Kinsta(キンスタ)とは:高速表示したい方向けWordPress特化の高速マネージドクラウド

2021年11月1日

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WordPressをもっと速く!検索順と売上げ上昇へ! Kinstaは、世界規模のCDN活用で、
高速化と機能拡張が実現できる話題のサービス

サイト高速表示を最重要視したマネージドWordPressホスティングのKinsta(キンスタ)。Google Cloud Platform上で、世界からの快適なアクセス・安定配信に対応しています。(月当り金額/年一括支払い)

初期費用 月額費用 プラン ストレージ
無料 35ドル STARTER 10GB~

こんな方におすすめ

  • サイト・WordPressの表示速度高速化が最優先
  • サイトのパフォーマンスを向上させたい
  • 高速なネットワークと最新の技術を活用したい
  • 訪問数やディスク容量に応じて柔軟にプランを選びたい
  • サイトのセキュリティやバックアップを自動化したい
  • チームでサイトの開発や管理を行いたい

高速表示を実現する

コアウェブバイタルを意識して高速表示を実現する

レンタルサーバーはディスク用容量もサポートもたっぷりあり、機能も充実しているけど表示速度が物足りない、海外からのアクセスが遅いなど問題もあります。

さらにステップアップして世界からのアクセスが高速表示となるCDN(コンテンツデリバリーネットワーク)を利用した場合、月十数万円台とコストが跳ね上がるうえ、構築や管理に高い技術が求められ現実的ではありません。

そこで、レンタルサーバー・CDN両サービスのプラス面を融合したマネージドWordPressホスティング「Kinsta」(キンスタ)の利用が増加しています。

Kinsta(キンスタ)とは?

WordPressホスティング Kinsta(キンスタ)とは?

対象ユーザー中級/上級

ロスアンジェルスイメージKinsta(キンスタ)は、2014年に創業したアメリカ合衆国のロスアンジェルスに本社を置く非上場企業で、日本法人はありませんが日本語サイトは充実しています。

従来のレンタルサーバーサービスとは一線を画し、Google Cloud Platformのプレミアム階層ネットワークのみでサービスを行っており、さらに35か所のデータセンターのうち最寄りの場所からユーザーにサイト・blogを配信することで、超高速な読み込み速度を実現しています。

クライアントには、GE、Intuit、TripAdvisor、FreshBooks、Drift、AdEspressoなど米国・国際企業も多く、Kinstaの発表によると解約率は5%を下回っており、サービスの安定性・高速性の評価の一端ともなっています。

2018年以降、日本語サイトを開設するなど日本でのサービスも積極的に進めています。

ココがポイント

レンタルサーバーはリソースがたっぷり使えてメリットが多いのですが、CDNにはコンテンツを滞りなく配信できる検索エンジン対策(SEO)としての大きなアドバンテージもあります。
競合企業 WP Engineとの詳しい比較は公式サイトでご覧ください。
「Kinsta」はレンタルサーバーとは別物なのでその前提で検討しましょう。

kinstaの評判・口コミは?

Kinsta」は海外発のサービスですので、海外ユーザーの評判が数多くネット上で公開されています。kinsta公式サイトで見ることができる口コミのいくつかを確認してみましょう。

・元々はスピードを求めてkinstaを選んだのですが期待以上でした。迅速なサポートと有用なステージング環境まで、これまで使用したサーバーでは1番です。気にいった機能はスピードで、kinstaに乗り換えてWEBサイトは2倍速度が上がりました。

・シンプルで使いやすいコントロールパネルと、超高速が強みのホスティングサービスです。カスタマーサポートは、いつでも問い合わせができすぐに問題を解決してくれます。

・kinsta AMPを利用するとWEBサイトの最適化が簡単に出来ます。リソースを大量に消費するプラグインや、ボトルネックになっているデータベースやサイトのコードを確認することができます。

kinsta公式サイトより引用・抜粋

Kinsta最大の魅力はスピード

マネージドWordPressホスティングKinstaの公開データ

引用:Kinsta

レンタルサーバーは、固定化されたハードウェアスペック、サーバーに固定的に接続されたインターネット回線でアクセスするため、突発的なアクセス集中や海外からアクセスされる地理的な要因に大きな影響を受け、表示速度などパフォーマンスの劣化が問題となっています。

マネージドWordPressホスティング「Kinsta」は、ハードウェア・ソフトウェア・ネットワーク共に柔軟かつ高速化にチューンナップされたインフラストラクチャーのため、世界各国からのアクセスにも読み込み時間の大幅な短縮が可能で、従来のレンタルサーバーと比べても大きな優位性があります。(上記グラフ)

\ SEO対策として高速化を /

1:Google Cloud Platformの優位性

Google Cloud Platform

引用:Google Cloud Platform

Google Cloud Platformは、24のグローバルデータセンターを海底ケーブルを介し高帯域幅接続、かつ距離・ホップ数を最小限に抑えるように設計されたプレミアム・ティア・ネットワークで相互接続されていることから、ユーザはコンテンツを快適に受信・閲覧することができます。

2:高速化を実現する設計

高速WebサーバーのNginxWPホスティング「Kinsta」では、コンピューティング最適化マシンタイプのC2(GCPの最高速サーバー)をすべてのユーザーが利用できます。

さらに高速WebサーバーのNginx(エンジンエックス)を導入し、より高速のPHP 7.4を採用、MySQLよりスピードアップが可能なMariaDBをKinsta環境で標準化、これらをGoogle Cloud Platform上で実施し高速スピードを実現しています。

Kinstaは、各サイト毎に独立したLXDホストLXCソフトウェアコンテナを使用しています。各ユーザーのアクセスが影響を与えないように、各WordPressサイトが稼働に必要なソフトウェア、例えばLinux、Nginx、PHP、MySQLのある、隔離されている専用コンテナに保管されます。

つまり、リソースは100%プライベートで確保されているので、他のユーザの影響を受けることなく快適な配信が可能となります。
ハードウェア・ソフトウェア、そして独立したユーザー環境、さらにクラウドならではの自動スケーラビリティと高速化に絞った対策を施していますので、レンタルサーバーを越えるパフォーマンスを発揮している、ということです。

ココがポイント

さらにKinstaは4種類のキャッシュ(バイトコードキャッシュ、オブジェクトキャッシュ、ページキャッシュ、CDNキャッシュ)に対応していて、大幅に読み込み速度を改善できますので、パフォーマンスが212.5%も改善した事例もありますよ。

3:独自開発で最適化された管理画面

Kinsta管理画面

独自の管理画面「My Kinsta」は、簡単で正確な操作ができるコントロールパネルで、新サイトの追加やWordPressの複製、ステージングサーバーの展開はもちろん、帯域幅の確認やCDNの使用、アプリケーションのパフォーマンス管理(APM)も行うことができます。

4:Kinsta APIで直接タスクを実行

Kinsta APIでタスクを直接実行できる

2023年6月13日、管理画面にログインせずタスク実行できるAPIが公開されました。
これにより、管理画面にログインすることなく直接、以下のようなタスクが実行できるようになります。

  1. レポートの生成
  2. 時刻やタイミングを指定したタスクの実行
  3. アプリケーション一覧の取得
  4. WordPressサイトの作成

日常業務は当然のこととして、手動で行っていたWordPressサイトの構築がAPI経由でよりスムーズに実行することができるようになります。ECサイト用プラグイン「WooCommerce」やSEOプラグイン「Yoast SEO」などを自動でインストールもできますし、マルチサイト化(サブドメインとサブディレクトリのどちらを指定)することも可能です。

利用開始も簡単で、MyKinstaの「APIキー」ページからAPIキーを作成、MyKinsta上のユーザー役割を使用したAPIキーの権限管理も問題なく行えます。

ココがポイント

さらに開発ツール「DevKinsta」は、無料で利用でき、ローカル環境でサイト開発が行えて、準備ができ次第サイトを直接kinstaの本番環境に移行できる優れものです。

Kinsta APIを公式サイトで詳しく

運用の可用性・セキュリティ

Kinsta 運用の可用性・セキュリティ

<データの保全は重要課題>

サイトの自動バックアップを1日に1回実行し、万が一データが消えるような状況が起こったとしても、ボタンを押してサイトのバックアップデータをすぐに復元することができます。またオプションで、バックアップ頻度を1時間ごと・6時間ごとに変更することも可能です。

<運用状況のチェック>

ウェブサイトのステータスのチェックを2分毎(1日に720回)に行うことにより、サイトのダウンを事前に感知しビジネスやブランドの機会損失を防ぎます。

<セキュリティ>

レンタルサーバーではオプション提供されている高度な機能が基本で含まれています。能動的かつ受動的な監視を実施しておりDDoS攻撃の検出ソフトウェアベースの制限SSLサポートハードウェアファイアウォールなどサイトを24時間365日体制でガードしています。
また、万が一ウェブサイトがハッキングされた場合、Kinstaが即時の問題解決を保証しているので、セキュリティ人員を配置することなく安心してサーバー運用を行うことができます。

●保証内容
・マルウェアを特定するためのウェブサイトの診断とファイルのディープスキャン
・コアファイルの感染のないコピーをインストールすることによりWordPressコアの修正
・感染したプラグインとテーマの特定かつ削除

<設定マニュアル>

実際の稼働に必要な設定方法は「ドキュメント」にまとめられています。
「ドメインとDNS」や、「ステージング環境」「サイト管理」、そして「トラブルシューティング」まで詳しく解説をしていますので、ログイン方法や各種設定で分からないことがあればすぐに確認でき安心です。

\ 信頼性の高い運用を /

料金・プラン一覧

Kinsta」のプラン毎料金・機能比較一覧です。
支払いはクレジットカードで、毎月支払い・年一括支払いが選べます。
さらに上位プランはBUSINES3,4、ENTERPRIZE1,2,3,4を含め合計10プランがあります。

機能/プラン STARTER PRO BUSINESS1 BUSINESS2
初期費用 0 0 0 0
月額支払い(米ドル) $35 $70 $115 $225
30日間返金保証
WordPress
インストール
2 5 10
月間訪問数 *1 25,000 50,000 100,000 250,000
SSDストレージ 10GB 20GB 30GB 40GB
無料CDN *2 100GB 200GB 400GB 600GB
無料のプレミアム
マイグレーション
1 2 3 3
Google Cloud Platform
世界24ロケーション 〇 
自動バックアップ
バックアップデータ保持 14日 14日 14日 14日
ステージングエリア
無料SSL認証
独自SSL認証インポート
SSHアクセス
自社製キャッシュプラグイン
パフォーマンス監視ツール
ハッキングとマルウェア削除 〇  〇 
24時間365日
英語によるサポート

*料金は税込表示
*1:月間訪問数はユニークなIPアドレス数
*2:Cloudflare社提供の高性能コンテンツ配信ネットワーク「Kinsta CDN」が含まれており、アセット(画像、JS、CSS)の配信を高速化します。
*超過料金:訪問数 $1/1,000回、ディスク容量 $2/GB、CDN $0.10/GB

気になるポイントは?

主なポイントです。メリットは黄色いアンダーライン、デメリットは赤いアンダーラインで示しています。

  1. 最速CPUによる業界最高水準の表示速度・パフォーマンスの向上
  2. マネージドクラウドで、世界規模のCDNを利用できる
  3. どのプランでも初期費用はありません
  4. プラン毎にWordPressのインストール数の上限あり
  5. 月間訪問数の上限でプランを決める必要あり
  6. サポートは基本的に英語

まとめ

高速表示を実現するWordPressマネージドサービス「Kinsta」は、日本国内では数少ない高速化対応のマネージドWordPressクラウドサービスです。利用者が少ない今、活用方法を工夫すればビジネスに大きなメリットがあります。

使い分けで効率アップも

例えば、月間アクセス数が多いサイトは国内のレンタルサーバーで運用し、比較的アクセス数が少ないながらもCV率の高いサイトではKinstaを利用する、などそれぞれの長所を生かしていくことです。
本契約に返金保証が30日間ありますので、コントロールパネルや表示速度などじっくりと検証してみてください。

\ 返金保証で検証してみる /

記事作成者プロフィール

佃 直毅
佃 直毅
株式会社ストレン 社長
情報セキュリティマネジメント
2級知的財産管理技能士
ネットショップ実務士レベル2
おすすめ情報サイト「マイベスト」レンタルサーバー・ドメイン監修

当サイトは10年以上のホスティング経験からレンタルサーバー・ドメイン・ワードプレステーマを中立の視点から比較評価し始める・切り替える方の立場に立った情報をお届けします。

【仕事略歴】早稲田大商卒。東証一部精密機器メーカー、レコード会社を経て2000年 動画配信レンタルサービス「ストレン」起業、マイクロソフト認定パートナーとしてサーバー構築・運用・PR等に携わる。
2015年、東証グロース上場企業・お客様と合意の上、上場企業へユーザー移行後に同ビジネス終了、以降はITコンサルティングとして支援に。