ネットショップ販促ツールの人気NO,1はインスタグラム ~BASE「オーナーズ調査2020」より~

2020年12月1日

ネットショップ販促ツールの人気NO,1はインスタグラム ~BASE「オーナーズ調査2020」より~

利用者が急増しているネットショップ作成サービスのなかでも、初期費用・月額維持費用が無料の「BASE」はスタートアップのネットショップに人気が高く、ショップオーナーの動向を知ることはネットショップ全体のトレンドを掴むうえでも有益です。
「BASE(ベイス)」が加盟店を対象に行ったオーナーズ調査から、要点を絞って直近の動向を確認してみましょう。

調査概要

「BASE」オーナーズ調査2020 概要
調査方法: インターネット調査
実施期間: 2020年11月4日(水)〜16日(月)
対  象: ネットショップ作成サービス「BASE」加盟店
回 答 数 : 4,132ショップ
調査内容: 14項目(年代のみ「BASE」加盟店データを引用)

BASEのショップオーナー像は?

個人での運営が77.1%、そして運営体制は1~4名までが約90%と、BASEでは比較的小さい規模で稼働しているショップが大部分を占めていることがわかります。

ショップの運営体制

BASE ショップの運営体制

ショップの運営人数

BASE ショップの運営人数

年代

30代が最も多く、40代、50代と続きます。また保護者の同意を得ている10代の未成年もネットショップを運営しています。

BASE 運営者の年代

ココがポイント

コストがかからず始めやすいことからか、60代から80代のシニア層のオーナーが約8%もいらっしゃいますね。年齢を重ねてからでもネットショップを始めるのは遅くない!と勇気づけられます。

BASEのネットショップの運営状況・価値観は?

次に、運営状況とネットショップで最も大切・重要と思っているもの、価値観について聞いています。

オリジナル or セレクト?

77.5%のショップオーナーがオリジナル商品を取り扱い、販売しています。

BASE オリジナル or セレクト?

自身で製作を行っている?

さらに、自分自身で製品・商品を製作してる割合は70.2%に上ります。オリジナル商品を自らの手で生み出し、世に広げたいという考えが伝わってきます。

BASE 自身で製作を行っている?

最も重視しているものは?

ネットショップを運営するうえで最も重要と考えていることは、2019年調査と同じで「コンセプト・世界観」が約半数の46.6%、次いで「商品の品質」が28.3%、「売り上げ」が15.7%と続いています。

BASE 最も重視しているものは?

ココがポイント

コンセプトや世界観を伝えるためのサイトデザイン・カスタマイズ性がネットショップ作成サービスに求められており、BASEでは随時機能を拡張しています。アンケートでニーズを吸い上げ、ショップオーナーの要望に応えていく姿勢があるからこそ120万ショップを達成したものと思われます。

実店舗展開について

BASEのネットショップオーナーが実店舗を持っているかどうかの調査では、圧倒的にネットショップのみという結果になっています。

実店舗の有無

73.5%がネットショップのみ、26.5%が実店舗を所有しています。コストがかからないBASEを利用している方が多いことから推察すると、ネットショップをまずスタートしてみるという姿勢が見て取れます。

BASE 実店舗の有無

リアルイベントへの出店経験の有無

ポップアップショップなど直接顧客と接点を持つためのリアルイベントは、経験者数としては少ないものの、今後は行ってみたいという潜在ニーズがアフターコロナでは顕在化することが予想されます。

BASE リアルイベントへの出店経験の有無

ココがポイント

ネットショップ・ECとオフライン活動を連携できるネットショップ作成サービスが、今後ニーズが高まると考えられます。

オーナーの働き方や生き方について

ネットショップの位置づけ、現在が本業か副業か、現在副業の場合は将来本業にする予定があるかなど質問しています。

本業 or 副業?

今現在、本業と副業の割合はほぼ半々で、将来的に副業を本業とするために小さく始めるというオーナーの声も含まれています。

BASE 本業 or 副業?

今後も副業で続けますか?

現在、副業で運営されている方のみの質問で、将来の本業として考えているオーナーは50.9%に上ります。

BASE 今後も副業で続けますか?

SNSなど販促ツールの活用について

ネットショップをより広く知ってもらうためのPR・販売促進ツールとしてSNSを活用しているかどうかの質問です。

SNSを活用しているか?

89.6%のオーナーが何らかのSNSを活用しています。

BASE SNSを活用しているか?

どのSNSを活用しているか?

2019年に続いてInstagram(インスタグラム)が88%で首位、Facebook、Twitterと続きます。

BASE どのSNSを活用しているか?

ココがポイント

写真でブランディングができる上に、アプリ内でネットショップを展開できるインスタグラムは今後もネットショップの販促ツールとして欠かせないものになるでしょう。ここにはないピンタレストも画像によるブランド化で人気が高まっていますので、SNSの最新動向にも注意しておきましょう。

出典

「BASE」が「オーナーズ調査2020」を実施。PR TIMES

あわせて読みたい

BASEをもっと詳しく

無料で始められるネットショップ作成サービスを詳しく知りたい方へ、分かりやすく1ページで解説しています。

詳しくは

ネットショップ作成サービス BASE(ベイス)
BASE(ベイス)とは:月額無料のネットショップ作成サービス!ネットビジネス開業で人気

ネットショップを個人で簡単に開設できる「BASE」は、簡単な管理画面にApps追加で機能アップ、無料・有料と2プランあり。無料プラン「スタンダード」は初期/月額費用が無料、売れた時の手数料のみでショッ ...

続きを見る

ネットショップ比較

ネットショップ作成サービス・ECショッピングカードASPを徹底比較!料金・費用から商品登録・カート機能、デザイン制作、サポートまで比べます。さらに各サービスごとのミニ解説で概要がすぐに把握できますよ!

もっと詳しく

ネットショップ13社 ショッピングカート料金機能比較
ネットショップ比較:おすすめ作成サービスASP/ECカートシステム 個人法人向

ネットショップを始める時、システムを乗り換える時、「ネットショップどこがいいか分からない!」と悩むほど数多くの作成サービスがあって迷いますね。当比較サイト(ストリームレンタルドットコム ショップ版)で ...

続きを見る

まとめ

インスタグラムはPRの主力に

ネットショップ作成サービス「BASE」は、これからネットでビジネスを始めたい、そして実店舗を持ちながらネットでも販売したいビジネスパーソンから選ばれるサービスとして、ユーザーを大幅に増やしています。
初期費用や維持費がかからず、コストは売り上げから差し引く形式のため、赤字になるリスクは避けることができ安全にネットショップを始めたい方には適しています。まずは、最初の一歩をスタートして、可能性を探ることから始めてみましょう。

記事作成者プロフィール

佃 直毅
佃 直毅株式会社ストレン 代表取締役社長
株式会社ストレン 代表取締役社長
MCP,2級知的財産管理技能士
おすすめ情報サイト「マイベスト」レンタルサーバー・ドメイン監修

当サイトはネットショップ作成サービス/ECカートを中立の視点から比較評価し、始める・切り替える方の立場に立った情報をお届けします。

【仕事略歴】早稲田大商卒。東証一部精密機器メーカー、レコード会社を経て2000年 動画配信レンタルサービス「ストレン」起業、マイクロソフト認定パートナーとしてサーバー構築・運用・PR等に携わる。2015年、東証グロース上場企業・お客様と合意の上、上場企業へユーザー移行後に同ビジネス終了、以降はITコンサルティングとして支援に。

【趣味】プロ野球/MLBなどスポーツ、映画・音楽好き(主に洋楽)