月額無料のネットショップ作成サービス「BASE」が、初めてショップオーナーを対象に「オーナーズ自身のショップに対するブランド意識」をテーマにしたアンケートを実施しました。
有料のショッピングカートや、ショッピングモールとは違う興味深いアンケート結果が出ていますのでご紹介します。
調査概要
調査方法:インターネット調査
実施期間:2019年3月6日(水)〜12日(火)
対象:ネットショップ作成サービス「BASE」利用者
(性別:男女・その他含む / 年齢:20代〜70代)
回答数: 381ショップ
調査内容:12項目
動機・目的関連質問
Q:ネットショップをブランドとして認識しているか?
BASEのアンケート結果がユニークですので、オリジナルの発表順を変えて興味深い点を中心に解説します。
ネットショップに対する質問として特に変わっているのは、BASEが今をブランドを立ち上げる時代ととらえているので、ネットショップに「自身のネットショップをブランドとして運営している認識があるかどうか?」という問いをしていること。
出典:BASEアンケートより
この質問に対して83.2%の方が「はい」と答えています。
Q:運営で最も重視していることは?
次に、前の質問で「はい」と答えた方のみに「ブランド運営で最も重視していることは何ですか?」という質問をしています。
この質問には「コンセプト・世界観」が61.5%でトップでした。
ネットショップを運営する時、一般的には最優先事項と思われる「売り上げ」は4.1%に過ぎず、BASEを利用してネットショップを運営する方は、ブランディングやイメージ重視の姿勢が明確になっています。
Q:始めたきっかけは?
ブランドとして運営している認識がある方のみに「ブランドをはじめたきっかけ」を尋ねたところ下記の結果となりました。
ここでも、「自分が作ったものを発信したかった」が60.6%で1位、次に「ブランドを持つのが夢だった」が14.8%で2位で、合計75.4%の方がビジネスや収入としてよりも、夢の実現をきっかけとしている傾向が出ています。
ココがポイント
当サイトの見解:月額無料で、売れたときだけ手数料を支払うというBASEの手軽さ、ハードルの低さが、ブランディングと夢の実現でネットショップを始める・運用することを後押ししていると考えられます。
月額有料のカートやモールでは、まずコスト計算が先に来ますので、このあたりが対照的なアンケート結果といえます。
運営体制・構成関連質問
Q:運営の人数は?
一人で運営が55.6%で半数越え、極めて少人数で運営されています。
また、一人で運営の方のうち約75%が自身で商品の製作も行っています。
Q:実店舗はあるかどうか?
ネットショップのみが72.2%で、実店舗を持たずネット販売を行っています。
Q:ショップの運営体制は?
ほぼ個人運営のネットショップという結果です。
プロモーション関連質問
Q:積極的に利用しているSNSは?
SNSは95.8%の方、ほとんどが利用している中でインスタグラムが45.4%と突出しています。
Q:ファンづくりの主な施策は?
SNSが主要なPR手段でそれ以外は、価格戦略のキャンペーン・セール、メールプロモーション、出店・ファンイベントなどリアル戦略が入っています。
ココがポイント
当サイトの見解:BASEはSNSとの親和性は極めて高く、見方を変えれば月額固定費がかからないということは、BASEをネットショップ作成サービスのSNSと捉えて、インスタグラムなどと同じ感覚で連動して取り組んでいる状況も考えられます。
出典
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まとめ
無料で始めるネットショップ
月額無料という「BASE」の特性が出たアンケート結果になっています。今回のアンケートでは、ネットショップを夢の実現のためにスタートし、SNSを活用してファンを増やす、そしてビジネスにつながれば・・というショップオーナー像が見えてきました。
毎月固定費がかからないのは、確かにリスクは下げられますので、もし売りたい商品やサービスがあれば、あるいは自分のブランドを立ち上げてみたいという夢があれば、BASEを始めてみるのも一つの選択肢です。