ブログや個人・企業サイト、アフィリエイトサイトを始める時に自由度が高く、表示速度が速いンタルサーバーを契約してスタートするのは効果が最も早く出る方法です。さらに頻繁に実施されているグーグルのコアアップデートにより、ますますサイト表示の高速化の必要性が高まっています。そうしたなかで、高速レンタルサーバーとして定評のある「ConoHa WING(コノハウィング)」(当サイト内解説ページへリンク)のユーザー数が増加しています。
この特集ページでは、ConoHaシリーズにはどんな種類のレンタルサーバーがあるのか?そして個人や企業で一般的に利用されているConoHa WINGの特徴を中心に、分かりやすく解説します。
対象のユーザー・読者
- 手軽に、そしてコストを抑えてサイトやブログを始めたい個人や企業の方
- サイトを速く表示したい、SEO対策を行いたい、検索エンジンで上位表示させたい
- ドメインのコストも抑えたい、リソースも確保したい
ConoHaシリーズにはどんな種類のサービスがある?
高速サーバーとして知名度が上がっているConoHaシリーズは、東証プライム市場(旧一部)上場企業のGMOインターネットグループ株式会社が運営するレンタルサーバーサービスで、大きく分けて一般的なレンタルサーバー「ConoHa WING(コノハウィング)」と仮想化サーバー「ConoHa VPS」、ゲームに特化した「ConoHa For GAME」、そしてWindowsサーバー「ConoHa for Windows Server」の4種類のレンタルサーバーがあります。(当サイト内解説ページへリンク)
- ConoHa WING 個人ブログ、アフィリエイト、企業サイトなど一般的な用途
- ConoHa VPS LAMPサーバーやKUSANAGIを利用したい、独自アプリを利用したい・開発用途
- ConoHa For GAME MinecraftのマルチプレイやRUST・ARKなどゲーム用途
- ConoHa for Windows Server リモート端末でWindows OSを利用したい・テレワークなどの用途
ConoHa WINGには通常・ビジネスプラン、ドメインをセットにしたWINGパックもあり
さらに一般的なレンタルサーバーの「ConoHa WING(コノハウィング)」には、「通常プラン」と、CPU・メモリなどリソースが1契約毎に割り当てられ他のユーザーの影響を受けにくい「ビジネスプラン」の2つがあります。
加えて、ドメイン・長期割引をセットにした「WINGパック」があり、こちらにも「通常プラン」「ビジネスプラン」の2つがあります。複雑ですので整理して表にしてみます。
■ ConoHaシリーズの内訳は(当サイト内解説ページへリンク)
種類 | サービス名 | ||
一般サーバー | 通常 | ConoHa WING | WINGパック (ドメインセット・長期割引) |
リソース確保 | ConoHa WINGビジネスプラン | WINGパック ビジネスプラン (ドメインセット・長期割引) |
|
仮想化サーバー (Linux系) |
汎用 | ConoHa VPS | まとめトク (長期割引) |
ゲーム特化 | ConoHa For GAME | 長期割引パス (長期割引) |
|
仮想化サーバー (Windows系) |
汎用 | ConoHa for Windows Server | まとめトク (長期割引) |
個人的なブログやビジネスで一般的に利用するレンタルサーバーは「ConoHa WING(コノハウィング)」です。
3か月未満の短期間で利用したいときは通常のConoHa WING、3か月以上利用してドメイン料金もカットしたいときはWINGパックにメリットがあります。
さらに、安定したアクセス環境が必要な場合は、それぞれビジネスプランを検討するなど契約期間や目的に応じてプランを決定しましょう。
ココがポイント
WINGパックというサービス名ですが、レンタルサーバーはConoHa WINGと同一でドメイン・長期割引があるかないかだけの違いです。
普通は、ブログやサイトは3か月以上で利用しますので、ドメインが2つまで無料でついてくるWINGパックがお勧めです。また、まずは試してみたいときは短期間のConoHa WINGでスタートして、正式利用が決定したらWINGパックに変更することも出来ますよ。
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ConoHa WINGの特徴は?
それでは、「ConoHa WING(コノハウィング)」の特徴を見てみましょう。
3つの大きなポイントがあります。
- とにかく高速 nginxやブラウザキャッシュなど高速化技術の導入
- シンプル操作・簡単な管理画面 個人でもすぐに始められる簡単さ・分かりやすさ
- 使った分だけの料金体系 最低利用期間がなく縛られない料金が魅力
とにかく高速
レンタルサーバーを選ぶときに最大のポイントは、サイトが高速表示されるか?ということです。
ブログやサイトが素早く表示されると、読者にもやさしく快適なうえ、検索エンジンにも高く評価され、結果としてSEO対策としての上位表示も可能となります。
ConoHa WINGは、ユーザーが細かくチューニングを行わなくても、契約してスタートすればすぐに高速表示を実現できます。
主な高速技術
- 「LiteSpeed LSAPI」FastCGIよりも20%速度向上させ、PHPアプリケーションを実行できる実行環境
- 「コンテンツキャッシュ機能・ブラウザキャッシュ機能」超高速なレスポンスを実現できる
- 「ピュアSSD RAID10構成」高速・安全にデータを書き込めストレージ
- 「OPcashe」PHPの高速化拡張モジュール
- 「nginx」大量の同時アクセスの処理に最適化された静的コンテンツの配信に特化したWebサーバー
- 「WEXAL® Page Speed Technology®」によりAIでリソース圧縮、軽量化と転送量の削減
「レンタルサーバーを変更することが最大のSEO対策」という言葉もしばしば聞かれます。情報を読み取って、数あるサービスの中から高速のレンタルサーバーを選択すれば、画像のリサイズ・ダイエット、ソースコードの修正など細かな作業をすることなく、サイトが上位表示されビジネスに好結果をもたらしますので、メリットは大いにあります。
■ 実際の利用を通してコメント
当サイトは、ConoHa WINGで運用しています。移行前のサーバーよりも表示速度が大幅にアップしたうえ、管理画面での記事作成や更新も書き込みスピードが速くなりましたので、更新作業もストレスが減り、PV数の増加などビジネス上もメリットを強く感じています。
なお注意点ですが、ブラウザキャッシュやコンテンツキャッシュは、一度サイトにアクセスしたユーザーに同じコンテンツを見せることで表示速度を上げているため、サイトを更新した場合に古いコンテンツを表示する場合があります。
適宜、オンオフをしながら検証をしつつ、利用することをお勧めします。
シンプル操作・簡単な管理画面
サーバーが高速でも、管理画面が操作しにくかったり設定が難しければ、継続運用が難しくなります。ConoHa WINGの管理画面はとてもシンプル、白ベースで見やすく、操作も直感的に行えるようなコントロールパネルが準備されています。
■ 実際の利用を通してコメント
当ストリームレンタルドットコムでは、解説しているほぼすべての各社の管理画面を操作、設定を行ってまいりましたが、その中でもトップクラスと言ってもよいほどに、ConoHa WINGの管理画面はシンプルで、マニュアルがなくてもおおよその操作ができるほど、分かりやすく作られています。
例えば、メインのドメインの下にサブディレクトリを設定する(サイト内リンク)ことも簡単にできますので、ドメインの有効活用やSEO対策としても効果的です。
使った分だけの料金体系
レンタルサーバーのコストはできるだけ抑えたいものです。ConoHa WINGの料金体系は、初期費用0円、そして最低契約期間は無く、利用した期間のみ支払えばOKです。しかも月初の申し込み・利用開始の場合、当月は無料となります。
例えば、7月途中で解約した場合、その日までの利用金額を支払えばよく、月額まるまる支払い損ということはありません。
■ 実際の利用を通してコメント
当サイトでは、当初はConoHa WINGで運用を開始し、正式な運用が決定してからWINGパックに移行いたしました。管理画面から簡単に移行できますし、長期割引とドメインも2つまで無料で活用できますのでコストカットもできます。
当サイトが開始になったときは、まだWINGパックがありませんでしたので上記の流れとなりましたが、ConoHa WINGの高速性も市場で一定の評価を得ている今は、当初からWINGパックで契約するという方法が最もメリットがあるでしょう。
ConoHa WINGとWINGパック料金比較一覧表(12か月契約)
それでは、ConoHa WINGの通常プランとビジネスプラン、WINGパックの通常プランとビジネスプランの料金を比較してみます。下記の例では、12か月契約の場合で表を作成しています。(初期費用はいずれも無料)
サービス名/プラン | ベーシックプラン | スタンダードプラン | プレミアムプラン |
SSD 300GB 転送量目安 無制限 ドメイン・DB/無制限 |
SSD 400GB 転送量目安 無制限 ドメイン・DB/無制限 |
SSD 500GB 転送量目安 無制限 ドメイン・DB/無制限 |
|
ConoHa WING 通常 | 17,424円/年 (1,452円/月) |
34,848円/年 (2,904円/月) |
69,696円/年 (5,808円/月) |
ConoHa WING ビジネス メモリ・vCPU確保 |
21,780円/年 (1,815円/月) |
43,560円/年 (3,630円/月) |
87,120円/年 (7,260円/月) |
WINGパック 通常 *1 ドメイン2つ無料・長期割引あり |
11,292円/年 | 28,320円/年 | 56,628円/年 |
WINGパック ビジネス *1 ドメイン2つ無料・長期割引あり メモリ・vCPU確保 |
17,424円/年 | 37,026円/年 | 74,052円/年 |
*料金は税込み 2024年6月11日時点
*1 WINGパックの割引率はセールなどで変動する場合があります。
どのプランもディスク容量・転送量が充実しており、安定した高速表示が見込めます。「WINGパック 通常」が、ドメイン2つも利用できますので、最初に始めるにはコスト的にもお勧めです。
なお、WINGパックは頻繁にセールを行っておりますので、期間中の割引を見て契約するのも一つの方法です。
ConoHa WING vs wpX Speed 比較
ConoHa WINGと同じ料金体系のエックスサーバー社、WordPressに特化したレンタルサーバーサービス「wpX Speed」(サイト内リンク)と機能や価格を比較してみます。なお、WINGパックは12か月契約として計算しています。
項目/サービス名 | ConoHa WING ベーシック | WING パック ベーシック | wpX Speed W1 |
初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 |
月額 | 1,452円 | 1,089円 *1 | 1,320円 |
年額 | 17,424円 | 13,068円 *2 | 15,840円 |
SSD | 300GB | 300GB | 200GB |
転送量目安 | 無制限 | 無制限 | 13.5TB/月 |
無料ドメイン | × | 2つまで | × |
*1 12か月契約の場合の月額換算 2023年2月1日~の通常料金より
*2 12か月契約の場合の年額 2023年2月1日~の通常料金
同じ時間単位の課金タイプのConoHa WINGとエックスサーバー社のwpX Speedでは、価格面で比較するとwpX Speedがやや低価格で優位です。しかし、ディスク容量・転送量目安ではConoHa WINGが優位に立っています。
さらに、長期割引とドメイン2つをセットにしたWINGパックとwpX Speedを比較しますと、本体価格に差が出る上に、ドメイン2つの料金を含むことも考慮するとWINGパックが、機能・価格の面いずれもユーザーにプラスであることが分かります。
その他機能も充実
無料で利用できる独自SSL、自動バックアップは復元も無料、独自ドメインは無制限で利用でき、「モリサワ」のwebフォント無料利用可能、そして他社サーバーからWordPressも簡単に移行できる機能(無料)や代行サービス(有料オプション)も充実しています。
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まとめ
表示速度アップとドメイン無料のメリットあり
メニューがやや重なって分かりにくかったConoHaシリーズの整理を行ってきましたが、いかがでしょうか?
個人のユーザーでも簡単に設定できて、すぐにサイトやブログを始めることができる「ConoHa WING(コノハウィング)」のメリットは、シンプル・高速ということに尽きます。さらに長期割引と無料ドメイン2つをセットにした「WINGパック」はさらにコストメリットがあることが明確になりました。
多くのユーザーにとって、サイト・ブログで手軽に表現できる「ConoHa WING(コノハウィング)」は、記事の更新速度も上がり、効率向上とストレスの削減を同時に達成することができる便利なサービスです。
記事作成者プロフィール
-
株式会社ストレン 代表取締役社長
情報セキュリティマネジメント
2級知的財産管理技能士
ネットショップ実務士レベル2
おすすめ情報サイト「マイベスト」レンタルサーバー・ドメイン監修
当サイトはホスティング業経験から、レンタルサーバー・ドメイン・ワードプレステーマ/テンプレートを中立の視点から比較評価し、始める・切り替える方の立場に立った情報をお届けします。
【仕事略歴】早稲田大商卒。東証一部精密機器メーカー、レコード会社を経て2000年 動画配信レンタルサービス「ストレン」起業、マイクロソフト認定パートナーとしてサーバー構築・運用・PR等に携わる。2015年、東証グロース上場企業・お客様と合意の上、上場企業へユーザー移行後に同ビジネス終了、以降はITコンサルティングとして支援に。
【趣味】プロ野球/MLBなどスポーツ、映画・音楽好き(主に洋楽)