、はじめてレンタルサーバーを触る方でも利用できるようにナビゲーションもそろっています。
また、独自IPアドレス対応など、ある意味玄人が利用するオプションもあり、初心者から玄人・法人まで使えるレンタルサーバーです。
バリューサーバーのチェックポイント
- 運用に十分な高機能が充実
- 独自IPアドレスで凝った運用も
- サイト運営に欠かせないサポート
1:運用に十分な高機能が充実
十分な高速化対応
サイト高速化の時代の流れに乗り大幅なシステム増強を図り、「バリューサーバー」はハードウェアに最新CPU(最大56GB)+大容量メモリ(最大1TB)採用、ストレージはピュアSSD(RAID)導入、ソフトウェアではPHP8.2+FastCGI、HTTP/2などサイト表示高速化に対応しています。
豊富な機能
WordPressなどのCMSも、「初心者向け操作ガイド」を見ながら比較的簡単にインストールできます。また、複数サイトを始めるには必須のマルチドメイン・サブドメイン数・MariaDBのデータベース数・メールアカウントも無制限(スタンダートプラン以上の場合)。無料SSLも標準で使えますので、セキュアなサイトをすぐに始めることができます。
また、XREAやコアサーバーから「バリューサーバー」に引っ越ししたいときは、簡単スタートアップの「サーバーのデータコピー」から数回の操作で行えます。
ココがポイント
月額百円台の料金でこの機能は、他社に負けず劣らずのハイコストパフォーマンスです。
2:独自IPアドレスで凝った運用も
通常のレンタルサーバーは、1契約で1つのIPアドレスを利用でき、複数のサイト(異なるドメイン)を構築するときは1つのIPアドレスを複数ドメインで利用することになります。
「バリューサーバー」では、オプションの「独自IPアドレス」を契約・利用することで、ドメイン毎に個別のIPアドレスを割り当てることができます。
レンタルサーバー1契約で、複数のドメインを複数のIPアドレスで運用できるということは、サイトの負荷分散やSEO対策としての活用なども行えるということになります。
共用サーバーの問題点の解消 他のユーザーも同じIPアドレスを利用する
レンタルサーバーとは、1台のサーバーに複数の顧客にディスクスペースをシェアして提供するサービスのことで、住まいに例えますと“マンション”に当てはまります。
住所に当たるIPアドレスは他の顧客と同じになりますので、もしレンタルサーバーで同居する他のユーザーが何か問題を起こしてそのIPアドレスが使えなくなってしまったら、自分のホームページもアクセスできないという状況が起こりえます。
このリスクを低減するため、複数IPアドレスで運用しておくというメリットもあります。
ココがポイント
アクセス集中の場合は、共用サーバーは同じ筐体・回線内に存在するのでIPアドレスを分けても完全にはリスクをゼロにできるわけではありません。過負荷に備えるときは、別のレンタルサーバーを契約して完全に筐体・回線を分離しておくことが望ましいでしょう。
複数IPアドレスで運用するメリット SEOの視点
異なるIPアドレスのサーバーからサイトを公開しますと、別のレンタルサーバーを借りて公開するのとほぼ同じになります。
関連性の低いサイトや関連が全くない複数サイトを同一IPアドレスのサーバーで公開するよりも、別IPアドレス・別ドメインサイトであれば検索エンジン対策につながる可能性がある・・という考え方もあります。
ただし、グーグルのアルゴリズムにより、IPアドレスを変えても同一所有者・運用者と判明する可能性も高いため、あくまでも一説として考慮しておいた方が望ましいでしょう。
他には、SSL証明書を複数使いたいなどの理由もあり「独自IPアドレス」オプションは、サイト運用の細かいニーズに応えるサービスになっています。
ココがポイント
この独自IPアドレスオプションのように、通常は複数のレンタルサーバーを借りなければできないようなサービスを、独自IPアドレスを活用することでIP分散やSEO対策などを割安な価格で実現し、法人・プロレベルの個人の満足度を向上させています。
サイト運営に欠かせないサポート
バリューサーバーではWEBマニュアルやよくある質問の他、メールサポート、チャットサポート(平日 10:00~17:00)に対応しています。さらに最上位のビジネスプランでは、電話サポートもあります。
管理画面の使い方やドメイン設定・メール設定(Outlookでのメーラーの設定がわからない)など各種設定方法や、メールが届かない、ログインできないなどトラブルや障害情報について、問い合わせを行って解決することができます。
料金
「「バリューサーバー」の3つのプランの料金と主要機能です。
まるっとプランを含めた料金一覧
バリューサーバーの3つのプランに、「まるっとプラン」を加えた料金と主要機能です。
まるっと | エコ | スタンダード | ビジネス | |
初期費用 | 無料 | 1100円 | 2200円 | 3300円 |
1ケ月 | 1年契約のみ 1758円~ *ドメイン |
440円 | 880円 | 4400円 |
3ケ月 | 1100円 | 2200円 | 11000円 | |
6ケ月 | 1650円 | 3300円 | 16500円 | |
12ケ月 | 2200円 | 4400円 | 22000円 | |
月額 *12ケ月の場合 |
146円~ | 183円 | 367円 | 1833円 |
お試し期間 | なし | 10日 | 10日 | 10日 |
主要機能一覧
まるっと | エコ | スタンダード | ビジネス | |
ディスク容量 | 25GB | 50GB | 100GB | 400GB |
マルチドメイン | あわせて5 | あわせて25 | 無制限 | 無制限 |
サブドメイン | 無制限 | 無制限 | ||
FTP | ○ | ○ | ○ | ○ |
転送量目安 * | 150GB/月 | 150GB/月 | 300GB/月 | 1500GB/月 |
アクセス解析 | ○ | ○ | ○ | ○ |
PHP 8.2/8.1/8.0/7.4/ 7.3/7.2/7.1/ 7.0/5.6(FastCGI版) |
○ | ○ | ○ | ○ |
PHP高速化キャッシュ | ○ | ○ | ○ | ○ |
MySQL(Maria DB10.6) | 1 | 1 | 無制限 | 無制限 |
Ruby 3.0 | ○ | ○ | ○ | ○ |
Python(2.7系/3.6系) | ○ | ○ | ○ | ○ |
独自SSL | ○ | ○ | ○ | ○ |
独自IPアドレス | 12ケ月:1,650円 | 1ケ月:440円 12ケ月:4,400円 | ||
自動バックアップ | ○ | ○ | ○ | ○ |
メールアカウント | 3 | 100 | 無制限 | 無制限 |
メール転送 | ○ | ○ | ○ | ○ |
ウィルス・スパム対策 | ○ | ○ | ○ | ○ |
WEBメール | ○ | ○ | ○ | ○ |
SSH(シェルログイン) | ○ | ○ | ○ | ○ |
メールサポート | ○ | ○ | ○ | ○ |
電話サポート | × | × | × | ○ |
ココがポイント
* 転送量については、他社と比較するとやや厳しめの傾向です。公式サイトでは過負荷について「複数ユーザーで共有するサーバーであるため、著しく負荷が高く他のユーザーに過大な影響が出る場合は一時的に制限する場合あり」とされています
仕様
2023年3月時点でのバリューサーバー(まるっとプラン含む)のサーバー仕様は下記の通りです。
項目 | 今まで | 現在 |
CPU | 最大16コア | 最大56コア |
メモリー | 最大96GB | 最大1TB |
ストレージ | SSD+HDD (RAID) | ピュアSSD(RAID) |
PHP(デフォルト) | 5.6(モジュール) | 7.4 + FastCGI |
MySQL(デフォルト) | 5.5 | MariaDB 10.6 |
Webサーバー | Apache 2.2系 | Apache 2.4系 |
HTTP/2 | 非対応 | 対応 |
気になるポイントは?
主なポイントです。メリットは黄色いアンダーライン、デメリットは赤いアンダーラインで示しています。
- 月額183円という超低価格で利用できる
- ピュアSSD・MariaDBと高スペックでHTTP2など高速化対応
- 全プランで15世代自動バックアップ対応
- コントロールパネルが、やや見慣れない構成
- コース変更ができず、その場合は新規契約が必要
- サポートはメールとチャット(ビジネスプランは電話サポートあり)
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まとめ
「バリューサーバー」は、初心者の方にはWordPressが利用出来て機能がそろっている低価格のレンタルサーバー、法人や凝った使い方をしたい個人の方には、独自IPアドレスオプションで複数サイトの効果的な運用を格安でできるサービスです。
全プランで自動バックアップ対応
2023年3月から無料で全プランで15世代バックアップに対応しましたので、データの保全を行いながら安心してサイト運用ができるようになります。お試し無料利用は10日間、初心者の方は特にコントロールパネルの操作性など注意しながら確認してみてはいかがでしょう。
記事作成者プロフィール

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株式会社ストレン 代表取締役社長
MCP,2級知的財産管理技能士
おすすめ情報サイト「マイベスト」レンタルサーバー・ドメイン監修
当サイトはホスティング業経験から、レンタルサーバー・ドメイン・ワードプレステンプレートを比較評価し、始める・切り替える方の視点で情報をお届けします。
【仕事略歴】早稲田大商卒。東証一部精密機器メーカー、レコード会社を経て2000年 動画配信レンタルサービス「ストレン」起業、マイクロソフト認定パートナーとしてサーバー構築・運用・PR等に携わる。2015年、東証グロース上場企業・お客様と合意の上、上場企業移行後に同ビジネス終了、以降はITコンサルティングとして支援に。
【趣味】プロ野球/MLBなどスポーツ、映画・音楽好き(主に洋楽)