無料レンタルサーバー比較/違い(ブログ/WordPress/CMS):おすすめ個人法人用

2024年7月11日

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無料レンタルサーバー比較おすすめ

ブログやホームページを始めたいけど、最初からサーバー代金を支払いたくない安い価格がいい、まずはやってみて試してみたい無料でホームページを作る方法を知りたい、サーバーを自作するほど技術力が無いという方も多いのではないでしょうか。

最新情報を基に「WordPressが使える」、「広告表示がない」、「企業も利用できる品質」、「プログラム言語も使える」等、無料のレンタルサーバーサービスにも幅がありますのでピックアップして比較解説します。

無料レンタルサーバーとは?ポイントは?

無料レンタルサーバーを選ぶポイントとは

無料で始めることができるとはいえ、ブログやホームページを継続して公開し続けることに意味がありますので無料サービスが長続きするのか?が最も重要なポイントになります。
この点を含めて、4つの点に注意しながら無料サーバーを選びたいところです。

WordPress(ワードプレス)/CMSで簡単構築

  • サービスの継続性(企業規模やサーバー運用歴の長さ)
  • ディスク容量やセキュリティなどサービス品質
  • WordPressが利用できるかどうか
  • 広告表示の有無

レンタルサーバーは、データセンター内にサーバーや回線を設置し、技術者を配置して24時間365時間運用保守・新規開発などをするとても固定費が高いビジネスモデルです。

ユーザー数が減って固定費を割り込むと赤字が継続する厳しいビジネスでもありますので、運営母体の規模が小さいとサービス停止や売却などが起こりがちです。

そこで、有料レンタルサーバーで有名な企業、上場や上場クラスの経営規模がある企業、複数のレンタルサーバーブランドを運用しており固定費を分散吸収できる企業などが「サービスの継続性」のポイントから選びたいサービスとなります。

一方、提供する企業側から見ますと、無料レンタルサーバーは有料サービスへの導入・PRという立ち位置の場合が多く、無料サービスでは広告を付けたとしても赤字を解消するほどの収益がほぼ見込めませんので、無料サービスを続けるためには経営母体の体力が重要になってくる、ということです。

WordPressそしてWordPressCMSが使えるかは特に重要なポイントです。特にWordPressは、ログインしてすぐに誰でも簡単にプロ並みのサイトを立ち上げる使いやすいことが人気です。さらにパソコンとスマホを連携し、レイアウトが崩れることなく両端末に適応したサイトを自動的に表示できるレスポンシブ対応などメリットが多くあります。CMSとしても、日本や世界のシェアランキングでもトップを誇り、ワードプレスの始め方や編集方法、管理画面・マイページの使い方など情報を得るには事欠きません。

ココがポイント・CMS比較など

CMSには多くの種類があり、Movable Type(ムーバブルタイプ)がかつて多く利用されていましたが、商用利用有償であることや機能を追加できるプラグインやテーマ数が圧倒的に少ないという違いから、WordPressに移行するサイトが増え続けています。また、簡単に制作できるノーコードツールとしてWordPressプラグインのElementorを利用する、あるいはワードプレス以外の選択肢としてはSTUDIOもあります。

WordPressのみ利用できる、ワードプレスとhtml(ホームページ)の両方を利用できる、htmlのみ利用できるサービスと分かれますのでこの点に留意して公式サイトをチェックしましょう。

また、広告表示については「無料レンタルサーバーには原則として、ある」という前提で考えておいて、逆に広告表示のないサービスを絞り込む・見つけるという選定方法となります。

無料レンタルサーバーおすすめ5選

WordPressが無料で利用でき、人気や実績のあるレンタルサーバー、ブログサービスをピックアップして解説します。

1: XREA(エクスリア)

XREA(エクスリア)

東証プライム市場上場のGMOインターネットグループ株式会社の関連会社、GMOデジロック株式会社運営のレンタルサーバー「XREA」は、無料でストレージ10GBを利用できます。

プラン数 ストレージ DB/PHP メールアカウント
1プラン(無料) 10GB
WordPress利用 HTML利用 広告表示 商用利用 

XREAは、他社無料サーバーにはない「メールアカウント」「メール・チャットサポート」「CGI・プログラミング言語(Perl、Ruby、Python、C/C++、PHP)」「独自SSL(SNI)」「API」など、ほぼ有料レンタルサーバー並みの機能が使えるメリットがあります。

2023年3月より「バックアップ(15世代)」も無料となりました。他社無料サービスと同じく「独自ドメイン」も設定できますので、無料レンタルサーバーとしては最初に検討してもよいサービスです。さらに料金を支払えばスペックアップした有料プランも利用できます。

最初から機能の豊富な無料サーバーを使えば「無料の自作ブログで稼ぐんだっ!」という意気込みで始めた方には強い味方になってくれるでしょう。
注目です
注目です

XREA公式サイトへ

2: シンフリーサーバー

シンフリーサーバー

高速表示で定評のある「シンクラウド株式会社」(2024年2月1日にエックスサーバー株式会社より移管)が運営する無料レンタルサーバー「XFree」(エックスフリー)は2024年7月に「シンフリーサーバー」にリニューアル。

有料サービス級のハイスペックながら、使い方やブログの作り方も簡単なサービスを無料で利用することができます。

プラン数 ストレージ DB/PHP メールアカウント
1プラン(無料) 10GB
WordPress利用 HTML利用 広告表示 商用利用 

高速レンタルサーバーを20年以上提供し続けている信頼度は高く、難しい設定も比較的少なく、安心してサイト・ブログ運用ができます。また、独自ドメインも利用でき、オリジナリティのあるサイトで個性をアピールできます。サポートが不要で自分で運用できるスキルをお持ちの方にお勧めの無料ブログサービスです。

シンフリーサーバー公式サイトへ

3: StarServerFree

StarServerFree

レンタルサーバーとドメイン販売サービスを運営している京都市にあるネットオウル株式会社がサービス提供している無料レンタルサーバー「Starsever Free」。

3プランから選べますが、3プランともパソコンの広告なし、という特徴があります。

プラン数 ストレージ DB/PHP メールアカウント
3プラン(無料) フリー 2GB
フリー容量追加 4GB
フリーPHP+MySQL 2GB

フリーPHP+MySQL
のみ有
WordPress利用 HTML利用 広告表示 商用利用 

フリーPHP+MySQL

全プランPC表示なし

広告表示がPC・スマホともに無い「フリー」、スマホのみ広告表示がある「フリー容量追加」、スマホのみ広告表示がありWordPressが使えるフリー PHP+MySQL」から選べます。

どのプランでも独自ドメインが利用できます。WordPressでサイトやブログを始めたいときは、スマートフォンにのみ広告表示される「フリー PHP+MySQL」一択となります。

StarServerFree公式サイトへ

XREAXFreeStarServer Freeは、いずれも実績のあるレンタルサーバー運用会社(関連会社)が提供していますので信頼感・安心感があります。また、XFreeStarServer Freeは、お互いに競っているためか、3プランあることや機能面で似通っていますし、広告非表示のパターンが似ていながらも微妙に異なりますので、利用する前に公式サイトで細かくチェックしておく必要があるでしょう。

いずれも、上位に有料レンタルサーバーがありますので、移行を視野に入れながらスタートするには適したサービスです。

4: シンBlog

シンBlog

「シンクラウド株式会社」(2024年2月1日にエックスサーバー株式会社より移管)が運営する、初心者向けにWordPressに特化したブログサーバーサービスが「シンブログ」です。

2023年9月20日に「wpXブログ」から名称変更です。最大10ブログまで利用でき、エックスサーバーの強みでもあるオールSSDストレージによる高速表示独自ドメイン・無料独自SSLが利用できる点にメリットがあります。

プラン数 ストレージ DB/PHP メールアカウント
1プラン(無料) 1ブログ 3GBまで
(動画・写真)
WordPress利用 HTML利用 広告表示 商用利用 

PC表示なし

初心者でも簡単にWordPressが使える機能に絞り込んでいますので、HTMLの知識が無くてもオリジナルWordPressテーマを利用して、お洒落なサイト・ブログをすぐに始めることができます。

機能面で制約がありますので凝ったことはできませんが、すぐにでもブログを始めたい、技術的なことがよく分からない、サーバー料金を支払わずにスタートしたいというユーザーに適しています。

シンBlog公式サイトへ

5: WordPress.com

WordPress.com

アメリカ合衆国サンフランシスコに本社を置くAutomatticが提供しているマネージド型WordPressホスティングサービスの「WordPress.com」の無料プランでは、WordPressを使って、サイトやブログを始めたいという方向けに、シンプルな機能に絞って提供しています。

プラン数 ストレージ DB/PHP メールアカウント
1プラン(無料) 1GB
WordPress利用 HTML利用 広告表示 商用利用 

CMSのWordPressとは別物である「WordPress.com」では、無料プランで独自ドメインが利用できない、プラグインがインストールできないなど多くの制約はありますが、WordPressをインストールすることなくすぐ使ってみたい、触ってみたいという方に向いています。

WordPress.com公式サイトへ

その他無料で使えるサービス

原則としてWordPressは利用できませんが、無料でホームページが公開できるHTMLサーバーのうち、主な2つのサービスです。

1: FC2ホームページ

FC2ホームページ

WEBホスティングやドメイン販売を行っているFC2, Inc.が提供する無料ホームページサービス「FC2ホームページ」では、WordPressも利用できます。

プラン数 ストレージ DB/PHP メールアカウント
1プラン(無料) HTML 1GB
WordPress 5GB
WordPress利用 HTML利用 広告表示 商用利用 

β提供中

“FC2ホームページ”のみ表示

ファイルエディター(ページ編集機能)やケータイ自動対応、.htaccess、https、HPの無料ウィルス駆除サービス対応していますので一般的なサイト・ブログ運営は支障なく行うことができます。

FC2ホームページ公式サイトへ

FC2ホームページ公式サイトでは、無料サービスでPHPの提供無し、DB未記載になっています。実際に利用する場合は、事前に提供会社へ確認することをお勧めします。

2: 忍者ホームページ

忍者ホームページ

忍者ツールズ株式会社が提供している無料ホームページサービスが「忍者ホームページ」です。独自ドメインが利用でき、1つのIDで作れるサイト数は10個までです。

プラン数 ストレージ DB/PHP メールアカウント
1プラン(無料) 500MB
WordPress利用 HTML利用 広告表示 商用利用 

.htaccessやCGI、PHP、ケータイ自動対応などには非対応なので、これらの機能が必要のない範囲での利用となります。

忍者ホームページ公式サイトへ

無料ホームページサービスは、古くからサービス提供を開始し現在に至っているものもあり、新機能への対応などが追い付いていない感があります。

各社の機能を比較して、自分のサイト構築・運用に十分であれば進めても問題ありませんが、セキュリティ面も配慮したサービスを選択するようしたいものです。

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まとめ

無料で使えるレンタルサーバーは一定程度あって、目的に沿った品質のサービスを使うことでコストを抑えながら、別の方面に投資を振り向けたりすることも出来ます。もちろんブログ収益化を始めるファーストステップにもなります。

当サイトの見解としては、運営会社の体力、サービスの品質、WordPressとHTMLどちらも使える、上位プランもあり、他社無料サービスにない機能が豊富など様々なメリットから「XREA」が第一のおすすめ無料サービス、次いで「シンフリーサーバー」「StarServerFree」が検討材料に入るという結果になりました。(2024年7月時点)

無料ならではの注意点あり

一方で、「無料」ならではの理由と品質の限界があることも事実ですので、事前にしっかりと理解したうえで無料レンタルサーバーを利用しましょう。そして利用中に問題が出たときや物足りなくなった時にはチャンスを逃さないために、スムーズに有料サービスに切り替えることをお勧めします。

記事作成者プロフィール

佃 直毅
佃 直毅
株式会社ストレン 社長
情報セキュリティマネジメント
2級知的財産管理技能士
ネットショップ実務士レベル2
おすすめ情報サイト「マイベスト」レンタルサーバー・ドメイン監修

当サイトは10年以上のホスティング経験からレンタルサーバー・ドメイン・ワードプレステーマを中立の視点から比較評価し始める・切り替える方の立場に立った情報をお届けします。

【仕事略歴】早稲田大商卒。東証一部精密機器メーカー、レコード会社を経て2000年 動画配信レンタルサービス「ストレン」起業、マイクロソフト認定パートナーとしてサーバー構築・運用・PR等に携わる。
2015年、東証グロース上場企業・お客様と合意の上、上場企業へユーザー移行後に同ビジネス終了、以降はITコンサルティングとして支援に。