リアル店舗への集客を図るネット活用方法としては2通りの戦術が考えられます。
1つ目は、ネットショップを出店しネット上での売り上げを増やしながら店名を知っていただき、リアル店舗への来店を促す“間接的”PR方法。
2つ目は、ネット広告を出稿してリアル店舗の告知を行い集客を増やす“直接的”PR方法です。
今回は、2つ目のうちFacebook広告で近隣にアピールする方法を解説します。
Facebookページを準備する
Facebookページを始める
リアル店舗を運営されている方は、すでにホームページをお持ちの方も多いと思います。
ただ、Facebookは個人的には行っているけど会社やビジネスのページは開設していない場合は、まずはFacebookページを始めましょう。
Facebook公式サイト
こちらは弊社、株式会社ストレンのFacebookページですが、公式サイトの流れに沿って設定していけば簡単に作成できます。
Facebookページを整える
Facebookページを始めた後、次のステップはFacebookページの中身を整えることです。
このページを広告でアピールし、「広告」→「Facebookページ」→「リアル店舗へ」というフローになりますので、Facebookページを見てリアル店舗の情報や魅力が伝わるように、行きたくなるように画像やテキストを入れ込むことが最大のポイントです。
ここは気楽に「お客様に伝えたいこと」をメモするような気持で書いていきましょう。修正を繰り返して改善していけば、よりアピールするページに成長していきますよ。
Facebook広告を準備する
それでは広告を作っていきましょう。
Facebookページの「広告を出す」をクリックします。
今回は、リアル店舗に来られる潜在顧客に広告を出しますので「近隣エリアにビジネスをアピール」をクリックします。
次に、差別禁止ポリシーに「同意します」をクリックします。
「近隣エリアにビジネスをアピール」設定画面が表示されますので、半径や年齢、趣味・関心など一つずつ設定を進めます。設定終了後は「広告を出す」をクリックしてFacebook上に広告表示されます。
個別設定内容
リアル店舗特有の設定「ターゲット地域」で半径を選択します。距離を変えれば潜在リーチ数も自動的に変わります。また、「カスタム」で任意の半径を設定することもできます。
そして潜在顧客の「年齢」、「性別」も設定します。
次に「趣味・関心」項目で、サービスや商品に興味を持ってもらえる潜在顧客に近づくよう設定します。空欄にキーワードを入力すれば、関連ワードが表示されますので選択します。いったん選んだキーワードが不要な時は、×をクリックすれば削除できます。
なお、「趣味・関心」を複数設定すれば精度は高まりますが、人数が減りますので注意しましょう。
そしてクリエイティブ、いわゆるビジュアル面についての設定を行います。
画像は、「ライブラリを閲覧」をクリックで、無料画像や以前にFacebookにアップロードした画像が表示されますので、広告にマッチする画像を選択します。
「見出し」や「テキスト」で、それぞれ効果的な文章を考えて入力します。
画像・見出し・テキストの3要素が、潜在顧客に振り向いてもらえるかの最大ポイントですので、じっくりと考えて選択・作成してください。
「アクション」は、広告を見たユーザーに実行してもらいたいアクションを選択します。この例では、道順を表示にしていますが、このページに「いいね!」、いますぐ電話、メッセージを送信などがありますので、必要に応じて選んでください。
地図カードの追加
広告表示と同時に地図を追加すれば来店を促す効果があります。
<地図カードを追加する場合の表示例>
<地図カードを追加しない場合の表示例>
次にお金にかかわること、「掲載期間と予算」を設定します。
期間を限定して広告を出す場合は、「この広告の掲載終了日を選択」を選んで「期間」、「終了日」、「1日の予算」を選んでください。
期間と1日の予算を限定しておけば、無制限に広告費がかかるというリスクを避けることができます。
あとは、店舗の住所に間違いがないか、クレジットカードが登録されているかを確認し、「広告を出す」をクリックします。
クレジットカード登録がまだの方、よくわからない方はこちらへ
Facebook公式ページ
広告表示例
「広告を出す」をクリックした後、審査で少し時間がかかります。
審査を通過すれば、Facebookユーザーに公開されますので反応を見ましょう。
<デスクトップ広告表示例>
<モバイル広告表示例>
審査中や配信途中でも、編集画面から設定内容・画像・テキストなどの変更はできます。
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まとめ
このようにFacebook広告を活用すれば、若干のコストはかかりますが簡単に近隣の潜在顧客にアプローチすることができます。
ホームページや広告を使わないSNSプロモーションでは届かなかった方へリーチできれば、新しい顧客創造ができ、売り上げ増やビジネス展開の幅も広がる可能性があります。
広告料金の上限も設定でき、コストは細かくコントロールできますので、まずはお試し感覚の軽い気持ちで始めて、効果が見込めれば本格運用するという2段構えで挑戦してみてはいかがでしょう。
記事作成者プロフィール
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株式会社ストレン 社長
情報セキュリティマネジメント
2級知的財産管理技能士
ネットショップ実務士レベル2
おすすめ情報サイト「マイベスト」レンタルサーバー・ドメイン監修
当サイトは10年以上のホスティング経験からレンタルサーバー・ドメイン・ワードプレステーマを中立の視点から比較評価し始める・切り替える方の立場に立った情報をお届けします。
【仕事略歴】早稲田大商卒。東証一部精密機器メーカー、レコード会社を経て2000年 動画配信レンタルサービス「ストレン」起業、マイクロソフト認定パートナーとしてサーバー構築・運用・PR等に携わる。
2015年、東証グロース上場企業・お客様と合意の上、上場企業へユーザー移行後に同ビジネス終了、以降はITコンサルティングとして支援に。