メールサーバー比較:法人向けおすすめサービス/機能・料金・セキュリティ

2024年5月1日

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法人向け・企業向けメールサーバー比較

パソコン・スマホユーザーに向けて、独自ドメインでのメール配信でマーケティングやプロモーション活動を行う、社内メール配信で情報共有を行うなど、メールをビジネスの主力として活用する中小企業から大企業まで多くいらっしゃいます。

ところがメール配信は、配信数や添付データによりサーバー負荷がかかること、送信先登録アドレス数が増えると管理が煩雑になること、さらにウィルスやスパムなどセキュリティ対策が必要、複数管理者体制を引くなど送信ミス・ヒューマンエラー対策を実施するなど、予想以上に時間や手間、コストもかかります。

そこで当ページでは、法人・企業利用に適している評価の高いメールサーバー・メールサービスに絞って解説します。

■ 法人向けメールサーバーサービス ~3サービス5プラン~

法人向けメールサーバーサービス

法人や公共団体など中小企業から大規模組織まで利用できるメールサーバーサービスをまとめました。
●兼用はホームページ公開も合わせてできるレンタルサーバーのことで無料・有料サービスがあります。
専用はホームページは持てないメール配信専用サービスとなります。

WebARENAは特にメール配信に力を入れており、3プランがあります。そのほか、KAGOYAとCPIと合わせて3サービス5プランの法人サーバーおすすめメールサービスに絞り込んでいます。

リンク先は、当ページ内下記の各サービス解説に移動します。

メールサーバーとは?

メールサーバー・メールサービスの主な3種類メールサーバーは、Eメールの送受信に関わる機能を持つサーバーのことで、レンタルサーバーとしてメールを含め複数の機能を持って運用する場合、単独のサーバー本体でメールサーバー専用として運用する場合、GmailやGoogle Workspace、Zoho(ゾーホー)のようにクラウド化して提供される場合など、形態は大きく分かれます。

さらにメールに必要な機能(サーバー)として、メール送信にSMTPサーバー、メール受信サーバーとしてPOPサーバー、そして送信先サーバーのドメインからIPアドレスを調べるDNSサーバーの3つが必要で、メールサーバー・メールサービスは、これらの機能が内蔵・もしくは外部連携して利用できるようになっています。

ココがポイント

よくある質問で「レンタルサーバーとプロバイダーの違いは?」というものがあります。メールサーバーなどレンタルサーバーは、インターネット上のデータをストックする場所で、プロバイダーはインターネットに接続するサービスとなり、大きく違います。

●兼用サーバーの長所と短所

兼用サーバーの長所と短所レンタルサーバー内でメールサーバーを兼用するサービスは、ホームページ公開やデータベースなどほかの機能も利用できる、比較的低料金でスタートできる、というメリットがあります。中には無料で利用できるレンタルサーバーサービスまであります。

一方で、複数のユーザーと1台のサーバーを共有しますので、他のユーザーの影響を受けてメール配信が滞る場合がある、帯域利用が多すぎる場合は制限がかかる可能性がある、メール専用サーバーと比較するとメール機能が劣っている場合がある、などのデメリットがあります。

▲メール専用サーバーの長所と短所

メール専用サーバーの長所と短所メール配信に特化した専用サーバーがなぜ必要かというと、負荷のかかる配信作業に絞り込み、ホームページなど他のサービスの停止リスクを下げる、メール配信を止めないという理由が挙げられます。

メール専用サーバーには、ハードウェア1台をすべて1社で利用できる専用サーバーと、1台の物理的なサーバーに、仮想的な複数のサーバーを構築し、複数のユーザーが利用する形態のVPS(仮想専用サーバー)の2つがあります。(イメージ図)

VPSの仕組みは、ユーザーそれぞれにメモリやゲストOSが設定されていますので、あたかも専用サーバーのように自由度が高く利用できて、実際は1台のサーバーで複数のユーザーが利用していますので専用サーバーほどコストがかかりません。

さらにストレージやメモリなどのリソースが事前に割り当てられていますので他のユーザーの影響は共用サーバーに比べて受けにくくリソースも柔軟に変更ができる、サービスによっては複数サーバーによるネットワーク構築も可能など柔軟性にも富んでいます。この自由度の高さと柔軟性が、共用・専用レンタルサーバーとVPSの違いです。

一方で、OSインストールやメインテナンスなど一定のスキルは必要になりますが、メール専用サーバーでは簡単に始められ運用できるよう設定されています。また拡張性では共用サーバー・専用サーバーと比較すると勝っていますが、AWSなどのクラウド・SaaSと比べると厳しい面もあります。

ココがポイント

このほかにもubuntuなどLinux系、Windows系OSによりハードウェアを購入して自宅で自作する、社内メールサーバーとして構築する方法(オンプレミス)もあります。しかし構築は初心者には技術的に難しく、特に運用面ではセキュリティリスクも高くなっていますので、レンタルメールサーバーで短期間で始め運用をプロにアウトソースすることが安全な稼働にはオススメです。

それでは、サービスごとの主な特徴をざっとつかんでみましょう。

おすすめメールサーバーサービス比較

■ 法人向け 料金機能 並替比較一覧

法人向けメールサーバーサービス

法人向けメールサーバーは日本のシェアトップクラスのブランドに絞り、主要項目についてサービスごとに一覧で違いが分かるように表にしています。なお、料金は比較しやすいように単月料金換算に統一しています。

ポイント

表最上部メニュー VPS並べ替え一覧表メニュー などの右端矢印ボタンVPS並べ替え一覧表メニュー 矢印ボタンをクリッククリック・タップで項目ごとに並び替えできます。比較して確認しましょう。

サービス名 初期費用 月額料金 最低期間 試用期間 アドレス数 容量 形態
1:WebARENA SuiteX スタンダード 0円 * 1998円 3か月 0:なし 無制限 300GB * 兼用
2:WebARENA SuiteX メールプレミアム 5500円 5478円 3か月 0:なし 100 50GB 兼用
3:CPI ビジネススタンダード 0円 * 4840円 3か月 10日 無制限 200GB 兼用
4:WebARENA メールホスティング 5500円 8813円 12か月 60日 * 200 60GB 専用
5:KAGOYA 専用タイプR2s 1TB 19800円 9130円 0:なし 14日 無制限 1000GB 専用

価格は最安。初期費用・月額料金・メールアドレス数(ID数)など最安プラン内容を表示(2024/5/1時点)
*WebARENA SuiteX スタンダードはクレジット支払のみ初期費用0円。300GBは年一括支払いのみ対応。300GBはWEB/メール共用。
*CPI ビジネススタンダードは、12か月一括支払いのみ初期費用0円。
*WebARENA メールホスティングは、申請によりテストサーバーで最大2か月無料お試しが可能。

法人向け各サービス分布図

法人向けメールサーバーサービス コストと機能相関図

当社作成 ロゴ各社引用

法人向けメールサービス(兼用:レンタルサーバー)とメールサーバー(専用:メール専用サーバー)の相関図です。WebARENA メールホスティングとKAGOYA 専用タイプR2s 1TBが専用サービスで、他はレンタルサーバーサービスです。

メールサーバー選び方のポイント

レンタルサーバーやVPSでメールサーバーサービスを運用するためには、信頼性の高いサービスを選ぶ必要があります。また各社で機能や特徴・料金体系が異なりますので、慎重に見極めることが大切です。選択のポイントをまとめました。

ポイント

  1. コストが適正か・料金体系が固定制かID数などで変動する従量制
  2. メール配信に必要な機能が揃っているか
  3. サーバーセキュリティ・メールセキュリティが整っているか
  4. サポート対応が整っているか・電話/チャットなど即時対応可能か
  5. サービス運営母体や経歴など信頼度

それではメールサーバーサービスについて各社ごと見てまいりましょう。

■ 法人向け 5プラン 評価

法人向けメールサーバーサービス

WebARENA SuiteX スタンダード

レンタルサーバー WebARENA SuiteX

株式会社NTTPCコミュニケーションズ運営の「WebARENA SuiteXスタンダードプランは標準的なメール機能と、IPS・ファイアウォール・Dos対策などセキュリティ対策が基本装備として充実、SLA100%保証で安心してサイト運用を行うことができる法人・官公庁など団体には最適なサービスです。

VadeのAIベース予測型メールセキュリティを導入し迷惑メールやスパム、フィッシングなどから企業を守ります。
(法人向け・兼用)

■ WebARENA SuiteX スタンダード 基本情報

設置場所 プラン名 ディスク容量 メールアドレス数
日本国内 スタンダードプラン 300GB 無制限
(推奨100個)
マルチドメイン メーリングリスト メールセキュリティ SLA
メインドメインと合計10個 50個まで
(1MLに200アドレスまで登録可能)
100%

メリットとデメリット

メリットは、最大の魅力として法人向けとしては安い料金ですぐに始められること。

さらに、SLA100%で安定稼働、各種ネットワーク構築やデータセンター・ホスティング事業を手掛ける株式会社エヌ・ティ・ティピー・シーコミュニケーションズが運用しておりサーバーや回線、設置場所の安全性や信頼性はとても高く、また精度の高いウィルス・スパムチェックで安心です。

一方でデメリットとしては、スタンダードプランは共用レンタルサーバーでメール特化サービスではないため、メール専用サービスと比べると機能・セキュリティは抑え気味であること、「300GB」「400GB」でそれぞれ年一括支払いのみ、毎月支払いのみと支払い期間が異なることなどです。

料金・仕様一覧表

料金と仕様をまとめた表です。ディスク容量の違いで「300GB」「400GB」の2つのメニューがあります。2023年7月1日より、スタンダードプラン300GB 年一括支払いのみ料金変更です。

■ ここに注意!

「300GB」は最低利用期間が1年なので、年払いしかありません。

ディスク容量 支払方法 初期費用 年額料金
300GB/年一括払い
(メール・Web共用)
クレジットカード 無料 23,975円
請求書 *1 3,300円 23,975円

■ ここに注意!

「400GB」は最低利用期間が3ケ月ですので、月払いができます。

ディスク容量 支払方法 初期費用 月額料金
400GB/月払い
(メール・Web共用)
クレジットカード 無料 3,520円
請求書 *1 3,300円 3,520円

*金額は税込表示です。
*1: 請求書支払いは別途、手数料800円(税込880円)が1請求毎にかかります。

WebARENA SuiteXメールプレミアム

レンタルサーバー WebARENA SuiteX

WebARENA SuiteXメールプレミアムプランは、メール配信に重点を置き冗長化された環境に特徴があるサービス。

NTTPCが運営するSLA100%保証でウィルスチェックなどセキュリティで信頼性が高い企業・法人向け共用レンタルサーバーです。
(法人向け・兼用)

■ WebARENA SuiteX メールプレミアム 基本情報

設置場所 プラン名 ディスク容量 メールアドレス数
日本国内 メールプレミアム プラン100 50GB/Web400GB 100~
マルチドメイン メーリングリスト メールセキュリティ SLA
20個 100個まで
(1MLに200アドレスまで登録可能)
100%

メリットとデメリット

メリットは、メール配信を中心としたプランで詳細なメール設定ができ、セキュリティも大幅に強化していること、SLA100%の安定稼働に加えて仮想専用サーバーで冗長化されており障害に強いこと、兼用サービス(共用レンタルサーバー)なのでホームページも公開できること、上記のスタンダードプランと同じく運営企業の信頼性です。

●AI予測型のメールセキュリティを導入

メールのウイルス感染を防ぐウィルスチェック、そして迷惑メール(スパムメール)をチェックする迷惑メールフィルタには、VadeのAIベースの検知システム「Vade Email Content Filter」を採用し、SuiteXサーバーを通るすべてのメールを自動的に判定し、フィッシングやランサムウェアなどからメールセキュリティを確保しています。

「Vade Email Content Filter」は 3つの検知方法、1:「スマートパターン 」では14億以上のメールボックスからデータを収集、2:AI「人工知能」によりコンテキスト分析を行い、3:「人間知能」世界の専門家によるアナログ情報を組み合わせて、外部の脅威からメールを守っています。

Vade社AI予測型のメールセキュリティイメージ図

イメージ図:WebARENAデータを基に弊社作成

ココがポイント

Vadeは、2009年にフランスで設立されたメールセキュリティ企業で、AIベースの脅威検出のパイオニアです。ISO 27001認証を取得し、世界中のISPや通信事業者を中心にサービスを提供、1日に1,000億以上のメールを分析し保護しています。

一方でデメリットとしては、バックアップがメールサーバーに対応していないこと、スタンダードプランに比べるとやや料金が高めで初期費用が掛かること、メールアドレス数が100、もしくは200とやや少ないことなどです。

料金・仕様一覧表

料金と仕様をまとめた表です。

ディスク容量・メールアカウント数などの違いで「プラン100」「プラン200」の2つのメニューがあります。メールプレミアムプランは、「プラン100」「プラン200」ともに年一括払い、月払いのいずれかが選べますし、初期費用は支払い方法に関わらず5,500円となります。

「プラン100」は年一括払い、月払いのいずれかが選べます。

ディスク容量 支払方法 初期費用 料金
50GB/400GB
(メール/Web)
クレジットカード 5,500円 5,478円/月払い
請求書 *1 5,500円 5,478円/月払い
クレジットカード 5,500円 59,136円/年一括
請求書 *1 5,500円 59,136円/年一括

「プラン200」料金表です。

ディスク容量 支払方法 初期費用 月額料金
100GB/400GB
(メール/Web)
クレジットカード 5,500円 10,956円/月払い
請求書 *1 5,500円 10,956円/月払い
クレジットカード 5,500円 118,272円/年一括
請求書 *1 5,500円 118,272円/年一括

*金額は税込表示です。
*1: 請求書支払いは別途、手数料800円(税込880円)が1請求毎にかかります。

CPI ビジネススタンダード

レンタルサーバー CPI ビジネススタンダード

業界大手の株式会社KDDIウェブコミュニケーションズ提供「ビジネス スタンダード」は、企業や官公庁、教育機関の利用が多く高い信頼性のある、機能が全て揃っている共用レンタルサーバーサービスです。

回線品質・サポートなど企業・公共団体ユースに特化し冗長化されたメールサーバーに特徴あり。

さらに信頼性向上のためSLA100%設定を行っています。オプションで24時間365日電話・メールサポートをプラスできます。(コロナ対策で電話受付時間変更の場合あり)2023年9月15日に価格改定実施です。
(法人向け・兼用)

■ CPI ビジネススタンダード 基本情報

設置場所 プラン名 ディスク容量 メールアドレス数
大阪 ビジネススタンダード メール200GB 無制限
マルチドメイン メーリングリスト メールセキュリティ SLA
10個 - 100%(Webサーバーのみ)

メリットとデメリット

メリットは、WEBサーバーとメールサーバーを分離しているためアクセス集中などに強く耐障害性を高めています。

さらに、KDDIの大規模メールシステムを採用しネットワーク・メールデータ用ストレージの多重冗長化データセンター自体を冗長化しデータセンターの拠点を東日本と西日本に設置しているため災害に極めて強い体制ができています。

レンタルサーバーSV-Basic Webサーバー・メールサーバー・コントロールパネルを異なる筐体で運用

引用:CPI

提供企業が日本を代表するホスティング企業で長期間運用の信頼性が高いこと、また「接続できない・ログインできない」「設定方法・使い方が分からない」「支払い方法を知りたい」など疑問については、サイト内のよくある質問やメールサポートがあり、有料オプション(月額990円)で365日24時間TEL&電話サポートを追加することも出来ます。10日間の無料お試しも行えます。

一方でデメリットとしては、1プランしかないためプラン変更やディスク追加などシステム変更ができません。また、メール専用サービスと比較すると機能は少なめです。そしてSLA100%ですが、WEBサーバーのみでメールサーバーは対象外となっています。

料金・仕様一覧表

ビジネススタンダード」はコース分けはなく、支払期間によって初期費用や月当たり金額が変わります。2023年9月15日に価格改定実施です。

初期費用 月額費用 *1 一括払い金額
無料 4,840円 58,080円 / 12ヶ月
22,000円 5,170円 31,020円 / 6ヶ月
*初回のみ 53,020円
22,000円 5,500円 16,500円 / 3ヶ月
*初回のみ 38,500円

*税込み表示、最低契約期間は3カ月
*支払いは一括支払い、前納のみ
*1 一括払いを月当たりに換算した金額

支払方法は、銀行振込、クレジットカード決済、Pay-easyの3つです。12カ月契約(一括払い)ですと、初期費用はかからず月当たり金額4,840円(税込)で最もコストがかからずお得です。

WebARENA メールホスティング

WebARENA メールホスティング

WebARENA メールホスティング」は、NTTPCが運営する不正侵入(IPS)などセキュリティ充実と信頼性が高い有料メールサービスで企業・法人向けメール専用レンタルサーバーサービスです。

一般的な共用レンタルサーバーと違い、ID数とディスク容量で料金が決まる体系の仮想専用サーバーです。2023年8月1日に料金変更です。
(法人向け・専用)

■ WebARENA メールホスティング 基本情報

設置場所 プラン名 転送制限 メールアドレス数
日本国内 メールホスティング 200ID 60GB 200ID
マルチドメイン メーリングリスト メールセキュリティ SLA
20 100~ -

メリットとデメリット

WebARENA メールホスティング」のメリットは、メール特化の専用サーバーなのでメールの詳細な設定、管理、そしてセキュリティがしっかりと確保されています。

さらに、ネットワークやサーバー群、ネットワーク機器まですべて冗長化されており、障害・災害時にも配信できる環境であること、24時間365日のサポート体制、そして運営企業の高い信頼性です。

WebARENA メールホスティング 冗長化構成イメージ図

イメージ図:WebARENAデータを基に弊社作成

一方でデメリットとしては、メール専用サーバーなのでホームページは公開できないこと、ID数によって細かく料金が分かれていること、SLA100%は対応していないことなどです。

料金・仕様一覧表

ID数とディスク容量の違いで料金が決まります。なお2023年8月1日に料金改定が実施されました。

■ 初期費用

年一括払い、月額払い、支払い方法を問わず初期費用は同額です。
なお、申し込みはオンラインのみです。

最大ID数 支払い方法 料金
200~1,000ID クレジットカード
請求書、口座振替
5,500円

■ 年一括払い

「200ID(ディスク容量60GB)」のみ年一括払いができます。

最大ID数 ディスク容量 年額料金
200ID 60GB 105,750円

■ 月額払い

最大ID数 ディスク容量 月額料金
200ID 60GB 9,610円
300ID
 
 
 
30GB 21,780円
90GB 29,040円
150GB 36,300円
300GB 50,820円

*金額は税込表示です。
*請求書支払い・口座振替は別途、手数料800円(税込880円)が1請求毎にかかります。
*400IDから1000IDの料金などはサービス解説ページをご覧ください。

KAGOYA 専用タイプR2s 1TB

KAGOYA 専用タイプR2s 1TB

カゴヤ・ジャパン株式会社は非上場ながらも、1998年のISPサービスを皮切りにホスティングビジネスを長期間にわたり行っているレンタルサーバー企業です。

ビジネス用途に適した電話サポート付きのメール専用サーバー「KAGOYA 専用タイプR2s 1TB」です。
(法人向け・専用)

■ ▲ KAGOYA 専用タイプR2s 1TB 基本情報

設置場所 プラン名 ディスク容量 メールアドレス数
日本国内(関西) 専用タイプR2s 1TB 1TB(システム領域含む) 無制限
マルチドメイン メーリングリスト メールセキュリティ SLA
無制限 無制限 -

メリットとデメリット

メリットは、メール配信に特化している専用サーバーですので安定稼働ができること、機能やセキュリティが充実していること、スペックが足りなくなれば上位プランに移行できること、ディスク容量がITB~と他社と比べ極めて大きいこと、サポートサイトや24時間365日メールサポート、電話サポート(平日10:00-17:00)で疑問を解消できること、レンタルサーバー事業などを長期間運営している企業がサービス提供していることです。

カゴヤ・ジャパンの運用歴は古く、また自社データセンターで運営していることもあってサービスの信頼性は高いものがあります。メール専用サーバーに必要十分な機能は揃っており、企業ニーズを満たしています。また最低利用期間はなく、14日間の無料お試しもできます。

一方でデメリットとしては、初期費用が掛かり料金がやや高めに設定されていること、サーバー接続回線の帯域が非公開、他社の場合ほぼ接続回線の帯域を公開していますが、KAGOYAでは非公開になっています。また、iDCが大阪市内/京都市内にありますので、特に首都圏のユーザーにはインターネット回線のパフォーマンスが気になるポイントでしょう。

料金・仕様一覧表

料金と仕様をまとめた表です。最低利用期間はありません。
当プランの他、下位プランに「共用タイプ」、上位プランに「エンタープライズ」もあります。

プラン名 初期費用 月額料金 メールアドレス数 ストレージ
KAGOYA 専用タイプR2s 1TB 19,800円 10,175円 無制限 1TB
KAGOYA 専用タイプR2s 2TB 26,400円 13,200円 無制限 2TB

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まとめ

これまで見てきたようにメール配信を行うには、レンタルサーバーを契約してメール配信を行うか、メールに特化したメールサービス(メールサーバー)を利用するか、どちらを選択するかということになります。

無料・有料の違い、料金の違いもサービスごとに異なっていますので、契約前にじっくりと確認しておくことがポイントです。

セキュリティと機能が重要

近年では、生成AIの発展と不安定な世界情勢からスパムメールやランサムウェアの数が増え続けており、送信側としても受信側としてもメールセキュリティは最重要ポイントとして注意しておく必要があります。

また、メールマーケティングをビジネスの中心に据える場合は、メール配信やメーリングリストを何に使うか?目的は何か?を明確にし、どのような機能が必要か、あれば望ましいかを社内で整理しておいて、デモ利用やサービス提供元に確認し納得したうえで契約を進めるといった堅実な対応が求められます。

*各社よりサイト画像など引用させていただいております。

記事作成者プロフィール

佃 直毅
佃 直毅
株式会社ストレン 代表取締役社長
MCP,2級知的財産管理技能士
おすすめ情報サイト「マイベスト」レンタルサーバー・ドメイン監修

当サイトはホスティング業経験から、レンタルサーバー・ドメイン・ワードプレステーマ/テンプレートを中立の視点から比較評価し、始める・切り替える方の立場に立った情報をお届けします。

【仕事略歴】早稲田大商卒。東証一部精密機器メーカー、レコード会社を経て2000年 動画配信レンタルサービス「ストレン」起業、マイクロソフト認定パートナーとしてサーバー構築・運用・PR等に携わる。2015年、東証グロース上場企業・お客様と合意の上、上場企業へユーザー移行後に同ビジネス終了、以降はITコンサルティングとして支援に。

【趣味】プロ野球/MLBなどスポーツ、映画・音楽好き(主に洋楽)