BASE(ベイス)とは:月額無料でネットビジネス開業!人気のネットショップ作成サービス

2022年8月19日

ネットショップ作成サービス BASE(ベイス)

初期費用・月額費用ともに無料、売れた時の手数料のみでネットショップが持てるサービス「BASE」。ハンドメイドやアクセサリーなどネットショップを個人で簡単に始められ、さらに日本国内はもちろん韓国など海外系ショップも増えています。簡単な管理画面にApps追加で商品管理や販促など機能アップ。そして、成長中のネットショップは、無料プランから有料プラン「グロースプラン」に切り替え手数料を抑えて、さらに利益率を高めることも出来ます。
2023年4月1日に一部の手数料変更がありましたので、あわせて詳しく解説します。(*12カ月契約の月額換算/税込)

対象ユーザー初級/中級

初期費用 月額費用 サービス利用料 決済手数料
無料 スタンダードプラン 無料
グロースプラン 4,980円 *
 3%
 0%
3.6%+40円
2.9%

こんな方におすすめ

  • コストをかけずネットショップを始めたい
  • 技術的なことはよくわからない、簡単に始めたい
  • 売上が増えた後、都度手数料が安いサービスに移行するのは面倒
\ 導入事例や成功事例をチェック /

BASE(ベイス)とは?

BASE ~月額固定費無料で簡単にネットショップオーナーになれるネットショップ作成サービス~国内外に数あるネットショップ作成サービスのうち、誰でも簡単に、たとえば「お母さんも作れる」ような分かりやすさと、初期費用・月額料金が無料でリスクゼロのネットショップ作成サービスが「BASE」で、190万ショップを越えるほど人気になっています。
月額5,980円ながら手数料を2.9%に抑えた「グロースプラン」もあり、スタートアップは月額無料プランでリスクをゼロにし、成長中で月商が20万円前後見込めるネットショップは、月額有料プランで手数料などのコストを下げることができます。

BASEが選ばれる人気ポイント

  • 3つの項目を埋めれば誰でもショップ開業できる簡単さ
  • クレジットなどネットショップ必須の決済がすぐ使える
  • 無料プランは月額費用なし。手数料は売れたときのみ
  • 成長に合わせ有料プランに移行すれば大幅なコストダウンOK
  • BASE appでインスタ販売や独自ドメインなど機能追加OK
  • アプリで集客力アップ・情報サイトでインプット

1:3ステップで簡単ショップ開設

BASE」は、驚くほど簡単にネットショップを開設できます。

step
1
サイトで登録

3か所に入力して「新しいネットショップを開く」をクリック。

ネットショップ作成サービス「BASE」 登録入力画面でメールアドレスなどを入力

*複数素材をBASEより引用

step
2
商品登録・デザイン・各種設定

管理画面ログイン後の「商品登録」で販売したい商品・サービスを登録します。
「デザイン」でテンプレートを選びレイアウトを整えます。
ショップ情報、「特定商取引法に基づく表記」の登録、決済方法の設定を行います。

ネットショップ作成サービスBASE商品登録

ネットショップ作成サービスBASEショップ設定

step
3
公開です

公開にチェックを入れ保存して、自分のショップを公開しましょう。最初はとまどうかもしれませんが、マニュアルを見ながら作成すれば大丈夫です。

BASE公式サイトへ

2:多彩な決済が使える

多彩な決済が使えるBASEかんたん決済

ネットショップの大きな悩みの種がクレジットなどの決済です。
個別にクレジット契約すると審査のハードルが高いし、ショッピングカートを使うと月額固定費が必要と導入が実は大変。人気ショップになるためには、多くの決済方法を導入することがとても大切です。

そこで「BASE」では、「BASEかんたん決済」で管理画面から簡単に利用申請ができて、しかもネットショップに必須のクレジット決済もすぐに利用できます。

ネットショップ作成サービスBASEかんたん決済

利用できる決済方法は、クレジットカード決済(VISA、JCB*、MASTER、AMERICAN EXPRESS)、コンビニ決済・Pay-easy、銀行振込、後払い決済(Pay ID)、キャリア決済、Paypal(ペイパル)・Amazon Payと多彩で、ユーザー側の支払いやすい決済方法を選ぶことができます。(※JCBについては最短で申請の翌営業日から利用できます。15時までの申請は翌営業日、15時以降の申請は翌々営業日からの利用)

ココがポイント

手数料は2023年4月1日の改定で、5つの決済方法が「3.6%+40円」、Amazon PayとPayPalが「4.6%+40円」となっています。(*無料プランではいずれも別途サービス利用料3%がかかります。)
また、銀行振り込みについては、購入者が360円/回を負担することとなりました。

そして売り上げの振り込みは、振込申請から10営業日(土日祝除く)とスピーディーなサイクルになっています。計算方法については次の項目3で、決済方法別手数料については項目4で説明します。

3:無料プランは初期/月額コスト0

BASEの無料プランでリスクゼロ

ネットショップを始める時、特に考えなければならないのはコストがどれくらいかかるか、ですね。 どれくらい売れるか予想ができない中で、初期費用・月額費用を払い続けなければならないのは大変で、躊躇してしまいます。

BASE」は、スタンダードプランでは初期費用・月額費用ともに『無料』で、売れた時だけ手数料がかかりますので、リスクは全くありませんし、ショップを始めるときに費用は一切かかりません。また売り上げがある程度上がり月額コストを下げたいときには、有料の上位プランに移れば可能ですので、安心してネットショップをスタート・継続することができます。

スタンダードプラン(無料)料金表(初期費用・月額費用・各手数料)

項目/プラン スタンダードプラン
初期費用 0円
月額費用 0円
決済手数料 3.6%+40円 *
4.6%+40円
サービス利用料 3% *

*注文の合計金額(商品代金+送料)それぞれにかかります。Amazon Pay,PayPalは4.6%+40円。

ココがポイント

送料にも手数料がかかることに注意してください。また、2023年4月1日の手数料改定で、これまで全ての決済が3.6%+40円と統一されていましたが、Amazon PayとPayPalのみ4.6%+40円になっていますので気をつけてください。

■ 販売イメージ(クレジット決済の場合)

商品代金 10,000円 送料1,000円の場合

注文合計金額 10,000+1,000=11,000円

BASEかんたん決済手数料 11,000×3.6%+40円=436円

サービス利用料 11,000×3%=330円

振り込み申請可能金額 11,000円-436円-330円=10,234円

振込申請時の振込手数料と事務手数料

次に「BASE」にストックしてある売上金額を自らの口座に振り込んでもらう必要があります。
その時(振込申請)にかかる費用が、振込手数料で一律250円です。
またBASEにストックしてある金額が2万円未満の場合と2万円以上の場合で事務手数料が異なります。 ●振込申請額が2万円未満の場合→500円 ●振込申請額が2万円以上の場合→0円

  2万円未満 2万円以上
申請時にかかる費用 振込手数料 250円
+事務手数料 500円
振込手数料 250円
上記の続き 申請金額が2万円未満のケース

振り込み申請可能金額 10,234円-750円=9,484円(入金金額)

振込申請は2万円以上がお得です。送料振込申請時の各手数料を考えて商品代金を決める必要があります。

BASE公式サイトへ

4:成長に合わせ有料プラン移行

BASEでネットショップの成長に合わせコストを下げる

BASEの最大のデメリットは、売り上げが月額10万円など2桁程度に成長すると他のネットショップより手数料コストがかかることでした。

この問題を解決するために、2022年4月から決済手数料を抑えた「グロースプラン」をスタートしました。これにより無料プランからグロースプランに変更することで、大幅なコストダウンを実現できます。それでは無料プランとグロースプランを比較してみましょう。

料金・決済手数料比較

月額無料の「スタンダードプラン」と、月額有料の「グロースプラン」の料金・決済手数料を比較します。
スタンダードプランのみサービス利用料が必要で送料にもかかります。
グロースプランは月額費用はかかりますが、決済手数料が2.9%と低いことがポイントです。なお、グロースプランの決済手数料2.9%は、商品と送料にかかることに留意しましょう。また、2023年4月1日の一部決済方法の手数料改定がありますので、一覧表で分かりやすく見て見ましょう。

項目/プラン スタンダードプラン グロースプラン
初期費用 0円 0円
月額費用(毎月払い) 0円 5,980円
月額費用(12か月一括払い) - 1ヶ月換算 4,980円
(一括金額 59,760円)
機能 ほぼ同等(一部機能を除く)
プラン変更
(管理画面から可)
サービス利用料 3% *1 0%
 決済手数料 *1
クレジット決済 3.6%+40円 2.9% 
あと払い(Pay ID) 3.6%+40円 2.9%
後払い 3.6%+40円 2.9%
キャリア決済 3.6%+40円 2.9%
コンビニ決済
Pay-easy
3.6%+40円 2.9%
銀行振り込み *2 3.6%+40円 2.9%
Amazon Pay *3 4.6%+40円 3.9%
PayPal *3 4.6%+40円 3.9%

*1 サービス利用料・決済手数料は送料にもかかります。
*2 2023年4月1日の改定で、購入者が360円/回を負担することとなりました。
*3 2023年4月1日の改定で、Amazon PayとPayPalの手数料が1%アップになりました。

ココがポイント

後払い」については、「あと払い(Pay ID)」に切り替わる予定です。現在の「後払い決済」で負担となっていた伝票番号の入力が不要(任意)で発送処理がおこなえ、即時の売上計上ができ、効率的な発送作業が行えるようになります。

他社とのコスト比較

次に、月商が100万円・300万円・500万円の場合の、他社とのコスト比較を見てみましょう。

BASEと他社のコスト比較

月商100万円ではあまり月額コストに差はありませんが、月商300万円では10,020円/月の差額、月商500万円では16,220円/月の差額となり年換算で194,640円のコストダウンにつながります。

ココがポイント

無料プランから有料プランへ移行できるということは、ショップの成長に合わせてコストダウンを図れるというメリットと、今まではある程度売り上げが上がると他社に移行しなければならず手間がかかっていたものを、BASEのみのプラン変更手続きだけでできるという2つのメリットがあります。

5:appで機能追加

BASEのネットショップはアプリで機能追加

BASE」では、様々な機能を持つappを追加することでネットショップを充実させることができます。

ショップのルールを設定するappで「独自ドメイン」「配送日設定」「英語・外貨対応」など、商品のルールを設定するappで「デジタルコンテンツ販売」「定期便」など、ショップをデザインするappで「BASEロゴ非表示」「HTML編集」など、売上を向上させるappで「クーポン発行」「メールマガジン発行」など、ショップ運営に欠かせない機能を追加できます。

ネットショップ作成サービスBASE管理画面

さらにインスタグラムでの販売もapp追加で実現します。ファッションやアクセサリー販売には最適です。

BASE インスタグラム販売

ネットショップに必要な機能を追加して、お客様の使いやすいショップへとバージョンアップしていきましょう。

BASE公式サイトへ

6:Pay IDアプリで集客/収益UP

ネットショップができれば、あとはひたすら売って収益を上げるのみ

BASE Pay IDアプリ集客や販促展開・決済をするために「BASE」では、ウェブサイトとして閲覧できるブラウザ版以外で、ショッピングアプリ「Pay ID(ペイ アイディー)」(旧BASEアプリ)を利用できます。
Pay IDとは、BASEで作成したショップでの購入をシンプルにする決済アカウントのことで、事前にクレジットカードを登録しておけばワンタッチで決済ができるメリットがあります。
集客を増やす:他のネットショップ開設サービスにはない、この購入者向けアプリ「Pay IDアプリ」では、ネットショップユーザーに向けてショップ検索・商品登録すれば表示される、ショップのフォロワーを獲得する、コミュニケーションをとりながらファン化促進などのPR展開が可能です。

販売機会を逃さない:このアプリでは「Pay ID」が利用できるので、ユーザーの利便性を高めながら販売の機会ロスを削減することも出来ます。

そして、ネットショップの開設・運営・販促のノウハウが詰まった情報サイト【BASE U】を活用すれば、ネットショップの運用に欠かせない各種情報をコストをかけることなく入手して活用することができます。

ココがポイント

2021年11月30日に、主にプロモーション用として展開していた旧BASEアプリがPay IDアプリと名称・アイコンを変更しました。Pay IDの累計登録者数が1,000万以上(2022/12時点)ありますので、決済と連携することでネットショップの収益アップにつながると見込まれます。

さらに詳しく

ユーザー側から見たメリットは、アプリ内で気に入った商品やネットショップを検索で見つけやすく、フォローし継続して新情報を得やすいこと、フォローしているショップ一覧表示と商品一覧グリッド・カテゴリー一覧で見やすいこと、Pay IDに登録せずワンショットで買うだけの場合はゲスト購入でOK、注文・購入履歴などがチェックできることなど多くあります。また、「BASE U」には、お客様の購入方法などの解説もあり、ユーザー視点に立った情報を得ることも出来ます。

気になるポイントは?

主なポイントです。メリットは黄色いアンダーライン、デメリットは赤いアンダーラインで示しています。

  1. 無料系ネットショップ作成サービスではトップクラスの始めやすさ
  2. アプリを追加すれば、必要な機能も後からプラスできる
  3. 無料プランに加え、有料の上位プランもあり
  4. 有料プランでは手数料が2.9%にコストダウンできる
  5. 無料・有料いずれのプランも商品+送料に手数料がかかることに注意
  6. BASEロゴの非表示には月額550円かかります。(オプション)

あわせて読みたい

なぜ今、BASEなのか?

なぜBASEが190万ショップで使われているか?人気の秘密を解説しています。

BASEを深堀りした特集記事

今だからリスクなしでネットショップをスタート ~BASEが使われる理由 ~
ネットショップを開業・開設:ネット販売は作り方が簡単でリスク0のBASEがオススメ

対象ユーザー:初級/中級 ネット販売が定着・成長し、広く利用されるにつれてネットショップでの売り上げが着実に伸びています。一方で、実店舗での商品販売の成長が鈍化していることから、ネットショップを始め、 ...

続きを見る

登録を詳しく解説

BASE ~月額固定費無料で簡単にネットショップオーナーになれるネットショップ作成サービス~
2分で簡単に開業できる!無料ネットショップ・通販サイトを始める方法【BASE編】

初期費用、そして月額費用も無料のネットショップ作成サービス「BASE」(ベイス)でネットショップやネット通販を始める事業者が増えています。 スタートはとても簡単、そしてネットショップ構築も比較的容易に ...

続きを見る

ネットショップ比較

ネットショップ作成サービス・ECショッピングカードASPを徹底比較!料金・費用から商品登録・カート機能、デザイン制作、サポートまで比べます。さらに各サービスごとのミニ解説で概要がすぐに把握できますよ!

もっと詳しく

ネットショップ13社 ショッピングカート料金機能比較
ネットショップ作成サービスASP13社比較 個人・法人の開業/移行におすすめECカート

ネット通販であらゆる商品が購入できるようになりましたが、経済産業省のデータ(2022年8月公開)によりますと、意外にも国内の一般消費者向け物販系EC化率はわずか8.78%と低いシェアに留まっています。 ...

続きを見る

まとめ

無料のネットショップ作成サービスでは5年連続でNO,1の「BASE」。
業種を問わず誰でも簡単に、すぐネットショップを開業できるシンプルさが受けています。さらにオプションで広告非表示や独自ドメイン設定も可能で、充実したショップに成長させることにも対応。

ネットショップの登竜門的存在に

月額費用は無料で始められますし、上位の有料プランを活用すれば、将来的にある程度売り上げが確保できるショップのコストを落とすことも出来ます。
ネットショップを始め成長させたい方には最適です。

*画像などBASEより引用

記事作成者プロフィール

佃 直毅
佃 直毅株式会社ストレン 代表取締役社長
株式会社ストレン 代表取締役社長
MCP,2級知的財産管理技能士
おすすめ情報サイト「マイベスト」レンタルサーバー・ドメイン監修

当サイトではネットショップ作成サービス/ECカートを比較評価し、始める・切り替える方の視点で情報をお届けします。

【仕事略歴】早稲田大商卒。東証一部精密機器メーカー、レコード会社を経て2000年 動画配信レンタルサービス「ストレン」起業、マイクロソフト認定パートナーとしてサーバー構築・運用・PR等に携わる。2015年、東証グロース上場企業・お客様と合意の上、上場企業移行後に同ビジネス終了、以降はITコンサルティングとして支援に。

【趣味】プロ野球/MLBなどスポーツ、映画・音楽好き(主に洋楽)