ドメインを取ってレンタルサーバーを借りてサイトを始めるとします。
1つのドメインで、1つのレンタルサーバーで運用する、これでもいいのですが、最近のレンタルサーバーはディスク容量が数十ギガから多いもので数百ギガもあり、1つのサイトでは、ディスクが余りまくり・・ということはありませんか。
しかも回線にも余裕があり、リソースがまだ余裕なのに活用しきれていない、そういうときにはサブディレクトリでサイトを構築することも活用方法の一つです。
このページでは、レンタルサーバー「ConoHa WING(コノハウィング)」サブディレクトリに新規サイトを構築する方法を解説します。
サブディレクトリとは?
このサイトで例えれば、ルートドメインをhttps://streamrental.comとした場合、https://streamrental.com/sub/のように、メインのディレクトリの下の階層に作成したディレクトリのことをいいます。
ルートドメイン https://streamrental.comにWordPressをインストールしてサイトを立てていますので、さらにその一階層下のhttps://streamrental.com/sub/にも、WordPressをインストールして、サイトを構築することもできます。
なぜサブディレクトリでサイトを立てるの?
そもそもなぜ、サブディレクトリにわざわざサイトを構築するのか?という疑問がわいてきます。ルートドメインでページをすべて作成・公開すれば、まとまりもいいし管理も楽なので不思議です。
実は、ブランディングとSEOの観点からメリットがあるんですね。
まずはブランディングの点で見てみます。
ルートドメインで公開しているページとテーマは同じなんだけど、これから作成しようとするページはカラー・テイストが少し違うし、もう少し掘り下げた記事を多く書き込みたい・・・など、ルートドメインに関連したテーマだけど、色合いを変えたい・より詳細に説明を行いたい時はサブディレクトリで新サイトを構築したほうが、見た目にもユーザーに違いが分かりやすくメリットがあります。
そしてSEO(検索エンジン対策)の点では、ルートドメインで展開しているサイトに加えて、ルートドメインに関連するテーマをサブディレクトリサイトに掘り下げた記事が数多くあると、サイトをトータルで見た場合、質的に高いサイトとも言えますし、サブディレクトリサイトがルートドメインサイトを補強すると見ることもできます。
さらに詳しく
たとえば、ルートドメインのテーマが「IT」とすると、サブディレクトリでは関連する「Wi-Fi」や「スマホ端末」など、より特化した記事を増やすことで、サイト全体としてはIT関連の充実したサイトとして検索エンジンに評価してもらえる可能性が高くなります。
逆にデメリットとしては、WordPressが増えますので管理の手間が増えることもありますが、メリット・デメリットと管理運用面から考えて、プラスだとなればサブディレクトリに新規サイトを構築することも選択肢の一つです。
ConoHa WINGへログイン・ドメイン切り替え設定
それではレンタルサーバー 「ConoHa WING(コノハウィング)」にログインします。
ログイン後の初期画面が表示されます。
今回は、すでに複数ドメインを運用中で、ドメインBのサブディレクトリに新規サイトをWordPressで構築したいとします。左側メニューより「サイト管理」をクリックします。
サイト管理画面が開き、今はドメインAですので「切り替え」をクリックします。
「設定対象ドメイン切り替え」画面が表示されますので、切り替えたいドメインBの「切り替え」ボタンをクリックします。
ドメインBに切り替わりました。
WordPress設定
それでは次に、サブディレクトリにWordPressを設定します。
「+WordPress」をクリックし、WordPressインストールを進めます。
アプリケーションインストール初期画面が表示されます。
各項目を設定します。
入力画面説明
項目 | 内容 |
インストール方法 | 「新規インストール」を選択 |
バージョン | 選べるようであれば必要なバージョンを選択 |
URL | WWWあり、なしを選択 今回は、サブディレクトリにインストールしますので 必ず名称を記入 |
サイト名 | 任意で入力します |
メールアドレス | WordPress管理者のメールアドレスです |
ユーザー名 | WordPressへのログインに利用するユーザー名です |
パスワード | WordPressへのログインに利用するパスワードです |
データベース名 | データベース名はデフォルトで入力されています |
ユーザー名 | データベースはデフォルトで入力されています |
パスワード | データベースのパスワードを任意で入力します |
コントロールパネル プラグイン |
ConoHa WINGサイト管理設定の一部機能を WordPress管理画面から設定が行えるプラグイン。 デフォルトでチェックあり |
自動キャッシュクリア プラグイン |
WordPressの記事を投稿時にConoHa WINGサーバー上の コンテンツキャッシュを自動でクリアするプラグイン。 デフォルトでチェックあり |
【重要】
「URL」にある空欄(この例ではドメインB/の次の空欄)に、必ず任意のサブディレクトリ名を入力(この例ではsub)してください。
あとは必要に応じて設定して「保存」をクリックします。
するとサブディレクトリにWordPressがインストールされ、設定作業は終了です。
「サイトURL」、「管理画面URL」をクリックして設定内容などを確認しましょう。
なおサブディレクトリのSSL化は、ルートドメインが「かんたんSSL化」対応済みの場合は、WordPressインストールでSSL化はすでに対応済みです。
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まとめ
レンタルサーバー ConoHa WINGでは、とっても簡単にサブディレクトリへWordPressをインストールしてサイトを構築することができます。
サブディレクトリサイトのメリット
「ConoHa WING(コノハウィング)」でサブディレクトリを有効に活用すれば、レンタルサーバーの眠っているリソースも使えて、質の高い情報を多くの方に配信し、結果として検索エンジンに上位表示されればさらにユーザーも増える・・という好循環を生み出せます。
もし「止めたい!」、と思えば管理画面のごみ箱をクリックすれば、数秒でWordPressを削除できますので、まずは検証を兼ねて始めてみてもいいですね。
記事作成者プロフィール
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株式会社ストレン 社長
情報セキュリティマネジメント
2級知的財産管理技能士
ネットショップ実務士レベル2
おすすめ情報サイト「マイベスト」レンタルサーバー・ドメイン監修
当サイトは10年以上のホスティング経験からレンタルサーバー・ドメイン・ワードプレステーマを中立の視点から比較評価し始める・切り替える方の立場に立った情報をお届けします。
【仕事略歴】早稲田大商卒。東証一部精密機器メーカー、レコード会社を経て2000年 動画配信レンタルサービス「ストレン」起業、マイクロソフト認定パートナーとしてサーバー構築・運用・PR等に携わる。
2015年、東証グロース上場企業・お客様と合意の上、上場企業へユーザー移行後に同ビジネス終了、以降はITコンサルティングとして支援に。