「ドメインを買ったばかりなのに、サイトが突然見えなくなった」という事例が時々、起きることがあります。
ドメインの1年分の支払いを済ませて、まだ時間がたっていないのになぜ?という場合は、新規ドメイン取得時に必要な「ドメイン情報認証」を済ませていないケースが考えられます。復旧作業はいたって簡単ですのでさっそくはじめましょう。
「ドメイン情報認証」とは?
新規にドメイン(サイトのアドレス)を取得するときにメールアドレスを登録しますが、このメールアドレスが有効なものかどうかの確認が「ドメイン情報認証」です。
この度、特定のお手続きを行った際に、ICANNのWHOIS情報正確性確認方針に基づき、ムームードメインの上位レジストラである「お名前.com」(GMOインターネットグループ株式会社)より、お客様のメールアドレスの有効性を確認するメール(ドメイン情報認証)が送信されます。
ドメイン情報認証のお手続きが期限内に行われない場合、ドメインの利用制限が行われ、該当のドメインを利用したホームページの閲覧や、メールの送受信ができなくなりますので、必ずお手続きをお願いいたします。
ムームードメイン「ドメイン情報認証の対応方法」
「ドメイン情報認証」の対応方法について、ドメイン販売サービス「ムームードメイン」のケースでご説明します。
「重要なお知らせ」の確認方法
「ムームードメイン」の管理画面にログインし、重要なお知らせが届いていることを確認します。
引用:ムームードメイン 以下複数素材
「重要なお知らせ」の内容が表示されますので内容に沿って作業を行います。
また重要なお知らせは、管理画面の「未承認ドメイン一覧」でも確認することができます。
それでは早速、作業を進めましょう。
ドメイン情報認証の対応方法
作業手順1:メールを確認する
ドメイン取得時に登録したメールアドレス宛に
「【重要】ドメイン 情報認証のお願い」
というメールが届いているか確認します。
作業手順2:メール内のリンクをクリック
上記タイトルで送付されたメールに掲載されているURLをクリックすればOKです。
この作業で、メールアドレスの有効性認証が実行されます。
なお2週間以内にメールアドレスの有効性確認の作業を行わない場合、サイトが表示されないなど支障をきたす場合がありますのでくれぐれもご注意ください。
ココがポイント
認証作業は、メールアドレスひとつあたり1回。
一度認証を行ったメールアドレスは、その後の認証はありません。
ドメイン情報認証が行われないドメイン
ccTLD (カントリーコードトップレベルドメイン)以外のドメインは、すべてドメイン情報認証が必要です。(日本語ドメインを含む)
.jp/.me/.pw/.co/.tv/.in/.vc/.cc/.bz/.ws/.us/.uk/.nu/.la/.cx/.cn/.be/.cz .mn/.hn/.mx/.am/.fm/.ac/.sc/.cm/.tw など
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まとめ
通知が来ていないか要チェック
筆者はIT支援を通してドメイン取得を数多く行ってまいりましたが、ドメイン情報認証が必要なドメインでもメールが来なかったり、登録が初めてのメールアドレスでもドメイン情報認証が必要なかったりと、原則通りの運用ではないようです。
自分が新規でドメインを取得した場合、ドメイン情報認証が必要かどうか、ドメイン販売会社の管理画面にログインして、こまめにチェックされることをお勧めします。
記事作成者プロフィール
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株式会社ストレン 社長
情報セキュリティマネジメント
2級知的財産管理技能士
ネットショップ実務士レベル2
おすすめ情報サイト「マイベスト」レンタルサーバー・ドメイン監修
当サイトは10年以上のホスティング経験からレンタルサーバー・ドメイン・ワードプレステーマを中立の視点から比較評価し始める・切り替える方の立場に立った情報をお届けします。
【仕事略歴】早稲田大商卒。東証一部精密機器メーカー、レコード会社を経て2000年 動画配信レンタルサービス「ストレン」起業、マイクロソフト認定パートナーとしてサーバー構築・運用・PR等に携わる。
2015年、東証グロース上場企業・お客様と合意の上、上場企業へユーザー移行後に同ビジネス終了、以降はITコンサルティングとして支援に。