国内最速を謳うレンタルサーバー「ConoHa WING(コノハウィング)」は、当サイトでも利用しており確かに表示速度やWordPressの更新速度で各段にスピードアップしていることを実感します。
軽量・高速WebサーバーのNginxを独自チューニングした設定など高速化を徹底しているレンタルサーバーですが、さらに基本装備の高速化・キャッシュ機能を設定してより高速化を図れますので、主な3つの機能の設定方法について解説します。
- コンテンツキャッシュ
- ブラウザキャッシュ
- WordPress高速化「WEXAL」
キャッシュ系設定はとても簡単!onに変更するだけ
1:コンテンツキャッシュ設定
まず「ConoHa WING(コノハウィング)」の管理画面にログインし高速化したいドメインを選択します。
管理画面左側の「高速化」をクリック、続いて右側上部の「キャッシュ」をクリックして上記画面を開きます。
次にクリックしてコンテンツキャッシュ利用設定がOFFになっていることを確認します。
そしてOFFをONに変更して「保存」をクリックします。
保存をクリックするとすぐに設定が完了します。
これで、Webページをキャッシュしサイトをより高速表示することができます。ONで全てのコンテンツを選択すると動的なページもキャッシュされますので、適宜利コンテンツキャッシュ機能を活用しましょう。
2:ブラウザキャッシュ設定
続いてブラウザキャッシュです。
ブラウザキャッシュ→利用設定でOFFを確認します。
利用設定をONに変更すると、設定が完了します。
ブラウザキャッシュを有効にすれば、クライアントがサイトへ再度アクセスした時、ブラウザに保存済みのキャッシュデータが読み込まれるようになり、ホームページの表示速度のスピードアップとサーバーの負荷を下げることができます。
ココがポイント
不具合や干渉を起こしやすい「キャッシュ系プラグイン」を使うことなく、サーバー側の基本機能で設定できますので、信頼性はより高まります。
3:WordPress高速化機能「WEXAL」
「WEXAL® Page Speed Technology®」は、プライム・ストラテジー社が提供するWordPress高速化を行うエンジンのことです。「WEXAL」を管理画面でONに変更し導入すると、戦略AI「David」によりブラウザの環境に合わせモバイルやPCページ表示の高速化するほか、画像については最適化した画像にABテストを行って最も効率の良いものを選択、そしてJS、CSSなどのリソースを圧縮し軽量化することもワンタッチで出来ます。
先ほどのコンテンツキャッシュと同時に利用することはできませんが、WordPress高速化をプラグインや技術的作業を伴うことなく簡単にできますので、今後利用者が増えることも予想されます。それでは設定方法を見てみましょう。
管理画面のメニュー「高速化」→「WEXAL」をクリックして開き「OFF」状態であることを確認します。
「ON」に変更すると設定がスタートします。
ページや画像数などにより設定に時間がかかります。「最適化中」と表示されますのでしばらく待ちましょう。
設定が完了すると「最適化完了」と表示されます。
基本設定内の最適化モードでは、デフォルトの「スタンダード」のほか「プロフェッショナル」も利用することができます。
Webコンテンツ最適化設定では、さらに詳細な項目が表示されますので、必要に応じて設定しましょう。
最初にページを表示した時のファーストビュー高速化設定では、デフォルトで無効になっています。ニーズに応じ、レイアウト崩れに気を付けながら設定してください。
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まとめ
慎重に高速化を進める
「ConoHa WING(コノハウィング)」では、サイトの高速化設定はかなり手軽に利用できるようになっていますが、思ったより高速化しないなどの機能性の課題、そしてプラグインなどとの干渉、テンプレートのアップデートによるレイアウト崩れなど問題が発生するケースもありますので、検証を重ねながら運用することをお勧めします。
記事作成者プロフィール
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株式会社ストレン 社長
情報セキュリティマネジメント
2級知的財産管理技能士
ネットショップ実務士レベル2
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当サイトは10年以上のホスティング経験からレンタルサーバー・ドメイン・ワードプレステーマを中立の視点から比較評価し始める・切り替える方の立場に立った情報をお届けします。
【仕事略歴】早稲田大商卒。東証一部精密機器メーカー、レコード会社を経て2000年 動画配信レンタルサービス「ストレン」起業、マイクロソフト認定パートナーとしてサーバー構築・運用・PR等に携わる。
2015年、東証グロース上場企業・お客様と合意の上、上場企業へユーザー移行後に同ビジネス終了、以降はITコンサルティングとして支援に。