2020年3月期はコロナウィルスの影響のため、今後の企業決算や統計において、今まで見たことのないような厳しい数字が予想されます。
特に、人が集まり移動するビジネス、観光・旅客や外食、イベントやエンタメ産業が特に深刻な被害を受け、政府や自治体の助成金や手厚い支援が求められます。

例えば、食品や日用品・医薬品を販売しているスーパー・コンビニ・ドラッグストアや製造企業、加工食品の中食関連、自宅での巣ごもり消費を後押しするネット通販や宅配ビジネス、在宅での仕事を行うにあたりテレワークビジネスやセキュリティ企業・ビジネスアプリケーション企業、自宅で楽しめるゲーム・アプリや映画などの動画配信ビジネスなどは、コロナウイルスで影響を受けているユーザーのサポートをしながら売り上げを増加させている代表的な業界です。
どんな厳しい状況であれ、ビジネスや経済を諦めることはできませんので、好調な業界を参考に、自社で今できること、今やっておきたいことなどをまとめました。
1:ホームページを始める
中小企業庁発行の白書によりますと、2017年の時点ですが100~299人の中小企業でホームページを持っていない企業が約13%となっており、さらに小規模企業では50%前後が所有していないというデータもあります。
直接、人が会う必要がなく、会社や商品・サービスを知ってもらえるホームページは今や必須のビジネスツールですので、このタイミングでホームページを始めることはとても重要です。

無料サービスや有料のホームページ作成サービス、さらにレンタルサーバーを借りてホームページをWordPressで始めるなど方法はいくつかありますので、コストなどを考慮して自社に合うサービスで始めてみるには今はいい機会です。
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2:ホームページをリニューアルする
「ホームページで営業しているけど大幅に変えたい」「表示速度を上げたい」「デザイン性を高めたい」など、リニューアルするには時間がかけられる今が、絶好のタイミングです。
WordPressを利用していれば、テンプレートの差し替えで短い時間でサイトを一新できますのでイメージを大幅に向上させることも可能です。
WordPressのテンプレートを変えてみる
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また、サイトが開くのが遅い、時間がかかる場合は、レンタルサーバーを変更するのも選択肢の一つです。表示速度は、検索エンジンの上位に表示させるSEO対策としても有効ですので、時間がかけられる今、サイトを移行することは将来に備えてプラスに働きます。
レンタルサーバーを変えてみる・追加する
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3:ネット通販を始める
巣ごもり消費の中心は「インターネット販売」、いわゆるネット通販です。
現在は、【物販】だけではなくレッスンやセミナーなど【無形のサービス】もネット販売できますので、中小企業白書によると100~299人までの中小企業が61.4%も自社サイトでネット通販を行っています。
毎月固定費が無料で、売れたときだけ手数料を支払えばよい、リスク0のネットショップ作成サービスもありますので、まずはコストをできるだけかけずスタートして、ニーズがあるかユーザーのリアクションを見るのもいいでしょう。
無料ネットショップ作成サービスの代表的な2社
*BASE vs STORES 当ページは「ショップ版」へ移転しました。
4:ホームページを見直す
現在公開しているサイトを見直して、よりユーザーの役に立つサイト、さらにはグーグルが重視する考え方を知り、記事のリライトをすることも、この時期は最適です。
「E-A-T」、「YMYL」を理解して、スマートフォンでの見栄えを考慮してサイトを修正すれば、検索エンジン対策にもなります。
グーグルの重視するポイントを知る
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5:ビジネスモデル・コンセプト・形態を見つめなおす
今回のコロナウイルスの問題が、私たちに突き付けた最大の問題がこのポイントです。
人が集い参加する・移動するビジネスが困難になり、そしてオフィスに一か所に集まって仕事をする働き方ができないなど、今までの常識を変え変化していかなければ、成長どころか生き残っていくことさえできない、大変厳しい状況となっています。
自宅勤務も普段から組み込む、人を介さない販売手段のネット通販を始める・拡大する、SNSを活用する、海外販売も実施する、海外拠点は中国に集中するのではなく分散させる、生産拠点を国内に戻すなど、今まで行っていなかったことに前向きに取り組み、今回のコロナ対策や将来の同様の事例に備えておくことも大切です。
まとめ
新型コロナウイルスは、既存ビジネスやその後の働き方にまで大きな影響を与え、そして大きな変革を私たちに迫っています。
「こういう時期だからこそ、できることもある」
発想を切り替え、従来の考え方を見直して、変えられるところは変え、止められるところは止め、新しく出発するというぐらいの気持ちで、自社ビジネスを再スタートしてはいかがでしょう。
記事作成者プロフィール

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株式会社ストレン 代表取締役社長
MCP,2級知的財産管理技能士
おすすめ情報サイト「マイベスト」レンタルサーバー・ドメイン監修
当サイトはホスティング業経験から、レンタルサーバー・ドメイン・ワードプレステンプレートを比較評価し、始める・切り替える方の視点で情報をお届けします。
【仕事略歴】早稲田大商卒。東証一部精密機器メーカー、レコード会社を経て2000年 動画配信レンタルサービス「ストレン」起業、マイクロソフト認定パートナーとしてサーバー構築・運用・PR等に携わる。2015年、東証グロース上場企業・お客様と合意の上、上場企業移行後に同ビジネス終了、以降はITコンサルティングとして支援に。
【趣味】プロ野球/MLBなどスポーツ、映画・音楽好き(主に洋楽)