Windows OSに特化したサービスを提供するWinserver(ウィンサーバー)の「Windows VPS」は、初期費用無料、月額1,045円~という低価格。Windows Server OSも各種選べて、ビジネスなどでWindows 系OSやソフトウェアを使いたい方に適しています。(*12カ月契約の月額換算/税込)
対象ユーザー:中級/上級
初期費用 | 月額費用 | プラン | ストレージ |
無料 | 1,045円 * | VPS23-1G メモリ1GB |
SSD 120GB |
こんな方におすすめ
- Windows Server 2025/2022/2019/2016を利用したい
- 開発環境でWindows Serverが必要、探している
- テレワークを始めたい、Officeを利用したい
Winserver:ウィンサーバーとは?
Winserver(ウィンサーバー)は、大阪市中央区に本社を置くアシストアップ株式会社が運営しており、共用サーバー・専用サーバーに加えてVPS(仮想専用サーバー)や、仮想デスクトップなど、Windows OSのレンタルサーバーサービスを提供しています。
アシストアップ株式会社は1998年設立、そしてマイクロソフトのホスティングパートナーとしてシルバークラウドプラットフォームコンピテンシーを取得するなど、長い歴史とWindowsにおける高い専門性を持っています。
数あるWinserverのサービスの中で、共用サーバーの低価格と、専用サーバーのような自由さと高いスペック、さらにクラウドサーバーのような拡張性を持ったホスティングサービスがVPS(仮想専用サーバー)「Windows VPS」です。
コストを抑えて、高速表示かつハイスペックなサーバーを利用できますのでVPSを導入する企業や個人も増えています。それでは、Winserverの「Windows VPS」の特徴や他社との違いをコンパクトに見てみましょう。
主なチェックポイントは?
- Windows OS/ストレージが選べるVPS
- 小さく始めて成長とともに拡張
- 安定稼働とデータ保護
- 安心の無料電話サポートつき
1:Windows OSが選べるVPS
Winserver「Windows VPS」の大きな特徴はWindows OSに特化しており、ハイパーバイザーにMicrosoft社のHyper-Vを使用、ユーザーは最新OSのWindows Server 2025・2022・2019・2016の中から選べます。
「Windows VPS」はGUIで使いやすく、管理者権限もありますので、希望の開発・運用環境を選択することができます。
仮想化サーバーの基本的な構造は?
仮想化サーバー(VPS)とは、1台の物理的なサーバーに、仮想的な複数のサーバーを構築し、複数のユーザーが利用する形態です。ユーザー毎にメモリ・ゲストOSが設定されていますので、あたかも専用サーバーのように自由度が高く利用できます。しかし実際は、1台のサーバーで複数のユーザーが利用していますので専用サーバーほどコストがかかりません。
さらにストレージやメモリなどのリソースが事前に割り当てられていますので他のユーザーの影響は、共用サーバーに比べて受けにくく、リソースも柔軟に変更ができ柔軟性にも富んでいます。
ストレージにSSD、HDDが選べる
SSDとはSolid State Drive(ソリッドステートドライブ)の省略形で、半導体素子メモリを使ったストレージデバイス(記憶媒体)のことで、近年は低価格化が進み、VPSに採用されるケースが増えています。
「Windows VPS」では、ストレージをSSD化し高速化に対応している一方で、従来のHDDも選択出来て、コストを抑え容量を確保したいユーザーニーズにも応えています。
SSDの構造は極めてシンプルで、メモリにかける電圧の制御のみでデータの読み書きができますので、HDDのように内蔵された磁気ディスクが回転し、磁気ヘッドで特定の場所にアクセスする、つまり物理的な移動がないため、ハードディスクと比較したとき読み込み速度は圧倒的に速くなります。
ココがポイント
「Windows VPS」では、ストレージにSSDとHDDのいずれかが選べますが契約途中でのストレージ変更、例えばHDDからSSD、SSDからHDDへ変更ができません。変更したいときは、契約の解除と新規契約が必要となりますので、慎重に選びましょう。
2:小さく始めて成長とともに拡張
「Windows VPS」の最も低価格のプラン「VPS23-1G」は、12か月契約の場合1か月当たり1,045円という、Windows 系VPSの中でも低価格に入るサービスなので手軽に始めることができます。
またサイトの成長とともに欠かせない「拡張性」ですが、問い合わせフォームからの連絡で上位プラン(初回にSSD選択の場合はSSD上位、HDD選択の場合はHDD上位)に変更することが可能です。また、オプションでメモリ(1GB単位)、CPU(1コア単位)、ストレージ(10GB単位)、IPアドレス追加も行えます。
ビジネスの成長に合わせて、サーバーの機能を拡張することはとても重要です。なお、異なるディスク間(SSDとHDD)でのプラン変更や、同一ディスクでもプランダウンは行えないことに留意しましょう。
3:安定稼働とデータ保護
サーバー運用の基本は「止めない」こと、ユーザーに安心してサービスを利用してもらうことです。つまり、サーバー稼働においても、サービスや企業に対して信頼していただく、信頼性を高めることが最も重要です。
データセンターについて
そのため、VPSを設置しているデータセンターが重要になります。「Windows VPS」は大阪府内データセンターに設置、24時間体制で監視を行いサーバー稼働率は99.99%以上です。
また停電時の対策として大型ディーゼル発電を装備しており、万が一停電が発生しても電力供給は継続されサーバーは稼働を続けます。
サーバー環境について
次に、データセンター内に設置している「サーバー環境」についてです。
「Windows VPS」では、メモリ・ストレージにおいて信頼性を確保しています。
メモリ完全保証:ホストサーバー毎の管理(顧客数の制限と調整)によるユーザーのメモリを完全保証。これにより、全ユーザーのメモリ最大使用時でも、十分な空き容量を確保しストレスなくサーバーが稼働します。
データ保護:ストレージはRAID50を採用し「分散パリティ」+「ストライピング」を介してディスク障害から保護しています。
セキュリティ:外部からのアタックの遮断を随時実施、そして全サーバーで小規模DDoS攻撃からユーザーのサーバーを保護。またユーザーは、Windowsファイアウォールで自身の環境に合わせて設定を行うことが可能です。
「Windows VPS」では、他のサービスにはほぼない珍しい「RAID50」で、データ保護に努めています。「RAID50」とは、複数ディスクに分散したうえ予備ディスクも備え障害に強い「RAID5」をさらに読み込み速度を高めているストライピング「RAID0」構成にした「RAID50(5+0)」ということです。平たく言いますとディスクが一本故障しても稼働を続けるRAID5を並列して、さらに高速化したというイメージです。
ココがポイント
なおデータ保護については、RAID50ではサーバー内にデータをバックアップする形態です。さらに安全に運用するためには別媒体にバックアップを取得しておくこともポイントです。
4:安心の無料電話サポートつき
「Winsdows VPS」にはサポートが無料で付属しており、特に困ったときに相談できる電話サポートはユーザーにとって強い味方となります。
電話サポート:営業時間内(平日9:00~12:00 / 13:00~17:00)に受付実施。
申込み前の事前確認などから、使い方やサーバー構築方法、リモートデスクトップの接続方法などサービス開始後の利用方法まで専門スタッフがサポートしています。
いざという時や緊急時などに、口頭で伝えられる電話窓口があると安心します。なお、プラン変更やオプション申し込みなど契約内容・登録変更に関わる問い合わせは電話で受け付けていませんので、お問い合わせフォームから送信するようにしましょう。
サーバー共通仕様
全プラン共通の仕様です。
仮想化ソフトウェア | Microsoft Hyper-V |
ゲストOS | Windows Server 2025 / 2022 / 2019 / 2016 |
リモートログイン | リモートデスクトップ |
管理者権限 | ○ |
ファイアウォール | ○ |
フェアシェア *1 | ○ |
データ転送量 | 無制限 *2 |
固定IPアドレス | IPv4 1個 |
バックボーン | 960Gbps |
リージョン | 日本国内(大阪) |
メール/電話サポート | ○ / 〇 |
*1: 作業負荷が高まった場合、他ユーザーの余剰リソースを割り当て負荷軽減を図る機能
*2: 他のユーザーに影響を与えると判断した場合は制限する可能性あり
プラン別料金&仕様
プランごとの料金と仕様一覧です。初期費用はいずれも無料、最低利用期間は3か月です。
料金/プラン名 | VPS23-1G | VPS23-2G | VPS23-4G | VPS23-6G |
---|---|---|---|---|
初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
1か月契約 | 1,155円 | 2,255円 | 4,400円 | 6,600円 |
6か月契約 | 1,100円 | 2,200円 | 4,180円 | 6,380円 |
12か月契約 | 1,045円 | 2,090円 | 3,850円 | 6,160円 |
トライアル対応 | ○ | ○ | ○ | × |
仕様 | ||||
ストレージSSD * | 120GB | 150GB | 250GB | 400GB |
ストレージHDD * | 150GB | 250GB | 400GB | 600GB |
メモリ | 1GB | 2GB | 4GB | 6GB |
CPU | 3コア | 4コア | 6コア | 7コア |
料金/プラン名 | VPS23-8G | VPS23-12G | VPS23-16G | VPS23-32G | VPS23-64G |
---|---|---|---|---|---|
初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
1か月契約 | 8,910円 | 14,300円 | 17,050円 | 33,000円 | 69,300円 |
6か月契約 | 8,580円 | 13,750円 | 16,500円 | 32,450円 | 67,100円 |
12か月契約 | 8,250円 | 13,200円 | 15,950円 | 31,900円 | 64,900円 |
トライアル対応 | × | × | × | × | × |
仕様 | |||||
ストレージSSD * | 550GB | 700GB | 1000GB | 2000GB | 2400GB |
ストレージHDD * | 800GB | 900GB | 1400GB | 2800GB | 3000GB |
メモリ | 8GB | 12GB | 16GB | 32GB | 64GB |
CPU | 9コア | 9コア | 10コア | 12コア | 14コア |
*ストレージはSSD、HDDのいずれかを選択
ストレージを選ぶときに、表示速度の速さや作業効率を考えるとSSD、容量の大きさとコストを考えるとHDDにメリットがあります。
ソフトウェア
データベース管理システム(SQL Server)や、Word・Excelなどが利用できるOfiiceをインストールすることで利用できるようになります。なお、利用ユーザー数と同じRDS SALが必要です。
内容 | 費用 |
Microsoft SQL Server 2019 / 2017 / 2016 / 2014 | 4,400円/月 |
Microsoft Office 2016 Standard | 2,200円/月 |
リモートデスクトップサービス ライセンス(RDS SAL) | 1,045円/月 |
追加スペック
契約途中でスペックを追加することができます。なお、ストレージのみ途中解約ができません。
メモリ追加 | コア追加 | ストレージ追加 | IPアドレス追加 |
1GBにつき 990円/月 |
1コアにつき 990円/月 |
10GBにつき 550円/月 |
1IPアドレスにつき 550円/月 |
気になるポイントは?
主なポイントです。メリットは黄色いアンダーライン、デメリットは赤いアンダーラインで示しています。
- 各プランともストレージ(SSD,HDD)が選べます
- メールと電話サポートに無料で対応しています
- 最も低価格のプランでCPUが3コア
- プラン変更は上位プランのみ可能です
- 契約途中でHDD→SSDなどストレージ変更はできません
- バックアップサービスはありません
Winserver よくある質問
サービス等についてよくある質問をまとめました。疑問点解消にお役立てください。
WinserverのWindows VPSとはどのようなサービスですか?
WinserverのWindows VPSは、Virtual Private Server(仮想専用サーバー)で、1台の物理サーバー内に、ユーザー専用の仮想サーバー領域を作成し、Windows Serverの管理者権限を貸与します。共用サーバーのように1台のサーバーを複数のユーザーで共有しますが、それぞれに専用の仮想領域が割り当てられるため、他の影響を受けにくく、専用サーバーに近い自由度と安定性で利用できます。そしてWindows OSに特化しているのが特徴です。
どのような用途でWindows VPSを利用できますか?
具体的な用途としては、Webサーバーの構築や、ファイルサーバーを使ったファイル共有などに適しています。開発環境としてWindows Serverを利用したい方、テレワーク環境やOfficeを利用したい方にも推奨されます。システム設定やログ調査、環境構築、運用まで、ユーザーが自由に実行できます。
利用できるWindows Serverのバージョンは何ですか?
Windows Server 2025、および2022、2019、2016です。このサービスでは、Microsoft社のHyper-V 仮想化ソフトウェアを使用しています。
ストレージはSSDとHDDのどちらを選べますか?契約後に変更できますか?
プランを選ぶ際に、ストレージの種類としてSSDとHDDのどちらかを選択できます。SSDは読み書き速度が非常に速いのが特徴で、パフォーマンスを重視する場合に適しています。一方、HDDはSSDに比べて容量を確保しやすく、コストを抑えたい場合などにメリットがあります。一度選択したストレージの種類(SSDかHDDか)は、契約の途中で変更することはできません。変更を希望する場合は、現在の契約を解約し、新たに契約し直す必要があります。
Microsoft Officeなどのソフトウェアは利用できますか?
Microsoft社製の有償ライセンスが必要なソフトウェア(WordやExcelなど)を除き、サーバーにインストールできるアプリケーションに原則制限はありません。Microsoft Officeを利用したい場合は、オプションとして追加することが可能です。ただし、Officeを利用するお客様の人数分、Officeオプションと合わせてリモートデスクトップサービスライセンス(RDS SAL)も契約する必要があります。
複数人で同時にサーバーに接続して利用できますか?
利用中のサーバーに複数のPCから同時に接続することは可能です。ただ、サーバーに接続する目的が「サーバー管理以外(デスクトップ環境の利用など)」の場合、接続する人数分のリモートデスクトップサービスライセンス(RDS SAL)の契約が必要になることがあります。
プランにはどのような種類がありますか?料金はいくらですか?
利用目的や必要なスペックに応じて複数の料金プランがあり、各プランとも初期費用無料、メモリ容量・SSD/HDD容量・CPUコア数などの仕様が異なります。例えば、「VPS23-1G」プランは月額1,045円(12ヶ月契約の場合)から利用できます。
契約後にプラン変更やスペックの追加は可能ですか?
契約中のプランから上位のプランへ変更できます。また、オプションとしてメモリ(1GB単位)、CPU(1コア単位)、ストレージ(10GB単位)、IPアドレスなどを追加することも可能です。ただし、下位プランへの変更、契約途中でSSDからHDD、またはHDDからSSDへの変更はできません。
サーバーの保守や運用は自分で必要ですか?
Windows VPSでは、サーバーの初期設定や日々のメンテナンス、運用はユーザー自身で行う必要があります。なお、Winserver側で、月に一度、日曜日の0:00から6:00にかけてサーバーメンテナンスを実施します。このメンテナンス時にはサーバーが再起動されるため、一時的に接続できない時間帯があります。
無料でお試しできる期間はありますか?
2週間の無料トライアル期間があり、この期間中にサービスの機能や使い勝手を確認できます。なお、一部のハイスペックプランは無料トライアルに対応していません。
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まとめ
無料お試しを有効活用
「Windows VPS」は、Windows OSに特化した信頼性の高い仮想専用Windowsサーバーサービスです。FX自動売買の仮想デスクトップとしては個人利用、リモートワーク用VPSとしては企業・法人向けサービスとして活用できます。
トライアル利用は14日間、機能はすべて使えますので検証には便利です。運用や開発環境に適したWindows OSを選んで早速、始めてみましょう。
* Microsoft、Windows、Windows Server、およびOffice 365は、米国 Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標または商標です。