LINE公式アカウント導入ガイド:クーポンの設定・配布方法

2022年1月29日

LINE公式アカウント導入ガイド~クーポンの設定配布方法

無料で利用できるSNS販促ツール「LINE公式アカウント」の中でも、リピーターの来店促進に特に効果の高い「クーポン」について、設定方法や友だちへの配布方法について解説します。

LINE公式アカウントとは?

LINEがビジネス向けに提供するSNSサービスで、企業や店舗のLINEアカウントを無料で作成することができます。約8,900万のLINEユーザーと直接つながることで、メールでは開封されなかったメッセージなどの閲覧率が飛躍的に上がり、店舗の情報を有効に配信することができます。

プランは、月額無料の「プコミュニケーションプラン」のほか、「ライトプラン」「スタンダードプラン」の3つがあり、メッセージ数に応じて料金が変わる従量料金制なので、ニーズに合わせて調整することができます。

クーポンのメリット

クーポンサンプルそれではLINE公式アカウントで利用できる「クーポン」についてです。
クーポンは割引やプレゼントなどが設定できますので、来店を促す強力なツールになります。
例えば画像サンプルのように、LINEでユーザーが友だちになった時、来店時に記念品をプレゼントするクーポンを発行します。
顧客が来店するとレジでこのクーポンを見せて、使用ボタンをタップして使用すると、店頭で事前に準備していた来店記念プレゼントを渡すという流れになります。

このクーポンでは、1回のみ使用可能という設定になっていますので他店舗に行って、もう一度来店記念品をもらうことはできません
このようなプレゼント提供のほか、割引券無料券キャッシュバック券としても発行することができます。

クーポンの設定方法

「クーポン」の設定ですが、最初に管理画面「クーポン」を開きます。すでに作成している場合は、画面のようにクーポン名が表示されますので、クリックすれば既存のクーポンの管理が行えます。

新しくクーポンを作成する場合は「作成」をクリックします。

クーポンを作成

こちらが新規クーポン作成画面です。

新規クーポン作成画面

クーポン名・有効期間・メイン画像・利用ガイド・抽選の有無・公開範囲・使用可能回数・クーポンコード(独自IDで管理 する場合)・クーポンタイプなどをそれぞれ設定します。
設定が終了したら画面右下にある 「プレビュー」で見栄えを確認し、問題なければ 「保存」してください。

公開範囲」で「全体公開」を選択すれば、取得したURLを貼り付けたり配布して、ブログや自社サイト・SNSなどでもクーポン配信ができるようになりますよ。幅広く告知・利用してもらいたいときは活用しましょう。

抽選について

抽選によりクーポンを特典とすることで、単なるクーポン配信としてではなく、当たるか当たらないかというワクワク感や楽しみを提供することもできます。さらに、LINEのブロックを防ぎつつ、顧客のロイヤリティを高めることもできます

管理画面「クーポン」→「詳細設定」で各種設定します。
(以前は別項目として独立していた「抽選」ですが、現在はクーポン設定内にあります。)

クーポン設定

当選確率、当選数上限を決めて設定します。そして、一般のクーポンと同じくメッセージなどに添付して配信しましょう。

コツとしては、あまりにも低すぎない当選確率を設定することです。ほぼもらえない、当たらないという評判や口コミが立てば、ブロックなどに結び付きますし、お店のブランディングのマイナスともなりえます。まずは高確率の抽選から始めてみましょう。

クーポンの配布方法

クーポンを新規設定すると、クーポンをシェア画面が表示されます。ここでシェアしてもいいですし、この画面を閉じ後程シェアを実行しても問題ありません。

クーポンをシェア・配布する

配布方法としては、新規に友だちになってもらった時に、自動的にクーポンを配布する「友だち追加クーポンに設定」、友だちにメッセージとしてクーポンを配信する「メッセージとして配信」、LINE VOOM(旧タイムライン)に投稿する「LINE VOOMに投稿」、ユーザーからお問い合わせがあったときに自動的に返信する「キーワード応答に設定」、そしてクーポンURLをコピーしてfacebookやTwitterなどSNSで配信する方法、などがあります。

クーポンの基本的な利用フロー

それでは、配布したクーポンの利用の流れを確認しておきましょう。
1回限り利用できるクーポンの例です。

LINE管理画面より、店舗側がメッセージに添付してクーポンを配信します。
受け取った友だち(ユーザー)がクーポンを確認します。「今すぐ確認」をタップします。

クーポン受け取り

クーポンが表示されます。お店に行き店員の前で「クーポンを提示する」をタップします。

表示されたクーポン

続いて「使用済みにする」をタップします。

使用済みにする

この画面で使用済みにすると訂正ができませんので、店員の前で「使用済みにする」をタップします。店員の方は、この後に指定のプレゼントを提供します。これでクーポンの利用が完了しました。

再度、使用済みにする

使用済みのクーポンです。再度利用することはできません。

クーポン使用後

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まとめ

クーポンは、紙で配布すると紛失されるケースも多く、せっかくの効果が出ないこともあります。
LINE公式アカウントの「クーポン」であれば、顧客がなくすリスクもなくなりますし、ショップ側としても印刷コストの削減、そして紙を使わず環境に優しいこともアピールできます。
LINE公式アカウントには、メリットが多くありますので存分に活用して、収益アップに結び付けてください。

記事作成者プロフィール

佃 直毅
佃 直毅
株式会社ストレン 社長
情報セキュリティマネジメント
2級知的財産管理技能士
ネットショップ実務士レベル2
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当サイトは10年以上のホスティング経験からレンタルサーバー・ドメイン・ワードプレステーマを中立の視点から比較評価し始める・切り替える方の立場に立った情報をお届けします。

【仕事略歴】早稲田大商卒。東証一部精密機器メーカー、レコード会社を経て2000年 動画配信レンタルサービス「ストレン」起業、マイクロソフト認定パートナーとしてサーバー構築・運用・PR等に携わる。
2015年、東証グロース上場企業・お客様と合意の上、上場企業へユーザー移行後に同ビジネス終了、以降はITコンサルティングとして支援に。