ホームページの運用やWEBアプリケーションなどの開発にはサーバーが欠かせませんが、「共用サーバーではスペックや機能が物足らない・拡張できない」、でも「専用サーバーを契約するほどコストはかけたくない」というユーザーも多くいらっしゃいます。
そこで管理者権限がありサーバーを占有できるVPS(Virtual Private Server)という仮想専用サーバーの利用が増加しています。VPSには、専用サーバーのような自由度の高さと、共用サーバーのようなコストの低さ・低価格という両方のメリットをかけ合わせた強みがあります。
このページでは、VPSについて、そして国内の代表的なVPS提供サービス各ブランド(Linux/Unix/Windows OS)の比較や評価について解説しますので、VPSの比較や特徴の絞り込みにより、VPSを評価・選定するための条件を事前チェックすることができます。対象サービスはLinux/Unix版は11ブランド、Windows版は10ブランドです。
(2023年3月20日更新)
◆ Linux版VPS ~11ブランド~
Xserver VPS![]() |
WebARENA Indigo![]() |
ConoHa VPS![]() |
WebARENA(SuitePRO V4)![]() |
KAGOYA CLOUD VPS![]() |
さくらのVPS![]() |
ミライサーバー |
クラウドVPS byGMO「VS」![]() |
お名前.com VPS![]() |
ServersMan@VPS | - |
ConoHa VPS、お名前.com VPSの2ブランドをGMOインターネットグループ株式会社が運営、WebARENA(SuitePRO V4)とWebARENA Indigoの2ブランドを株式会社エヌ・ティ・ティピー・シーコミュニケーションズが運営、それ以外は各社運営で合計9社がLinux版VPSを提供しています。
■ Windows版VPS ~10ブランド~
ConoHa for Windows Server、お名前.com デスクトップクラウドの2ブランドをGMOインターネットグループ株式会社が運営、WebARENA(SuitePRO V4)とWebARENA Indigo for Windows Serverの2ブランドを株式会社エヌ・ティ・ティピー・シーコミュニケーションズが運営、それ以外は各社運営で合計8社がWindows版VPSを提供しています。
VPS(仮想専用サーバー)とは?
レンタルサーバーには、大きく分けて共用サーバー、専用サーバー、VPS(仮想専用サーバー)の3種類があります。それぞれのコストと技術の関係性を図にするとおおまがではありますが下記のようなイメージになります。
ココがポイント
ざっくりと申し上げますと、これからホームページを始めたい・事前に設定された機能をすぐに使いたいユーザーは共用サーバー、機能などをカスタマイズしたいなどの中級以上のユーザーはVPS、専用サーバーということになります
共用サーバー・専用サーバーのメリット・デメリットは?
共用サーバーは、低価格で簡単に利用できる反面、1台のサーバーに複数の利用者が同居するためリソース不足が発生する、また管理者権限が基本的にありませんので自由度が低いというデメリットがあります。
専用サーバーは、1台をまるまる占有しますので、ハードウェアのリソースや回線帯域を1社で利用できます。また管理者権限があり諸々の設定変更や開発を自由に行えるというメリットがあります。
一方で、ハードウェアなどを占有するためコストが数万円~数十万円かかり負担が大きくなる傾向にあります。
VPSのメリット・デメリットは?
VPS(仮想専用サーバー)は、この両サービスのメリットを取り入れており、その中間的なサービスに該当します。
1台の物理的なサーバーに、仮想的な複数のサーバーを構築し、複数のユーザーが利用する形態です。(イメージ図)ユーザーそれぞれにメモリやゲストOSが設定されていますので、あたかも専用サーバーのように自由度が高く利用できて、実際は1台のサーバーで複数のユーザーが利用していますので専用サーバーほどコストがかかりません。さらにストレージやメモリなどのリソースが事前に割り当てられていますので他のユーザーの影響は共用サーバーに比べて受けにくく、リソースも柔軟に変更ができる、サービスによっては複数サーバーによるネットワーク構築も可能など柔軟性にも富んでいます。
一方で、OSインストールやメインテナンスなど一定のスキルは必要になりますが、最近は簡単にVPSを始められ運用できるサービスも増えています。
VPSに適したユーザーとは?
それでは、どんな方がVPSに向いているのでしょうか。ポイントをまとめてみました。
VPS対象のユーザー
- パフォーマンスの高いサービスを利用したいけどコストは抑えたい
- リソースを自由に変更したい、突発的なアクセスがあるサイトを運営している
- 様々なOSを利用したい、開発環境が必要
- テレワークでOfficeなどを利用したい、Windowsサーバーを手軽に構築・利用したい
- 複数のサーバー環境が必要、バックアップは取っておきたい
- マインクラフトなどゲームやトレーディング/FX自動売買など特定の利用を考えている
それでは、サービスごとの主な特徴をざっとつかんでみましょう。
VPS比較(OS別)
◆ Linux OS サービス 料金・機能 並び替え比較一覧表
主要項目について、サービスごとに一覧で違いが分かるように表にしています。なお、料金について比較しやすいように単月支払いに統一しています。
ポイント
表最上部メニュー などの右端矢印ボタン
クリック・タップで項目ごとに並び替えできます。比較して確認しましょう。
サービス名 | 初期費用 | 月額料金 | 最低期間 | 試用期間 | メモリ | vCPU | 容量 | 時間課金 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1:Xserver VPS![]() |
0円 | 1150円 | 1ヶ月 | 0:なし | 2GB | 3コア | 50GB | × |
2:WebARENA Indigo![]() |
0円 | 349円 | 0:なし | 0:なし | 1GB | 1コア | 20GB | 時間単位 |
3:ConoHa VPS![]() |
0円 | 751円 | 0:なし | 0:なし | 0.5GB | 1コア | 30GB | 時間単位 |
4:WebARENA(SuitePRO V4)![]() |
5500円 | 9240円 | 3か月 | 20日間 | 4GB | 4コア | 100GB | × |
5:KAGOYA CLOUD VPS![]() |
0円 | 550円 | 0:なし | 0:なし | 1GB | 1コア | 25GB | 日単位 |
6:さくらのVPS![]() |
0円 | 643円 | 3か月 | 14日間 | 0.5GB | 1コア | 25GB | × |
7:ミライサーバー |
0円 | 715円 | 3か月 | 14日間 | 1GB | 2コア | 70GB | × |
8:クラウドVPS byGMO「VS」![]() |
0円 | 666円 | 1ヶ月 | 14日間 | 0.5GB | 1コア | 20GB | × |
9:お名前.com VPS![]() |
0円 | 1082円 | 3か月 | 0:なし | 1GB | 2コア | 100GB | × |
1027円 | 712円 | 1ヶ月 | 10日間 | 0.5GB | 1コア | 30GB | × | |
11:ServersMan@VPS | 0円 | 385円 | 0:なし | 0:なし | 0.2GB | - | 5GB | × |
*価格は最安。初期費用・月額料金・スペック(メモリ/CPU/SSDストレージ)などLinux最安プラン内容を表示(2023/3/13時点)
*IPv4を利用できるサービス対象。WebARENA Indigo IPv6専用プラン除く。
各社最安プランの中でも最も低価格のサービスは「WebARENA Indigo」です。また、最低利用期間があるサービスとして「Xserver VPS
」、「WebARENA(SuitePRO V4)
」「さくらのVPS
」、「ミライサーバー
」、「クラウドVPS byGMO
」、「お名前.com VPS
」、「
ABLENET VPS」がありますので、正式契約前に無料試用で機能などを確認しておくことをお勧めします。
各サービス(Linux)のポジショニング(分布図)

当社作成 ロゴ各社引用
各社サービス(Linux版)の大まかな違いが見た目で分かる分布図です。横軸は価格で左に行けば行くほど月額が安く、右に行けば高くなっています。
縦軸は機能性で上に行けば行くほど多機能・高機能で、下に行けばシンプルな機能性(機能が少ない)という配置です。この分布図では、できるだけ上&左寄りにあるサービスがコストパフォーマンスが高いということになります。
「WebARENA(SuitePRO V4)」は機能性・価格ともに高く最上位に位置しており、「ConoHa VPS
」が価格に対して多機能ですのでコストパフォーマンスが高く、一方で「WebARENA Indigo
」は、機能がシンプルで且つ料金は国内最安クラスの価格ですので、左下に配置しており月額の負担は極めて小さく済みます。
ただし、VPSの機能は共用レンタルサーバーと違って幅が広いので必要な機能が何なのか?はユーザーに依って大きく異なり、多機能が必ずしもGoodとはなりません。この図は参考程度にご覧ください。
■ Windows OS サービス 料金・機能 並び替え比較一覧表
Windows版VPSも主要項目について、サービスごとに一覧で違いが分かるように表にしています。なお、料金について比較しやすいように単月支払いに統一しています。
ポイント
表最上部メニュー などの右端矢印ボタン
クリック・タップで項目ごとに並び替えできます。比較して確認しましょう。
サービス名 | 初期費用 | 月額料金 | 最低期間 | 試用期間 | メモリ | vCPU | 容量 | 時間課金 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1:Xserver VPS for Windows Server | 0円 | 2200円 | 1か月 | 0:なし | 2.0GB | 3コア | 100GB | × |
2:WebARENA Indigo for Windows Server | 0円 | 748円 | 0:なし | 0:なし | 1.0GB | 2コア | 50GB | 時間単位 |
3:ConoHa for Windows Server![]() |
0円 | 1210円 | 0:なし | 0:なし | 1.0GB | 2コア | 100GB | 時間単位 |
4:WebARENA(SuitePRO V4)![]() |
5500円 | 9240円 | 3か月 | 20日間 | 4.0GB | 4コア | 100GB | × |
5:KAGOYA CLOUD VPS Windows Server![]() |
0円 | 770円 | 0:なし | 0:なし | 1.0GB | 1コア | 35GB | 日単位 |
6:さくらのVPS for Windows Server![]() |
0円 | 1100円 | 3か月 | 14日間 | 1.0GB | 2コア | 50GB | × |
7:Winserver Windows VPS |
0円 | 1100円 | 3か月 | 14日間 | 1.0GB | 3コア | 70GB | × |
8:クラウドVPS byGMO 「V」![]() |
0円 | 6268円 | 1か月 | 15日間 | 6.0GB | 5コア | 400GB | × |
9:お名前.com デスクトップクラウド | 0円 | 2530円 | 3か月 | 0:なし | 1.5GB | 2コア | 60GB | × |
0円 | 1540円 | 1か月 | 10日間 | 2.0GB | 2コア | 60GB | × |
*価格は最安。初期費用・月額料金・スペック(メモリ/CPU/SSD or HDDストレージ)などWindows最安プラン内容を表示(2023/3/13時点)
*1: 6GBプラン以上でWindows Server OSの利用が可能
各サービス(Windows)のポジショニング(分布図)

当社作成 ロゴ各社引用
Windows系VPSを大別すると2種類があります。
・開発やテレワークなど汎用型VPS(Xserver,ConoHa,WebARENA,KAGOYA,さくら,Winserver,クラウドVPS byGMO)
・FX自動売買用仮想デスクトップ特化型VPS(お名前.comデスクトップクラウド,ABLENET)
汎用型VPSではWebARENA Indigo for Windows Serverが最も低価格、仮想デスクトップ特化型はABLENET 仮想デスクトップの方が月額が低く設定されています。スペックや最低利用期間などで利用条件に合うサービスを選ぶようにしてください。
ココがポイント
なおキャンペーンページからの申し込み限定ですが、「お名前.comデスクトップクラウド」がキャンペーンを実施しており1.5GBプランで初回支払いのみ月額1,080円となっています(通常は月額2,530円)。不定期実施なのでキャンペーン中に申し込むとお得です。
VPSを選ぶポイント
レンタルサーバーやVPSを安定して運用するためには、信頼性の高いサービスを選ぶ必要があります。また、VPSは各社で機能や特徴が異なりますので、慎重に見極めることが大切です。選択のポイントをまとめました。
ポイント
- コストが適正か・月単位以外に時間単位メニューはあるか
- 必要な機能・OS・アプリが揃っているか
- サーバースペックやネットワーク環境(帯域・IPアドレス提供数)など
- コントロールパネルが独自か、海外製・既製品か
- サービス運営母体や経歴など信頼度
それでは各社ごと見てまいりましょう。
VPS ◆ Linux 11 ブランド& ■ Windows 10ブランド評価
◆ Xserver VPS~コストを抑えて高速表示・処理を重視する方へ 【NEW!!】
高速レンタルサーバーの代名詞、エックスサーバーが2022年9月にリリースした仮想専用サーバー「Xserver VPS」は、最新CPU搭載の高性能サーバーと高速処理、そして大容量回線が大きな特徴のサービスです。通常のWEBサイトやブログはもちろん、アプリケーション開発やMinecraft用サーバーとしても適しています。
■ Xserver VPS 基本情報
設置場所 | 接続回線 | 転送制限 | IPアドレス |
大阪 | 10Gbps共有 | 無制限,100Mbps制限あり | IPv4アドレス1個 |
プラン変更対応 | 仮想化基盤 | 管理画面 | 時間課金 |
〇 | 非公開 | 独自 | × |
メリットとデメリット
「Xserver VPS」のメリットは、高性能・高速処理のハイコストパフォーマンス、運営企業の信頼性です。
ココがおすすめ
・インターネット環境は10Gbps共有回線の広帯域
・CPU・ストレージがハイスペック
・使いやすい管理画面、上位下位プランへの変更も簡単に
・提供企業は日本を代表するホスティング企業で20年近い運用の信頼性
CPUには製品発表時点で80ものベンチマークで世界記録を達成した第2世代の後継にあたる、第3世代「AMD EPYCTM」(コードネーム「Milan」)を採用。また、全ストレージに高速インターフェース「NVMe(エヌブイエムイー)」を採用し、ストライピング構成でさらに高速なサーバー環境を構築しています。
一方でデメリットとしては以下の通りです。
ココがダメ
・ネットワーク構成の変更ができない
・ストレージの追加などオプション非対応
サーバー単体としては高速で快適なのですが、ストレージやIPアドレスの追加、ネットワーク構成の変更・機器の追加など細かな変更が現状ではできないことがデメリットです。
2022年9月にリリースした新しいサービスのため、オプションや構成変更などサービスの充実は今後に期待です。共用・専用サーバーの実績がありますのでサーバー管理・運用には大手上場企業にも引けを取らない管理体制を築いています。
Xserver VPS 料金・仕様一覧表
「Xserver VPS」の料金と仕様をまとめた表です。初期費用は無料で、試用期間はなく、最低利用期間は1か月となっています。
OS | Ubuntu 18.04 (64bit) / 20.04 (64bit) / 22.04 (64bit) Debian 10(64bit) / 11 (64bit) Rocky Linux 8.6 (64bit) / 9.0 (64bit) AlmaLinux 8.6 (64bit) / 9.0 (64bit) Oracle Linux 8.6(64bit) / 9.0(64bit) Arch Linux 2022.11.01(64bit) openSUSE Leap 15.4(64bit) Fedora 36(64bit) CentOS 7(64bit) / Stream 8 (64bit) / Stream 9 (64bit) |
アプリケーション | Minecraft Java版 / Minecraft 統合版 / WordPress(KUSANAGI) / Mastodon Docker / GitLab / LAMP /LEMP / Redmine / Ubuntuデスクトップ(GNOME) / Ubuntuデスクトップ(LXDE) /ARK / Laravel / Node.js / Ruby on Rails / Nextcloud Rust / 7 Days to Die / MongoDB / Zabbix /Redis Concrete CMS / Drupal / Jenkins / Joomla! / Valheim Django / Project Zomboid / Mattermost / Jitsi Meet / Metabase Assetto Corsa / baserCMS / Archivebox / Dokku / Cacti Nagios Terraria / Prometheus / Team Fortress 2 / Webmin / Matomo MediaWiki / CS:GO / Factorio |
プラン メモリ |
CPU | ストレージ MVNe SSD |
月額料金 (1ヶ月) |
月額料金 (12ヶ月) |
月額料金 (24ヶ月) |
月額料金 (36ヶ月) |
2GB | 3コア | 50GB | 1,150円 | 900円 | 870円 | 830円 |
4GB | 4コア | 100GB | 2,200円 | 1,800円 | 1,750円 | 1,700円 |
8GB | 6コア | 100GB | 4,400円 | 3,600円 | 3,400円 | 3,201円 |
16GB | 8コア | 100GB | 9,750円 | 7,800円 | 7,500円 | 7,200円 |
32GB | 12コア | 100GB | 22,100円 | 19,500円 | 19,000円 | 18,500円 |
64GB | 24コア | 100GB | 44,200円 | 39,000円 | 38,500円 | 38,000円 |
■ Xserver VPS for Windows Server 【NEW!!】
高速レンタルサーバーと言えば「エックスサーバー」ですが、2023年にリリースしたWindows系仮想専用サーバー「Xserver VPS for Windows Server」でも、最新CPU搭載による高速処理、大容量回線に注目が集まっています。
■ Xserver VPS for Windows Server基本情報
設置場所 | 接続回線 | 転送制限 | IPアドレス |
大阪 | 10Gbps共有 | 無制限,200Mbps制限あり | IPv4アドレス1個 |
プラン変更対応 | 仮想化基盤 | 管理画面 | 時間課金 |
〇 | 非公開 | 独自 | × |
Xserver VPS for Windows Server 料金・仕様一覧表
「Xserver VPS for Windows Server」は初期費用は無料で、試用期間はなく、最低利用期間は1か月となっています。
OS | Windows Server 2022 Datacenter Edition Windows Server 2019 Datacenter Edition Windows Server 2016 Datacenter Edition |
プラン メモリ |
CPU | ストレージ MVNe SSD |
月額料金 (1ヶ月) |
月額料金 (12ヶ月) |
月額料金 (24ヶ月) |
月額料金 (36ヶ月) |
2GB | 3コア | 100GB | 2,200円 | 2,090円 | 2,035円 | 1,980円 |
4GB | 4コア | 100GB | 4,400円 | 4,180円 | 4,070円 | 3,960円 |
8GB | 6コア | 100GB | 8,800円 | 8,360円 | 8,140円 | 7,920円 |
16GB | 8コア | 100GB | 17,600円 | 16,720円 | 16,280円 | 15,840円 |
32GB | 12コア | 100GB | 35,200円 | 33,440円 | 32,560円 | 31,680円 |
64GB | 24コア | 100GB | 70,400円 | 66,880円 | 65,120円 | 63,360円 |
◆ WebARENA Indigo~国内最安クラスのコストパフォーマンスが魅力 【NEW!!】
株式会社NTTPCコミュニケーションズの業界最安クラスとして人気のあるVPS「Indigo」Linuxバージョン。1時間単位で使った分だけ、そして上限月額349円(税込)と分かりやすい価格体系とシンプルなメニューです。
メモリ1GB以上のインスタンスでIPv4/IPv6デュアルスタック対応しています。2022年12月にCMS実行環境「KUSANAGI」を導入し、サイト高速化に対応しました。
■ WebARENA Indigo 基本情報
設置場所 | 接続回線 | 転送制限 | IPアドレス |
日本国内 | 100Mbps~1Gbps共有 | 無制限,目安あり | IPv4アドレス1個 IPv6アドレス1個 (768MBはIPv6のみ) |
プラン変更対応 | 仮想化基盤 | 管理画面 | 時間課金 |
× | KVM | 独自 | 〇 |
メリットとデメリット
「WebARENA Indigo」のメリットは、国内最安クラスの価格(Linux)と運営企業の信頼性です。
ココがおすすめ
・Linux版は国内最安クラスで利用できる
・極めてシンプルなサービス形態
・IPv4とIPv6が利用できる
・IT大手企業がサービス提供
・CMS実行環境「KUSANAGI」が利用できる
各種ネットワーク構築やデータセンター・ホスティング事業を手掛ける株式会社エヌ・ティ・ティピー・シーコミュニケーションズが運用しておりサーバーや回線、設置場所の安全性や信頼性はとても高く、その一方で国内最安クラスのVPSを提供と、かなり衝撃的なサービスとなっています。
サービス内容はシンプルで複雑なローカルネットワーク構築などはカットされており、VPSを取り急ぎ始めたいユーザーに適しています。
また、「IPv4/IPv6デュアルスタック対応」で、メモリ1GB以上のインスタンスタイプで、IPv4アドレスとIPv6アドレスが1個ずつ提供されています。
そして2022年12月からCMS実行環境「KUSANAGI」が導入されました。
「KUSANAGI」とは、多くのレンタルサーバー・VPSなどで採用されているWordPressなどのCMSを高速化・セキュア化する仮想マシンイメージのこと。NTTPCの検証では、実行処理が約670倍向上したとの検証結果が公表されています。
引用:WebARENA
一方でデメリットとしては以下の通りです。
ココがダメ
・提供されているOSが限られている
・インターネットのパフォーマンスが落ちる場合がある
・Linux、Windowsサービスともに在庫切れがある
低価格なサービスですので、OSテンプレート数が他社と比べても少ない、複雑なネットワーク構築は利用できないなどデメリットもあります。また、低価格ゆえにユーザー数が多いと考えられ、ネット上の評判としても回線帯域の落ち込みが時間帯によって大きく、高速表示を目指す方には適していないでしょう。
そして、その人気のため在庫切れが時々あり、利用する場合は公式サイトトップページの「お知らせ」をみて、在庫状況を確認後に申し込む必要があります。
シンプルなサービスですので、拡張性のある柔軟なVPSというよりは、VPS的な超低価格のレンタルサーバーとして考えたほうがいいでしょう。時間単位の課金もありますので、まず試してみる、のもお勧めです。
WebARENA Indigo 料金・仕様一覧表
OSがLinuxバージョン「WebARENA Indigo」の料金と仕様をまとめた表です。
初期費用、最低利用期間のどちらもありません。
2022年4月8日にIPv6専用プラン(メモリ768MB)が追加、メモリ1GB以上で「IPv4/IPv6デュアルスタック対応」です。そして2022年12月にCMS実行環境「KUSANAGI」が導入され、2023年5月31日までキャンペーンが行われています。
対応OS:CentOS7.5/8.1/Stream 8/Stream 9/Rocky Linux 8.4/9.0/Ubuntu18.04LTS/20.04LTS/22.04LTS/AlmaLinux 8.6/ 9.0/Oracle Linux 8.6/Debian 11/KUSANAGI 9(CentOS Stream 8)
プラン名 | 月額料金 | メモリ | CPU | ストレージ(SSD) | IPアドレス | ネットワーク |
768MB * | 297円 | 768MB | 1コア | 20GB | IPv6 | 100Mbps上限 |
1GB | 349円 | 1GB | 1コア | 20GB | IPv4/IPv6 | 100Mbps上限 |
2GB | 699円 | 2GB | 2コア | 40GB | IPv4/IPv6 | 100Mbps上限 |
4GB | 1,399円 | 4GB | 4コア | 80GB | IPv4/IPv6 | 500Mbps上限 |
8GB | 2,798円 | 8GB | 6コア | 160GB | IPv4/IPv6 | 1Gbps上限 |
16GB | 5,596円 | 16GB | 6コア | 320GB | IPv4/IPv6 | 1Gbps上限 |
32GB | 11,193円 | 32GB | 8コア | 640GB | IPv4/IPv6 | 1Gbps上限 |
*768MBはIPv6専用プランでIPv4非対応。他のプランはIPv4とIPv6対応。
■ WebARENA Indigo for Windows Server
株式会社NTTPCコミュニケーションズ運営の業界最安クラスVPS「Indigo」Windows Serverバージョンでは、上限月額748円(税込)とリモートデスクトップ(RDS)SALライセンスを合わせて、低価格のリモートワーク環境が実現します。2022年4月1日に値下げを実施しました。
■ WebARENA Indigo for Windows Server 基本情報
設置場所 | 接続回線 | 転送制限 | IPアドレス |
日本国内 | 100Mbps~1Gbps共有 | 無制限,目安あり | IPv4アドレス1個 |
プラン変更対応 | OS | 管理画面 | 時間課金 |
× | Windows Server 2022 Datacenter Edition Windows Server 2019 Datacenter Edition |
独自 リモートデスクトップ |
○ |
WebARENA Indigo for Windows Server料金・仕様一覧表
OSがWindowsバージョン「WebARENA Indigo for Windows Server」の料金と仕様をまとめた表です。2022年4月1日の価格改定で値下げを実施しています。WindowsはIPv4のみ対応、インスタンス複製に対応しています。
対応OS:Windows Server® 2022 Datacenter Edition / Windows Server® 2019 Datacenter Edition
プラン名 | 月額料金 | メモリ | CPU | ストレージ(SSD) | ネットワーク |
1GB | 748円 | 1GB | 2コア | 50GB | 100Mbps上限 |
2GB | 1,496円 | 2GB | 3コア | 100GB | 100Mbps上限 |
4GB | 2,926円 | 4GB | 4コア | 200GB | 500Mbps上限 |
8GB | 5,885円 | 8GB | 6コア | 400GB | 1Gbps上限 |
16GB | 11,792円 | 16GB | 8コア | 800GB | 1Gbps上限 |
32GB | 23,584円 | 32GB | 10コア | 1600GB | 1Gbps上限 |
◆ ConoHa VPS~多機能と高速性、価格のトータルパフォーマンスが抜群
東証プライム市場上場IT大手企業、GMOインターネットグループ株式会社が運営するLinux OSの仮想専用サーバーサービスが「ConoHa VPS」です。国内最速レベルのVPS(仮想専用サーバー)で、LAMPサーバーやKUSANAGIを利用したい、独自アプリを利用したい・開発したい方に最適です。そして通常は有料で提供されているアルファSSLが、VPS割引きっぷ契約期間中は永久無料となりました。2023年2月1日に価格改定実施です。
■ ConoHa VPS 基本情報
設置場所 | 接続回線 | 転送制限 | IPアドレス |
日本(東京) | 100Mbps共有 | 課金無し無制限 | IPv4アドレス 1個 IPv6アドレス17個 |
プラン変更対応 | 仮想化基盤 | 管理画面 | 時間課金 |
〇 *512MBプランは不可 |
OpenStack+KVM | 独自 | 〇 |
メリットとデメリット
「ConoHa VPS」のメリットは数多くあり、多機能、拡張性、柔軟性、OS/アプリの豊富さ、バックアップ、コスト、東証プライム市場上場である運営企業の技術力・信頼性など多岐に渡ります。
ココがおすすめ
・初心者でも直感的に操作ができる独自コントロールパネル
・選べるOS数が他社と比較しても最多クラス
・世界最速級のWordPress実行環境「KUSANAGI」を簡単に管理できる「KUSANAGI manager」利用可能
・ゲームのマルチサーバーも「ConoHa Minecraft manager」で簡単に構築可能
・柔軟なサーバー構成を素早く構築できる、スケールアップも即座に対応
・柔軟な課金体系:初期費用無料・最低利用期間無し・月単位/時間単位課金いずれも対応
・公式スマホアプリで場所や時間にとらわれず、いつでもどこでも管理ができる
・レンタルサーバー事業などを長期間運営している上場IT大手企業がサービス提供
ConoHaシリーズの最大の特徴でもある「高速表示」はVPSでもその威力を発揮しています。仮想専用サーバーに欠かせないスケールアップやネットワーク構築も行えて、その使いやすさと高機能性からアカウント数は50万を超え国内最大級、ユーザーはさらに増え続けています。利用できるアプリも、高速化されたWordPressの「KUSANAGI」やDrupalなどのCMS、MinecraftやAssetto Corsaなどゲーム関連、LAMP構築、管理設定用のWebminなど多様なニーズに対応しています。
ArchiveBox / ARK / Assetto Corsa / baserCMS / Cacti Nagios / concrete5 / CS:GO / Django / Docker / Dokku / Drupal / Factorio / GitLab / ISUCON7 / ISUCON8 / Jenkins / Jitsi Meet / Joomla / かんたんKUSANAGI / LAMP(PHP) / Laravel / LEMP(PHP) / Mastodon / Matomo / Mattermost / MediaWiki / Metabase / Minecraft JAVA版 / Minecraft 統合版 / MIRACLE ZBX / MongoDB / Nextcloud / Node.js / ownCloud / Prometheus / Redis / Redmine / Ruby on Rails / Rust / Team Fortress 2 / テラリア / Valheim / Webmin / WordPress
(KUSANAGI) / Zabbix / 7 Days to Die
一方でデメリットとしては以下の通りです。
ココがダメ
・電話サポートが平日(10:00~18:00)のみで24時間対応ではない
「ConoHa VPS」は、仮想専用サーバーとして必要な機能はほぼそろっていますので、大きなデメリットはありませんが強いて上げれば、技術的に不安を抱えるユーザーに対して24時間の電話サポートがあれば、さらに望ましいというところでしょう。
拡張性や様々なアプリケーションがあり、OSの種類も最も多いクラスのVPSですので、初級者から上級者まで対応できる仮想専用サーバーとしてアカウント数が増え続けていることも納得です。そして「ConoHa VPS」は、しばしば「VPS割引きっぷ」などキャンペーンを行っていますのでこの時期を狙って契約するのもアリですね。
ConoHa VPS 料金・仕様一覧表
OSがLinuxバージョン「ConoHa VPS」の料金と仕様をまとめた表です。
初期費用0円、最低利用期間無しで、使った分だけ支払えばOKの便利な体系です。
プラン名 | 月額料金 | メモリ | CPU | ストレージ(SSD) |
512MB | 751円 | 512MB | 1コア | 30GB |
1GB | 1,065円 | 1GB | 2コア | 100GB |
2GB | 2,033円 | 2GB | 3コア | 100GB |
4GB | 3,969円 | 4GB | 4コア | 100GB |
8GB | 8,083円 | 8GB | 6コア | 100GB |
16GB | 15,730円 | 16GB | 8コア | 100GB |
32GB | 31,460円 | 32GB | 12コア | 100GB |
64GB | 59,290円 | 64GB | 24コア | 100GB |
■ ConoHa for Windows Server
東証プライム市場上場IT大手企業、GMOインターネットグループ株式会社が運営するWindows OSの仮想専用サーバーサービスが「ConoHa for Windows Server」です。Windows Server 22を利用したい、クライアント端末でWindows OSを利用したい方に適しています。2023年2月1日に価格改定実施です。
■ ConoHa for Windows Server 基本情報
設置場所 | 接続回線 | 転送制限 | IPアドレス |
日本(東京) | 100Mbps共有 | 無制限 | IPv4アドレス 1個 IPv6アドレス17個 |
プラン変更対応 | OS | 管理画面 | 時間課金 |
〇 | Windows Server 2022 Datacenter Edition Windows Server 2019 Datacenter Edition Windows Server 2016 Datacenter Edition |
独自 リモートデスクトップ |
○ |
ConoHa for Windows Server 料金・仕様一覧表
OSがWindowsバージョン「ConoHa for Windows Server」の料金と仕様をまとめた表です。
対応OS:Windows Server 2022 Datacenter Edition、Windows Server 2019 Datacenter Edition,Windows Server 2016 Datacenter Edition
プラン名 | 月額料金 | メモリ | CPU | ストレージ(SSD) |
WIN1GB | 1,210円 | 1GB | 2コア | 100GB |
WIN2GB | 2,420円 | 2GB | 3コア | 100GB |
WIN4GB | 4,719円 | 4GB | 4コア | 100GB |
WIN8GB | 9,317円 | 8GB | 6コア | 100GB |
WIN16GB | 17,545円 | 16GB | 8コア | 100GB |
WIN32GB | 35,574円 | 32GB | 12コア | 100GB |
WIN64GB | 72,358円 | 64GB | 24コア | 100GB |
◆■ WebARENA(SuitePRO V4)~SLA100%の高い稼働実績と堅牢なセキュリティ
東株式会社エヌ・ティ・ティピー・シーコミュニケーションズが運営する「WebARENA(SuitePRO V4)」は、Linux OS・Windows OSいずれも選択でき、IPアドレスを変更せずにCPU・メモリ・ディスクのスペック変更ができるroot権限付きVPSです。
サービス品質保証制度(SLA)の稼働率100%、自動データバックアップやセキュリティ機能を統合したUTM(Unified Threat Management)など、信頼性を第一に考える企業に適しています。
■ WebARENA Indigo 基本情報
設置場所 | 接続回線 | 転送制限 | IPアドレス |
日本国内 (東京、大阪) |
東京:10Gbps共有 大阪:1Gbps共有 |
無制限 | IPv4アドレス1個 |
プラン変更対応 | 仮想化基盤 | 管理画面 | 時間課金 |
〇 (一部不可あり) |
KVM | 独自 Plesk(オプション) |
× |
メリットとデメリット
「WebARENA(SuitePRO V4)」のメリットは、サーバーの高い安定性・信頼性とUTMを軸とした堅牢なセキュリティです。
ココがおすすめ
・SLA100%の高い信頼性
・UTM(仮想含む)による、複数のセキュリティ機能提供
・IT大手企業がサービス提供
各種ネットワーク構築やデータセンター・ホスティング事業を手掛ける株式会社エヌ・ティ・ティピー・シーコミュニケーションズが運用しておりサーバーや回線、設置場所の安全性や信頼性はとても高い環境で、WebARENAでは2009年よりサービス品質保証制度(SLA )も実施し、高いサーバー稼働率により安定したサイト運営を行うことができます。
そして統合脅威管理、いわゆるUTM(Unified Threat Management)により、WAFやIPS、ファイアウォールやアンチスパムなどを1台(仮想を含む)で処理することでサーバー・サイトのセキュリティをさらに強化することが可能です。
一方でデメリットとしては以下の通りです。
ココがダメ
・OSディストリビューションが他社と比べて少ない
・価格が他社と比べて高い
・プラン設計がやや複雑(プラン変更で一部出来ないパターンあり)
OSテンプレート数が他社と比べても少ないデメリットがあります。運営会社はユーザーへのアンケート調査でこの点を把握しており、対応は将来の課題になっています。
そして、セキュリティや高い可用性、豊富な機能のため、月額料金は他社と比較してやや高め、初期費用もかかります。
また、プランがバックアップ有り/バックアップ無し/+メールサポート/ベーシックサポートの組み合わせで決まりますので、少し分かりにくい点があります。
そして、プラン変更(バックアップ有り→バックアップ無し、またその逆の変更など)は基本的にできます。サポートプラン(+メールサポートまたはベーシックサポート)は、 +メールサポートからベーシックサポートへの変更は可能ですが、 ベーシックサポートから+メールサポートへの変更には対応していないことに注意しましょう。
サイトを止めたくない、外部からの攻撃などで停止されたくない運用に向いています。アクセス集中などが予想されるときには拡張も出来ますので、さらに安心感などが高まりますね。
WebARENA(SuitePRO V4) 料金についての見方・考え方
当サービスの料金設計は少し込み入っていますので、詳しく見てみましょう。

次に先ほどの2プランの中にそれぞれサポートプランがあって1:+メールサポート、2:ベーシックサポート、の2つがあります。







WebARENA(SuitePRO V4) Linux & Windows OS料金・仕様一覧表
「WebARENA(SuitePRO V4)」料金は、Linux/Windows OSともに同額です。最低利用期間はLinux・Windows OSどちらも3か月で以降は1ヶ月毎自動更新となります。
対応Linux OS:CentOS 6.6(x86_64)/CentOS 7.1(x86_64)/CentOS 8.2(x86_64)/Rocky Linux 8.4 (x86_64)/Ubuntu20.04LTS /KUSANAGI 9(CentOS Stream 9)
対応Windows OS:Windows Server® 2008 R2 Datacenter/Windows Server® 2012 R2 Datacenter/Windows Server® 2016 Datacenter/Windows Server® 2019 Datacenter/Windows Server® 2022 Datacenter Edition
初期費用
初期費用は全プラン共通です。支払い方法はクレジットカードと請求書支払いの2つがあります。
コース | 料金 |
クレジットカード支払いコース | 5,500円 |
請求書・口座振替支払いコース |
月額料金:バックアップなし +メールサポート
サーバータイプ(CPU/メモリ/起動ディスク) | |||||
ディスク ポイント |
2G 仮想2コア/ 2GB/100GB |
4G 仮想4コア/ 4GB/100GB |
8G 仮想4コア/ 8GB/100GB |
16G 仮想8コア/ 16GB/100GB |
32G 仮想8コア/ 32GB/100GB |
N0 | 9,240円 | 13,640円 | 15,840円 | 25,740円 | 35,640円 |
N200 | 11,440円 | 15,840円 | 18,040円 | 27,940円 | 37,840円 |
N400 | 13,640円 | 18,040円 | 20,240円 | 30,140円 | 40,040円 |
N1000 | 20,240円 | 24,640円 | 26,840円 | 36,740円 | 46,640円 |
N2000 | 31,240円 | 35,640円 | 37,840円 | 47,740円 | 57,640円 |
N4000 | 53,240円 | 57,640円 | 59,840円 | 69,740円 | 79,640円 |
*料金はいずれも税込表示
ココがポイント
ディスクポイントとは?
サーバータイプの起動ディスク(100GB)以外で、追加ディスクを「標準ディスク」「高速ディスク」(組み合わせ可能)から選ぶことができます。標準ディスクのディスクポイントは200GB=200ポイントに対して、高速ディスクはその半分で100GB=200ポイントとなります。
例えば、サーバータイプ2G・ディスクポイントN400の月額 13,640円を契約した場合、(標準ディスク200GB=200ポイント)+(高速ディスク100GB=200ポイント)で合計400ディスクポイントを使うこととなり追加ディスクは300GBということになります。
なお、標準ディスクと高速ディスクはI/O性能差は約2倍になりますので、ニーズに応じて組み合わせを検討してみてください。
◆ KAGOYA CLOUD VPS~企業ニーズを満たす信頼感、料金は最安クラス
カゴヤ・ジャパン株式会社は非上場ながらも、1998年のISPサービスを皮切りにホスティングビジネスを長期間にわたり行っているレンタルサーバー企業です。ビジネス用途に適した電話サポート付きのLinux OS VPS。環境構築がすぐにできる便利なOSテンプレートを活用できます。大容量のストレージが利用できる「大容量」インスタンスタイプなどラインナップも充実しています。
■ KAGOYA CLOUD VPS 基本情報
設置場所 | 接続回線 | 転送制限 | IPアドレス |
日本国内(関西) | 非公開 | 無制限,目安あり | インスタンス毎IPv4アドレス1個 インスタンス毎IPv6アドレス1個 |
プラン変更対応 | 仮想化基盤 | 管理画面 | 時間課金 |
〇 | KVM | 独自 | △(日単位) |
メリットとデメリット
「KAGOYA CLOUD VPS」のメリットは、サポートと運営企業の信頼性です。
ココがおすすめ
・Windows Serverは国内最安クラスで利用できる
・サポートサイトや24時間365日メールサポート、電話サポート(平日10:00-17:00)で疑問を解消できる
・レンタルサーバー事業などを長期間運営している企業がサービス提供
カゴヤ・ジャパンの運用歴は古く、また自社データセンターで運営していることもあってサービスの信頼性は高いものがあります。VPSに必須のスモールスタート、スケールアップ、簡単な管理画面、ストレージがSSDで高速対応、ロードバランサーやセキュリティツールの設定など、仮想専用サーバーに必要十分な機能は揃っており、企業ニーズを満たしています。
料金面ではメモリ1GBで月額550円と、国内最安クラスで利用することができます。サポートは、サポートサイトのQ&Aのほかメール対応、そして平日のみですが電話対応も行っています。
一方でデメリットとしては以下の通りです。
ココがダメ
・サーバー接続回線の帯域が非公開
・データセンターが関西
VPSについては、他社の場合ほぼ接続回線の帯域を公開していますが、KAGOYAでは非公開になっています。また、iDCが大阪市内/京都市内にありますので、特に首都圏のユーザーにはインターネット回線のパフォーマンスが気になるポイントでしょう。
LinuxとWindowsの両プランとも、CPUコア数・メモリ・ストレージ共にスペックを強化しつつ価格は低く設定されています。また、両プランにある最安プランでは、VPSとして国内最安クラスの価格を実現しています。
KAGOYA CLOUD VPS スタンダード 料金・仕様一覧表
OSがLinuxバージョン「KAGOYA CLOUD VPS」の料金と仕様をまとめた表です。
初期費用・最低利用期間はありません。
対応OS:CentOS Stream 8,Stream 9,CentOS 7(64bit),AlmaLinux 8,AlmaLinux 9,Rocky Linux 8,Rocky Linux 9
MIRACLE LINUX 8,MIRACLE LINUX 9,Ubuntu 22.04,Ubuntu 20.04,Ubuntu 18.04,kusanagi9,kusanagi8
プラン名 | 月額料金 | メモリ | CPU | ストレージ(SSD) |
1コア/1GB | 550円 | 1GB | 1コア | 25GB |
2コア/2GB | 660円 | 2GB | 2コア | 25GB |
3コア/2GB | 979円 | 2GB | 3コア | 30GB |
3コア/2GB | 1,100円 | 2GB | 3コア | 50GB |
4コア/4GB | 1,540円 | 4GB | 4コア | 30GB |
4コア/4GB | 1,650円 | 4GB | 4コア | 80GB |
6コア/6GB | 3,300円 | 6GB | 6コア | 50GB |
6コア/6GB | 3,850円 | 6GB | 6コア | 100GB |
8コア/8GB | 7,150円 | 8GB | 8コア | 100GB |
8コア/8GB | 7,700円 | 8GB | 8コア | 200GB |
10コア/16GB | 14,300円 | 16GB | 10コア | 100GB |
10コア/16GB | 14,850円 | 16GB | 10コア | 200GB |
12コア/32GB | 26,400円 | 32GB | 12コア | 200GB |
■ KAGOYA CLOUD VPS Windows Server
カゴヤ・ジャパン株式会社が運営するWindows Server OSを選べる「KAGOYA CLOUD VPS Windows Server」。
初期費用無料で最低利用期間もなく、料金は国内最安クラス。リモートデスクトップでOfficeやSQL Serverも利用できますし、IPアドレスを変えることなくスペック変更ができる柔軟さがあります。
■ KAGOYA CLOUD VPS Windows Server 基本情報
設置場所 | 接続回線 | 転送制限 | IPアドレス |
日本国内(関西) | 非公開 | 無制限,目安あり | IPv4アドレス1個 |
プラン変更対応 | OS | 管理画面 | 時間課金 |
〇 | Windows Server 2022 Datacenter(64bit) Windows Server 2019 Datacenter(64bit) Windows Server 2016 Datacenter(64bit) Windows Server 2012 R2 Standard(64bit) |
独自 リモートデスクトップ |
△(日単位) |
KAGOYA CLOUD VPS Windows Server 料金・仕様一覧表
OSがWindowsバージョン「KAGOYA CLOUD VPS Windows Server」の料金と仕様をまとめた表です。初期費用・最低利用期間はありません。
対応OS:Windows Server 2022 Datacenter(64bit),Windows Server 2019 Datacenter(64bit),Windows Server 2016 Datacenter(64bit),Windows Server 2012 R2 Standard(64bit)
プラン名 | 月額料金 | メモリ | CPU | ストレージ(SSD) |
1コア/1GB | 770円 | 1GB | 1コア | 35GB |
2コア/2GB | 1,045円 | 2GB | 2コア | 40GB |
3コア/3GB | 1,430円 | 3GB | 3コア | 60GB |
4コア/2GB | 2,145円 | 2GB | 4コア | 60GB |
4コア/4GB | 3,960円 | 4GB | 4コア | 120GB |
6コア/6GB | 6,380円 | 6GB | 6コア | 120GB |
6コア/6GB | 6,710円 | 6GB | 6コア | 200GB |
8コア/8GB | 12,100円 | 8GB | 8コア | 200GB |
8コア/8GB | 12,540円 | 8GB | 8コア | 300GB |
10コア/16GB | 21,890円 | 16GB | 10コア | 300GB |
10コア/16GB | 22,495円 | 16GB | 10コア | 600GB |
◆ さくらのVPS~複数の場所から選べ安全性・信頼性を重視する方へ
レンタルサーバーの老舗、さくらインターネット株式会社は東証プライム市場(旧一部)上場企業。
Linux版さくらのVPSは初期費用無料と高速化対応としてストレージにSSD対応。サーバーの安定運用と拡張性に富むVPSを利用できます。石狩、東京、大阪の3か所からサーバー設置場所を選択でき、自然災害対策などにも有効です。
■ さくらのVPS 基本情報
設置場所 | 接続回線 | 転送制限 | IPアドレス |
石狩,東京,大阪 | 100Mbps共有 | 無制限,目安あり | IPv4アドレス1個 IPv6アドレス1個 |
プラン変更対応 | 仮想化基盤 | 管理画面 | 時間課金 |
上位プランのみ〇 | KVM | 独自 | × |
メリットとデメリット
「さくらのVPS」のメリットは、設置場所を選べることと様々な管理ツール、運営企業の信頼性です。
ココがおすすめ
・石狩・東京・大阪の3か所から設置場所を選べる
・フレキシブルなローカルネットワーク構成、複数台構成もできる
・使いやすい管理画面、上位プランへのスケールアップも簡単に
・運営企業は日本を代表するホスティング企業で東証プライム市場上場の信頼性
サーバー設置場所を複数選べますと、地震や風水害などのリスク対策にもなりますのでより安定したサイト配信が可能となります。
そして、インストールを自動化するスタートアップスクリプトや、「さくらのクラウド」「専用サーバー」など異なるレイヤー間を接続するハイブリッド接続、追加ストレージに、セキュリティ確保のため通信制限を行えるパケットフィルタなど、VPSに欠かせない機能は一通りセットアップされているサービスです。
一方でデメリットとしては以下の通りです。
ココがダメ
・最低利用期間が3か月と長い
・高速性にやや疑問あり
・電話によるサポートは現在休止中
最低利用期間がVPSとしては長めの3か月間ですので、正式契約前に無料お試しで事前に検証して、自社の利用に適しているかを確認しましょう。そして、さくらのサービスのセールスポイントでもあった、電話サポートは現在休止になっています。(2023/3時点)
さくらのサービス全般に言えますが、自社データセンターで専門スタッフが常駐し障害も少なく安定して利用できるのですが、回線速度・表示スピードにやや難あり、という評価は続いています。石狩というロケーションでは距離の問題がありますのでやむを得ませんが、東京・大阪などの大都市圏では、回線帯域の増加や諸々の対策で高速表示に対応してもらえると、さらに企業ニーズを満たす良質のサービスになるとみております。
さくらのVPS 料金・仕様一覧表
OSがLinuxバージョン「さくらのVPS」の料金と仕様をまとめた表です。
初期費用は無料で、試用期間は14日間ありますが、最低利用期間は3か月となっています。
対応OS:
標準OS | CentOS 7(x86_64),CentOS Stream 8(x86_64),CentOS Stream 9(x86_64),AlmaLinux 8 (x86_64),AlmaLinux 9 (x86_64),Rocky Linux 8 (x86_64),Rocky Linux 9 (x86_64),Ubuntu 18.04(amd64),Ubuntu 20.04(amd64),Ubuntu 22.04 (amd64),KUSANAGI 8(CentOS 7 x86_64),KUSANAGI 9(CentOS Stream 8 x86_64) |
カスタムOS | CentOS 7(x86_64) ,CentOS Stream 8(x86_64) ,Scientific Linux 7(x86_64),AlmaLinux 8 (x86_64),Rocky Linux 8 (x86_64),Ubuntu 18.04(amd64) ,Ubuntu 20.04(amd64),FreeBSD12(amd64),FreeBSD13(amd64),Debian 10 (amd64) ,Debian 11 (amd64),Fedora 37(x86_64),openSUSE Leap 15.0 (x86_64) |
プラン名 | 月額料金 | メモリ | CPU | ストレージ(SSD) |
512MB | 石狩 643円, 大阪 671円, 東京 698円 | 512MB | 1コア | 25GB |
1G | 石狩 880円, 大阪 935円, 東京 990円 | 1G | 2コア | 50GB |
2G | 石狩 1,738円, 大阪 1,848円, 東京 1,958円 | 2G | 3コア | 100GB |
4G | 石狩 3,520円, 大阪 3,740円, 東京 3,960円 | 4G | 4コア | 200GB |
8G | 石狩 7,040円, 大阪 7,480円, 東京 7,920円 | 8G | 6コア | 400GB |
16G | 石狩 13,200円, 大阪 14,300円, 東京 15,400円 | 16G | 8コア | 800GB |
32G | 石狩 26,400円, 大阪 28,600円, 東京 30,800円 | 32G | 10コア | 1600GB |
■ さくらのVPS for Windows Server
さくらインターネット株式会社が運営するWindows版「さくらのVPS for Windows Server」。
社内や遠隔地でWindows環境を利用するには快適な、SSD搭載の高速VPSサービス。2021年に大阪リージョンもサービス開始で、設置場所を大阪・石狩から選べます。初期費用は無料、1年一括支払いで1か月分お得になります。
■ さくらのVPS for Windows Server 基本情報
設置場所 | 接続回線 | 転送制限 | IPアドレス |
石狩,大阪 | 100Mbps共有 | 無制限,目安あり | IPv4アドレス1個 IPv6アドレス1個 |
プラン変更対応 | OS | 管理画面 | 時間課金 |
上位プランのみ〇 | Windows Server 2022 Datacenter Windows Server 2019 Datacenter |
独自 リモートデスクトップ |
× |
さくらのVPS for Windows Server 料金・仕様一覧表
OSがWindowsバージョン「さくらのVPS for Windows Server」の料金と仕様をまとめた表です。当プランのリージョンは石狩と大阪で月額料金は同一となります。
対応OS:Windows Server 2022 Datacenter Edition、Windows Server 2019 Datacenter Edition
プラン名 | 月額料金 | メモリ | CPU | ストレージ(SSD) |
W1G | 1,100円 | 1G | 2コア | 50GB |
W2G | 2,200円 | 2G | 3コア | 100GB |
W4G | 4,290円 | 4G | 4コア | 200GB |
W8G | 8,470円 | 8G | 6コア | 400GB |
W16G | 15,950円 | 16G | 8コア | 800GB |
W32G | 32,340円 | 32G | 10コア | 1600GB |
◆ ミライサーバー VPS~コストを抑え信頼性の高いサービス
アシストアップ株式会社の「ミライサーバー」は、初期費用無料、月額605円~という低価格。Linux/Unix OSが各種選べて、快適で信頼性の高い環境が必要、自由にソフトウェアをインストール・開発したい方に適しています。
■ ミライサーバー 基本情報
設置場所 | 接続回線 | 転送制限 | IPアドレス |
日本国内(大阪) | バックボーン 960Gbps | 無制限,目安あり | IPv4アドレス1個 |
プラン変更対応 | 仮想化基盤 | 管理画面 | 時間課金 |
上位プランのみ〇 | - | - | × |
メリットとデメリット
「ミライサーバー」のメリットは、様々なOSが利用できる、ストレージ(SSD)がRAID50やメモリ完全保証という信頼性の高さ、サポート、運営企業の信頼性です。
ココがおすすめ
・CentOS / Debian / Ubuntu/ FreeBSDなどLinux / Unix系OSを選べる
・ストレージがSSDでRAID50を採用
・ホストサーバー毎にメモリ完全完全保証
・無料の電話サポートに対応している
・運営企業がサーバー技術の高い専門性を有している
ミライサーバーを運営しているアシストアップ株式会社は、Windows専門のホスティングサービス「Winserver」を20年以上提供し続けており、培ったノウハウや技術力で安定したサーバー稼働が期待できます。ミライサーバーは特に信頼性を重視して「SSD/RAID50」「大阪データセンター設置」「24時間監視体制」「サーバー稼働率99.99%」などをサイトでも前面に強調しています。
一方でデメリットとしては以下の通りです。
ココがダメ
・ダウングレードできない
・2022年8月15日に始まったばかりの新サービス
・バックアップ(オプション)がない
下位プランへの変更ができないので、アップグレードの時は事前検討が必要です。そして新サービスはメリットでもあるのですが、提供企業サイドで安定した運用になるまで一定の時間がかかる可能性もありますので、この点は含んでおく必要があります。
メモリ・コア・ディスク容量・IPアドレスはオプションで追加できます。なお、バックアップ機能はないので、万が一に備えて自社で取得するよう注意してください。
ミライサーバー VPS 料金・仕様一覧表
「ミライサーバー」の料金と仕様をまとめた表です。
初期費用は無料、試用期間は14日間あり、最低利用期間は3か月です。
対応OSなど:CentOS / Debian / Ubuntu / AlmaLinux / Rocky Unix / FreeBSD / Fedora / KUSANAGI
1~6GBプラン
プランごとの料金と仕様一覧です。初期費用はいずれも無料、最低利用期間は3か月です。
料金/プラン名 | 1G | 2G | 4G | 6G |
初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
1か月契約 | 715円 | 1,540円 | 3,080円 | 5,500円 |
6か月契約 | 660円 | 1,430円 | 2,915円 | 5,280円 |
12か月契約 | 605円 | 1,375円 | 2,750円 | 4,950円 |
トライアル対応 | 2週間 | 2週間 | 2週間 | × |
仕様/プラン名 | 1G | 2G | 4G | 6G |
ストレージSSD | 70GB | 150GB | 300GB | 340GB |
メモリ | 1GB | 2GB | 4GB | 6GB |
CPU | 2コア | 3コア | 4コア | 5コア |
8~64GBプラン(ハイスペックプラン)
料金/プラン名 | 8G | 16G | 32G | 64G |
初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
1か月契約 | 6,600円 | 12,980円 | 26,180円 | 59,730円 |
6か月契約 | 6,270円 | 11,990円 | 24,090円 | 56,760円 |
12か月契約 | 5,940円 | 11,440円 | 22,880円 | 53,680円 |
トライアル対応 | × | × | × | × |
仕様/プラン名 | 8G | 16G | 32G | 64G |
ストレージSSD | 600GB | 900GB | 1.7TB | 1.8TB |
メモリ | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB |
CPU | 6コア | 8コア | 10コア | 12コア |
■ Winserver Windows VPS
アシストアップ株式会社のWindows OSに特化したサービス、Winserver(ウィンサーバー)の「Windows VPS」は、初期費用無料、月額990円~という低価格。Windows Server OSも各種選べて、ビジネスなどでWindows 系OSやソフトウェアを使いたい方に適しています。
SSD・HDDが選べてストレージがRAID50を採用と信頼性も高く、無料の電話サポートもあり、ビジネスに専念できるVPSです。
■ Winserver Windows VPS 基本情報
設置場所 | 接続回線 | 転送制限 | IPアドレス |
日本国内(大阪) | バックボーン 960Gbps | 無制限,目安あり | IPv4アドレス1個 |
プラン変更対応 | OS | 管理画面 | 時間課金 |
同一ストレージ 上位プランのみ〇 |
Windows Server 2022 Windows Server 2019 Windows Server 2016 Windows Server 2012 R2 |
独自 リモートデスクトップ |
× |
メリットとデメリット
「Windows VPS」のメリットは、ストレージ(SSD・HDD)が選べるなどスペック、サポート、運営企業の信頼性です。
ココがおすすめ
・ストレージ(SSD・HDD)が選べる
・ストレージにRAID50を採用
・最も低価格のプランでCPUが3コア
・無料の電話サポートに対応している
・運営企業がWindowsの高い専門性を有している
Winserverを運営しているアシストアップ株式会社は、1998年設立で、マイクロソフトのホスティングパートナーとしてシルバークラウドプラットフォームコンピテンシーを取得するなど、長い運用実績とWindowsの専門性が高く、安心してVPSを契約できるというメリットがあります。
一方でデメリットとしては以下の通りです。
ココがダメ
・契約途中でストレージを変更できない・ダウングレードできない
・アップグレードが管理画面ではなくお問い合わせフォームから送信
・バックアップ(オプション)がない
アップグレードや契約関連事項が、管理画面で素早く手続きできない点は、やや改善の余地ありでしょう。また、サーバー筐体内でのデータ保護には問題ないのですが、サーバー自体の障害に対応するバックアップサービスがあれば、なお安心感は高まります。
Windowsに特化したプランですので、開発にWindows環境が必要なケース、またOfficeをテレワークで利用したい企業など、WEBサイトで利用する以外の活用の幅が広がります。ビジネスの成長とともに、VPSのスケールアップもできますので小さく始めて徐々に拡大する企業・個人には適しています。
Winserver Wiondows VPS 料金・仕様一覧表
「Windows VPS」の料金と仕様をまとめた表です。
初期費用は無料、試用期間は14日間あり、最低利用期間は3か月です。
ストレージは、初回でSSDもしくはHDDのいずれかを選べます。なお、契約途中でのストレージ変更はできません。
対応OS:Windows Server 2022/2019/2016/2012 R2
プラン名 | 月額料金 * | メモリ | CPU | ストレージ(SSD) | ストレージ(HDD) |
VPS21-1G | 1,100円 | 1GB | 3コア | 70GB | 110GB |
VPS21-2G | 2,200円 | 2GB | 4コア | 120GB | 200GB |
VPS21-4G | 4,290円 | 4GB | 6コア | 230GB | 360GB |
VPS21-6G | 6,270円 | 6GB | 7コア | 340GB | 500GB |
VPS21-8G | 8,580円 | 8GB | 8コア | 500GB | 750GB |
VPS21-16G | 15,730円 | 16GB | 9コア | 900GB | 1200GB |
VPS21-32G | 31,900円 | 32GB | 11コア | 1700GB | 2500GB |
* 1か月契約時の月額金額。6か月契約・12か月契約では割引あり。
◆ クラウド VPS byGMO VSシリーズ~コンテナ技術で高速なVPSを利用できる
東証プライム市場(旧一部)上場企業、GMOインターネットグループ株式会社の関連会社であるGMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社が運営するLinux系VPSサービスが「クラウドVPS byGMO」VSシリーズです。
当プランは2021年5月13日に提供開始した新プラン「VSシリーズ」で、旧プラン「Vシリーズ」にで採用されていた仮想化技術「KVM」からさらに高いパフォーマンスを実現する「コンテナ技術」を導入、高性能なCPUやSSDストレージでより企業ニーズに適したサービスに進化しています。
■ クラウドVPS by GMO VSシリーズ 基本情報
設置場所 | 接続回線 | 転送制限 | IPアドレス |
日本国内 | 100Mbps共有 | 無制限 | IPv4アドレス1個 |
プラン変更対応 | 仮想化基盤 | 管理画面 | 時間課金 |
上位プランのみ〇 | コンテナ技術 | 独自, Plesk | × |
「クラウドVPS byGMO」というサービス名で、旧プランと新プランがありますので間違いやすく要注意です。旧・新プランの大きな違いは、新プラン「VSシリーズ」で仮想化技術「KVM」から「コンテナ技術」へ変更、ストレージがSSD対応、そして選べるOSが旧プラン「Vシリーズ」ではWindows serverが選択可能です。
メリットとデメリット
「クラウドVPS byGMO」VSシリーズのメリットは、仮想化の高速性と管理ツール、SLAなどの信頼性です。
ココがおすすめ
・仮想化基盤に「コンテナ技術」を採用。より高速化を実現
・管理ツールでPlesk(有料)をえらべ、初心者でも容易に管理ができる
・稼働率99.99%のサービス品質保証制度(SLA)を設定
サイトの高速表示を重視するというトレンドに対応した新プラン「VSシリーズ」では、仮想化技術をKVMから「コンテナ技術」に変更。これにより、より軽量化された仮想マシンによってvCPUやメモリにかかる負荷を下げることが可能となりました。ストレージにもSSDが採用され、「VSシリーズ」はサーバー高速化によりサイトの検索エンジン対策や快適な開発環境に適応しています。
さらに、コマンド不要で管理・運用できるPleskを有料オプションで準備、安定稼働を保証するSLA設定で、より信頼度の高いサービスとなっています。
一方でデメリットとしては以下の通りです。
ココがダメ
・「クラウドVPS byGMO」には旧プランと新しいVSシリーズがあり分かりにくい
・Windows Serverは旧プランを利用する必要あり
・電話による24時間サポートは有料オプション
VSシリーズが2021年5月13日にリリースされましたので、これまで展開していたプランとの棲み分けや整理がこれからされると思われますが、2023年の段階でもやや分かりにくい状況です。
仮想化基盤の違いやストレージがHDDかSSDか、Windows Serverが選べるかなどがありますので、比較して検討してください。
電話サポートについては、法人向けということでスタートした新プランですので標準で24時間対応にしてほしかった・・・というのが本音です。ただ、月額11,000円で追加はできますので、24時間の技術支援が必要な方は利用してもいいのではないでしょうか。
クラウド VPS byGMO VSシリーズ料金・仕様一覧表
OSがLinuxバージョン「クラウドVPS byGMO」VSシリーズの料金と仕様をまとめた表です。
初期費用は無料で、最低利用期間は1ヶ月です。なお14日間の無料お試しはV0、V1、V2、V4の4プランのみ適用ですので注意しましょう。
2023年1月4日に価格改定がありました。
対応OS:CentOS 7.9,AlmaLinux 8.5/8.6,Ubuntu 20.04/22.04,Debian 10.0/11.2,KUSANAGI 8
プラン名 | 月額料金 * | メモリ | CPU | ストレージ(SSD) |
V0 | 666円 | 512MB | 1コア | 20GB |
V1 | 1,307円 | 1GB | 2コア | 50GB |
V2 | 2,033円 | 2GB | 3コア | 100GB |
V4 | 3,243円 | 4GB | 4コア | 100GB |
V6 | 5,179円 | 6GB | 5コア | 100GB |
V8 | 7,478円 | 8GB | 6コア | 200GB |
V12 | 11,834円 | 12GB | 7コア | 200GB |
V16 | 14,617円 | 16GB | 8コア | 300GB |
V32 | 23,087円 | 32GB | 10コア | 300GB |
V64 | 60,500円 | 64GB | 24コア | 500GB |
* 1か月支払いの金額。6か月契約・12か月契約では割引あり。
◆■ クラウド VPS byGMO Vシリーズ~Linux & Windows OSが選べる
東証プライム市場(旧一部)上場企業、GMOインターネットグループ株式会社の関連会社であるGMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社が運営し、Windows OSも選択できるサービスが「クラウドVPS byGMO」Vシリーズです。「Vシリーズ」は仮想化技術「KVM」を導入、LinuxやWindows OSなど多くのオペレーティングシステムから選択でき、ローカル接続で複数台構成のネットワークが構築できる自由さなど、企業ユースに適したスタンダードなVPSです。
■ クラウドVPS by GMO Vシリーズ 基本情報
設置場所 | 接続回線 | 転送制限 | IPアドレス |
日本国内 | 100Mbps共有 | 無制限 | IPv4アドレス1個 |
プラン変更対応 | 仮想化基盤 | 管理画面 | 時間課金 |
上位プランのみ〇 | KVM | 独自, Plesk | × |
「Vシリーズ」では、多くのサービスで採用されている仮想化技術「KVM」で安定したサーバー環境を構築し、SLA99.99%と電話・メールサポートで、利用する企業や団体にとって欠かせない安心と信頼性を高めているサービスです。
メリットとデメリット
「クラウドVPS byGMO」Vシリーズのメリットは、Windows OSも選べることと管理ツール、SLAなど信頼性が高く、WordPress特化型サービスがあることなどです。
ココがおすすめ
・Linux OSに加え、Windows OSも選択可能
・管理ツールでPlesk(有料)をえらべ、初心者でも容易に管理ができる
・稼働率99.99%のサービス品質保証制度(SLA)を設定
・WordPress運用に最適化した特化型プランあり
「クラウドVPS byGMO」Vシリーズは、1つのサービス内でLinux OSはもちろんWindows OSも選んで利用することができ、しかもOSインストール作業も提供会社が行いますので、ユーザーは手間や時間をかけることなくサーバーの運用をすぐに始めることができます。
さらに、VSシリーズと同じくコマンド不要で管理・運用できるPleskを有料オプションで準備、安定稼働を保証するSLA設定で、より信頼度の高いサービスとなっています。
また、VSシリーズにないサービスとして、Pleskの拡張機能をパッケージ化したWordPress特化プラン「VPS Plesk WPシリーズ」があるもの特徴の一つです。
一方でデメリットとしては以下の通りです。
ココがダメ
・「クラウドVPS byGMO」には旧プラン(Vシリーズ)と新しい(VSシリーズ)があり分かりにくい
・Windows Serverは、6GB/8GB/12GBプランのみ利用可能
・ストレージがHDDなど、高速対応にやや難あり
・電話による24時間サポートは有料オプション
クラウドVPS byGMOには、このVプランとVSプランの2つがあり、名前が似通っているうえに公式サイトのリンク先が相互に絡まっていますので、一見分かりにくくなっています。当サイト(ストリームレンタルドットコム)内で分かりやすく解説していますので参考になさってください。
また、Windows ServerはVシリーズのすべてのプランで使えるわけではなく、上位の6GB/8GB/12GBプランに限定されていること、月額料金が別途かかることは注意点です。
そして、ストレージがHDDですので、高速表示はSSDに比べると厳しい面がありますので、安定性を重視するときはVシリーズが検討に入ってくるということになります。
]SLA99.99%と30日間の返金保証あり、そして国内データセンターの24時間365日有人監視とサービスの安定性には定評がありますので、できるだけ止めたくないサービスを運用しているときに、お勧めのVPSです。
クラウド VPS byGMO Vシリーズ料金・仕様一覧表
「クラウドVPS byGMO」Vシリーズの料金と仕様をまとめた表です。
初期費用は無料で最低利用期間は1ヶ月、契約期間は1ヶ月・6か月・12か月から選べます。2023年1月1日に価格改定され、10%のサーチャージと合わせた金額を掲載しています。
項目/プラン名 | 1GB | 2GB | 4GB | 6GB | 8GB | 12GB |
月額料金 * (1か月契約) |
1,186円 | 1,791円 | 3,425円 | 6,268円 | 8,688円 | 13,649円 |
月額料金 * (12か月契約) |
944円 | 1,549円 | 2,880円 | 5,542円 | 7,962円 | 12,681円 |
メモリ | 1GB | 2GB | 4GB | 6GB | 8GB | 12GB |
CPU | 2vCPU | 3vCPU | 4vCPU | 5vCPU | 6vCPU | 7vCPU |
ディスク容量 | 50GB | 100GB | 200GB | 400GB | 600GB | 800GB |
OS テンプレート |
CentOS 7.7/Debian 10.3/Debian 11.2 Ubuntu 18.04/Ubuntu 20.04 AlmaLinux 8.5/Rocky Linux 8.5 |
|||||
- | CloudLinux 7.2 | |||||
- | ・Microsoft Windows Server 2016 Standard ・Microsoft Windows Server 2019 Standard |
|||||
プラン変更 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | - |
無料お試し | ○ | ○ | ○ | - | - | - |
* 上段:1か月契約の月額金額。下段:12か月契約の1か月当たり金額。6か月契約・12か月契約は割引あり。

◆ お名前.com VPS~バランスが取れたパフォーマンスを求める方に
「お名前.com VPS」は、東証プライム市場(旧一部)上場のGMOインターネットグループ株式会社が運営するサービス。レンタルサーバーをはじめ、ドメインやクラウドなど日本のITビジネスを一手に担うIT大手が直接運営するサービスですので、安定度・信頼度については問題なし。開発者やエンジニアなど上級者向け。
■ お名前.com VPS 基本情報
設置場所 | 接続回線 | 転送制限 | IPアドレス |
日本国内 | 100Mbps共有 | 無制限 | IPv4アドレス1個 IPv6アドレスなし |
プラン変更対応 | 仮想化基盤 | 管理画面 | 時間課金 |
〇 | KVM | 独自 | × |
メリットとデメリット
「お名前.com VPS」のメリットは、サポートと運営企業の信頼性です。
ココがおすすめ
・完全仮想化と準仮想化の両方式に対応
・無料でスナップショットが利用でき、設定保存もロールバックも自由に行える
・24時間365日メールサポートで疑問を解消できる
・レンタルサーバー事業などITビジネスの大手が運営
スナップショットでデータ・設定の保存をコストを気にすることなく行えるのは大きなメリットです。そして、VPSに起こりがちな技術的問題が発生した時に、いつでもメールで問い合わせができる窓口があるのはとてつもない安心感があります。
一方でデメリットとしては以下の通りです。
ココがダメ
・初期費用がメモリ4GBプラン以上にかかる
・最低利用期間が3か月と長めの設定
・無料お試しができない
初期費用が、低価格のプランでは無料なのですがメモリ4GBプラン以上になりますとかかってきますので、新規契約や変更時には要注意です。
そして、最低利用期間が長いので、事前に検証しようと思っても試用がありませんので、ある意味ぶっつけ本番になってしまうことが残念なポイントです。
公式サイトの説明が少し薄いですし、最低利用期間などを考慮すると、中級から上級者などVPSを使っていたユーザーの切り替え、または新規契約などがお名前.com VPSには望ましいと思われます。
なお、電話サポートは基本で24時間365日対応ですが、コロナ対策などで現在はお名前.com全サービスで電話窓口対応は縮小中。電話サポート時間は平日:10:00~18:00になっていますのでメール・フォーム問い合わせが中心となります。
お名前.com VPS 料金・仕様一覧表
OSがLinuxバージョン「お名前.com VPS」の料金と仕様をまとめた表です。
2023年2月1日よりサービス維持調整費(税抜き価格の10%)が加算されています。
対応OS:CentOS 7.5~7.9、Stream8、Ubuntu 18.04/20.04、Debian 9.13/10.10、Arch Linux 20200731、FreeBSD 13.0/13.0ZFS
プラン名 | 初期費用 | 月額料金 | メモリ | CPU | ストレージ(SSD) |
メモリ1GB | 無料 | 1,082円 | 1GB | 2コア | 100GB |
メモリ2GB | 無料 | 1,590円 | 2GB | 3コア | 200GB |
メモリ4GB | 5,951円 | 4,470円 | 4GB | 4コア | 400GB |
メモリ8GB | 10,142円 | 9,080円 | 8GB | 6コア | 800GB |
メモリ16GB | 17,474円 | 18,299円 | 16GB | 10コア | 1000GB |
* 1か月支払いの金額。12か月契約では割引あり。
■ お名前.com FX専用VPS(Windows)
GMOインターネットグループ株式会社が運営するWindows OS VPS「お名前.com デスクトップクラウド」。
FX(外国為替証拠金取引)自動売買ツール MT4~MetaTrader4をスムーズに利用するために機能を絞り込み、1分1秒たりとも停止してはいけない取引に耐えうるよう、大容量の10Gbps回線に接続した国内データセンターでサーバーを有人監視のもと運用しています。
さらに、安定稼働を保証するSLA(品質保証制度)も99.99%で設定、水準を下回った場合は減額措置が取られる場合があります。全プランがSSD対応で取引に必要な速度を確保し、不明な点があれば24時間365日のメールサポートも標準で備わっています。(電話サポートは窓口縮小中:平日対応)
■ お名前.com FX専用VPS(Windows) 基本情報
設置場所 | 接続回線 | 転送制限 | SLA |
日本国内 | 10Gbps共有 | 無制限 | 99.99% |
プラン変更対応 | OS | 管理画面 | 時間課金 |
上位プランのみ〇 | Windows Server 2019 | 独自 | × |
お名前.com FX専用VPS(Windows) 料金・仕様一覧表
OSがWindowsバージョン「お名前.com デスクトップクラウド」の料金と仕様をまとめた表です。2023年2月1日より、税抜き価格の「10%」のサービス維持調整費が加わった価格改定となっています。
対応OS:Windows Server 2019
プラン名 | 初期費用 | 月額料金 * | メモリ | CPU | ストレージ(SSD) |
短期お試しプラン (旧:メモリ1.5GB) |
無料 | 2,530円 | 1.5GB | 2コア | 60GB |
スタートアッププラン (旧:メモリ2.5GB) |
無料 | 3,135円 | 2.5GB | 3コア | 120GB |
スタンダードプラン (旧:メモリ4GB) |
無料 | 4,895円 | 4GB | 4コア | 150GB |
プレミアムプラン (旧:メモリ8GB) |
無料 | 7,205円 | 8GB | 8コア | 200GB |
* 更新価格1か月支払いの金額。3,6,12か月契約では割引あり。
* サーバー管理以外の目的でリモート接続するユーザーは、人数分の「リモートデスクトップサービス(RDS)ライセンス」が必要です
* リモートデスクトップサービス(RDS)ライセンスは、料金に含まれています。
■ 仮想デスクトップを徹底比較
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【比較】FXにおすすめ!MT4が使えるVPS仮想デスクトップを評価する
2023年は、コロナショックやヨーロッパの戦争、物価高など様々な要因から、為替相場の変動が大きくなり、いわゆるFX(外国為替証拠金取引)への関心が高いままです。 当ページでは、MT4によるFX自動売買 ...
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◆ ABLENET VPS~VPSを長期運用している安定感、トレーディングなどにも
「ABLENET VPS」は、大阪市に本社を置く株式会社ケイアンドケイコーポレーションが提供しています。1998年の創業以来、共用レンタルサーバー、そしてVPSなどレンタルサーバー事業を運営している実績から、24時間安定稼働を求めるユーザーの期待に応えています。サーバーが200Mbps共有回線に接続し、IPv6アドレスが65536提供と破格、充実した環境でビジネスに専念できます。2022年9月1日に最上位のV5プランが追加されました。
■ ABLENET VPS 基本情報
設置場所 | 接続回線 | 転送制限 | IPアドレス |
大阪 | 200Mbps共有 | 無制限 | IPv4アドレス1個 IPv6アドレス65536個 |
プラン変更対応 | 仮想化基盤 | 管理画面 | 時間課金 |
〇 *V0への変更のみ不可 |
KVM | 独自 | × |
仮想専用サーバーサービスには大きく分けて、VPS(基本がLinux、有料オプションでWindows Serverが選べる)、Windows(仮想デスクトップ)の2つのプランがあります。
メリットとデメリット
「ABLENET VPS」のメリットは、接続回線の速さと長期にわたる運営の信頼性です。
ココがおすすめ
・サーバーが200Mbps共有回線に接続(通常の他社サービスの2倍)
・IPv6アドレスの提供が65536個と破格
・VPSプランで選べるLinux OSが豊富、Windows Serverも選べる(有料オプション)
・レンタルサーバー事業に20年以上携わり、ノウハウと信用を蓄積
回線の速さとIPv6アドレスの提供の豊富さなど、ネットワーク環境のメリットは他社と比べても差をつけています。さらに、OSもVPSプランのままでWindows Serverが選べますので、新規に別プランを契約する必要はないでしょう。
そして、2000年代には個人運営を含めて数百以上のホスティング企業がある中で、技術・価格競争を勝ち続けるのは並大抵のことではありません。
ユーザーにとって、メリットのあるVPSを提供し続けていることこそが、競争を生き残りさらにサービスが磨かれていることにもつながっています。
一方でデメリットとしては以下の通りです。
ココがダメ
・初期費用がかかるプランがある(キャンペーンを除く)
・サーバー設置場所が大阪で、利用者の多い東京にない
・コントロールパネル・管理画面の使い勝手
VPSでは、他社を含めてほぼどのサービスで初期費用がない中で、「ABLENET VPS」には初期費用がかかるプランもあり価格面でのネックになります。対策としては、キャンペーンが時々実施されていますので、その期間中を狙うなど契約時期を見定めるのがいいでしょう。
サーバー設置場所については、意外とトラフィックや表示のパフォーマンスに影響を与えますので、東京や関東圏にもサーバー設置を検討してほしいところです。
管理画面については、長期運用しているサービスによくあるデメリットです。
古くからのユーザーがいらっしゃることや、様々なシステムと連携しているため、なかなか思い切ったバージョンアップ・リニューアルがしづらいことなどが原因として考えられます。
ABLENET VPS 料金・仕様一覧表
OSがLinuxバージョン「ABLENET VPS」の料金と仕様をまとめた表です。
初期費用はV0のみ必要、無料お試し期間は10日間あり最低利用期間は1ヶ月です。なお、赤字は2022年4月1以降の変更点です。
プラン名 | 初期費用 | 月額料金 * | メモリ | CPU | ストレージ |
V0 | 1,027円 | 712円 | 0.5GB | 1コア | SSD 30GB/HDD 50GB |
V1 | 0円 | 1,122円 | 1.5GB | 2コア | SSD 40B/HDD 100GB |
V2 | 0円 | 1,970円 | 2.5GB | 3コア | SSD 60GB/HDD 200GB |
V3 | 0円 | 3,647円 | 6GB | 4コア | SSD 100GB/HDD 400GB |
V4 | 0円 | 6,056円 | 10GB | 5コア | SSD 200GB/HDD 800GB |
V5 | 0円 | 12,980円 | 16GB | 8コア | SSD 200GB/HDD - |
* 1か月支払いの金額。6か月契約・12か月契約では割引あり。
* Windows Serverは有料オプションで選べるほか、ABLENET仮想デスクトップでも選択可能。
対応OS:Linux
詳しくは「ABLENET VPS」公式サイトへ
対応OS:Windows(有料オプション)
WindowsServer2022,2019,2016(V0プランを除く)
対象ユーザーとしては、回線速度や表示速度を高めたい・高速で多様な開発環境が必要、安心して運用を行いたい・信頼性を重視している企業などに適しているサービスです。
■ ABLENET 仮想デスクトップ(Windows)
「ABLENET仮想デスクトップ」は、MT4/MT5をインストールしてFX自動売買を行う十分なパフォーマンスを発揮、プラン変更は上位・下位ともに可能。複数のWindows OSを選択でき、開発環境やテレワークにも活用できます。2022年9月1日に最上位のWin5プランが追加されました。
ABLENET 仮想デスクトップ(Windows) 料金・仕様一覧表
OSがWindowsバージョン「ABLENET仮想デスクトップ」の料金と仕様をまとめた表です。
初期費用は全プランで無料、無料お試し期間は10日間あり、最低利用期間は1ヶ月です。
なお、新規申し込み時の「新規価格」と更新時の「更新価格」に違いがありますので注意しましょう。下記は新規料金です。
■ 新規料金表
プラン名 | 初期費用 | 月額料金 * | メモリ | CPU | ストレージ |
Win1 | SSD 0円 HDD 0円 |
1,540円 | 2GB | 2コア | SSD 60GB/HDD 100GB |
Win2 | SSD 0円 HDD 0円 |
2,090円 | 3.5GB | 3コア | SSD 120B/HDD 100GB |
Win3 | SSD 0円 HDD 0円 |
3,322円 | 6GB | 4コア | SSD 150GB/HDD 200GB |
Win4 | SSD 0円 HDD 0円 |
4,939円 | 10GB | 5コア | SSD 150GB/HDD 200GB |
Win5 | SSD 0円 HDD - |
12,760円 | 16GB | 8コア | SSD 150GB/HDD - |
* 1か月支払いの新規価格。6か月契約・12か月契約では割引あり。
* サーバー管理以外の目的でリモート接続するユーザーは、人数分の「リモートデスクトップサービス(RDS)ライセンス」が必要です
* リモートデスクトップサービス(RDS)ライセンスは、初期費用無料、月額利用料 1,100円/ユーザーです。
対応OS:Windows
Windows Server2022(Win2プラン以上)、Windows Server2019(Win2プラン以上)、2016(Win2プラン以上)、いずれも64bit版
対象ユーザーとしては、MT4/MT5などFX自動売買システムを利用したい個人ユーザーなどに適しているサービスです。
◆ ServersMan@VPS~とにかく安さを追い求める個人向け
株式会社ドリーム・トレイン・インターネットが運営する低価格のVPSが「ServersMan@VPS」です。ISPなど情報通信業のフリービット株式会社子会社であり、個人向けで低価格に特化したサービスです。
■ ServersMan@VPS 基本情報
設置場所 | 接続回線 | 転送制限 | IPアドレス |
東京,大阪 | 非公開 | 無制限 | IPv4/IPv6アドレス1個 |
プラン変更対応 | 仮想化基盤 | 管理画面 | 時間課金 |
〇 *Petitから他プランへ、 他からPetitへ変更のみ不可 |
OpenVZ | 独自 SSHコンソール |
× |
メリットとデメリット
メリットは、とにかく低価格であることです。
ココがおすすめ
・月額300円台で利用できる超低価格プランあり
・NTTグループカードの支払いで年間最大6,000円のキャッシュバック。1年の月額が実質無料に
最安のPetitプランを申し込むと、申し込み付と翌月の2か月間が385円(税込)→330円とさらに割引にもなります。
一方でデメリットとしては下記があります。
ココがダメ
・仮想化技術が古くインストール・運用などに支障が出る場合がある
・選択できるOSが少ない
・肝心のメモリが非公開・ストレージがHDDなどパフォーマンスに不安も
・在庫切れの場合がある
このほかにも初心者向けのGUIによる管理画面がないことなどもありますので、利用するユーザーとしては、とにかく安さを追求する方、コマンドラインで操作できる方などに限定されるでしょう。
ServersMan@VPS 料金・仕様一覧表
OSがLinuxバージョンの料金と仕様をまとめた表です。
初期費用(契約事務手数料)・最低利用期間はありません。
対応OS:CentOS 6(64bit)、CentOS 7(64bit)
プラン名 | 月額料金 | メモリ | CPU | ストレージ(SSD) |
Petit | 385円 | 256MB | - | 5GB |
Entry | 513円 | 1GB | - | 50GB |
Standard | 1,027円 | 2GB | - | 100GB |
Pro | 2,074円 | 4GB | - | 200GB |
まとめ
これまで見てきたようにVPSといっても、価格重視や機能重視、個性的な特色など様々な内容となっています。Windows系VPSでは、開発やリモートワーク用のビジネスやゲームサーバー用途の他、仮想デスクトップとしてFX自動取引まで幅広く利用されています。
今後の動向に注目
VPSは、各社ともにラインナップを拡充させていますので新サービスが今後も増えることや利用できるアプリケーションも随時追加されること、そして価格競争も激しくなっていますのでキャンペーン情報などに注意しながら、できるだけコストを抑えてVPSを検討する参考にしていただければ幸いです。
*各社よりサイト画像など引用させていただいております。
*Windows/WindowsServer/WindowsServer2019,2016,2012R2は米国 Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標または商標です。
*Plesk および Plesk ロゴは、Plesk International GmbH の商標です。
記事作成者プロフィール

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株式会社ストレン 代表取締役社長
MCP,2級知的財産管理技能士
おすすめ情報サイト「マイベスト」レンタルサーバー・ドメイン監修
当サイトはホスティング業経験から、レンタルサーバー・ドメイン・ワードプレステンプレートを比較評価し、始める・切り替える方の視点で情報をお届けします。
【仕事略歴】早稲田大商卒。東証一部精密機器メーカー、レコード会社を経て2000年 動画配信レンタルサービス「ストレン」起業、マイクロソフト認定パートナーとしてサーバー構築・運用・PR等に携わる。2015年、東証グロース上場企業・お客様と合意の上、上場企業移行後に同ビジネス終了、以降はITコンサルティングとして支援に。
【趣味】プロ野球/MLBなどスポーツ、映画・音楽好き(主に洋楽)