企業活動を行っていますと、いろんな問題や課題があり誰かに相談したい・・ということはありませんか?
知り合いに自社のビジネスに詳しい人や、経営コンサルタントがいればいいのですが、近くにはなかなかいないもの。そういうときどうすれば・・・
国が設置して、しかも利用者は無料で相談ができる場所があるんです。
それが「よろず支援拠点」。
無料で何度でも相談できるよろず支援拠点と、さらに専門家のアドバイスも無料で受けられる「ミラサポ」について2020年4月からの変更点も合わせて解説します。
よろず支援拠点とは?
売り上げを増やしたい、人手不足を何とかしたい、事業承継で頭が痛い、IT化が遅れているなど、経営やビジネスには問題が山ほどあります。
そこで、国は中小企業や小規模事業者の経営課題の相談窓口として、全国47か所に相談窓口となる支援拠点を設け、在籍する専門性の高いスタッフが問題解決に向けて提案などを実施する機関、それが「よろず支援拠点」です。
よろず支援拠点公式サイト
全国の支援拠点はこちらのページ「支援拠点一覧」から確認できます。
相談できる内容は経営全般・IT・営業・雇用など広範囲に及びますので、お近くのよろず支援拠点に連絡を取って、一度相談してみてはいかがでしょう。
ミラサポとは?
よろず支援拠点で相談した後、さらに具体案や施策について進めたいけどどうすれば・・というときは、次の支援策「ミラサポ」が役に立ちます。
ミラサポは、中小企業庁の委託により運営されており、全国の中小企業・小規模事業者を支援すべく補助金申請支援や相談窓口開設などを行っていますが、その中でも、無料で専門家に支援してもらえる「無料派遣専門家」があります。
ミラサポ公式サイト
ミラサポ公式サイトはこちらへどうぞ
ココがポイント
相談を「よろず支援拠点」で行って、個別具体的には専門家に来てもらって支援を受ける「ミラサポ」という2重の支援になっています。
なお、専門家の誰を派遣するかは支援機関の判断によります。
2020年4月からの変更点は?
2019年までは「ミラサポ」で専門家派遣・補助金申請・情報発信をすべておこなっていましたが、2020年4月から「ミラサポplus」がスタートし、役割を分担することとなりました。
以下にまとめます。
IDやパスワードはそのまま使えます。
2:新しくスタートした「ミラサポplus」は、支援制度の検索や電子申請サポートに特化。
IDは新規に取得する必要があります。
3:コミュニティとメールマガジンは廃止。

よろず支援拠点の相談からミラサポの流れ
まずはファーストステップとしての「よろず支援拠点」(もしくは地方銀行・信用金庫など金融機関)での相談、セカンドステップとしての「専門家派遣」となりますので、その流れについて次のフロー図で確認してみてください。

まとめ
要点
- まずは無料相談を「よろず支援拠点」で受ける
- さらに専門的な支援は「ミラサポ」で専門家派遣を
- ミラサポ管理画面から専門家の評価確認をし効果を上げる
無料で相談できる「よろず支援拠点」と、さらにその道に精通した専門家のアドバイスを無料で受けられる「ミラサポ」は、まだまだあまり知られていないのが実情です。
仕組みとしてありますので、もしビジネスに課題などが出てきたら、一度相談してみてはいかがでしょう。 解決すればベストですし、相談するだけでも何かのヒントになるかもしれません。
この記事を書いた著者

- ITサポート/コンサルティング/コンテンツプロデュース
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株式会社ストレン 代表取締役社長
MCP,2級知的財産管理技能士
GAIQ(Googleアナリティクス個人認定資格)
【仕事略歴】早稲田大商卒。東証一部精密機器メーカー、レコード会社を経て独立後、2001年に動画配信(ストリーミングサーバー)レンタルサービス「ストレン」を立ち上げ、マイクロソフト認定パートナーとしてサーバー構築・運用からPRまで全般に携わる。2015年、東証マザーズ上場企業・お客様と合意のもと、上場企業サービスへ移行していただき同ビジネス終了、以降はITサポート・コンサルティングとして企業の支援に。
当サイトでは、ホスティングビジネスの経験を踏まえ、ユーザー視点でレンタルサーバーやECサービスの評価をし、これから始めたい・切り替えたい方の立場に立った記事・評価・比較情報をお届けします。
【趣味】プロ野球/MLBなどスポーツ、そして映画・音楽好き(主に洋楽)。