グーグルアナリティクスとは無料でアクセス解析ができるサービスであり、アクセス数や様々な分析ができる便利ツールです。たとえば、どんな方がサイトを見てくれているのか?どうやってサイトを見つけているのかなどマーケティングに役立つ情報が盛りだくさん。
しかし、機能が豊富なことからすべての機能を使う場合は利用方法が煩雑ですので、今回は、必要な機能に絞り込んで解説します。
チェックする3つのポイントとは?
グーグルアナリティクス ホーム画面
グーグルアナリティクスは、多数の機能がある上に進化していますので、日々の業務ですべてを分析することはできません。そこで、3つのポイントに絞ってアクセス解析を行います。これでグーグルアナリティクスの簡単な見方がわかります。
最低限必要なことを最初に覚えて、あとは知識をプラスしていけば情報を使いこなせるようになります。最初は気負わずゆっくりはじめましょう。
グーグルアナリティクスにログインしホーム画面を表示すると、画面左側にメニューが表示されます。
リアルタイム 今現在、ライブでサイトを見ているユーザーの状況確認
オーディエンス アクセス数チェックなどユーザー属性
集客 検索エンジンなどどういった手段で、どこからアクセスしたか
行動 どのページから入ったか、見られているかなど
コンバージョン どれだけ売り上げなどに貢献しているかなど
とくに重要な項目は赤字の3つです。各項目ごとに見ていきましょう。
- オーディエンス
- 集客
- 行動
“オーディエンス”でどんなユーザーかなどを知る
オーディエンス→概要で、さまざまなアクセス数やサイト滞在率、どんな端末でアクセスされたか、地域など、視聴者についてのデータが確認できます。
画面右上の期日を変更することで、指定した日数・期間のデータを確認することができます。
また、時間別を選択すれば時間ごとのアクセス数が確認できます。
ユーザー・セッション・ページビューの違い
混同しやすいチェック項目にユーザー、セッション、ページビューがあります。
ユーザー:指定した期間内にアクセスした人の数(もっとも純粋な数値)
→例 同じ人が複数回サイトにアクセスしても「1」アクセスです。
→例 9月15日、16日と同じ人が2回アクセスは「2」セッションになります。
増えていればページを閲覧しやすい構成になっている可能性があります。
ユーザー属性 年齢・性別の確認
オーディエンス→ユーザー属性→概要で、年齢や男女比などが分かります。
端末を確認する
オーディエンス→モバイル→概要で、視聴されている端末が確認できます。
さらに「セカンダリ」で項目を選択すると詳細な情報を確認できます。
ユーザーの地域を確認することもできます。
地域→地域で、ユーザーの各都市を確認できます。
*注意事項 Wi-Fiなど移動通信では固定IPアドレスではありませんので、実際の閲覧地域と異なる場合があります。あくまでも参考程度にとどめておきましょう。
“集客”でアクセスした方法などを知る
次にどういった手段・どこからアクセスしたかなどを確認するために、集客を見ていきます。
集客→概要で、データを一覧することができます。
サイトへの集客が、検索エンジン経由なのかSNSなのかなどが分かることで、今後のプロモーションに生かすことができます。
集客→すべてのトラフィック→チャネルをクリックすると、流入元がわかります。
Organic Search:オーガニック検索 検索結果からアクセスなど
Direct:直接流入 ブックマークなど
Referral:別サイトからの流入
Social:SNS(ソーシャルメディア)からの流入
Email:メールやメールマガジンからの流入
Paid Search:広告などからの流入
Other:その他の流入
とくにOrganic Serchが重要で、ここの数値を増やすこと、さまざまなキーワードで流入してもらうことでサイトが成長できます。
次に、自社サイトへ流入する元の検索エンジンやサイトなどを確認します。
集客→すべてのトラフィック→参照元/メディアで、ユーザーがどのサイトから来たかわかります。
検索キーワードの確認です。
集客→キャンペーン→オーガニック検索キーワードで確認できますが、現在はSSL化対応サイトのデータが取得できないため、(not provided)と表示されます。
どのSNSからどのくらい来ているかの確認をしましょう。
集客→ソーシャル→参照元ソーシャルネットワークで、どのSNSからサイトへきているかが確認できます。
“行動”でサイト・ページの強み・弱みを知る
次に、どのページが見られているかなど分析します。
行動→サイトコンテンツ→すべてのページで、ページごとのページビューや滞在時間がわかります。
どのページが最初にアクセスされているかをチェックします。
行動→サイトコンテンツ→ランディングページで、どのページから流入しているかがわかります。
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まとめ
孫子の兵法に「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」という言葉がありますが、サイトユーザー・自社サイト・そしてそのアクセス方法を知れば、少しずつ戦い方が分かってきます。
今回の分析をきっかけにして、さらに掘り下げてより詳細な分析を行い、サイトを来訪した方により満足していただけるWEBサイト作りにお役立てください。
記事作成者プロフィール
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株式会社ストレン 社長
情報セキュリティマネジメント
2級知的財産管理技能士
ネットショップ実務士レベル2
おすすめ情報サイト「マイベスト」レンタルサーバー・ドメイン監修
当サイトは10年以上のホスティング経験からレンタルサーバー・ドメイン・ワードプレステーマを中立の視点から比較評価し始める・切り替える方の立場に立った情報をお届けします。
【仕事略歴】早稲田大商卒。東証一部精密機器メーカー、レコード会社を経て2000年 動画配信レンタルサービス「ストレン」起業、マイクロソフト認定パートナーとしてサーバー構築・運用・PR等に携わる。
2015年、東証グロース上場企業・お客様と合意の上、上場企業へユーザー移行後に同ビジネス終了、以降はITコンサルティングとして支援に。