新型コロナウィルスの影響で続いていた外出の手控えも減り、店舗や観光地の人出も増えてきました。
このため、人不足が深刻になりつつあり、人材を採用したい企業・店舗は数多くあるものの、肝心の人材がいない、募集しても来ないという状況が続いています。
特に地方企業では深刻で、企業活動がままならない、さらに進むと人材不足倒産などニュースで報道されるほどの厳しさです。
今回は、無料で人材募集ができる「グーグルしごと検索」について見てみましょう。
グーグルの仕事検索とは?
グーグルは世界で展開している求人サービス「Google for Jobs」を2019年1月23日に「グーグルしごと検索」として日本でもサービスを開始。これまでの無料・有料系求人サイトに掲載する、自社サイトで採用案内を公開する、ハローワークで募集をかけるという方法以外に、別の選択肢として「グーグルしごと検索」を活用することができるようになっています。
「グーグルしごと検索」の概要
グーグルの検索結果として、各種求人情報が表示されるというシンプルなサービスです。
たとえば、検索窓に「東京」「バイト」と入力しますと、ネット上の求人情報のうち該当の情報が上位3つが掲載され、残りの情報は「他100件以上の求人情報」をクリックすると一覧で表示されます。
地域や投稿日など条件別に、またレストランや管理・オフィスなど業種別に表示させることもできます。気に入った仕事があれば、「○○で応募」ボタンをクリック・タップすれば、掲載元の人材募集サイト・企業サイトへリンクし、すぐに応募もできます。
そして、この「グーグルしごと検索」に掲載する企業側に費用は無料です。
「グーグルしごと検索」に掲載する方法
無料だしぜひ掲載したい、という場合、知っておかなければならないポイントがひとつあります。
グーグルしごと検索に掲載させるためには、構造化データを理解して、サイト内に記述しなければなりません。
もっと詳しく
ホームページは人の目で見てわかる情報を掲載していますが、構造化データとは検索エンジンやサイトを収集するクローラーが、そのサイトに何が書かれているか分かるようにタグ付けしたものです。グーグルが推奨する構造化データのフォーマットをJSON-LDといいます。
そして、現在「グーグルしごと検索」に掲載する方法としては大きく分けて3つあります。
- 自社サイトの人材募集ページに構造化データを記述する
- 構造化データに対応した人材募集会社サイトに掲載する
- 構造化データをサイトを掲載できるレンタルサーバーを利用する
1:自社サイトの人材募集ページに構造化データを記述する
自社サイトに採用ページがある場合、構造化データを自社サイトに埋め込む方法です。
Google Davelopersに詳細な説明がありますので、参考にして作成する、構造を学ぶこともできます。
「グーグルしごと検索」で検索すれば、構造化データを自動生成してくれるサイトもあるので、利用するのも方法の一つです。
2:構造化データに対応した人材募集会社サイトに掲載する
こちらは自社で構造化データを作成する必要はなく、人材募集企業に登録すれば、自動的にグーグルしごと検索に対応した構造化データが作成され、グーグルしごと検索に掲載される確率が高くなります。
この場合は、作業の手間がなく楽なのですが、有料の人材募集会社を利用していればコストがかかるというデメリットがあります。
無料の人材募集会社のサイトでも対応している場合もありますので、利用を検討してみてもいいでしょう。
代表的なサービスとして、エン・ジャパンの「エンゲージ」がグーグルしごと検索に対応しています。なお、グーグルしごと検索に掲載されるかは保証されるものではありませんので、事前に知っておきましょう。
3:構造化データをサイトに掲載できるレンタルサーバーを利用する
レンタルサーバー・ホームページ作成サービスで、「グーグルしごと検索」に対応した機能を追加したサービスも出てきました。
ペライチでは、オプション月額550円(税込)で、編集画面に必要項目を記入するだけでタグが変換され、誰でも簡単に構造化データタグをサイトに掲載ができます。
詳しくは
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まとめ
無料サービスの活用を
人材不足は、企業にとっても社会にとっても深刻な問題で、インターネットの利用で人材と企業をマッチングすることで問題解消に近づけられればと思います。
「グーグルしごと検索」は無料の役に立つサービスですので他の人材募集ツールや媒体と併用して活用すると効果が高まるでしょう。
記事作成者プロフィール
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株式会社ストレン 社長
情報セキュリティマネジメント
2級知的財産管理技能士
ネットショップ実務士レベル2
おすすめ情報サイト「マイベスト」レンタルサーバー・ドメイン監修
当サイトは10年以上のホスティング経験からレンタルサーバー・ドメイン・ワードプレステーマを中立の視点から比較評価し始める・切り替える方の立場に立った情報をお届けします。
【仕事略歴】早稲田大商卒。東証一部精密機器メーカー、レコード会社を経て2000年 動画配信レンタルサービス「ストレン」起業、マイクロソフト認定パートナーとしてサーバー構築・運用・PR等に携わる。
2015年、東証グロース上場企業・お客様と合意の上、上場企業へユーザー移行後に同ビジネス終了、以降はITコンサルティングとして支援に。