Xserver VPS for Windows Server利用方法:リモートデスクトップ接続と各種サービス/MT4設定

2023年6月28日

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Xserver VPS for Windows Server

仮想専用サーバー「Xserver VPS for Windows Server」を契約したあとは、早速リモートデスクトップで接続して各種設定などを行います。サーバーへの接続方法とWindows Serverへのサービスインストール、リモートデスクトップとしてして利用する時のMT4/MT5インストールなどを解説します。

Xserver管理画面を確認

Xserver VPS for Windows Server」の申し込みは前回で終了しています(始め方ページへ)。Xserverアカウント管理画面の「VPS管理」でVPS情報を確認しましょう。

Xserver VPS for Windows Server」へのリモートデスクトップ接続には、申し込み時に設定した「Administratorパスワード」と、Xserverアカウント管理画面で表示されている「IPアドレス」が必要になります。クリップボードでコピーをしておきましょう。

Xserverアカウント管理画面で契約内容を確認

ココがポイント

Administratorパスワードを忘れた場合は、変更や再設定ができません。もう一度、OSを再インストールする時に再設定することになりますので、忘れないようにしておきましょう。

1:リモートデスクトップ接続

それでは早速、「Xserver VPS for Windows Server」(VPS)にリモートデスクトップ接続しましょう。VPS利用については下記の2ステップになります。

  1. リモートデスクトップ接続でVPSにログオン
  2. VPS内で利用するサービスを設定する

クライアントPCがWindows 11として作業を進めます。
タスクバーの検索窓に「RDP」と入力すると、「リモートデスクトップ接続」が表示されますのでクリックします。

リモートデスクトップを検索する

リモートデスクトップ接続」画面が立ち上がりますので、先ほどクリップボードにコピーした「IPアドレス」をコンピューター(c)欄に貼り付けます。そして「接続」をクリックします。

リモートデスクトップにIPアドレスを入力する

次に、「資格情報入力」画面が表示されますので、ユーザー名に「Administrator」、パスワード欄に申し込み時に設定したAdministrator「パスワード」を入力します。
そしてログイン時にこの手続きを省略したい場合は、「このアカウントを記憶する」にチェックを入れて、「OK」をクリックします。

資格情報を入力する

証明書の警告メッセージが表示されますが問題ありませんので、「はい」をクリックします。なお、次回からこのメッセージを表示したくないときは「このコンピューターへの接続について今後確認しない」にチェックを入れておきましょう。

証明書の確認

デスクトップPC画面上に、リモートデスクトップ接続された「Xserver for Windows」(VPS)の画面が表示され、ログインができました。
初期画面では、Windows Serverのサーバーマネージャが立ち上がっています。

VPS Xserver for Windowsにログイン

ココがポイント

リモートデスクトップ接続時に、サーバーマネージャを立ち上げたくないときは、次の設定を行います。

画面右上の「管理」→「サーバーマネージャーのプロパティ」をクリックします。

サーバーマネージャーのプロパティを開く

サーバーマネージャーのプロパティが開きますので、「ログオン時にサーバーマネージャーを自動的に起動しない」にチェックを入れて「OK」をクリックし、サーバーマネージャーをシャットダウンします。

サーバーマネージャーを自動的に起動しないを選ぶ

それでは作業が終了したと仮定して、リモートデスクトップ接続を終了します。
画面右上の「×」をクリックすると、「リモートセッションは切断されます」が表示されますので「OK」をクリックすると画面が終了します。

リモートデスクトップを終了する1

もう一つの方法は「電源」→「切断」をクリックするとすぐに画面が終了します。

リモートデスクトップを終了する2

ココがポイント

どちらのリモートデスクトップ接続終了方法にしても、クライアントPCとVPSの接続が切断されるだけで、VPS上のプログラムはそのまま稼働しています。

2:VPS内で利用するサービスを設定

Xserver VPS for Windows Server」(VPS)に接続した後は、利用したいサービスやアプリのインストール・設定を行います。まずはサーバーマネージャーを立ち上げるために、メニューの中から「サーバーマネージャー」を選んでクリックします。

サーバーマネージャーを起動する

ローカルサーバーのスペックやOSなど情報を確認するために、「ローカルサーバー」をクリックして「プロパティ」でサーバー情報などをチェックしておきましょう。当デモでは、OSはWindows Server 2022 Datacenter Editionを利用しています。

ローカルサーバーのプロパティを確認

サーバーマネージャーで「役割と機能の追加」を選択し、クリックします。

役割と機能の追加

開始する前にウィザードが表示されますので、確認して問題なければ「次へ」をクリックします。

開始する前にウィザード

インストールの種類の選択が表示されますので確認し、該当する項目を選んで「次へ」をクリックします。


インストールの種類の選択

対象サーバーの選択が表示されますので確認し、該当するサーバーを選んで「次へ」をクリックします。

対象サーバーの選択

サーバーの役割の選択が表示されますので確認し、利用したい役割(サービス)を選んで「次へ」をクリックし、各役割毎の流れに沿ってインストールと設定作業を進めてください。

サーバーの役割の選択

社内ユーザー管理用サーバーとしてActive Directory、WEBサーバーとしてIIS、仮想サーバーとしてHyper-Vなど必要に応じて設定し活用してください。

MT4/MT5を設定する

Xserver VPS for Windows Server」(VPS)をWindows Server for Remote Desktopとして利用すれば、FX自動売買を24時間稼働で行えるメリットがあります。自動取引に利用するプログラム「MT4/MT5」をダウンロードしインストールする流れを確認しておきましょう。

VPSにリモートデスクトップ接続し、ブラウザ「Microsoft Edge」を立ち上げて「MT4」を検索します。

MT4を検索する

Windows用のMT4をダウンロードします。

MT4をダウンロードする

VPS内にダウンロードしたMT4ファイルをインストールします。

ダウンロードしたMT4をインストール

MT4の使用許諾契約確認をし、問題なければ「次へ」をクリックします。

MT4の使用許諾契約確認

MT4セットアップが完了しました。「完了」をクリックします。

MT4セットアップ完了

MT4が設定されましたので、状況に応じて設定変更をして活用しましょう。

MT4/MT5の動作を確認

ココがポイント

MT4/MT5は、MetaQuotes Software社が開発提供している無料のFX取引ツールですが公式サイトからダウンロードした場合、MT5となります。いまだに人気の高いMT4を利用したいときは各証券会社より配信されているMT4をダウンロードしてください。

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まとめ

パワーと時間を有効活用

Xserver VPS for Windows Server」は、ハイスペックが大きな特徴ですので、サーバーとしては負荷のかかるサービス、そしてリモートデスクトップとしてはFX自動取引等24時間止めたくない作業を行うのにうってつけです。
クライアントPCでは難しかった運用を「Xserver VPS for Windows Server」を利用して、電気代を節約して賢く始めましょう。

MicrosoftおよびWindows、Windows Server、Microsoft Office、SQL Serverは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。 Windowsの正式名称は、Microsoft Windows Operating Systemです。

記事作成者プロフィール

佃 直毅
佃 直毅
株式会社ストレン 代表取締役社長
MCP,2級知的財産管理技能士
おすすめ情報サイト「マイベスト」レンタルサーバー・ドメイン監修

当サイトはホスティング業経験から、レンタルサーバー・ドメイン・ワードプレステーマ/テンプレートを中立の視点から比較評価し、始める・切り替える方の立場に立った情報をお届けします。

【仕事略歴】早稲田大商卒。東証一部精密機器メーカー、レコード会社を経て2000年 動画配信レンタルサービス「ストレン」起業、マイクロソフト認定パートナーとしてサーバー構築・運用・PR等に携わる。2015年、東証グロース上場企業・お客様と合意の上、上場企業へユーザー移行後に同ビジネス終了、以降はITコンサルティングとして支援に。

【趣味】プロ野球/MLBなどスポーツ、映画・音楽好き(主に洋楽)