WordPressでサイトを立ち上げて、このホームページを見てもらうために何をすればいいか?まずは検索エンジンに掲載してもらって、大勢の方に知ってもらわなければなりません。
そこで、プラグイン Google XML Sitemapsを活用して、サイトの更新や情報を検索エンジンに通知しましょう。 このページでは、プラグイン Google XML Sitemapsの初期設定を解説します。
プラグイン「Google XML Sitemaps」は、2022年5月に配信停止となっており現在はダウンロード・インストールはできません。当記事は過去記事としてご覧ください。
Google XML Sitemapsのインストール


Google XML Sitemapsとは?
サイトの存在や更新について、ウェブ上を情報収集しながら巡回するクローラーに通知する検索エンジン対策には欠かせないプラグインです。
サイトの構成をクローラーに伝えるためのsitemap.xmlページを自動生成するほか、収集してほしい頻度やページ・カテゴリなどの優先順位など細かい設定が可能です。
初期設定状態でも利用できますが、自社サイトの要件に合わせて調整をすれば、効果が高まると見込まれます。
まずは、WordPress管理画面にログインしてインストールすることから始めます。
プラグイン画面を開きます。
次に、キーワードに「Google XML」あたりまで入力すると、画面にプラグインが表示されます。そして「今すぐインストール」をクリックします。
さらに「有効化」をクリックして、プラグインを使えるようにしましょう。
インストールと有効化が終了したら、利用できますので設定を確認します。
メニューから「XML-Sitemap」を選択しクリックします。
こちらがプラグインの初期設定状態です。
では設定を見直していきましょう。
設定確認・変更を行う
基本的な設定
初期設定状態でほぼ問題ありませんが、「HTML形式でのサイトマップを含める」に注意しましょう。
通知を更新
Notify Google about updates of your site
Notify Bing (formerly MSN Live Search) about updates of your site
→Google、Bingにサイト更新情報を通知する
サイトマップの URL を仮想 robots.txt ファイルに追加
→検索エンジンがクローラーで回遊しやすいよう、サイトマップの正確な位置を伝える
高度な設定
デフォルトの設定で問題ありません。
「HTML形式でのサイトマップを含める」について
「HTML形式でのサイトマップを含める」機能は、クローラーが認識するsitemap.xml以外に、人間が目で認識するsitemap.htmlも作成するということです。
別のプラグインで人間が目で認識するsitemap.htmlを作成している場合は、必要ありません。
また、ここにチェックをつけていますと「インデックス カバレッジ」関連の問題が発生した、とGoogle Search Consoleから連絡があるケースもありますので、SEO的な問題を避けたい場合は、チェックを外しておいたほうが無難です。
インデックス カバレッジ関連問題について詳しくは
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Additional Pages
そのままで大丈夫です。
投稿の優先順位
「コメント数」から「優先順位を自動的に計算しない」に変更します。
優先順位はプラグイン管理画面下の別項目で、後ほど設定できます。

Sitemap コンテンツ
初期設定状態です。基本的にほぼ更新しない「固定ページを含める」のチェックを外し、「カテゴリーを含める」にチェックを入れます。


Excluded Items
除外する項目を選択します。記事として価値が低い、文字数が極端に少ないと思われるカテゴリーを除外して、サイトの価値を高めましょう。
この例では、文字数が少なく情報量の薄い「お知らせ」カテゴリーを除外しています。
Change Frequencies
クローラーに収集してほしい更新頻度を設定します。ただし、この通りに来るということではなく、参考程度です。


優先順位の設定 (priority)
ページごとの優先順位を設定しましょう。

この例は、固定ページをSEO目的で利用している場合で数値を入れています。
SEO目的でない場合は0.0で設定しましょう。
また、タグページを設定しないと、カテゴリー別設定の不具合が起こるため、1.0で設定しています。
あとは設定を保存して設定は完了です。すぐにグーグルなどに通知したい場合は、Google Search Consoleからsitemap.xmlを送信しましょう。
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まとめ
検索エンジンは日々進化していて、この設定は参考程度の可能性もありますが、少しでも精度を高めてより多くの方にサイトを見ていただくための努力はしたいものです。少なくとも不具合関係についての微調整は実施しましょう。
記事作成者プロフィール

- ITサポート/コンテンツプロデュース
-
株式会社ストレン 代表取締役社長
MCP,2級知的財産管理技能士
おすすめ情報サイト「マイベスト」レンタルサーバー・ドメイン監修
当サイトでは、ホスティングビジネスの経験を踏まえ、ユーザー視点でレンタルサーバーやドメイン販売サービス・WordPressテンプレートの評価をし、これから始めたい・切り替えたい方の立場に立った記事・比較情報をお届けします。
【仕事略歴】早稲田大商卒。東証一部精密機器メーカー、レコード会社を経て独立後、2001年に動画配信(ストリーミングサーバー)レンタルサービス「ストレン」を立ち上げ、マイクロソフト認定パートナーとしてサーバー構築・運用からPRまで全般に携わる。2015年、東証グロース上場企業・お客様と合意のもと、上場企業サービスへ移行していただき同ビジネス終了、以降はITサポート・コンサルティングとして企業の支援に。
【趣味】プロ野球/MLBなどスポーツ、映画・音楽好き(主に洋楽)