高速レンタルサーバーの代名詞「エックスサーバー」が、2023年にリリースしたWindows(ウィンドウズ)系仮想専用サーバー「XServer VPS for Windows Server」では、最新CPU搭載による高速処理、大容量回線により快適な運用が可能です。
初期費用無料で月額2,200円 *(3コア/2GBメモリ)からの低コスト・高いコスパで利用でき、Windows環境での開発やテレワーク、社内PCの一元管理などビジネス目的から、MT4やMT5でのFX自動売買など個人利用まで幅広く活用できると評判のサービスです。(*1か月支払い/税込)
NEW!! 2024年6月27日、支払い方法に「プリペイド決済」が追加されました。
対象ユーザー:中級/上級
初期費用 | 月額費用 | プラン | ストレージ |
無料 | 2,200円 * | 2GB | NVMe SSD 100GB |
こんな方におすすめ
- Windows開発環境が必要、社内PCの一元管理をしたい
- リモートワークなどビジネス用途でofficeを利用したい
- 仮想デスクトップでFX自動売買、検証環境が欲しい
- 運用会社の信頼や安心感が欲しい
XServer VPS for Windows Serverとは
「XServer VPS for Windows Server」は、共用・専用レンタルサーバサービスを提供するエックスサーバー株式会社が2022年9月8日にリリースしたLinux版VPS(仮想専用サーバー)に続き2023年3月8日に開始したWinodws系VPS(仮想専用サーバー)サービスです。
Windows VPSとは、1台の物理的なサーバーに仮想的な複数のサーバーを構築し、複数のユーザーがクライアントPC(Windows10 / Windows11 / Macなど)からリモートで利用する形態のサービスです。クラウドのメリットを活かし自由度・柔軟性が高く他のユーザーの影響を受けにくい上、専用サーバーとの違いはより低価格というメリットがあります。
エックスサーバーは、20年近くレンタルサーバーの運用に携わったノウハウ、特に高性能なサーバスペックや大容量のバックボーン回線を活かした高速表示・処理に強みがあり、「XServer VPS for Windows Server」は、サーバーの管理者権限(Administrator権限)も付与されているので、通常のWEBサイトやブログはもちろん、Windows系アプリケーション開発や社内利用、テレワーク活用、そして仮想デスクトップとしてFX自動売買にも適しています。
法人利用では、複数端末の一元管理ができる、WindowsやMacOS・パソコンやタブレット、スマホなど多様な端末からアクセスして作業ができること、個人利用ではパソコンの性能に依存しないため、高性能のサーバーで高速処理が可能、そして端末の電源を落としても作業が継続できる・・などのメリットがVPSサーバーにはあります。
主なチェックポイントは?
- 業界最高クラスのハイスペック
- 他社と比較しても高い処理性能
- リモートワークなど多彩な活用ができる
1:業界最高クラスのハイスペック
「XServer VPS for Windows Server」は、圧倒的ハイコストパフォーマンスが最大の特徴で、 長年運用している共用サーバーサービス「エックスサーバー」相当のハイスペックサーバーが、 月額1,980円(3コア/2GBメモリ 36か月契約の月額)から利用できます。
CPUもストレージも圧倒的ハイスペックで、CPUには第3世代「AMD EPYC(TM)」(コードネーム「Milan」)、ストレージに高速インターフェース「NVMe(エヌブイエムイー)」を採用し、さらにストライピング構成により高速なハードウェア環境を整えています。オールNVMeは、オールSSD/ピュアSSDと比較しても最大約14倍も読み込み速度が向上しています。
引用:XServer
※fioを用いた試験で128並列の負荷試験時のランダムリードのスループット比較によるもの。
さらに快適なネットワーク環境として、国内最大級のバックボーン回線に10Gbpsで直結しており、 インターネット接続についてもストレスなく快適に利用することができます。
ココがポイント
ストライピング構成とは、複数台のストレージを一つのストレージと見立てて、データを分散して書き込むスピードを重視したディスク構成のことでRAID0(レイドゼロ)とも言います。
2:他社と比較しても高い処理性能
「XServer VPS for Windows Server」と他社サービスの同じメモリ2GBで比較した場合、エックスサーバー社調べによるとCPU処理速度は2位サービスより約2倍速く、ストレージの1秒当たりの読み込み・書き込み速度(IOPS)は、読み込み速度が2位サービスより約1.8倍、書き込み速度が約3.7倍速いという結果を公表しています。
CPU比較
IOPS比較
引用:XServer
このように「XServer VPS for Windows Server」は、エックスサーバー社の長年に渡るレンタルサーバー運用経験から、仮想サーバーの高性能化を実現したサービスということです。
オフィスなど大人数の利用や高負荷なサーバー、アプリケーションの安定的な活用は、サーバーの基本的なスペック・性能が高いことが大前提となりますので、負荷のかかる環境・利用でも安定し継続的な運用を考えている個人・企業にとっては重要なポイントとなります。
3:リモートワークなど多彩な活用
高性能の仮想専用サーバー「XServer VPS for Windows Server」の利用方法は多彩で、社内・社外など様々な場所でも活用することができます。
Windows Server
本来のWindowsサーバー利用では、ネット上で公開するサイト用のサーバーとして、また社内サーバーとしては「ファイルサーバーとしてファイル共有する」、「Active DirectoryによるWindowsPCの一元管理」のほか、社内開発やWindows Server Hyper-Vを利用することなどが挙げられます。
Windows Server for Remote Desktop
Google ChromeやSkype、Thunderbirdがプリインストールされた仮想デスクトップ環境では「どこからでもスマホやタブレットなど様々な端末でWindowsを利用する」、「1台のデスクトップを複数で共有する」など、そして個人利用では為替取引・FX自動売買を行えます。
Windows Server for Remote Desktop + office
Office 2021Professional Plusなどが利用できるオフィス利用特化では、社内やテレワークでのオフィス利用で、仕事を効率的に進めることが可能となります。
運用に欠かせない管理・サポート
XServer VPSサポートは、サイトやアプリケーション開発、仮想デスクトップ運用に必要な管理・支援を実施しています。例えばログインできない、接続できない、リモートデスクトップ接続方法など困った時はいつでも問い合わせが行えます。
サーバー管理
専門の技術者が24時間運用監視、トラブル発生時には迅速に対応することで安定稼働を実現してます。
サポート
ホームページ上のマニュアル・よくある質問で、VPSの使い方など主な問題は解決できますし、さらに確認したい場合はメール・チャット(24時間365日対応)、電話サポートは平日10時~18時で受付を行っています。
料金・仕様について
価格表・仕様一覧です。初期費用はいずれも無料、メモリ/CPUなどサーバースペックにより料金が異なります。月額料金は、それぞれ1ヶ月・12ケ月・24ケ月・36ケ月契約の1ヶ月当たり金額です。プラン変更は上位・下位ともにできます。
プラン メモリ |
CPU (CORE数) |
ストレージ MVNe SSD |
月額料金 (1ヶ月) |
月額料金 (12ヶ月) |
月額料金 (24ヶ月) |
月額料金 (36ヶ月) |
---|---|---|---|---|---|---|
2GB | 3コア | 100GB | 2,200円 | 2,090円 | 2,035円 | 1,980円 |
4GB | 4コア | 100GB | 4,400円 | 4,180円 | 4,070円 | 3,960円 |
8GB | 6コア | 100GB | 8,800円 | 8,360円 | 8,140円 | 7,920円 |
16GB | 8コア | 100GB | 17,600円 | 16,720円 | 16,280円 | 15,840円 |
32GB | 12コア | 100GB | 35,200円 | 33,440円 | 32,560円 | 31,680円 |
64GB | 24コア | 100GB | 70,400円 | 66,880円 | 65,120円 | 63,360円 |
*料金は税込表示
*支払方法:クレジットカード決済・翌月後払い(コンビニ/銀行)・プリペイド決済
*最低利用期間:1ヶ月 キャンペーン/セール時金額に変動あり
標準機能一覧表
「XServer VPS for Windows Server」の標準サービスを一覧で表示しています。
OS | Windows Server 2022 Datacenter Edition Windows Server 2019 Datacenter Edition Windows Server 2016 Datacenter Edition |
リモートデスクトップ接続 | 可能 * |
Windows Server Hyper-V | 利用可能 |
コントロールパネル | ブラウザ上でアカウント・請求情報の確認や サーバー管理ができます |
データ転送量 | 無制限 課金なし |
グローバル IPアドレス | IPv4アドレス1個 |
ネットワーク | インターネット 10Gbps共有(200Mbps制限あり) |
DNS | DNS機能を無料提供 |
管理者権限 | Administrator権限付与 |
* サーバー管理目的以外のリモートデスクトップ接続の場合、リモートデスクトップ SALの契約が必要。
ライセンス料金
リモートデスクトップ接続時やリモートの業務で必要になるリモートデスクトップライセンスとSQL Serverライセンス一覧です。いずれも初期費用は無料、最低利用期間はありません。2024年4月1日、ライセンス料金改定がありました。
ライセンス | エディション | 月額料金 | ||
---|---|---|---|---|
リモートデスクトップ(RDS) SAL *1 | - | 1,210円 | ||
Microsoft Office SAL *2 | 2021 Professional Plus 2019 Professional Plus 2016 Professional Plus |
3,740円 | ||
SQL Server(1コア当たり)*3 | 2016 Web Edition | 1,600円 |
*1「サーバー管理」目的以外のリモートデスクトップ接続をするユーザーは、人数分の「リモートデスクトップ SAL」の契約が必要。
*2 Microsoft Officeを利用するユーザーは、人数分の「Microsoft Office SAL」と「リモートデスクトップ SAL」の契約が必要。
*3 利用のサーバープランのコア数に応じた月額料金となり、最低ライセンス対象コア数は「4コア」。SQL ServerはWindows Server作成時のみ追加可能でサーバー作成後の追加はできません。
ココがポイント
リモートデスクトップSALは月額1,000円台前半となっており、比較的安い価格で利用することができます。
なお、ライセンスの追加購入方法は、XServerアカウントの管理画面内、ライセンス管理→追加購入で、リモートデスクトップ SALとMicrosoft Office SALの個数や期間を選択して申し込むことができます。
各種オプション
ストレージ関連
オプションサービス、ストレージ増設は、一般的なSSD環境と比較し読み込み速度が最大約14倍向上する、NVMeストレージを採用、面倒な設定は必要なくワンクリックで増設が完了します。容量不足を気にすることなく、データ管理の効率化が図れるほか、アプリケーションのパフォーマンス向上や運用コストの削減が可能になります。
2023年6月15日開始のイメージ保存容量追加は、無料で利用できるイメージ保存量50GBに、追加で500GBの増設ができるオプションサービスです。
「イメージ保存」機能は、サーバーのディスクイメージをそのまま保存することができ、破損や消失などのトラブル発生時にすぐに復旧できることから、バックアップの用途でも利用できます。
項目 | オプション内容 | 月額料金 |
---|---|---|
ストレージ増設 (NVMe SSD) |
+200GB | 2,750円 |
イメージ保存容量追加 | +500GB | 1,650円 |
気になるポイントは?
主なポイントです。メリットは黄色いアンダーライン、デメリットは赤いアンダーラインで示しています。
- 業界最高クラスのサーバー性能・ネット環境
- プラン変更は上位・下位とも可能です
- 初期費用無料、最低契約期間は1ヶ月です
- Windows Server Hyper-Vが利用できます
- ネットワーク構成・ストレージ増設後の変更不可
- IPv4アドレスは1個提供、IPv6は非対応です
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まとめ
「XServer VPS for Windows Server」は、メモリ1GBプランはありませんが、メモリ2GBでは他社プランと比較してもコストパフォーマンスが高いサービスですので、高負荷がかかるアプリケーションを利用したい方や、高速表示でSEO対策などを行いたい個人・企業に適しています。
無料お試し期間は?
無料お試し期間はありませんが、最短で1ヶ月利用ができますのでその間、管理画面の操作性やサーバーの性能などをチェックしてみましょう。
MicrosoftおよびWindows、Windows Server、Microsoft Office、SQL Serverは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。 Windowsの正式名称は、Microsoft Windows Operating Systemです。
記事作成者プロフィール
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株式会社ストレン 社長
情報セキュリティマネジメント
2級知的財産管理技能士
ネットショップ実務士レベル2
おすすめ情報サイト「マイベスト」レンタルサーバー・ドメイン監修
当サイトは10年以上のホスティング経験からレンタルサーバー・ドメイン・ワードプレステーマを中立の視点から比較評価し始める・切り替える方の立場に立った情報をお届けします。
【仕事略歴】早稲田大商卒。東証一部精密機器メーカー、レコード会社を経て2000年 動画配信レンタルサービス「ストレン」起業、マイクロソフト認定パートナーとしてサーバー構築・運用・PR等に携わる。
2015年、東証グロース上場企業・お客様と合意の上、上場企業へユーザー移行後に同ビジネス終了、以降はITコンサルティングとして支援に。