最新情報:2023年4月20日から新型のSquare リーダー、Square リーダー (第2世代)にアップグレードしてリリースです。主な違いは、バッテリーの持ちが約20%強改善、Bluetoothの規格が4.2から5.3になり、より繋がりやすくなったことです。*Square リーダー(第2世代): 4,980円 (価格据え置き)
2023年4月28日より、JCB決済とQUICPay決済の手数料が引き下げです。
決済サービス「スクエア」のSquareアカウントを一つ登録すれば、実店舗決済、ターミナル端末にPOSレジと多様なサービス・決済を導入できます。ネットショップは初期費用・月額無料の無料版、機能追加の有料版があり、コストがカード決済手数料のみという低コスト、そしてスクエアならではの実店舗との連携が最大のメリットです。
なお2023年4月20日より、Square リーダーが第2世代にアップグレードしましたが、37%オフの4,980円と価格はそのままです。
(*プロフェッショナルプラン 12カ月契約の月額換算)
対象ユーザー:初級/中級/上級
初期費用 | 月額費用 | システム手数料 | カード決済手数料 |
無料 | 無料 1,200円 * |
無料 | 3.25%~(実店舗) 3.3%~(ネットショップ) |
こんな方におすすめ
- クレジット決済や電子決済を低コストで実店舗に導入したい
- 実店舗とネットショップとの売り上げを一括して管理したい
- 無料で決済付きのネットショップを始めたい
Square(スクエア)とは?
決済サービス「スクエア
」は、ツイッターの創業者 ジャック・ドーシー氏が米国でスタートし、2013年5月より日本でも決済関連サービスを提供開始。
2021年12月に米国Squareは社名変更でBlock, Inc.となり、日本では日本法人Square株式会社がサービスを運営しています。
あるマーケットリサーチでは、希望の支払い方法がない場合は、その店舗での購入を止めると回答した方が約50%にものぼることでも裏付けられるように、手軽に新しい決済手段をプラスするサービスが求められています。
「スクエア」は、実店舗にクレジット決済などを手軽に加えることができる上に、WEBショップのメリット(無料でネットショップを開設できる、既存のネットショップに決済を追加できる)、さらには実店舗とネットショップの売り上げ・在庫管理を一元化・連携できるなど多彩なメリットがあります。
他社のネットショップ作成サービスと「スクエア」の大きな違いは、他社では基本的にネットショップのみのサービスに限定されますが、「スクエア」ではアカウントを無料で作成すれば店舗決済・ネットショップなど多くの決済やサービスを利用することができる点です。
主なチェックポイントは?
- 店舗やイベントでキャッシュレス決済が追加できる
- 無料でネットショップを始められる
- 実店舗とネットショップの連携
- コストを極限まで抑えられる
1:店舗やイベントでキャッシュレス決済が追加できる
「スクエア決済」の最大の強みは、実店舗やイベント会場・移動販売ですぐにキャッシュレス決済が追加できることが評判となっています。Square Readerなどの端末を導入すれば、最短で翌日からクレジット決済などが行え、ユーザーの支払いニーズを満足させることに貢献します。
対応サービス
Visa、Mastercard、American Express、JCB、Diners Club、Discoverと、主要6カードブランドのクレジットカード・デビットカードや、Suica、PASMOなど交通系電子マネー、iD、QUICPay、Apple Payなど電子マネー決済などに対応しています。
そして、日本国内で最も利用されているスマホ決済「PayPay」にも対応、最短で翌日入金ですので資金繰りにも余裕が生まれます。square決済の利便性は、随時高まっています。
2:無料でネットショップを始められる
「スクエア」では、アカウントを作成すれば無料でネットショップを始めることができます。決済手数料は無料プランでも3.6%と低く、商品登録数も無制限とスタートアップには最適です。またお届け方法の設定で、店内外受け取り・自店舗スタッフのデリバリーもできコロナ対応としても自社ネットショップを活用できます。
さらに、すでにサイトを運営している、決済サービスを追加したい場合も「スクエア」は対応可能です。スクエアが連携しているWooCommerce、Wix、Magento、CS-Cartなどでは、いくつかの工程でサイトに決済機能を組み込むことができます。
ココがポイント
「スクエア」といえば、実店舗のイメージが強かったのですが、ネットショップなどのWEB対応も強化されています。サイトと連携させることでコスト以外の実店舗でのメリットも出てきますよ。
3:実店舗とネットショップの連携
ネットショップを試験運用するときは、販売金額が小さいために実店舗とは別建てて運用するケースも多かったのですが、ネットショップが拡大するにつれて、実店舗のデータと連携させたいというニーズが高まっています。
「スクエア」は、1つのアカウントでネットショップ・実店舗の売り上げなどのデータを共有管理することができます。Squareで開設したネットショップなら、注文や売上、在庫数などの情報が自動で同期され、一括で管理できます。
売上レポートを1つに集約
オンライン・オフラインの売上を1つのレポートで確認することができます。したがって、決済システム間でデータを照らし合わせる手間が省け、さらにリアルタイムのデータも閲覧することができますので、現場での売り上げ改善や販売施策に注力することができます。
顧客データの一元化・管理
顧客の購買行動をネットショップ・実店舗いずれも包括的に把握ができるようになります。顧客の動向やニーズを的確に理解することで、ターゲット層を明確化し、効果的なプロモーションを行えます。
4:コストを極限まで抑えられる
実店舗の導入では、下記の通りハードウェア(端末)は実費がかかりますが、初期費用・振込手数料・月額固定費・解約料・明細作成費は一切かかりません。
さらに、クレジットカード利用者から支払い異議申し立てがある時は、Squareが加盟店に代わって解決に向けて対応するため店舗側の心的時間的負担を削減できます。そして、支払い異議申し立てに関する追加費用は発生しません。
ネットショップでは、月額無料プランでも決済手数料3.6%(プレミアムプランは3.3%)と他社と比べても低く設定されてます。
なお入金は、ネットショップ・実店舗いずれも三井住友銀行またはみずほ銀行に口座がある場合は最短で翌日入金、その他の金融機関でも毎週金曜日振り込みですし、振込手数料はかかりませんので、安定した資金管理を行うことができます。
ココがポイント
セキュリティリスクの高まりや不正利用の増加で、支払い異議申し立てへの備えは重要な経営課題です。この点をサポートしてくれるのは安心材料ですね。
料金
実店舗・ネットショップについて料金をまとめています。
初期費用・振込手数料・月額固定費・解約料:無料
実店舗導入・機能
◎Square ターミナル:価格 46,980円(税込)
スクエアターミナルは、この端末一つでキャッシュレス決済・POSレジアプリと連動・レシート印刷などすべての機能が含まれていて1台で完結します。使い方や設定方法も簡単、より詳しくは特集ページへ
◎Square Reader:価格 7,980円(税込)→ 4,980円(税込)に永久値下げ!
スクエアリーダーは、クレジットカード決済・電子マネー決済・タッチ決済・PayPayに対応した端末。2023年3月1日より、37%オフの4,980円に価格が変更となりました。
また、2023年4月20日より第2世代にアップグレードし機能強化です。
■ 主なアップグレード内容
・バッテリーの持ちが約20%強改善。充電満タンで約1500回決済対応可能に。
・Bluetoothの規格が4.2から5.3になり、より繋がりやすくなり、Bluetoothを使った決済端末でありがちな接続問題を大幅に減らすことができます。
*磁気カードを決済するための専用リーダーは無料で同梱
◎Square スタンド:価格 29,980円(税込)
2022年4月にリリースされた新スクエアスタンドは、カードリーダーをディスプレイに内蔵し、より便利になりました。クレジットカード決済・電子マネー決済・iD、QUICPay+、PayPayに対応した端末で、決済・売上/在庫状況管理がまとめてできるようになります。
iPad(2021年版、2020年版、2019年版)、iPad Air(2019年版)、iPad Pro 10.5インチに対応。
◎Square POSレジアプリ:価格 無料
ネットショップ機能・料金表
オンラインショップの料金一覧です。
機能/プラン | 無料 | プロフェッショナル | パフォーマンス | プレミアム |
月額料金 | 無料 | 1,200円 | 2,500円 | 6,800円 |
決済手数料 | 3.6% | 3.6% | 3.6% | 3.3% |
商品登録数 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
店頭受け取り デリバリー |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
SNS連携 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
独自ドメイン | × | 〇 | 〇 | 〇 |
広告非表示 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
商品レビュー | × | × | 〇 | 〇 |
カゴ落ちメール | × | × | 〇 | 〇 |
*全プラン決済機能対応・ネットショップと実店舗の在庫管理一元化対応
*パフォーマンスとプレミアムプランでは、PayPal(3.6%+40円の決済手数料)による決済も可能
*プラン変更は管理画面からいつでも可能
実店舗・ネットショップ等での決済手数料
カードのブランドや、利用する機能によって手数料が異なります。
なお、2023年4月28日より、JCB決済とQUICPay決済の手数料が引き下げとなっています。
ココがポイント
対面販売のみになりますがPayPayでユーザーの選択の幅が広がる上、JCBとQUICPayの手数料が3.25%に下がりましたので、ショップ側は収益を高めながら機会ロスを大幅に削減することができます。
気になるポイントは?
主なポイントです。メリットは黄色いアンダーライン、デメリットは赤いアンダーラインで示しています。
- Squareアカウント一つで実店舗決済・オンライン決済など利用OK
- QRコード決済「PayPay」が対面決済で利用できる
- 決済・業務管理・実店舗/ネット販売をトータル管理
- クレジット/電子マネー対応端末「Square Reader」は7,980円
- ネットショップの有料プラン プレミアムプランでは3.3%
- 分割払い、ボーナス払いの決済は利用できません。
あわせて読みたい
登録の流れを知りたい
「スクエア」登録は、少し難しいので具体的な流れに沿って解説しています。
スクエアの登録方法を詳しく
-
-
実店舗決済・無料ネットショップ開業前のSquareアカウント登録方法を解説します~法人/個人事業主編
個人や企業が決済サービス「スクエア」で、実店舗決済やネット通販を始めるケースが増えています。スクエアの特徴は、実際の店舗とネットショップの管理が連携して行えること、ネットショップも無料から始められると ...
続きを見る
実店舗のDX化やスクエアターミナル端末について
-
-
【特集記事】店舗DX化を指示されたら?クレジットカード/PayPayなどキャッシュレス決済がすぐ実現できる端末比較~スクエアターミナル
もし、まったくIT化がされていないレストランを短期間でDX化するように指示されたら?しかも低予算で・・・多くの担当者はいったいどうすれば、どこから手を付ければと大いに悩むことと思います。 新型コロナの ...
続きを見る
ネットショップ比較
ネットショップ作成サービス・ECショッピングカードASPを徹底比較!料金・費用から商品登録・カート機能、デザイン制作、サポートまで比べます。さらに各サービスごとのミニ解説で概要がすぐに把握できますよ!
もっと詳しく
-
-
ネットショップ作成サービスASP13社比較 個人・法人の開業/移行におすすめECカート
ネット通販であらゆる商品が購入できるようになりましたが、経済産業省のデータ(2022年8月公開)によりますと、意外にも国内の一般消費者向け物販系EC化率はわずか8.78%と低いシェアに留まっています。 ...
続きを見る
まとめ
「スクエア」は、実店舗でのクレジット&電子決済に加えて、ネットショップでの販売やデリバリーもできるとても便利な決済サービスです。
ネットと実店舗で使える便利さ
特に、初期費用や月額固定費がかからない低コストと、オンラインショップと実店舗の管理が1つのアカウントでできることは、金銭的人的コストをかけずに導入できるメリットが極めて大きくもあります。
決済手段をスピーディーに増やせる「スクエア」は、不景気を乗り切り戦っていく大きな選択肢の一つとなるでしょう。
*画像などスクエアより引用
記事作成者プロフィール

- 株式会社ストレン 代表取締役社長
-
株式会社ストレン 代表取締役社長
MCP,2級知的財産管理技能士
おすすめ情報サイト「マイベスト」レンタルサーバー・ドメイン監修
当サイトではネットショップ作成サービス/ECカートを比較評価し、始める・切り替える方の視点で情報をお届けします。
【仕事略歴】早稲田大商卒。東証一部精密機器メーカー、レコード会社を経て2000年 動画配信レンタルサービス「ストレン」起業、マイクロソフト認定パートナーとしてサーバー構築・運用・PR等に携わる。2015年、東証グロース上場企業・お客様と合意の上、上場企業移行後に同ビジネス終了、以降はITコンサルティングとして支援に。
【趣味】プロ野球/MLBなどスポーツ、映画・音楽好き(主に洋楽)