ホームページに久々にアクセスしてみるとサイトがない!?メールを確認してみると、ドメインの失効を知らせるメールが何通も・・・と後悔しても遅かった。
最近、ドメインの支払いを忘れて更新されず、権利が失効するという問題が増えてきています。今回は、ドメイン失効と復活する方法について解説します。
ドメインの登録有効期限とは?
まず、ドメインの仕組みについて確認します。
ユーザーは、自分の好きなドメインをドメイン販売会社から購入して、支払を行った期間内(1年~)に限り利用できます。
さらに延長したい場合は、料金を支払って更新し継続して利用するという流れになります。
いつまで利用できるかを確認する方法として、ドメイン販売会社から送られてくるメールを確認することと、もうひとつはWhoisという公開情報を確認する方法があります。
下記の例では、「Registry Expiry Date」の項目に2020-04-29とあり、登録有効期限が2020年4月29日、ということです。
更新期限に注意!
ドメインが利用できる「登録有効期限」と、もうひとつ重要な「更新期限」に注意が必要です。
「更新期限」は、ドメインの利用を継続したい場合の更新する期限ですが、ドメインの種類やドメイン販売会社によって異なっていますので、忘れず更新期限内に支払いを済ませる必要があります。
うっかり、更新期限を忘れて支払いしなかった!となりますとドメインが失効してしまいますので、ドメインを失わない最初のポイントは「更新期限内に延長手続きを済ませる」ことになります。


失効してしまったら?
更新期限内に手続き・支払いができず、ドメインにアクセスできない!という場合、とても困りますね。ただし、一定期間内でしたら猶予期間がありますので復活できる可能性もあります。
ドメインの種類やドメイン販売会社によって期間や方法が違います。
属性型JPドメイン co.jp ne.jpなど
有効期限日から15日から19日以内程度でしたら復活できる可能性があります。ご利用のドメイン販売会社に復旧手数料(5,000~10,000円程度)と更新料金を支払って1~5日程でドメインを利用できるようになります。
なお、復旧猶予期間をこえた場合は復旧はできませんので、くれぐれも注意が必要です。
gTLDドメイン com,net,org,info,bizなど
有効期限日から40日以内程度でしたら復活できる可能性があります。ご利用のドメイン販売会社に復旧手数料と更新料金を支払ってドメインを利用できるようになります。
なお、復旧猶予期間をこえた場合は復旧はできません。
*gTLDドメインは復旧手数料が1万~3万円台と高額になるケースがありますので、より注意しましょう。

ドメイン販売会社各社対応
お名前.com「FAQ 復旧はできるのでしょうか?」
ムームードメイン「期限切れドメインの契約更新」
スタードメイン「ドメインの契約・更新について」
エックスサーバードメイン「失効ドメイン復旧」
バリュードメイン「期限が切れたドメインを延長できますか?」
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まとめ
ドメインについての注意事項をまとめました。
- ドメインの有効期限・更新期限を確認しておきましょう
- 有効期限内に必ず支払いを済ませましょう(自動更新はおすすめ)
- 失効した場合はあせらず復活猶予期間内に支払いを行います
- それでも間に合わない場合は、公開された時を見計らって新規取得
- 取得できない場合は諦めて、新ドメインで再出発
ドメインは、長い間ホームページを公開した信頼の証です。
特に誰でも取得できるgTLDドメインの再取得は極めて困難ですので、たかがドメインと考えず「信用の名刺」として大事に取り扱ってください。
記事作成者プロフィール

- ITサポート/コンテンツプロデュース
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株式会社ストレン 代表取締役社長
MCP,2級知的財産管理技能士
おすすめ情報サイト「マイベスト」レンタルサーバー・ドメイン監修
当サイトでは、ホスティングビジネスの経験を踏まえ、ユーザー視点でレンタルサーバーやドメイン販売サービス・WordPressテンプレートの評価をし、これから始めたい・切り替えたい方の立場に立った記事・比較情報をお届けします。
【仕事略歴】早稲田大商卒。東証一部精密機器メーカー、レコード会社を経て独立後、2001年に動画配信(ストリーミングサーバー)レンタルサービス「ストレン」を立ち上げ、マイクロソフト認定パートナーとしてサーバー構築・運用からPRまで全般に携わる。2015年、東証グロース上場企業・お客様と合意のもと、上場企業サービスへ移行していただき同ビジネス終了、以降はITサポート・コンサルティングとして企業の支援に。
【趣味】プロ野球/MLBなどスポーツ、映画・音楽好き(主に洋楽)