2022年上半期はいくつかのプラグインで、脆弱性が報告されています。2022年4月~2022年9月に発表されたJVNの公開情報に基づいて、WordPressプラグイン脆弱性情報をまとめてお伝えします。
JVNとは?
日本で利用されているソフトウェアの脆弱性について、情報と対策を発信しているポータルサイト「JVN」は、Japan Vulnerability Notesの略称でIPA(独立行政法人情報処理推進機構)とJPCERT コーディネーションセンターが共同運営しています。
JVNの公開情報に基づいて、2022年上半期のWordPressプラグインに絞り込んで紹介します。(2022/4~2022/9 最新順)
Newsletter
2022/07/25公開
WordPress 用プラグイン Newsletter には、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。
影響を受けるシステム
Newsletter 7.4.5 より前のバージョン
対策
最新情報をもとにアップデートを行いましょう ベンダ情報1
Modern Events Calendar Lite
2022/06/01公開
WordPress 用プラグイン Modern Events Calendar Lite には、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。
影響を受けるシステム
Modern Events Calendar Lite 6.3.0 より前のバージョン
対策
最新情報をもとにアップデートを行いましょう ベンダ情報2
WP Statistics
2022/05/24公開
WordPress 用プラグイン WP Statistics には、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。
影響を受けるシステム
WP Statistics 13.2.0 より前のバージョン
対策
最新情報をもとにアップデートを行いましょう ベンダ情報3
MicroPayments
2022/04/15公開
WordPress 用プラグイン「MicroPayments - Paid Author Subscriptions, Content, Downloads, Membership」には、クロスサイトリクエストフォージェリの脆弱性が存在します。
影響を受けるシステム
「MicroPayments - Paid Author Subscriptions, Content, Downloads, Membership」1.9.6 より前のバージョン
対策
最新情報をもとにアップデートを行いましょう ベンダ情報4
WordPressとは何か基本を知る
WordPressは世界中で最も多く利用されている無料CMSです。WordPressとは何か?メリット・デメリット、どんな方に向いているか?など基本について解説しています。
詳しくはWordPressとは?ページへ
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ワードプレス WordPressとは:初心者もブログ・ホームページを無料作成できる
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まとめ
2021年下半期のWordPressプラグイン7件に比べて、WordPressプラグインの脆弱性報告は4件に減っています。ただし、WordPressログイン画面が狙われるケースも増えていますので、回数制限を設定できるプラグインを導入・見直すなど、よりセキュアな対策を取るよういたしましょう。
JVNで詳しい情報を確認し未対応の方は早急にアップデートなどを行いましょう。
記事作成者プロフィール
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株式会社ストレン 代表取締役社長
情報セキュリティマネジメント
2級知的財産管理技能士
ネットショップ実務士レベル2
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当サイトはホスティング業経験から、レンタルサーバー・ドメイン・ワードプレステーマ/テンプレートを中立の視点から比較評価し、始める・切り替える方の立場に立った情報をお届けします。
【仕事略歴】早稲田大商卒。東証一部精密機器メーカー、レコード会社を経て2000年 動画配信レンタルサービス「ストレン」起業、マイクロソフト認定パートナーとしてサーバー構築・運用・PR等に携わる。2015年、東証グロース上場企業・お客様と合意の上、上場企業へユーザー移行後に同ビジネス終了、以降はITコンサルティングとして支援に。
【趣味】プロ野球/MLBなどスポーツ、映画・音楽好き(主に洋楽)