【最新市場分析】SNSの利用実態から見る、どのSNSが反応を得やすいか?

2019年7月27日

SNSの利用実態から見るユーザーの動向とはTwitterやfacebook、LINEにインスタグラム・・・どのSNSがよく使われていて、告知や販売にはどれが効果があるのか?気になりますね。
市場調査・リサーチの株式会社クロス・マーケティングが、「SNSの利用実態に関する調査」を2019年7月25日に公表しましたので、その内容を踏まえ解説します。

■ 調査概要

調査地域は、全国47都道府県の中学生を除いた15~69歳の男女で、Twitter・Facebook・Instagram・LINE・mixi・TikTok・ピンタレスト・Linkedinのうち1つ以上を普段使いしているユーザー。2019年6月28日(金)~30日(日)にネットで調査を行い、有効回答数は4,374です。

どのSNSが知られている?利用されている?

SNSの利用実態から見るユーザーの動向とは 認知度

知っているSNSは何か?1位 Twitter(93.7%)、2位 Facebook(88.8%)、3位 LINE(88.2%)、4位 Instagram(85.2%)の順となっており、そのうちLINEは登録しているSNSで77.7%で1位。

そのほかのSNS、mixiとTiktokは約50%、ピンタレスト、LinkedInは浸透度が低く10%前後と低い結果に。

使われているSNS 1位はLINE

それでは「普段から利用しているSNS」についての回答では、1位 LINE(71.3%)、2位 Twitter(50.9%)、3位 Instagram(35.1%)、4位 facebook(28.4%)となっています。

LINEは、知っている&登録している&使っている、のすべてて高い傾向にあり、次いでTwitterがよく利用されています。
このほか、LinkedInやTikTokの利用者は、のべ4種類以上のSNSを利用している傾向がありました。

SNSの特徴をどう見ている?どう使っている?

SNSの利用実態から見るユーザーの動向とは 利用方法

次に、各SNSの特徴やどう使っているかなどを見ていきましょう。

最も利用されているLINEは、「周りのみんなが使っている」「親しみやすい」でトップのほか、「気軽に見ることができる」「最新の情報が手に入る」ことが評価されています。反面、「企業広告が多い」もトップですので、企業利用の場合はブロックされないような使い方に注意が必要です。

Twitterは「最新の情報が手に入る」「おもしろい情報が多い」「自分の趣味に合う情報が多い」、そして閲覧・投稿の容易さもトップですので、情報収集・配信メディアとして活用していることがわかります。

InstagramTiktokは「流行っている」と認識されていますが、Instagramは「おしゃれ」、Tiktokは「新しい」とやや異なる特徴があると受け取られています。

どのSNSに反応する?購入に結び付く?

SNSの利用実態から見るユーザーの動向とは どう反応する

それではどのSNSが、ユーザーの反応を得やすいのでしょうか。

まず流れてくる情報などに興味や関心を持つSNSは、1位 LINE、2位 Twitter、3位 Instagram、4位 Facebookの順で、LINEとTwitterは約30%、Instagramでは約20%、facebookでは約10%が関心を持つと回答がありました。

SNSの利用実態から見るユーザーの動向とは どのSNSに反応する

その中でもLINE、Twitter、Instagramの3つは、10%強のユーザーが購買まで至っており、LINE、Twitter、Instagramについてはタイムラインなどで情報を流すことが、興味・関心・購入などの効果を生むことが分かります。

さらに中身を見ていきますと、反応のある内容は「口コミ情報」、特に書かれてある内容に共感できたり、使い方がわからない・効果がどうなのか・購入しても大丈夫?など共有の悩みを解消してくれるようなコメントなどです。

また、企業側からのアプローチ(キャンペーン情報など)をきっかけに購入、さらには継続した購入につながった例もあります。

出典

株式会社クロス・マーケティング 「SNSの利用実態に関する調査

まとめ

これまでみてきたように、Twitter・Instagram・LINEの3強に、Facebookを織り交ぜ、それぞれのターゲットユーザーやSNSの特性に合わせた情報配信を心掛ければ、リアクションが期待できることがわかりました。

しかし、SNSは無料で誰でも利用できるメディアですので、誰でも配信できることの裏返し、テキストや画像・動画のみで数多くの反応を取れる“猛者”や“天才”も数多くいることも事実です。

自社の特性を理解し、投稿する自分自身がどのSNSに向いているか、どの投稿に注力すべきかを見極めて、効率よく継続することがSNSで関心を持っていただく・購入していただくポイントになります。腰を据えて、じっくり取り組んでまいりましょう。

記事作成者プロフィール

佃 直毅
佃 直毅
株式会社ストレン 代表取締役社長

情報セキュリティマネジメント
2級知的財産管理技能士
ネットショップ実務士レベル2
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当サイトはホスティング業経験から、レンタルサーバー・ドメイン・ワードプレステーマ/テンプレートを中立の視点から比較評価し、始める・切り替える方の立場に立った情報をお届けします。

【仕事略歴】早稲田大商卒。東証一部精密機器メーカー、レコード会社を経て2000年 動画配信レンタルサービス「ストレン」起業、マイクロソフト認定パートナーとしてサーバー構築・運用・PR等に携わる。2015年、東証グロース上場企業・お客様と合意の上、上場企業へユーザー移行後に同ビジネス終了、以降はITコンサルティングとして支援に。

【趣味】プロ野球/MLBなどスポーツ、映画・音楽好き(主に洋楽)