WordPress5.0アップデートの注意点は?

2019年3月11日

WordPress5.0アップデート

数多くのWEBサイト・ホームページで利用されているCMSのWordpressメジャーアップデート「WordPress 5バージョン」が2018年12月6日に公開となりました。セキュリティ上は早めの更新が望ましいのですが、今回のアップデートで特に注意しなければならないのがサイトを作るときに利用する「エディター」です。
更新する前に是非ご一読ください。

レンタルサーバーでWordPress5.0アップデートの注意点は?

新エディター「Gutenberg」(グーテンベルグ)の特徴

グーテンベルグは、イメージとしては機能別のブロックを積み上げて作り上げるタイプのエディターで、これまでのHTMLコードを記述して作成する旧エディターとは異なるものです。

様々な種類のメディアを挿入し、配置を自由に変更できますし、コンテンツの各パーツは、それぞれのブロックの中にあって他のブロックと分離され、簡単に移動することができます。さらに、たくさんのブロックがデフォルトで利用可能なほか、コミュニティによるブロックが日々追加されています。(下記参照)

レンタルサーバーでWordPress5.0アップデート画面

旧エディターを引き続き利用したい方へ

いかに新しいエディターが使えるようになったとしても、いままでのエディターをそのまま使い方も多いはず。今回のアップデートを実施しても旧エディターが使えるようになっていますのでご安心ください。
まずは、WordPress5.0にアップデートしたとしますと、下記のような完了画面が表示されます。

レンタルサーバーのWordPress5.0ようこそ画面

画面内「旧エディターを使い続ける方法はこちら。」をクリックしますと、このページ下部にリンクしていますので内容を確認してください。

レンタルサーバーのWordPress5.0説明画面

旧エディターを使うためには、プラグイン「Classic Editor」(クラシックエディター)をインストールして利用します。「Classic Editorをインストール」ボタンをクリックしてダウンロードするか、プラグインページより当プラグインを検索表示し、ダウンロード&インストール・有効化してください。

レンタルサーバー WordPress5.0プラグイン

クラシックエディター

インストール・有効化しましたら、プラグインの設定で「すべてのユーザーのデフォルトエディタ」にて任意のエディターを選択してください。「Classic Editor」を利用する場合は、そちらを選択し保存します。これで旧エディターを利用することができます。

レンタルサーバーでWordPress5.0アップデート投稿設定

注意点が2つ

「Classic Editor」のサポートは2021年までですので、しばらくは使えるのですが、いずれは新エディターを使うときが来ます。少しずつ「Gutenberg」に慣れるようにしましょう。

■ 2023年2月19日追記

WordPress.orgの公式サイトでは、「Classic Editor (クラシックエディター)はWordPress チームがメンテナンスしている公式プラグインであり、少なくとも2024年末まで、または必要なくなるまでの間、完全にサポート・保守されます」と発表しています。
期限を区切って使えなくなるという不安はなくなりましたが、まさかに備えていつでも切り替えられるよう準備はしておいた方がよいでしょう。

WordPress.org

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まとめ

WordPress5.0のように、4.9.7のような数字とは違って、桁が変わる数字はメジャーアップデートを表しており、大幅な機能追加がされています。
今まで利用しているテンプレートやプラグインなどに影響を与えることもありますし、場合によっては不具合が起きる可能性もありますので、アップデートはしばらく控えて様子を見る、別環境で検証するなど慎重に対応をなさってください。

記事作成者プロフィール

佃 直毅
佃 直毅
株式会社ストレン 代表取締役社長
MCP,2級知的財産管理技能士
おすすめ情報サイト「マイベスト」レンタルサーバー・ドメイン監修

当サイトはホスティング業経験から、レンタルサーバー・ドメイン・ワードプレステーマ/テンプレートを中立の視点から比較評価し、始める・切り替える方の立場に立った情報をお届けします。

【仕事略歴】早稲田大商卒。東証一部精密機器メーカー、レコード会社を経て2000年 動画配信レンタルサービス「ストレン」起業、マイクロソフト認定パートナーとしてサーバー構築・運用・PR等に携わる。2015年、東証グロース上場企業・お客様と合意の上、上場企業へユーザー移行後に同ビジネス終了、以降はITコンサルティングとして支援に。

【趣味】プロ野球/MLBなどスポーツ、映画・音楽好き(主に洋楽)