LINE公式アカウント導入ガイド:すぐに無料で始められるプロモーションツール

2022年1月23日

LINE公式アカウント導入ガイド ~すぐに無料で始められるプロモーションツール~

無料で告知などができるSNSのなかでも、リピーター対策として有効なLINE公式アカウントはすべての機能が使える上に、企業も無料で利用を始めることができます。
今回は、LINE公式アカウントの始め方について解説します。(2022年1月更新)

LINE公式アカウントとは?

LINEがビジネス向けに提供するSNSサービスで、企業や店舗のLINEアカウントを無料で作成することができます。約8,900万のLINEユーザーと直接つながることで、メールでは開封されなかったメッセージなどの閲覧率が飛躍的に上がり、店舗の情報を有効に配信することができます。

プランは、月額無料の「コミュニケーションプラン」のほか、「ライトプラン」「スタンダードプラン」の3つがあり、メッセージ数に応じて料金が変わる従量料金制なので、ニーズに合わせて調整することができます。

LINE公式アカウントの始め方

それでは、無料で始められるLINE公式アカウントを始める流れについて、箇条書きで説明します。

step
1
LINEアプリをインストール

まずLINEを始める必要がありますのでスマートフォンにLINEアプリをインストールして設定しましょう。LINEのアカウント(ID/パスワード)が必要です。

step
2
LINE公式アカウントアプリをインストール

次にスマートフォンにLINE公式アカウント用アプリをインストールします。(AndroidiOS
なお、LINE公式アカウントはスマホ用アプリ・PC向け管理サイトで運用する2つの方法がありますので、どちらでも管理・設定できるように進めておきましょう。

なお、LINEアプリは通常のメッセージアプリ、LINE公式アカウントアプリは公式アカウントを管理・操作するアプリで別物です。

step
3
アカウントを作成

公式サイトでLINE公式アカウントのアカウントを作成します。「アカウントの開設(無料)」をクリックし申請を行います。

PC向け管理画面でLINE公式アカウントを開設する

アカウントを作成」をクリックします。

LINE公式アカウント作成をクリック

LINEアカウント、もしくはメールアドレスで登録を行います。今回は「メールアドレスで登録」を進めます。

LINE公式アカウントにメールアドレスで登録

メールアドレスを入力して「登録用のリンクを送信」をクリックします。

メールアドレスを入力

メールアドレスに、認証用メールが届きますので「登録画面に進む」をクリックします。もしくは、一緒に送付される認証用URLをブラウザにコピーしてください。

メールアドレス認証

LINE Business ID登録画面で、名前とパスワードを任意で入力して登録をクリックしてください。

パスワードなど登録

step
4
申請

次に「LINE公式アカウントの作成」画面が開きますので、アカウント名や会社名、業種など必要事項を入力します。

LINE公式アカウントの作成

アカウント名」は好きな日本語でもOK,20文字以内、企業名やブランド名などがおすすめです。なお認証済みアカウントは原則として後で変更できないことに注意しましょう。(未承認アカウントは変更できますが、7日間程度は変更ができなくなります)
店舗/施設情報、会社情報など必要事項を記入して「確認する」「完了する」をクリックして申請終了です。

step
5
認証済みアカウント申請

引き続き認証済みアカウントを申請します。
開設申請の最後に表示される「申し込み完了」画面下部に設置されている「アカウント認証をリクエストする」をクリックして申請を進めてください。

未承認アカウントは、個人をはじめ誰でも取得できますがLINEアプリ内の検索で表示されないなど制約があります。認証済みアカウントはLINEの審査があり数日かかります。

*LINE公式アカウントアプリ利用には年齢認証が必要です。
*PC用LINE公式アカウント管理画面に最初にログインする場合、4桁のコードで本人認証が必要です。

アカウントを初期設定

ステータスメッセージ、プロフィール写真を登録

それでは、LINE公式アカウント管理画面にログインしてみましょう。ヘッダーやサイドバーに各種メニューがあることが分かります。

最初に管理画面右上にある「設定」をクリックして個別設定を行います。

LINE公式アカウント ログイン後初期画面 「設定」をクリックして個別設定

アカウントの設定」画面です。(この例はSTRENアカウント)初期状態は白紙ですので、各種設定を行っていきます。

初期状態は白紙

ステータスメッセージ、プロフィール写真を登録します。

ステータスメッセージ、プロフィール写真を登録

「ステータスメッセージ」は20文字以内で設定。検索などに影響しますので一押し商品、店名カタカナなど設定しましょう。変更は自由にできます。

「プロフィール写真」は顔になるイメージを設定しましょう。
640×640ピクセル推奨

ステータスメッセージは特に重要ですので、自社サービスを代表するキーワードは必ず入れ込むようにしてください。

プロフィールページを設定

それでは次に、プロフィールページを設定しましょう。
プロフィールページとは、アクセスやプロフィールなど各種情報を掲載した自己紹介ページです。認証アカウントではネット上に一般公開され、認証済みアカウントのみで表示されます

「プロフィール」をクリックしプロフィールページ設定を行います。

「プロフィール」をクリック

バーの色などデザインやプラグインを追加して記述項目を増やします。
公開で一般公開され、閲覧することができます。

バーの色などデザインやプラグインを追加

LINE VOOMを設定

次に、LINE VOOM(旧タイムライン)を設定します。LINE VOOMとは、アカウントが投稿できるタイムライン形式の投稿スペースのことで、2021年11月に動画配信プラットフォームとしてタイムラインをLINE VOOMに一新しています。

投稿を新規に行いますので「LINE VOOM」をクリックします。

LINE公式アカウント LINE VOOMを設定

投稿を作成」をクリックしLINE VOOM投稿ページを開きます。
投稿日時やテキスト・画像・動画、位置情報を登録して「投稿」をクリックします。これで新規投稿設定が完了しました。

LINE VOOM 投稿を設定

■ LINE VOOM設定

LINE VOOMの「設定」メニューでは、投稿に対するユーザーリアクション、例えば「いいね」、「コメント」の受付や承認方法が選べます。

LINE VOOM設定

いいね/コメント設定」は受け付けるにしておけばコミュニケーションが活発になります。LINE VOOMは追加料金なしで無制限に投稿できますので、効果をよく考えてしっかりと利用しましょう。

友だち追加時あいさつ設定を行う

友だちが追加された場合に、自動的に送信されるメッセージを設定します。

デフォルトのまま利用してもOKですし、状況に合わせて自動返信される文面を書き変えましょう。さらに絵文字を活用すれば効果も高まります。

トークルーム管理」→「あいさつメッセージ」をクリックして開きます。
新しく友達になった方に自動的に送るメッセージを作成・修正することができます。

友だち追加時あいさつ設定を行う

なお、あいさつメッセージを送信しない場合は「設定」→「応答設定」から設定を「オフ」にしてください。

あいさつメッセージを送信しない

自動応答メッセージの設定

忙しくて手が離せないときなどには、自動応答メッセージが便利です。

自動応答メッセージ」→「応答メッセージ」をクリックして開きます。そして、従来のメッセージを修正するときは管理画面内のタイトルをクリック、新しく応答メッセージを作成する時は「作成」をクリックします。今回は、修正しますのでタイトルをクリックします。

応答メッセージを設定

顧客がメッセージを送ってきたとの想定で、返信用のメッセージを作成します。

メッセージタイトルや日時指定、メッセージを作成し保存します。あとはこのメッセージが自動的に送信されます。

応答メッセージを修正・保存

初めて友達になったときに送る「あいさつメッセージ」、顧客からお問い合わせが来た時に自動的に返信する「応答メッセージ」、そしてユーザーからメッセージを受信すると、AIが内容を判別し適切なメッセージを返信する「AI応答メッセージ」と、似た機能がありますので間違わないように設定してください。

自動応答メッセージAI自動応答メッセージをうまく活用すれば、少ないスタッフでもきめ細やかなリアルタイムの対応が可能になり、顧客のファン化に役立てることができます。

チャットの設定

友だちになっていただいているアカウントと1:1で対話ができるチャットです。年齢認証が終了していますと有効になります。
まず管理画面の「設定」→「応答設定」をクリックで応答設定画面が表示されますので、応答モードがチャットになっているか確認します。

チャットの設定

メッセージが来ましたら、こちらに返信メッセージを書き投稿すれば、チャットでやり取りができます。

返信メッセージを投稿

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まとめ

LINE公式アカウントを始める基本的な設定について解説しました。
さらにクーポンやショップカード、リッチメッセージなどリピーター獲得や来店促進に効果的な機能を無料で利用できますので、まずは始めて少しでも来店につながるように運用を始めましょう。

記事作成者プロフィール

佃 直毅
佃 直毅
株式会社ストレン 代表取締役社長
MCP,2級知的財産管理技能士
おすすめ情報サイト「マイベスト」レンタルサーバー・ドメイン監修

当サイトはホスティング業経験から、レンタルサーバー・ドメイン・ワードプレステーマ/テンプレートを中立の視点から比較評価し、始める・切り替える方の立場に立った情報をお届けします。

【仕事略歴】早稲田大商卒。東証一部精密機器メーカー、レコード会社を経て2000年 動画配信レンタルサービス「ストレン」起業、マイクロソフト認定パートナーとしてサーバー構築・運用・PR等に携わる。2015年、東証グロース上場企業・お客様と合意の上、上場企業へユーザー移行後に同ビジネス終了、以降はITコンサルティングとして支援に。

【趣味】プロ野球/MLBなどスポーツ、映画・音楽好き(主に洋楽)