【比較】ネットショップ初心者の開業におすすめ!無料ネットショップ作成サービス BASE vs STORES

2022年4月18日

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無料ネットショップ作成サービス BASE vs STORES

インターネットでショッピングサイト・WEBショップを開業・開設したいけど、種類がたくさんあってどれを選べばよいか分からない、コストがかかるんじゃないかと不安?そういう方向けに初期費用はもちろん月額費用も無料、つまり固定費が一切かからない無料ネットショップ作成サービス「BASE」(ベイス)と「STORES」(ストアーズ)が人気です。当ページでは、この2サービスの比較について解説します。

月額無料のショッピング作成サービスを利用する

ネットショップを始めるときは、売上の見込みが全く立たないのでできるだけ固定費は避けたいもの。必ず支払わなければならない月額費用はとくに抑えたいですね。

月額固定費が無料で、売れたときにだけ手数料などを支払うショッピング作成サービスが急成長しています。なかでも「BASE」と「STORES」でネットショップを始める方が増え続けています。

ココがポイント

無料有料のネットショップ作成サービスの最も大きな違いは、月額固定費がかからないことです。さらにBASEは自社サイトにタグが埋め込めないので自社サイトでネットショップはできませんが、STORESは埋め込めるので自社サイトでネットショップができる、いわゆる「ショッピングカート機能」があるという違いがありますね

無料系ネットショップ作成サービスのなかで、特に人気の高いBASESTORESの2つの差をすぐ見てわかるようにご紹介します。

BASE(ベイス)とは?

ネットショップ作成サービス BASE(ベイス)

*BASEより引用

ハンドメイドアクセサリーやファッション、食品や各種サービスなど220万を越えるショップが利用するショッピング作成サービス「BASE」(ベイス)。無料のプランでは初期費用・月額費用は完全無料商品登録数は無制限で商品数が増えても使い続けることができます。

売れたときだけ手数料を支払えばいいのでリスクはほぼなく、ショップのデザインから決済の導入が誰でもできる簡単さが人気です。
2022年4月から、決済手数料を抑えた月額有料の「グロースプラン」も加わり、成長中のネットショップがさらにコストを下げる選択肢が増えました。

STORES(ストアーズ)とは?

ネットショップ作成サービス STORES(ストアーズ)

*STORESより引用

簡単にネットショップが作成できるサービス 「STORES」(ストアーズ)。
月額無料のフリープランでは売れた時だけ5.5%の手数料を支払えばほぼリスクなしで利用でき、また月額3,480円(税込)のネットショップ ベーシックプランは手数料が3.6%とフリープランより安くなります。

そして、無料のネットショップ作成サービスには珍しく、外部の個人ブログや自社サイトにタグを張り付ければ、ネットショップ化できネット販売することもできます。より自由にショップを構築したい方にSTORESは適しています。

料金比較

無料ネットショップ作成サービス BASEとSTORESの料金比較

まずはショッピングサイトを運用するときに最初に考えなければならないのは費用ですね。
一覧表をご覧ください。

サービス名 BASE STORES
項目/プラン名 スタンダードプラン グロースプラン フリープラン ベーシックプラン
初期費用 0円 0円 0円 0円
月額費用(毎月支払) 0円 19,980円 0円 3,480円 *3
月額費用
(6か月一括金額)
- - - 3,240円 *3
(19,440円)
月額費用
(12か月一括金額)
- 16,580円
(198,960円)
- 2,980円 *3
(35,760円)
商品登録数 無制限 無制限 無制限 無制限
決済手数料/1件
(サービス手数料)
3.6%+40円
4.6%+40円 *1
(3%)
2.9%
3.9% *1
5.5% 3.6%
決済開始までの期間 即日 *2 即日 *2 約4営業日~ 約4営業日~
最低契約期間 - 1か月 - 1か月
プラン変更 即時可能 契約期間後可能 即時可能 契約期間後可能

*1 決済手数料は3.6%+40円、2017年9月以降サービス手数料 3%が追加されました。なお、2023年4月1日よりAmazon Pay,PayPalのみスタンダードプラン 3.6%+40円→4.6%+40円 / グロースプラン 2.9%→3.9%に変更。
*2 JCB / アメリカン・エキスプレスについては、最短で申請の翌営業日から利用可
*3 STORESベーシックプランは2023年4月1日に料金改定実施

無料のプランでは、手数料の安さはSTORES、決済利用開始までの早さはBASEと、それぞれ特徴がありますので、自社のネットショップにとって導入の時にメリットのあるほうを選びましょう。

なお、BASESTORESともに手数料が送料にもかかりますので注意が必要です。

さらに詳しく

2022年4月にBASEで月額有料プラン「グロースプラン」が追加され、STORESとともに無料・有料プランが出そろいました。これで両社ともに、無料でネットショップを始め、成長した後に有料プランへ移行することでコストダウンを実現することができます。

BASEは無料・有料プランで機能面での大きな違いはありませんので、1回ごとにかかる手数料率と月額料金を勘案して、自社ネットショプにいずれが適しているかを【成長後に有料プランへ移行することも想像して】決定することがポイントです。

機能比較

決済方法関連

無料ネットショップ作成サービス BASEとSTORESの決済機能・方法を比較する

次に、ネットショップでどんな決済方法が利用できるかは売り上げに結び付く重要なポイントです。BASEとSTORESでは利用できる決済方法がほぼ同じですが、違いもありますので事前に知っておきましょう。サービスごとに対応している決済方法と、カッコ内は手数料率です。

サービス名 BASE STORES
利用できる決済方法/プラン名 スタンダードプラン グロースプラン フリープラン ベーシックプラン
クレジットカード 〇(6.6%+40円) 〇(2.9%) 〇(5.5%) 〇(3.6%)
銀行振込 〇(6.6%+40円)*1 〇(2.9%)*1 〇(5.5%) 〇(3.6%)
コンビニ決済 〇(6.6%+40円) 〇(2.9%) 〇(5.5%) 〇(3.6%)
後払い 〇(6.6%+40円) 〇(2.9%) 〇(5.5%) 〇(3.6%)
あと払い(Pay ID) 〇(6.6%+40円) 〇(2.9%) × ×
キャリア決済 〇(6.6%+40円) 〇(2.9%) 〇(5.5%) 〇(3.6%)
PayPay × × 〇(5.5%) 〇(3.6%)
楽天ペイ × × 〇(5.5%) 〇(3.6%)
代金引換 × × × 〇(0%) *2
PayPal 〇(7.6%+40円) *3 〇(3.9%)*3 〇(5.5%) 〇(3.6%)
AmazonPay 〇(7.6%+40円)*4 〇(3.9%)*4 × *5 〇(3.9%) *5

*1 BASEでは、2023年4月1日の価格改定で購入者が支払手数料360円/回を負担することとなりました。
*2 STORESでは、代金引換はスタンダードプランで選択できます。代金引換の決済手数料は0円です。
*3 BASEでは、PayPal決済は商品購入から10日以内に発送がない場合購入は自動的にキャンセルとなります。
*3 & *4 BASEでは、2023年4月1日の価格改定でPayPalとAmazon Payの決済手数料が1%アップしました。
*5 STORESでは、Amazon Payはスタンダードプランで選択できますが、フリープランでも審査は可能です。AmazonPayの決済手数料は3.9%です。

月額無料プランでは利用できる決済方法がBASEとSTORESで違います。無料プランでAmazonPayを確実に利用したい場合はBASE、PayPayや楽天ペイを利用したい場合はSTORESなど、何を利用するかで選びましょう。なお、STORES有料プランが決済方法を最も多く選べます。

そして、資金繰りで重要な振込サイクルを確認しましょう。

 サービス名 BASE STORES
項目/プラン名 スタンダードプラン
グロースプラン
フリープラン ベーシックプラン
振込サイクル
(基本)
振込申請から10営業日
(土日祝除く)
月末締めの翌月末払い
(入金金額が1万円以上の場合)
月末締めの翌月末払い
(入金金額が1万円以上の場合)
振込サイクル
(オプション)
「お急ぎ振込」利用で
1~2営業日
手数料:1.5%
「スピードキャッシュ」利用で
1営業日
手数料:3.5%
「スピードキャッシュ」利用で
1営業日
手数料:1.5%

BASEの通常パターン(振込申請額が2万円以上の場合)では、振り込まれる金額は振込手数料275円と事務手数料の0円(振込申請額が2万円未満の場合、事務手数料550円)が差し引かれた金額です。
そして、オプションの「お急ぎ振込」は、振込申請金額1.5%の利用料金で最短翌日の早期振込に対応しています。

STORESの通常パターン(入金金額が1万円以上の場合)は、振り込まれる金額は決済手数料(フリープラン5.5%・ネットショップ ベーシックプラン3.6%)と振込手数料の275円が差し引かれた金額です。
なお、入金金額が1万円未満の場合は振り込み設定を変更すれば、決済手数料5.5%、振込手数料275円に加え、事務手数料275円が差し引かれた金額が振り込まれます。

スピードキャッシュ」は、各決済手数料+スピードキャッシュ手数料(ベーシックプラン 1.5% 、フリープラン 3.5%)で利用できます。

ココがポイント

手数料を抑えたい場合は、通常のサイクルではBASEがより早く入金してもらえます。さらにお急ぎの時は、BASESTORESともに「お急ぎ振込」「スピードキャッシュ」で最短翌日の入金も可能ですので安心です。それぞれ、日数とかかる手数料でどちらがメリットがあるかじっくり検討してください。

サイト制作・システム関連

無料ネットショップ作成サービス BASEとSTORESのサイト制作・システム関連機能比較

ネットショップを始めるには、テンプレートを利用してネットショップを作りこむ必要があります。レイアウト変更など細かな編集やスマートフォンでの見栄えの確認なども行わなければなりません。また、安全性確保のためSSL対応やアクセス分析なども重要です。BASESTORESでサイト制作・システム関連の機能を比較してみます。

サービス名 BASE STORES
項目/プラン名 スタンダードプラン グロースプラン フリープラン ベーシックプラン
テンプレート 無料 17
有料 84
無料 17
有料 84
無料 48 無料 48
編集/エディター
ロゴ非表示 〇 *1 〇 *1 ×
スマホ対応
レスポンシブ
独自ドメイン ×
SSL対応
アクセス解析 〇 *2 〇 *2 ×
外部カート × ×

*1:BASE APP追加で可能。月額550円の非表示オプション
*2:BASE APP追加で可能。アクセス解析はGoogle Analytics APP

無料ネットショップ作成サービス BASEとSTORESのテンプレート事例

月額無料プランではBASEの方が機能的にやや充実していますが、テンプレート数や編集、SSLなどショップ運営に必要な機能はいずれもセットアップされていますので問題なく稼働できます。ブランドや商品に適したデザインのテンプレートがあるか、編集でカスタマイズが可能かなど事前にチェックしておきましょう。さらに、自社サイトやブログをネットショップにしたい場合は、STORESのストアボタン貼り付け機能(外部カート)が便利です。

販売方法関連

無料ネットショップ作成サービス BASEとSTORESの販売方法比較

ネットショップではアクセサリーや食品、インテリアなどの「有形」の物販はもちろんコンテンツのダウンロード販売や予約販売など「無形」の商品・サービスも販売することができます。また、販売する期間を設定する、定期販売を行うなどの「売り方」の工夫で売り上げアップを目指すことも可能です。BASESTORESでどのような販売ができるのか、について比較してみます。

サービス名 BASE STORES
項目/プラン名 スタンダードプラン グロースプラン フリープラン ベーシックプラン
物販
電子チケット - -
ダウンロード販売
定期販売
予約販売
テイクアウト
抽選販売 - -
まとめ割引 - -
販売期間設定
購入個数制限

2社が競っているためか、ほぼ同様の販売ができるシステムになっています。電子チケットが販売できる、まとめ割引ができるSTORESや、抽選販売ができるBASEなど、取り組みたい販売方法があるかどうかも選択のポイントです。

集客・販促・運用関連

無料ネットショップ作成サービス BASEとSTORESの集客・販促・運用比較

ネットショップはスタートしてからが本番と言っても過言ではありません。より売り上げを上げるための集客・販売促進活動、そしてスムーズにネットショップを運営を行う各機能など、日々ブラッシュアップしていくことでネットショップの成功への道が開けます。BASESTORESで集客・販促・運用関連の機能を比較してみます。

サービス名 BASE STORES
項目/プラン名 スタンダードプラン グロースプラン フリープラン ベーシックプラン
クーポン
メールマガジン
Instagram連携
Google商品連携
再入荷リクエスト
送料詳細設定
配送先別指定 - -
配送日指定 -
英語対応
オーダーCSV出力
納品書出力
顧客管理
商品コード・品番管理 -
倉庫サービス(代行サービス) 〇 *1 〇 *1

*1:BASE APP追加で可能。アプリ内課金あり

ここで比較した項目は一部です。また、サービスごとに項目名が違うケースがあります。例えば、STORESでは「倉庫サービス」、BASEでは「商品の保管・梱包・配送代行サービス」のように名称が異なりますが同様のサービスを提供するもの、さらにサービス範囲が微妙に異なるものもありますので注意が必要です。

まとめ

いままで見てきましたように「BASE」「STORES」の機能は多様で、有料のネットショップサービスに引けを取らなくなっています。そして、ともに無料プランでは初期費用・月額固定費用が必要ありませんので、まずは登録してコストをかけずに機能を事前検証できることは大きなメリットです。

ネットショップは開業の早さが大切

ネットショップ成功のポイントは、早く始めて運用に慣れること、お客様に知っていただくこと。無料ネットショップ作成サービスですと、導入までの時間の節約ができ、オペレーションチェックをすぐに始めることができます。

ネットショップ・ネットビジネスが定着しつつある今、一日も早くネットショップをスタートすることが重要です。

*画像など各社より引用

記事作成者プロフィール

佃 直毅
佃 直毅株式会社ストレン 代表取締役社長
ネットショップ実務士レベル2
情報セキュリティマネジメント
2級知的財産管理技能士
おすすめ情報サイト「マイベスト」レンタルサーバー・ドメイン監修

当サイトはネットショップ作成サービス/ECカートを中立の視点から比較評価し、始める・切り替える方の立場に立った情報をお届けします。

【仕事略歴】早稲田大商卒。東証一部精密機器メーカー、レコード会社を経て2000年 動画配信レンタルサービス「ストレン」起業、マイクロソフト認定パートナーとしてサーバー構築・運用・PR等に携わる。2015年、東証グロース上場企業・お客様と合意の上、上場企業へユーザー移行後に同ビジネス終了、以降はITコンサルティングとして支援に。

【趣味】プロ野球/MLBなどスポーツ、映画・音楽好き(主に洋楽)