サイト高速化対策として、Expiresヘッダを活用し表示速度をアップ ~ブラウザキャッシュ~

2020年10月26日

サイト高速化対策として、Expiresヘッダを活用し表示速度をアップ ~ブラウザキャッシュ~

ホームページが表示されるのに時間がかかってイライラすることはありませんか?「サイト読み込み速度の遅さ」は、すべて表示されるまでの時間をロスする上に、場合によってはそのサイトを読むことを諦め他のサイトへ移動するなど、ユーザー側もサイトオーナー側も機会損失などデメリットが大きくなります。
今回は、サイトの読み込み速度の向上手段としてブラウザキャッシュについて解説します。

サイト読み込み速度の向上が重要に

2020年度のSEO分野における重要なキーワードとして、Core Web Vitals(コアウェブバイタル)があります。Core Web Vitalsとは、グーグルの開発者向けブログによると下記のとおりです。

ユーザー エクスペリエンスの質の測定には、多くの側面があります。そのほとんどはサイトやコンテキストに固有のものですが、すべてのウェブ エクスペリエンスにとって重要な共通シグナル、つまり「Core Web Vitals」が存在します。このようなユーザー エクスペリエンスの核となるニーズには、読み込み時間、インタラクティブ性、ページ コンテンツの視覚的な安定性などが含まれ、これらを組み合わせたものが 2020 Core Web Vitals の土台になります。

Google Developers

3つのポイント「読み込み時間(Largest Contentful Paint)」「インタラクティブ性(First Input Delay)」「ページコンテンツの視覚的な安定性(Cumulative Layout Shift)」のうち、「読み込み時間(Largest Contentful Paint)」について、レンタルサーバーではブラウザキャッシュという名称で機能追加をし、サイトの高速表示化に対応しています。

この3つを改善すればすぐに検索エンジンで順位が上がる、というものではないのですが、2021年以降も重要な指標となりますので、他の追加されるであろう新しい指標や、サイト全体の品質を上げることと合わせて、常に意識しておきたいポイントです。

ブラウザキャッシュとは?

ブラウザキャッシュで表示速度アップ

ユーザーがホームページにアクセスすると、テキストや画像データなどをダウンロードしてページ全体が表示されます。データが小さければすぐに表示されるのですが、データ量が増え読み込む時間がかかると、いわゆるサイト表示が遅い、という現象になります。

画像データなどをキャッシュこの改善策として、データのキャッシュ(以前読み込んでおいたデータを保存しておくこと)を利用することでダウンロード時間を節約し表示速度を速めることが有効ですが、サーバー側でキャッシュする・ユーザー側でキャッシュする方法などがあります。

「ブラウザキャッシュ設定」はユーザー側のキャッシュを利用する機能で、WEBサイト・各ファイルへのアクセス時のレスポンスヘッダに、ブラウザのキャッシュ利用を指示する設定「Expiresヘッダ」を追加します。
同じファイルへ再度アクセス場合に、ブラウザのキャッシュファイルが利用されるようになり、ダウンロードの削減効果で表示速度アップや転送量軽減が見込めます。

さらに、Expiresヘッダの付加は Google が推奨する高速化対応の一つであり、「ブラウザキャッシュ設定」機能を有効にすることで Google PageSpeed Insights のスコア上昇も期待できます。

ココがポイント

分かりやすく言いますと、過去に1度アクセスしたサイトの画像データなどはユーザーのブラウザに保存されます。2度目以降のアクセス時に、サーバー上のデータではなくユーザー側のブラウザにキャッシュされたデータを表示させることで、読み込み速度を速くする、ということです。

実際の設定例(ConoHa WING)

それではレンタルサーバーで実際の設定例を見てみましょう。
ConoHa WINGで、管理画面からブラウザキャッシュを設定します。

ますは管理画面にログインします。

レンタルサーバー ConoHa WING管理画面にログイン

「サイト管理」で対象のWEBサイトを選択し、「応用設定」から「ブラウザキャッシュ」にアクセスします。

レンタルサーバー ConoHa WING管理画面でブラウザキャッシュにアクセス

「ブラウザキャッシュ」をOFFからONに変更すれば、自動的に保存されます。

レンタルサーバー ConoHa WING管理画面でブラウザキャッシュをONに

これで「ブラウザキャッシュ」設定完了です。

レンタルサーバー ConoHa WING管理画面でブラウザキャッシュ設定完了

一定期間、ブラウザにデータが保存される設定ですので、自社サイトがブラウザキャッシュに適しているかどうか、例えば動的サイトではないか、頻繁に更新するサイトではないかなどを十分に検討して利用するようにしましょう。

ブラウザキャッシュ機能対応レンタルサーバー

高速化に対応

記事公開時点(2020年10月)で、ブラウザキャッシュ機能に対応しているレンタルサーバーサービスです。検索エンジン対策、サイト高速化によるユーザビリティの向上にお役立てください。

詳しくは

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まとめ

Core Web Vitalsの中でも、特に「ページの読み込み時間の改善」は2021年にはさらに重要度が高まると考えられます。
しかし、検索エンジン上位表示のみを目指してサイトの改善を施すことよりも、ユーザーによりよりサイト閲覧環境を整え続ける継続性と、高い意識こそが強く求められています。
一過性の対策ではなく、顧客を想像しながら本質的な改善を常に行うよう心がけてまいりましょう。

記事作成者プロフィール

佃 直毅
佃 直毅
株式会社ストレン 代表取締役社長

情報セキュリティマネジメント
2級知的財産管理技能士
ネットショップ実務士レベル2
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【仕事略歴】早稲田大商卒。東証一部精密機器メーカー、レコード会社を経て2000年 動画配信レンタルサービス「ストレン」起業、マイクロソフト認定パートナーとしてサーバー構築・運用・PR等に携わる。2015年、東証グロース上場企業・お客様と合意の上、上場企業へユーザー移行後に同ビジネス終了、以降はITコンサルティングとして支援に。

【趣味】プロ野球/MLBなどスポーツ、映画・音楽好き(主に洋楽)