数あるSNSの中でも、全世代で最も利用率が高いLINEは国内の利用者数は7900万以上、そのうち85%が毎日利用している(LINE社公開情報より)ほどで、ネットプロモーションに活用したいと考えている企業も多いはず。
ビジネス利用ができるLINE公式アカウント(旧LINE@)もじわじわと広がってきていて、企業やショップサイト、そして実店舗で「友だち追加」のバナーやPOPを見ることも増えてきました。
そのLINE公式アカウントの料金体系が2019年に大きく変わりましたので、そのポイントを短い時間でわかるようにまとめてみました。
LINE公式アカウントとは?
シンプルに言いますと「企業向けのLINEアカウント」で、LINEを利用している一般ユーザーと友だちになれる便利ツールです。
LINEを利用している方は分かるように、LINEでは友達になった方とは気軽にメッセージをやりとりしたりしますが、その企業版と考えればわかりやすいですね。
向いている業種・ビジネスは?
企業アカウントと友たちになった方には、メッセージを配信できますのでセールやイベントがあるときなど活用できますし、LINEはメールに比べて開封してもらえる確率がとても高いという特徴があり、来店してもらえる機会が大幅に増えるメリットもあります。
またショップカード(ポイントカード)やクーポンの配布も無料・簡単にできます。
ということでLINE公式アカウントは、短期間で定期的に来店を促す洋菓子・パンなど飲食関係、ファッションなどのショップやドラッグストア・モール、ネイルサロン・美容室などのサービス、イベントや企画を定期的に行う企業などに向いています。
LINE公式アカウントと旧プラン(LINE@)では何が変わる?
大きなポイントは3つです。
- 複数のサービスがひとつに
- すべての機能が使える
- メッセージの配信で従量課金制に
1:複数のサービスがひとつに
今までは中小企業が主に利用する無料・低価格の「LINE@」と、大企業が主に利用する「LINE公式アカウント」がありました。
新プランでは「LINE公式アカウント」に統合して、シンプルな構成となります。

2:すべての機能が使える
新プランの料金・機能一覧です。
「すべてのプランで使用可能」欄で表示されているように、従来のフリープランでは利用できなかった、クリック率の高い「リッチメッセージ」などすべての機能が全プランで使えるようになります。

3:メッセージの配信で従量課金制に
料金面で最も大きい変更は、メッセージ配信が従量課金になったことです。
上記の一覧では「追加メッセージ料金」欄がポイントで、下記はメッセージ数が増えた場合の単価一覧です。
追加メッセージのシミュレーション
それでは、ライトプラン・スタンダードプランでメッセージ配信無料分をオーバーして、追加した場合の想定を見てみましょう。


移行スケジュールは?
新規 LINE公式アカウント 新料金プラン適用になります。
既存 2019年8月19日 移行手続き受付終了 9月30日 強制移行終了
既存プランを利用中の場合は配信数無制限ですので、できる限り既存プランを活用してください。
<LINE公式サイト>
LINE公式 サービス移行のご案内
LINE公式 LINE公式アカウント開設サイト
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まとめ
LINE公式アカウントは、「友だち追加」のハードルが高い半面、いったん友だちになってもらえればメッセージの開封率が極めて高く、他のSNSにはない効果を発揮するツールです。
新料金体系のポイントを理解したうえで、料金無料で上手に活用すれば特にリピート商材を持つ企業・ショップには効果が期待できます。
まずは実際に検証してみてはいかがでしょう。
記事作成者プロフィール

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株式会社ストレン 代表取締役社長
MCP,2級知的財産管理技能士
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当サイトはホスティング業経験から、レンタルサーバー・ドメイン・ワードプレステンプレートを比較評価し、始める・切り替える方の視点で情報をお届けします。
【仕事略歴】早稲田大商卒。東証一部精密機器メーカー、レコード会社を経て2000年 動画配信レンタルサービス「ストレン」起業、マイクロソフト認定パートナーとしてサーバー構築・運用・PR等に携わる。2015年、東証グロース上場企業・お客様と合意の上、上場企業移行後に同ビジネス終了、以降はITコンサルティングとして支援に。
【趣味】プロ野球/MLBなどスポーツ、映画・音楽好き(主に洋楽)