「自社の物件をWeb上で効果的に紹介したいけど、システム開発に大きなコストはかけられない…」「不動産ポータルサイトへの掲載料が年々高騰していて悩んでいる…」そんな不動産会社や設計関連企業の悩みを解決する選択肢があります。
WordPressテーマ「GRAVITY」(グラビティー)は、専門知識がなくても高機能な物件検索ポータルサイトを構築できる画期的なソリューションです。このテーマを活用すれば、自社の強みを活かしたオリジナルの不動産サイトを、低コストで素早く立ち上げることが可能になります。
当ページでは、GRAVITYの機能や特徴を解説し、導入のメリット・デメリットまで説明してします。不動産業界でのWeb戦略を強化したいと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
料金 | ライセンス | 使用許可 | サポート |
198,000円 | 購入 | 1ライセンス購入で サイト利用数無制限 |
WEBマニュアル Q&A集 |
こんな方におすすめ
- 不動産用システム構築は高いので悩んでいる
- 頻繁に変わる路線・駅などデータ更新に対応できない
- 不動産業界の各業態に合うシステムが無い
- 社内にITやデザインの専門家がいない
「GRAVITY」とは?
TCDブランドについて
「GRAVITY」(グラビティー)は、大阪府大阪市中央区に本社を置く株式会社デザインプラスのWordPressテーマブランド「TCD」が提供している企業向けWordPressテーマです。TCDはデザイン性が高い80種類以上のWordPressテーマをリリースしています。
TCDのテーマの特徴は、国内制作のWordPressテーマであるため、GRAVITYにおいては日本の不動産業界のニーズに合わせた機能設計がなされているのが大きな強みです。
海外製テーマにありがちな「日本の商習慣との不一致」に悩まされることがありません。
■ GRAVITYの基本情報
「使いやすさの壁」が、多くの不動産会社のWeb活用を妨げてきました。特に「物件情報の更新や管理」は、担当者の大きな負担になっているのが現状です。GRAVITYは、不動産業界に特化したWordPressテーマとしてこれまでの課題を解決すべく、以下の特徴を備えています。
- 物件検索に特化した高度な検索機能
- 全国の都道府県・沿線最新データの手入力の必要なし
- 物件種別(マンション、アパート、戸建てなど)の項目設定が簡単
- 直感的な管理画面による物件情報の掲載・管理機能
一般的なWebサイト制作会社・システム開発会社に依頼すると、物件検索システムの開発だけで数百万〜数千万円のコストがかかるケースも少なくありません。GRAVITYであれば、そのような大きな初期投資なしに、プロ品質の不動産ポータルサイトを短期間に構築できます。
■ 基本情報
項目 | 内容 |
商品名 | GENESIS |
価格 | 198,000円(税込) |
販売元 | 株式会社デザインプラス |
商品内容 | WordPressテンプレートファイル 一式(親テーマ・子テーマ) + オンラインマニュアル、Q&A集 |
動作環境 | WordPress 6.x以上 PHP 8.1以上 MySQL 8以上 |
ライセンス | 購入者は複数サイトで利用できます |
決済方法 | クレジットカード/PayPal/銀行振込/ |

WordPressテーマ選びの重要性
WordPressでサイトを構築する際、以下のメリットがあるテーマを選ぶことが重要です。
- デザインの統一感が保たれる
- 必要な機能が最初から組み込まれている
- 更新やメンテナンスが容易になる
- スマートフォン対応などの技術的課題が解決される

GRAVITYの主要機能を徹底解説
機能の充実度が、不動産サイトの使いやすさを左右します。では、GRAVITYはどのような機能を提供しているのでしょうか?
高度な物件検索機能

引用:TCD
GRAVITYの最大の特徴は、詳細な条件指定ができる物件検索機能です。
利用者は、物件種別・エリア・路線・賃料・広さ・間取りなど多様な検索条件を組み合わせて、物件を探すことができます。
- エリア検索(都道府県、市区町村、沿線・駅)
- 物件種別による絞り込み
- 価格帯による絞り込み
- 面積、間取り、築年数などの各条件
ユーザーの検索意図に合わせた柔軟な検索体験を提供できるため、物件探しのストレスを大幅に軽減できます。これにより、ユーザーの滞在時間が長くなり、成約率向上にもつながります。
全国データ一括アップロード機能
不動産サイト構築・運用の大きな手間となるのが、地域情報や沿線データの登録・更新作業です。
GRAVITYでは、全国の都道府県データと沿線・駅データは、管理画面からアップデートしたいデータを選択すれば、いちいち手入力することなく総務省から取得した最新データに更新されます。

様々な不動産ビジネス業態に対応
一口に不動産ビジネスと言っても「賃貸住居専門の不動産」や「売買事業用不動産のみ」など多様な業態があり、項目も賃貸マンションでは「管理費・共益費」、売買マンションでは「管理費・修繕積立金」など異なります。
GRAVITYでは、物件種目に対応して入力項目も自動的に変化、さらに項目もあとで自由に追加できるので柔軟な不動産ポータルサイトの運営が行えます。
システム開発とコスト比較
それでは「GRAVITY」と、一般的なシステム開発会社などを利用した場合のコスト比較をしてみましょう。
会社・サービス | 初期費用 | 月額 | 年額 |
---|---|---|---|
1: TCD GRAVITY | 198,000円 | - | 2万円 (レンタルサーバー代) |
2: X社(プラグイン開発) | 60万円 | - | 8万円 |
3: Y社(テンプレによるシステム開発) | 300万円 | 10万円 | - |
4: Z社(システム開発) | 500万円 | 20万円 | - |

5年間の詳細費用比較表
初期費用と5年間の維持費用総額を比較したグラフと表です。
最もコストがかかるのが4: Z社で、一方GRAVITYはほぼ初期購入費用のみですので、出費を抑え不動産ポータルサイト運営を行えることが分かります。
会社 | 初期費用 | 年間維持費 | 5年間 維持費総額 |
5年間 総コスト |
---|---|---|---|---|
1:TCD GRAVITY | 198,000円 | 20,000円 | 100,000円 | 298,000円 |
2:X社 | 600,000円 | 80,000円 | 400,000円 | 1,000,000円 |
3:Y社 | 3,000,000円 | 1,200,000円 | 6,000,000円 | 9,000,000円 |
4:Z社 | 5,000,000円 | 2,400,000円 | 12,000,000円 | 17,000,000円 |
GRAVITYとの5年間費用削減率比較
GRAVITYと各社の5年間総額の比較をしてみましょう。
GRAVITYとX社では、総額約70万円のコストダウン、最も差額の大きいGRAVITYとZ社では、総額約1600万円の節約と、費用削減率は98.2%と驚異的な数値を示しています。
比較 | 初期費用 差額 |
年間維持費 差額 |
5年間 総コスト差額 |
GRAVITYの 費用削減率 |
---|---|---|---|---|
GRAVITY vs X社 | 402,000円安い | 60,000円安い | 702,000円安い | 70.2% |
GRAVITY vs Y社 | 2,802,000円安い | 1,180,000円安い | 8,702,000円安い | 96.7% |
GRAVITY vs Z社 | 4,802,000円安い | 2,380,000円安い | 16,702,000円安い | 98.2% |
※維持費は年間換算。Y社とZ社の月額費用はそれぞれ年間12ヶ月で計算。
GRAVITYで実現できるサイトデザイン
機能だけでなく、見た目のデザインも重要です。訪問者に「信頼できる会社」という印象を与えるためには、洗練されたデザインが不可欠です。
カスタマイズの自由度
GRAVITYでは、専門的なコーディングスキルがなくても、カラーやフォント、レイアウトなどを自由にカスタマイズできます。管理画面から直感的な操作で、以下のような要素を変更可能です。
- ヘッダー・フッターのデザイン
- トップページのレイアウト
- 物件一覧・詳細ページのデザイン
- 問い合わせフォームに物件名・URL自動表示
デザイン性の高さはTCDの大きな特徴ですが、この「GRAVITY」は、トップページのみならず物件や検索ページなどピクセルレベルでデザインにこだわったテーマです。
さらに会社情報ページやLP(ランディング)制作も容易で、物件ページは写真のみのシンプルな構成から数千文字に渡る長文ページ、1カラムや2カラム、さらにはカラム幅すら自由に変更が行えます。
また、どの物件から内覧予約が来たかすぐ分かるように、お問い合わせフォームの中にユーザーが内覧を希望した物件名・物件URLが分かるように、自動表示させることができます。
これにより、数千件の物件ページがある場合でも迷うことなく、内覧へスムーズに導くことが可能になりました。
レスポンシブ対応状況
現在、不動産検索の約70%がスマートフォンから行われているという調査結果もあります。GRAVITYは完全レスポンシブ対応で、どのデバイスからアクセスしても最適な表示になるよう設計されています。
スマートフォンでの物件検索体験も考慮されており、タップしやすいボタンサイズや、スワイプによる画像閲覧など、モバイルユーザーにとって使いやすいUIが実装されています。これにより、デバイスを問わず高い顧客満足度を実現できます。
導入から運用までの流れ
「導入は簡単そうだけど、実際の運用は大変なのでは?」という懸念をお持ちの方も多いでしょう。GRAVITYの運用フローを見てみましょう。
購入から設置までの流れ
GRAVITYの導入は、以下のステップで進めることができます。
step
1テンプレート取得
「GRAVITY」から購入し、ダウンロードする
step
2サーバー環境準備
WordPressをインストールしたレンタルサーバーを用意する
step
3テーマを適用
GRAVITYテーマをインストール・有効化する
step
4初期設定実施
初期設定ウィザードに従って基本情報を設定する
step
5不動産物件関連設定
取り扱い物件種別や対象エリアを設定する
step
6サイトデザイン設定
トップページのレイアウトをカスタマイズする
WordPressの基本操作ができる方であれば、半日〜1日程度で初期設定を完了させることができるでしょう。マニュアルも充実しているため、つまずきポイントも少ないはずです。
GRAVITYを導入するメリット・デメリット
どんなシステムにも長所と短所があります。客観的な視点からGRAVITYの評価を見てみましょう。
メリット:コスト削減と運用効率
GRAVITYを導入することで得られる主なメリットは以下の通りです。
- 大幅なコスト削減:独自開発と比較し初期コスト80%以上削減
- 短期間での立ち上げ:1〜2週間程度でスピード公開
- 担当者の負担軽減:直感的な管理画面で専門知識なしで更新作業可能
- ポータルサイト掲載料の節約:外部サイトへの依存度を下げる
- カスタマイズの柔軟性:成長に合わせて機能拡張していくことも可能
特に「すぐにでも自社サイトを立ち上げたい」「IT担当者がいない中で運用したい」という不動産会社にとっては、大きなメリットがあると言えるでしょう。
デメリット:検討すべき課題
一方で、以下のような点は検討が必要です。
- カスタマイズの制約:100%オーダーメイドでなく対応不可の場合あり
- 差別化の難しさ:同じテーマを使用している他社との差別化
- データ移行の手間:既存サイトからの移行には一定の作業が発生
- サーバー選定の重要性:安定運用のため適切なサーバー選びが重要
しかし、これらのデメリットは適切な計画と運用方針によって軽減することができます。例えば、コンテンツの質や独自の写真撮影などで差別化を図ることも可能です。
よくある質問
WordPressの知識がなくても使えますか?
基本的なパソコン操作ができれば使用可能です。ただし、WordPressの基礎知識があると、よりスムーズに運用できます。
カスタマイズの範囲はどこまで可能ですか?
色・フォント・レイアウトなどの基本的なデザイン要素は管理画面から変更可能です。さらに高度なカスタマイズは、CSS/PHPの知識があれば実現できます。
どのくらいの物件数まで管理できますか?
数万〜数十万件の物件も管理可能ですが、サーバースペックによってパフォーマンスは変わります。大量の物件を扱う場合は、十分なスペックのサーバーを選ぶことをおすすめします。
スマートフォン対応していますか?
完全レスポンシブ対応しており、スマートフォンでも快適に物件検索が可能です。
アップデートや保守はどうなりますか?
TCDは定期的にテーマのアップデートを提供しています。WordPressの管理画面からワンクリックでアップデート可能です。
出典
TCD 「GRAVITY」
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まとめ
不動産サイト運営を変える最適解
WordPressテーマ「GRAVITY」は、不動産業界のWeb戦略を根本から変える可能性を秘めています。高額な開発費をかけずとも、プロフェッショナルな物件検索サイトを構築・運用できる点は、多くの不動産会社にとって大きな魅力でしょう。特に以下のような不動産会社には、GRAVITYの導入がおすすめです
- 自社サイトからの集客を強化したい会社
- IT人材不足で運用の簡便さを重視する会社
- ポータルサイト掲載料の負担を減らしたい会社
- 地域密着型の営業で独自色を出したい会社
Web戦略の成否が事業全体の成長に直結する現代において、使いやすく効果的なWebサイトの存在は、ますます重要性を増しています。GRAVITYは、そんな時代の要請に応える一つの解答と言えるでしょう。自社の強みを活かした物件ポータルサイトで、新たな顧客接点を作り出してみませんか?
記事作成者プロフィール

-
株式会社ストレン 社長
資格など:情報セキュリティマネジメント
SEO検定1級、2級知的財産管理技能士
G検定(JDLA Deep Learning for GENERAL 2025#1)
ネットショップ実務士レベル2
おすすめ情報サイト「マイベスト」レンタルサーバー・ドメイン監修
当サイトは10年以上のホスティング経験からレンタルサーバー・ドメイン・ワードプレステーマを中立の視点から比較評価し始める・切り替える方の立場に立った情報をお届けします。
【仕事略歴】早稲田大商卒。東証一部精密機器メーカー、レコード会社を経て2000年 動画配信レンタルサービス「ストレン」起業、マイクロソフト認定パートナーとしてサーバー構築・運用・PR等に携わる。
2015年、東証グロース上場企業・お客様と合意の上、上場企業へユーザー移行後に同ビジネス終了、以降はITコンサルティングとして支援に。