Shopify加盟店の2020年ブラックフライデー/ サイバーマンデーの売り上げが51億ドルを突破!

2020年12月3日

Shopify加盟店のブラックフライデー/ サイバーマンデーの売り上げが51億ドルを突破!

毎年11月の第4木曜日実施の「ブラックフライデー」と、その翌週月曜日の「サイバーマンデー」ですが、ネットショップ作成サービス「Shopify」では「Shopify Japan」として日本国内の加盟店も初参加し、2019年の29億ドルを大きく上回る51億ドル(約5,300億円)以上の売り上げを達成しました。(1ドル=105円換算)

今回は、トピックと世界各国の売り上げ状況を見てみます。

Shopifyで売り上げ 5,300億円を突破

日本でも定着しつつあるブラックフライデーとサイバーマンデーは、コロナショックもあり外出を手控える顧客も多く、例年になくきわめて大きな盛り上がりを見せました。

Shopify」が発表したリリースでは、2020年のブラックフライデー(2020年11月27日~11月30日)の総売上が5,300億円を越え、前年比76%増を記録しました。注目点は、2019年のブラックフライデー・サイバーマンデー(2019年11月29日(金)~12月3日(月))より短い期間で、より大きな売り上げを達成した驚異的な勢いがあることです。

主なポイントは?

  1. ブラックフライデー・サイバーマンデーのトピックス
  2. 国別の平均注文単価は?
  3. ブラックフライデー前の傾向について
  4. Shopify(ショッピファイ)とは?

ブラックフライデー・サイバーマンデーのトピックス

Shopify ブラックフライデー・サイバーマンデーのトピックス

Shopify」が公表した、ブラックフライデーとサイバーマンデーのハイライトをご紹介します。

世界の4,400万人以上のユーザーがShopifyの加盟店より直接購入し、2019年から50%増加

・ブラックフライデー/サイバーマンデーの週末の売り上げは、ブラックフライデーの東部標準時午後12:00(日本標準時午前2:00)にピークに達し、その時間に1億200万ドル(約107億1千万円)以上の売り上げがあった。

・最も売れた都市はニューヨーク、ロサンゼルス、ロンドン

日本(347%)、イタリア(211%)、ドイツ(189%)、英国(122%)は売上高が対前年で3桁成長。

・2020年のブラックフライデー/サイバーマンデーのモバイル売上は昨年と比べてほぼ横ばい。モバイル売上67%対デスクトップ売上33 %に対し、2019年のモバイルデバイスでの売上の68%対デスクトップでの売上の32%。

アパレルアクセサリーはShopifyを利用した店舗全体で売上高のトップを占め、健康美容、そして家庭ガーデニング関係がそれに続いた。

日本法人のShopify Japan株式会社が「Shopify Japan BFCM 2020」として、国内でもBFCM(ブラックフライデー/サイバーマンデー)セールを初開催した影響からか、日本の347%は驚くべき成長を見せています。

*Shopifyリリースより引用。仮定に基づく概算であることに注意。

国別の平均注文単価は?

ネットショップ作成サービスShopify 2020ブラックフライデー・サイバーマンデー国別平均注文単価

出所:Shopify

ブラックフライデー/サイバーマンデーを通して、顧客は1回の注文当たり平均89.20米ドル(約9,400円)を支払っています。

消費額が特に大きいのは日本で$ 106.40 USD(約11,200円)、そしてオーストラリアが$ 105.50 USD(約11,000円)と、カナダ($ 103.00 USD)、 米国($ 92.80 USD)を上回っています。逆に消費額が最も低いのはスペインの$ 71,30 USD(約7,500円)、次いでイギリスの$ 73.60 USD(約7,700円)となっています。

ブラックフライデー前の傾向について

Shopifyの加盟店・小売店(主に小規模で独立したブランド)は、ブラックフライデー/サイバーマンデーの売上の増加傾向から、小売の回復力を示していると思われます。

さらに、記録的な売り上げを記録したブラックフライデー・サイバーマンデー前にも、ホリデーショッピングがかつてないほど早く始まっています。サイバーマンデーの19日前(前年より2週間近く早く)から、1日当たりの総売上高が増加、具体的には11月23日から11月30日までのサイバーマンデーまでの1週間で、売上高は対前年比で84%増加しました。 

アメリカでは、コロナの影響で年末は外出を手控えて、普段使いのショッピング全般をネットショップに大幅に移行した、とみることもできます。

Shopify(ショッピファイ)とは?

ネットショップ作成サービス「Shopify」は、日本でもShopify Japanとして順調にネットショップ数を増やしています。下記ページで詳しく解説しています。

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出典

「Shopify Merchants Break Records with $5.1+ Billion in Worldwide Sales over Black Friday/Cyber Monday Weekend」

Shopify 英語版公式サイト

まとめ

ここがポイント

  • ブラック・フライデー売り上げは世界で51億ドル突破
  • 初参戦した日本(Shopify Japan)は対前年347%と急成長
  • 世界的なコロナショックでBFCM前も売り上げが伸長

ブラックフライデーが日本でも広まる

世界のネット通販プラットフォームとして認知度が高い「Shopify」が、日本でも本格的にサービスを開始したこともあってブラックフライデー・サイバーマンデーで売り上げが大きく増加し、これが口コミとなって評価が高まっています。
海外向け通販に強みを発揮する「Shopify」は、実店舗との連携も可能でネットショップ+リアル店舗のマルチチャネルショッピング展開も国内外で広がっています。

国産ネットショップ作成サービスにはないアイデアなどが豊富に盛り込れているアプリなど活用の幅は広く、ネットショップを始める、あるいは乗り換えるプラットフォームとして存在感を大きく増しています。

記事作成者プロフィール

佃 直毅
佃 直毅株式会社ストレン 代表取締役社長
株式会社ストレン 代表取締役社長
MCP,2級知的財産管理技能士
おすすめ情報サイト「マイベスト」レンタルサーバー・ドメイン監修

当サイトはネットショップ作成サービス/ECカートを中立の視点から比較評価し、始める・切り替える方の立場に立った情報をお届けします。

【仕事略歴】早稲田大商卒。東証一部精密機器メーカー、レコード会社を経て2000年 動画配信レンタルサービス「ストレン」起業、マイクロソフト認定パートナーとしてサーバー構築・運用・PR等に携わる。2015年、東証グロース上場企業・お客様と合意の上、上場企業へユーザー移行後に同ビジネス終了、以降はITコンサルティングとして支援に。

【趣味】プロ野球/MLBなどスポーツ、映画・音楽好き(主に洋楽)