
「ブログ、まだやってるんですか?」
最近、こう聞かれることが増えた方も多いのでは?SNSの方が伸びるし、検索すればAIが全部答えてくれる。わざわざ長い記事を読む人なんていない・・そういう空気は、正直に言って2026年のいま、確かにあります。
私自身、何年もブログを書いて運営してきて、検索からの流入が以前のようには伸びなくなった瞬間を、はっきり体感しました。だからこそ、ここでは気休めの「大丈夫、まだイケる!」は書きません。大きな変革としてそれを認めたうえで、それでも私が「ブログはオワコンではない」と考える理由を、できるだけ正直に書きます。
このページの結論
ブログはオワコンではありません。ただし、「2023年までのやり方のブログ」は確かに終わりつつある。いまは“終わるブログ”と“むしろ伸びるブログ”に、はっきり二極化した・・これが私の結論です。
正直に認める。「昔のブログ」は本当に厳しくなった
まず実感として「これは確かにキツい」と思っている変化から。
AIが“答え”を先に出すようになった(ゼロクリック化)
いちばん大きいのはこれです。検索すると、結果ページの一番上にAIが要約した答え(AI Overviews的なもの)が表示され、ユーザーはリンクをクリックせずに用事が済んでしまう。ChatGPTやPerplexityのようなAIに直接聞いて完結する人も、もう珍しくありません。
実際にブログでも、「◯◯とは」「◯◯のやり方」みたいな調べれば誰でも書ける“答えが一つに決まる系”の記事から、先に流入が落ちる傾向が顕著です。これは小手先のSEOでどうこうできる話ではなく、検索という行為そのものの構造が変わったということです。
これは感覚だけの話ではありません。SEOツールのAhrefsが2025年12月のデータをもとに行った調査では、検索結果にAIの要約が出ると、検索1位ページのクリック率が日本で約38%、グローバルでは最大58%も下がっていると報告されています。「上位を取れば人が来る」という、これまでの大前提そのものが揺らいでいるのです。
「調べてまとめただけ」の記事は、もう価値が薄い
少し考えれば当然で、AIは世界中のWeb上の情報を要約するのが得意です。つまり、他人の情報を自分なりにまとめ直しただけの記事は、AIが一瞬でやってしまう領域に入りました。そこにブログで参入しても、もう勝てません。
ここは認める
「検索流入だけに頼り、誰でも書ける情報をまとめて、広告を貼って稼ぐ」・・この“2023年までの王道ブログ”は、はっきりオワコン化が進みました。ここを認めないオワコン反論記事が、もし実際にあれば信用することは難しいでしょう。
それでも私が「ブログはオワコンではない」と考える理由
ここからが本題です。上の変化を全部認めたうえで、それでもブログをやめない方がいいと考えている理由を4つ書きます。
理由1:AIに“奪われない情報”がはっきりした
AIが要約できるのは「すでにどこかにある情報」だけです。逆に言えば、AIが絶対に持っていない情報を出せる人だけが残るということ。具体的には、こんな情報です。
AIには出せない、人間だけが持つ情報
・自分で撮った写真、自分で測った数字、自分で試した結果という独自データ
・「私はこう思う」という、忖度のない個人の本音・視点
これらはAIには書けません。というより、AI自身がこういう一次情報を“探して引用したがっている”。だから、体験に根ざした記事の価値はむしろ上がりました。Googleが言い続けているE-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)の「経験」が、特に効いてくる時代になった、というのが私の実感です。
理由2:ブログは“自分の持ち家”、SNSは“借りた土地”
「SNSの方が伸びる」は半分本当です。でも私はSNSだけに乗ることが怖い。理由は単純で、SNSはアルゴリズムが変わればリーチが一晩で消えるし、規約変更やアカウント凍結ですべてを失うリスクがあるから。
SNSは「フロー(流れて消える)」、ブログは「ストック(積み上がって残る)」。そして何より、自分のドメインのブログだけは、誰にも止められない自分の本拠地です。SNSで集めた人を最終的に着地させる“家”として、ブログの価値はむしろ上がっていると感じます。
ココがポイント
私のおすすめは「ブログを本拠地(ストック)にして、SNSを入口(フロー)に使う」二段構え。SNS単体でもなく、検索単体でもなく、自分の家を中心に複数の入口を持つのが、いちばん崩れにくい形です。
理由3:AIに“引用される”という、新しい露出が生まれた
これは前向きな変化です。AI検索やAIチャットは、答えを作るときに信頼できるWebページを情報源として参照し、引用元として名前を出します。つまり、「AIに答えの材料として引用されること」が、新しい集客の形(次世代のSEO)になりつつあるということ。
従来は「検索結果の1位を取る」でしたが、これからは「AIの回答の中で名前を出してもらう」。そのために必要なのは、結局のところ一次情報があり、信頼でき、他にない内容を持っているページです。AIに流入を奪われる側で終わるか、AIに引用されて拡散される側に回るか。ブログは後者になれる立場にいます。
理由4:稼ぎ方が、広告クリックだけじゃなくなった
昔のブログ収益は「アクセス→アドセンス→以上」でした。検索流入が減ると、このモデルは確かに苦しい。でも今は収益の出口が増えました。
ブログの“収益の出口”は、もう広告だけじゃない
・自分のデジタル商品(テンプレ・電子書籍・講座)
・少人数のコミュニティ運営
・ブログ経由の相談・受注・コンサル
・ジャンル特化で信頼を得たうえでのスポンサー/アフィリエイト
ブログを「広告収入の装置」ではなく、自分という個人ビジネスのハブ(拠点)として捉え直すと、検索流入が多少減っても十分に成立します。むしろ、信頼してくれる読者と直接つながる方が、収益は安定します。
象徴的な話:テレビを出て“自分のメディア”を持つ人が増えている
少し余談に見えるかもしれませんが、いまだにブログの可能性を感じる、象徴的な動きがあります。それは、テレビ局のアナウンサーが次々と独立して、自分のメディアを持ち始めていることです。
たとえば2025年5月、関西テレビの坂元龍斗アナ(当時40歳)が局を退社し、ゴルフYouTuberに転身しました。(ゴルフダイジェストより)在局中の2021年に始めた自身のチャンネルは、退社時点で登録者24万人を超えていたと報じられています。ほかにも、日本テレビの藤井貴彦さんや上重聡さんといったベテラン勢のフリー転身も相次いでいます。
かつてアナウンサーは、高倍率を勝ち抜いてたどり着く花形の安定職。その人たちが、なぜ局を出るのか。理由はシンプルで、テレビは「場を借りないと発信できない」のに対し、自分のメディアは「企画も出演も配信も、自分一人で完結できる」から。そして実際に、自分の発信だけで食べていける人が確実に増えたからです。
【本題】これからは“消えるブログ”と“伸びるブログ”に分かれる
ここまでを整理すると、結局「ブログ全体が終わる/終わらない」という問い自体が、もう古いんです。同じ“ブログ”でも、消えるタイプと伸びるタイプにくっきり分かれた・・これが2026年のリアルだと思います。
| 消えていくブログ | むしろ伸びるブログ |
|---|---|
| 調べてまとめただけの情報記事 | 実際に使った・試した一次体験の記事 |
| 誰が書いても同じ無個性な文章 | 書き手の人格・視点・本音が出ている |
| キーワードだけ狙ったSEO量産 | 特定ジャンルで信頼され指名される |
| AIで生成しただけの薄い記事 | AIを下書きに使い、自分の経験で仕上げる |
| 検索流入とアドセンス一本足 | SNS・メルマガ・商品など出口が複数 |
左に当てはまるブログを今から始めるなら、確かにやめておいた方が無難。でも右を目指すなら、私はむしろ今がチャンスだと思っています。なぜなら、左の量産ブログが厳しくなるぶん、まじめに一次情報を積み上げる人の存在感が相対的に上がるからです。
2026年、こうやってブログを作る
では具体的にどうするか。
■ 自分の経験が語れるジャンルに絞る
“詳しいこと”より“実際にやったこと”。失敗談まで書けるテーマが最強です。
■ 一次情報を必ず1つ入れる
自分の写真・実測値・使ってみた感想・ビフォーアフター。AIに真似できない要素を毎記事に。
■ 「私は」などで書く
中立っぽい解説はAIに任せ、人間は意見と体温で勝負する。
■ AIは“敵”ではなく“下書き担当”として使う
構成案・たたき台・リサーチはAIに。仕上げの体験と判断は自分で。丸投げ量産だけは絶対にしない。
■ 出口を最初から複数用意する
SNSで入口、ブログで信頼、メルマガ/商品/相談で収益。検索流入だけに依存しない設計に。
ココがポイント
土台としてのネット市場自体は、いまも拡大が続いています。インターネット広告費もEC市場も伸び続けており(※最新の数値は電通「日本の広告費」などでご確認を)、「人がネットで情報を探し、買う」流れが止まったわけではない。終わったのは“手抜きブログ”であって、“ネットで発信すること”ではありません。
まとめ
問いは「ブログは終わるか」ではない
長くなりましたが、私の考えはシンプルです。
ブログはオワコンではありません。でも、「誰でも簡単に、まとめ記事を量産して、検索流入で楽に稼ぐ」という甘いやり方はオワコンになりました。これは事実です。
そのうえで、自分の経験を、自分の言葉で、誠実に積み上げる人にとっては、むしろ追い風が吹いていると感じます。AIに引用される側に回れるし、量産ライバルは勝手に脱落していくし、自分の本拠地は誰にも奪われない。
だから本当の問いは「ブログは終わるか?」ではなく、「ブログは、AIにも他人にも代わりがきかないものになっているか?」です。ここにYESと言えるなら、ブログは何年経っても一番強い味方であり続けます。
最後に
もしこれから始めるなら、まずは“自分の家”を持つこと。借り物のサービスではなく、WordPress+独自ドメインで、誰にも止められない発信拠点をつくるところからです。
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記事作成者プロフィール

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株式会社ストレン 社長
このサイトでは15年のホスティング経験からレンタルサーバー・ドメイン・ワードプレステーマを中立の視点から比較評価し始める・切り替える方の立場に立った情報をお届けします。
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広島市出身,早稲田大学商学部卒
情報セキュリティマネジメント,G検定
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