【徹底比較】人気のレンタルサーバー:ロリポップ!とConoHa WING料金・機能の違いは?

2024年8月10日

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レンタルサーバー ロリポップ!とConoHa WING徹底比較

レンタルサーバーでは代表的な2つのサービス「ロリポップ!」と「ConoHa WING(コノハウィング)」を比較します。2024年8月公開のストリームレンタルドットコム独自ランキングでは1位「ロリポップ!」、3位「ConoHa WING」といずれも高い人気を誇っています。

低価格で初心者向けのイメージが強い「ロリポップ!」ですが、上位プラン「ハイスピードプラン」の高速表示機能の評価が高まるにつれ、「ConoHa WING」と比べて検討する方も増えています。当ページでは、両サービスを料金や機能など項目ごとに分かりやすく比較していますので、契約前に是非ご覧ください。

ロリポップとは?

レンタルサーバー ロリポップ!

東京都渋谷区に本社を置く東証プライム市場企業、ドメイン取得サービス「ムームードメイン」、レンタルサーバーブランドを複数取り扱っているGMOペパボ株式会社が運営しています。

ロリポップ!」は、月額400円台でWordPressを利用できるライトプランから超高速表示にも対応したハイスピードプランなど、初心者から上級者まで幅広く利用できるラインナップが人気となっているレンタルサーバーサービスです。

ConoHa WINGとは?

ConoHa WING コノハウィング

東京都渋谷区に本社を置く東証プライム市場上場企業、GMOインターネットグループ株式会社が運営する“国内最速”がキャッチコピーの高速レンタルサーバーサービス。

ConoHa WING(コノハウィング)」は、初期費用・最低利用期間はなく時間単位の課金でいつでも始められる価格体系です。管理画面はオリジナルで、直感的かつ平易に操作できます。WordPress高速化オプション「WEXAL」を始め数々の高速化機能を搭載し、サービス開始以来、個人・企業ユーザーに人気を博しています。

独自ランキング2サービス比較

ストリームレンタルドットコム独自ランキング解説

ストリームレンタルドットコムの独自ランキングでは、2024年8月時点で当サイトで解説しています全共有レンタルサーバーのうち、「始めやすく続けやすい」という視点から上位10サービスをランキングしました。

その結果、月額400円台から始められる低価格プランから高速表示に対応するハイスピードプランの幅広いラインナップや上位下位プランへ変更可能でコストコントロールの柔軟性、サポート対応時間の明示、サービス運用歴に長さ・上場企業で経営母体の安定性などを総合的に評価し「ロリポップ!」が1位となりました。

ロリポップ!とConoHa WING評価比較

3位は同じく高速性とシンプルな管理画面、東証プライム企業運営による技術力と安定性の高さで「ConoHa WING(コノハウィング)」となっています。「ロリポップ」「ConoHa WING」いずれも高速機能や企業の安定性に問題はないのですが、「ConoHa WING」は比較的新しいサービスでシェアが小さいこと、サポート対応時間なので今回のランキングでは3位となっています。

サービス/
評価点
高速性 多機能 料金
関係
シェア サポート 企業の
安定性
総合点
(60点満点)
1位
ロリポップ!
10 8 10 9.5 9.5 10 57/60
3位
ConoHa WING
10 7 8 8 8 10 51/60

運営会社比較

ロリポップ!とConoHa WING運営会社を比較

ロリポップ!」、「ConoHa WING(コノハウィング)」を運営している会社情報を確認します。

項目/サービス名 ロリポップ! ConoHa WING
運営会社 GMOペパボ(株) GMOインターネットグループ(株)
本社住所 東京都渋谷区桜丘町26番1号
セルリアンタワー
東京都渋谷区桜丘町26番1号
セルリアンタワー
代表者 佐藤 健太郎 熊谷 正寿
資本金 2億6,222万円 50億円
株式公開 東京証券取引所 スタンダード上場 東京証券取引所 プライム上場
設立 2003年1月10日 1991年5月24日
サービス開始日 2001年11月 2018年9月26日

ロリポップ!は、日本のインターネット黎明期である1990年代後半から2000年代にかけて、個人向けレンタルサーバーとしてスタートし、GMOグループ入りしてからはさらにユーザーを増やし続けています。運営会社 GMOペパボ株式会社は、レンタルサーバーの他にもネットショップ作成サービス「カラーミーショップ」を提供するなど、日本を代表するインターネット企業の一つでもあります。

ConoHa WINGは、複数のレンタルサーバーサービスに加えて、お名前.comなどドメイン販売、FXや暗号資産など金融ビジネスも行っている総合IT企業です。

企業規模や上場企業としての信頼度は「ロリポップ!」「ConoHa WING(コノハウィング)」ともにあり、歴史は「ロリポップ!」が20年以上運営していますので、両サービスともに安心してブログやサイト運営に取り組むことができます。

サービス概要比較

ロリポップ!とConoHa WINGサービス概要を比較

ロリポップ!」、「ConoHa WING(コノハウィング)」が提供するプラン数、課金単位、最低利用期間、特典無料ドメイン数などサービス概要を比較します。

項目/
サービス名
ロリポップ! ConoHa WING
提供プラン数 5プラン
(エコノミー/ライト/スタンダード
ハイスピード/エンタープライズ)
通常プラン:3プラン
WINGパック:3プラン
(ベーシック/スタンダード/プレミアム)
その他プラン数 [チカッパ優待プラン[
[ずっと無料プラン]
[ロリポップ! for Education]を
過去に提供
*スタンダードプランに相当
通常プラン:リソース確保 3プラン
WINGパック:リソース確保 3プラン
(ビジネス1GB/2GB/4GB)
課金単位 月単位 通常プラン:時間単位
WINGパック:3か月~12か月単位
最低利用期間 1か月 通常プラン:なし
WINGパック:3か月
初期費用 無料 無料
最安値プラン *1 ライト(SSD 350GB)
572円/月
ベーシック(SSD 300GB)
1,452円/月
最高値プラン エンタープライズ(SSD 1.2TB)
2,640円 /月
プレミアム(SSD 500GB)
5,808円 /月
無料お試し期間
(10日間)
プラン変更
(上位・下位OK)

(上位・下位OK)
長期割引
(WING パック)
特典ドメイン数 2つ
(ハイスピードプラン以上)
2つ
(WING パック)

*1: ロリポップ!WordPress利用可の最安はライトプラン。WP利用不可の最安はエコノミー(198円/月)

2つのサービスで最も大きな違いは、利用者層の幅の広さです。
ロリポップ!は、メールのみ利用する初心者からSEO対策を行いたい上級者まで幅広いプランを用意しているのに対し、ConoHa WINGは、WordPressを利用しビジネスにおいて効果を上げたい個人・企業ユーザーを想定しています。

価格については、ConoHaWINGが割引セールを常に実施、ロリポップ!は時々実施して価格が変動する場合があります。キャンペーン時期に合わせて、お得に申し込むことがポイントになります。最新キャンペーン情報はこちらで確認できます。

高速プラン 料金・一般機能比較

ロリポップ!とConoHa WING高速プラン 料金・一般機能比較

それでは、「ロリポップ!」の高速プランであるハイスピードプランと、「ConoHa WING(コノハウィング)ベーシックプランで、料金・一般的な機能などを一覧表にして分かりやすく比較してみます。
ハイスピードプランはロリポップ!の上位プラン、ベーシックプランはConoHa WINGの最安プランです。

項目/サービス名 ロリポップ! ConoHa WING
比較対象プラン ハイスピード ベーシック
初期費用 無料 無料
月額料金
(12か月契約の月額換算)
900円 1,452円
(WINGパックで割引あり)
無料お試し期間
(10日間)
最低契約期間 1か月 なし
(WINGパックは3か月)
課金単位 月単位 時間単位
(WINGパックは3か月単位)
スペック・機能関連
ストレージ(プラン) SSD 700GB SSD 300GB
vCPU/メモリ(プラン) - 6vCPUs/8GB
コントロールパネル 独自仕様 独自仕様
マルチドメイン 無制限 無制限
MySQLデータベース 無制限 無制限
メールアカウント数 無制限 無制限
PHP 7/8
WP簡単インストール
WP簡単移行
アクセス解析
自動無料バックアップ
プラン変更(上位・下位)
AIアシスタント
AIブログ生成ツール

(有料オプション)
特典ドメイン 2つ
(ハイスピードプラン以上)
2つ
(WINGパックで付属)
稼働率99.99%保証
サーバー設置場所 非公開 日本国内
セキュリティ関連
WAF
無料独自SSL(Let's Encrypt)
無料独自SSL(有料版無償提供)
有料オプション独自SSL
セキュリティ診断
サポート関連
メールサポート
チャットサポート
電話サポート

ロリポップ!」ハイスピードプランはSSDが700GBと大容量で、月額料金がコノハウィングより安いこと、無料お試し期間がありコストをかけずに検証できるメリットがあります。
ConoHa WING(コノハウィング)」では、アクセス解析やアルファSSL無償利用などのメリットがあります。

また両サービスともにGMO系ですので、セキュリティ診断は両サービスともに同じサービスを利用可能です。

サーバー仕様・高速機能比較

ロリポップ!とConoHa WING サーバー仕様と高速機能を比較する

ロリポップ!」と、「ConoHa WING(コノハウィング)」の看板でもある高速機能に絞って分かりやすく比較してみます。

項目/サービス名 ロリポップ! ConoHa WING
サーバー仕様・高速機能関連
サーバーOS Linux CloudLinux
CPU 非公開 非公開
WEBサーバー Nginx *1+ LiteSpeed *2 Apache + NGINX *1
RAID構成 RAID10 *3 RAID10 *3
転送量目安 無制限 無制限
HTTP/2
HTTP/3・QUIC
Fast CGI
LiteSpeed版(LSAPI)
アクセラレータ *4
LiteSpeed Cache *4
OPcache *5 *6
ブラウザキャッシュ *6
コンテンツキャッシュ *6
WEXAL® Page Speed Technology®

*1: 大量の同時アクセスの処理に最適化された静的コンテンツの配信に特化したWebサーバー
*2: Apacheと完全な互換性があり静的コンテンツ配信を高速化した次世代の軽量Webサーバー
*3: RAID1のミラーリング&RAID0のストライピングによる高速で高い障害耐性を兼備する構成
*4: アクセラレータとLiteSpeed Cacheは同時に利用できません
*5: PHPの初回実行時の内容を最適化しキャッシュするPHPの高速化拡張モジュール
*6: ロリポップ!各キャッシュ機能はアクセラレータ/LiteSpeed Cacheで対応

高速化技術には様々な専門用語が出てきますので主なものを説明しましょう。

PHP・CGIを処理する時のCPU負荷を軽減、プログラムを高速化する「FastCGI」、そしてLiteSpeedのWebサーバーで利用できるキャッシュ機能「LiteSpeed Cache」があります。
さらに、Expiresヘッダを付加することでサイト再アクセス時に、ブラウザ保存済みのキャッシュデータを読み込み表示高速化を行う「ブラウザキャッシュ」など、複合的に導入することで両サービスともに高速化を実現しています。

特徴がよく出ているのは、ロリポップ!の「アクセラレータ」「LiteSpeed Cache」、ConoHa WINGの「WEXAL® Page Speed Technology®」です。それぞれを簡潔に解説します
注目です
注目です

ロリポップ!」の「アクセラレータ」は、ウェブサイト表示内容を「キャッシュサーバー」に一時的にキャッシュして、同じサイトにアクセスがあった場合、キャッシュサーバーから応答する高速・安定表示機能です。そして「LiteSpeed Cache」は、高速次世代Webサーバー「LiteSpeed」で利用できるキャッシュ機能で、WordPressプラグインを有効化すればサイト高速化ができます。

ConoHa WING(コノハウィング)」の「WEXAL® Page Speed Technology®」は、WordPress高速化を実現するエンジンのことで、戦略AI「David」を活用しブラウザ環境に合ったページ表示高速化、画像・JS・CSSなどリソースを圧縮・軽量化、転送量削減によりページの表示を高速化しています。

同じ系列企業が提供するレンタルサーバーの高速化技術に、大きな違いがあることがよくわかりますね。どちらを利用するにしても高速表示はされますので、操作感やコスト、プランの上下移行のしやすさなどで絞り込むのもポイントです。
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支払い契約期間・方法

クレジットカードや銀行、コンビニなど一般的な支払い方法の他、ロリポップ!には「おさいぽ!」という事前にチャージ(入金)した金額分のポイントを支払って、サービス利用ができるプリペイド形式の支払い方法があります。

そしてConoHa WINGには、独特な支払い方法が2つあります。ConoHaチャージは、事前にチャージ(入金)した金額分のみサービス利用ができるプリペイド形式の支払い方法で、利用日の翌日にチャージ残高から引き落されます。
ConoHaカードは、ConoHaのサービスで利用可能な「クーポン」を登録できるプリペイドカードです。

支払い契約期間と方法を確認しましょう。

項目/サービス名 ロリポップ! ConoHa WING
支払い契約期間 1か月契約
3か月契約
6か月契約
12か月契約
24か月契約
36か月契約
1時間単位(通常プラン)
3か月契約(WINGパック)
6か月契約(WINGパック)
12か月契約(WINGパック)
24か月契約(WINGパック)
36か月契約(WINGパック)
クレジットカード
(一般)
VISA / MasterCard / JCB /
American Express / Diners Club
VISA / MasterCard / JCB /
American Express / Diners Club *1
プリペイド決済
おさいぽ!*2

ConoHaチャージ/カード
クレジットカード
(ConoHaチャージ)
ConoHaチャージ *3
銀行振込 ConoHaチャージ *3
銀行決済(ペイジー)
コンビニ払い ConoHaチャージ *3
オンライン決済 おさいぽ!で可能 ConoHaチャージ *3
PayPal / Amazon Pay
ゆうちょ振替
翌月後払い
ペイジー ConoHaチャージで可能 *3
ConoHaカード *4

*1: American Express / Diners Club は日本国内に在住の方のみ利用できます。
*2: おさいぽ!は事前入金し支払う方法。利用できる支払い方法は、クレジットカード/銀行振込/ゆうちょ振替/コンビニ/WebMoney/PayPal/auかんたん決済/d払い
*3: ConoHaチャージ支払い方法は、クレジットカード/コンビニ支払い/銀行決済(ペイジー)/PayPal/Amazon Pay
*4: ConoHaカード支払い方法は、クレジットカード/コンビニ支払い/銀行振込

ロリポップ!の「おさいぽ!」を利用すれば、電子マネー・PayPalやキャリア決済、後払いなどができ、決済方法が増えますので、便利な支払い方法を選択してください。

ConoHa WINGは、課金体系が通常プランで時間単位と独特ですので、通常プランで契約の場合は1時間単価×利用時間数となります。3か月以上の長期利用の場合は、WINGパックで契約すると割引もありコストを落とすことができます。

こんな方が向いている!

ロリポップ!

  1. 高速サーバーでSEOの結果を早く出したい
  2. 1ヶ月以上3か月未満の短期契約も考えている
  3. 下位プランに移行し運用中のコストダウンも行いたい
  4. 上場企業の信頼性・技術力は重要と考えている
  5. プランや料金を柔軟に変更し長期利用したい

ConoHa WING

  1. 高速サーバーでSEOの結果を早く出したい
  2. 1時間からの超短期契約を考えている
  3. リソース保障プランアップデートも検討している
  4. 上場企業の信頼性・技術力は重要と考えている
  5. 契約プランで稼働し、高速性や機能拡充を期待

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まとめ

サービスの特徴を上手に活用

ロリポップ!」と「ConoHa WING(コノハウィング)」では、同じGMO系列企業でもサービス内容が大きく違っていることが分かりました。

無料おためし期間があってコストをかけずに試せる「ロリポップ!」、すぐに本番稼働しても問題ない方は「ConoHa WING」と、使い分けて活用してください。

記事作成者プロフィール

佃 直毅
佃 直毅
株式会社ストレン 社長
情報セキュリティマネジメント
2級知的財産管理技能士
ネットショップ実務士レベル2
おすすめ情報サイト「マイベスト」レンタルサーバー・ドメイン監修

当サイトは10年以上のホスティング経験からレンタルサーバー・ドメイン・ワードプレステーマを中立の視点から比較評価し始める・切り替える方の立場に立った情報をお届けします。

【仕事略歴】早稲田大商卒。東証一部精密機器メーカー、レコード会社を経て2000年 動画配信レンタルサービス「ストレン」起業、マイクロソフト認定パートナーとしてサーバー構築・運用・PR等に携わる。
2015年、東証グロース上場企業・お客様と合意の上、上場企業へユーザー移行後に同ビジネス終了、以降はITコンサルティングとして支援に。