日本でも盛り上がり始めた毎年11月の第4木曜日に実施される「ブラックフライデー」と、その翌週の月曜日の「サイバーマンデー」ですが、ネットショップ作成サービス「Shopify」では過去最高の売り上げを記録しました。
今回は、海外発のショッピングカートサービスを通してみるサイバーマンデーの状況と越境ECについてです。
Shopifyで総合流通額 3,000億円を突破
アメリカ発祥のブラックフライデーを日本でも盛り上げようということで、大手流通チェーンをはじめ、店頭やニュースでも見る機会が増えてきました。
本場のアメリカでは絶好調で、ネットショップでもこの傾向が顕著に出ています。
世界でアクティブショップ100万店を越えるネットショップを支援する「Shopify」が発表したリリースによると、2019年のブラックフライデー・サイバーマンデー(11月29日(金)~12月3日(月))の全店流通総額が3,000億円を突破し、前年比160%を記録しました。
主なポイントは?
- ブラックフライデー・サイバーマンデーの状況
- 越境ECの状況は?
- 越境ECの課題は?
- Shopify(ショピファイ)とは?
1:ブラックフライデー・サイバーマンデーの状況
世界最大のネットショップ作成サービス「Shopify」が公表した、全出店者の合計・比較データより主要な数字をご紹介します。
セール期間中の消費者数 2,550万人
販売金額の多い国: イギリス・ドイツ・フランス・スペイン
販売金額の多い都市: ロンドン(イギリス)・トロント(カナダ)
越境ECの比率: 全購買の19%が越境ECで海外に出荷されています。
平均の消費金額は、注文ごとに83.05ドル(1ドル109円換算で約9,050円)です。2割近くが海外からのお客様という実態も驚きです。
利用する端末は?: モバイル・タブレット 69% パソコン 31%
人気の商品:
アパレル(コート・ジャケット)、アクセサリー、化粧品、携帯用アクセサリー
*Shopifyリリースより引用。仮定に基づく概算であることに注意。
2:越境ECの状況は?
海外から商品を購入する越境ECは、2020年には100兆円を越える(2018年の約50%増)とも予想されており、米国をはじめ、ヨーロッパ、アジア、オセアニア、南米でも拡大の一途をたどっています。
また、アメリカやイギリス、ドイツのネットショップから購入する消費者が増えておりますが、日本はまだ5%と低く、日本企業・個人の越境ECへの取り組みの遅れも指摘されています。
3:越境ECの課題は?
消費者が海外から商品を購入するときに壁となる2つのポイントが「言語」と「通貨」です。ネットショップ側から見ても、言語は翻訳コストや正確性のチェックが必要、通貨は日々の変動や関税など経営上、ネックにもなっています。
さらに海外では、配送・返品対応も課題です。
Shopify(ショッピファイ)とは?
ネットショップ作成サービス「Shopify」は、日本でもShopify Japanとして順調にネットショップ数を増やしています。下記ページで詳しく解説しています。
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まとめ
ここがポイント
- ブラック・フライデー流通総額は世界で3,000億円突破と成長中
- モバイル・タブレットからの注文が69%、越境ECは19%も
- 越境ECの最大の障害は通貨と言語
広がるShopifyの利用
国内向けネットショップはすぐに始められるものの、海外向け通販の越境ECはハードルが高く二の足を踏んでしまいがち。
海外向け通販に強みを発揮する「Shopify」は、facebookをはじめとするSNSとの連携や受注・業務システムの自動化など、海外通販に適したサポートを提供しています。
海外向け商品を持っているショップ、展開を考えている企業はShopifyをネット通販のツールの選択肢の一つとして、検討してみてもいいでしょう。