消費増税に5G 環境激変 8月に考えておきたい将来のビジネス展開のこと

2019年8月10日

異常に暑い夏、とくに8月は暑すぎて仕事ももうろうとしながらこなしている方も多いのでは。

すこし暑さが落ち着く8月中旬には、お盆や夏季休業もありますので、ビジネスについて考えるいい時間でもあります。
今回は、2019年10月以降激変するビジネス環境とそれにどう合わせていくかなど考えてみたいと思います。

レンタルサーバーなど8月に考えておきたいこととは?

大きなトピックが目白押し

ラグビーワールドカップ東京で開催されるオリンピックなど、とくにスポーツ関連でビッグイベント目白押しなのですが、このサイトはITを中心にしていますので、ITやサイトに影響が大きいトピックについてみてみます。

IT関連トピックス

各メディアで大きく取り扱われているものから、意外と気づきにくいものまで上げてみました。

  1. 消費税が10%にアップ
  2. 楽天が携帯事業を開始
  3. 5Gのテスト運用開始
  4. 選挙・著作権法改正の動きに注意
  5. 貿易摩擦・円高の動き

1:消費税が10%にアップ

2019年10月1日から、消費税が現行の一律8%から飲食料品・新聞などを除いて10%に引き上げられます。軽減税率が適用されるものの、国内の景気にどの程度影響があるか注意が必要です。

ITでいえば、かなり広範囲にプラス・マイナスの影響が出てきます。

プラス面では、システム改修やサイト修正などIT開発の受託が増加すること、その反面かなりのサイト・システムで改修が必要になりますので、販売業者目線では修正コストとそのための時間が費やさなければならなくなり、本業に影響が出てきます。

また、期間限定ではありますが還元施策の対象業者になるため、キャッシュレス決済導入もこの機会に増加することが見込まれます。

もっと詳しく

サイトでいえば申し込み・見積もり・料金表など、ネットショップではカートなどすべてのチェックが必要になります。9月下旬から修正忘れなど気をつけましょう
もっと詳しく

2:楽天が携帯事業を開始

レンタルサーバーなど8月に考えておきたいこと 楽天の携帯事業参入で変わること2019年10月より、IT企業の楽天が携帯電話事業に4社目として参入します。ここでの注目点は、料金競争による価格の低下と、技術革新です。

MVNOですでに展開している楽天モバイルは、やがて携帯キャリア事業に統合される方向と考えますが、新規顧客に対しては新規参入組として価格競争を仕掛け市場の拡大を目指すものと思われます。

価格の低下はユーザーにとってありがたく、ネットショッピングなどの消費が増える可能性もありますのでプラス要因です。

また、技術革新については後発のメリットを生かし、ただ単に5Gネットワークを構築するというものではなく、全国4000近くの基地局周辺に「モバイルエッジサーバー」を設置、端末では処理しきれなかったデータを高速処理し、より早くやり取りができる未来型のネットワーク「モバイルエッジコンピューティング」を実現する可能性が高くなっています。

高速処理が必要な高精細なゲーム・動画、そして反応速度の速いネットショップからさらに発展してリアル店舗との融合など、これまでの4Gでは難しかった社会が出現することも予想されます。

楽天でいえば2020年2月以降、3980円以上で送料無料にするという動きもあります。スマホを対象にしたネット通販がトレンドになる状況ですので、参入を検討中でしたら早めの準備を心がけてください
注目です

無料で始めるネットショップ作成サービス

3:5Gのテスト運用開始

楽天も携帯参入と並行して導入を進めている5Gが間もなく、国内でも始まります。

ドコモによると、5G(第5世代移動通信システム)では通信の安定性を確保しつつ、100倍の高速化と1,000倍の大容量化を目指して研究が進んでいます。
そして2019年9月20日には、ラグビーワールドカップの8会場で、高速大容量を体験できる端末を準備しプレサービスを開始。
2020年春には正式サービス開始の予定です。

レンタルサーバーなど8月に考えておきたいこと 5Gで社会が大きく変わる2時間程度の映画が3秒でダウンロードできる超高速ネットワーク、複数端末に同時接続できる多接続性、低遅延などの特性を生かして、過疎地における自動運転やドローンなどの配送、遠隔手術、生産管理を遠隔で行えるスマート工場など、社会を大きく変革する可能性を秘めています。

ドローンを詳しく

ドローンの操作を覚えて新ビジネスに参入
「空の産業革命」~撮影から配達・農薬散布まで~ドローンの操作を覚えて新ビジネスに参入

AIやIoTと並んで、ITの産業革命のけん引役とされるドローン。 人不足で配達が滞る物流業界や、被災地や山間部など無人でデータ収集ができる測量・建設関係、農薬散布や生育状況の確認に利用できる農業分野、 ...

続きを見る

高速サーバー導入の機会

高速SSDレンタルサーバー
【比較】月1000円前後のSSD高速レンタルサーバー

ホームページの表示速度が1秒から5秒に落ちると、直帰率が90%も上昇するといわれており、サイトの表示速度はSEOにおいてもマーケティングにおいてとても大切なポイントです。 このページでは、個人や企業の ...

続きを見る

4:選挙・著作権法改正の動きに注意

レンタルサーバーなど8月に考えておきたいこと 著作権法改正の動き早くも2019年11~12月に総選挙がありうるとのニュースが出始めました。消費増税の景気の動向次第ですが、景気に与える影響が軽微であればあながち無い話ではありません。

選挙は、景気や社会に大きなインパクトを与えますのでこの項目で取り上げましたが、とりわけ注意が必要なのが「著作権法改正」の動きです。

ダウンロード規制見送り 著作権法改正案提出せず

政府は13日、違法ダウンロードへの規制を強化する著作権法改正案について、今国会への提出を見送る方針を決めた。無許可で投稿された音楽や動画に限っていたダウンロード規制の対象を漫画や雑誌などの静止画にも拡大する内容だったが、漫画家をはじめとした著作権者側の理解を得られていないと判断した。

日本経済新聞 2019/3/13

上記の記事は参議院選挙前の記事ですが、また同様の動きがあるとの報道も見受けられます。

すべてのダウンロードに適用とは、個人のブログやスクリーンショットまで含まれる非常に広範囲な内容で、ネット上での活動に大きな制約・そして萎縮を呼ぶ改正と見られています。

もし改正された場合は、いわゆる「引用」との兼ね合いはどうなるのか?など疑問もわきますし、事実上転載禁止ですので、ネット上の経済活動が大きく落ち込む可能性も指摘されています。この法改正の動きは、インターネットでビジネスを行っている企業・個人には重要な情報ですので、ウォッチしておく必要があります。

5:貿易摩擦・円高の動き

マクロの話にはなりますが、日中貿易摩擦をはじめとした日米、米EUの経済摩擦は、世界経済にきわめて大きな影響を与えます。

レンタルサーバーなど8月に考えておきたいこと 貿易摩擦など世界情勢には要注意

2019年8月の段階で、ドル円は円高基調に転換しつつあり海外の不安定要因が増加するにつれ、円高+国内の消費増税と国内景気に悪影響を与える要因には事欠かなくなってしまいました。

1企業では如何ともしがたい話ですが、特に越境ECを展開している企業、海外で仕入れを行っている企業・個人は来年の大統領選まで注視しておきたいトピックです。

まとめ

2月・8月はビジネスがあまり動かない月として有名ですが、冷房の効いた室内でゆっくりと情報収集・思索に耽るにはいい時期です。

激変する2019年後半を想定しながら、他社に先んじる一手を打つ、自らを成長させる戦略を練る8月にすることで、将来が大きく変わってきます。

夏の体調管理を兼ねて、有意義な時間を過ごしてまいりましょう。

この記事を書いた著者

佃 直毅
佃 直毅ITサポート/コンサルティング/コンテンツプロデュース
株式会社ストレン 代表取締役社長
MCP,2級知的財産管理技能士
GAIQ(Googleアナリティクス個人認定資格)

【仕事略歴】早稲田大商卒。東証一部精密機器メーカー、レコード会社を経て独立後、2001年に動画配信(ストリーミングサーバー)レンタルサービス「ストレン」を立ち上げ、マイクロソフト認定パートナーとしてサーバー構築・運用からPRまで全般に携わる。2015年、東証マザーズ上場企業・お客様と合意のもと、上場企業サービスへ移行していただき同ビジネス終了、以降はITサポート・コンサルティングとして企業の支援に。

当サイトでは、ホスティングビジネスの経験を踏まえ、ユーザー視点でレンタルサーバーやECサービスの評価をし、これから始めたい・切り替えたい方の立場に立った記事・評価・比較情報をお届けします。

【趣味】プロ野球/MLBなどスポーツ、そして映画・音楽好き(主に洋楽)。

© 2020 ストリームレンタルドットコム