冬はコロナ対策が重要になっており、予約やテイクアウトは有効な方法のうちの一つです。ネット上で予約・テイクアウトを受け付けするには、サービス提供会社を利用する・参加することは有効ですが、決済手数料を取られたりしますので、できるだけコストをかけずに実施するには別の方法が必要です。
そこで今回は、無料で自社サイトに予約・テイクアウト機能をプラスできる「SELECT TYPE(セレクトタイプ)」についてプランや機能など概要を解説します。
SELECT TYPEとは?
SELECT TYPE(セレクトタイプ)は、東京都豊島区にある株式会社セレクトタイプが提供する予約システム・イベント管理システム付きホームページ作成サービスで、業種・業態を問わず無料から利用できます。例えば、宿泊施設、ヨガ、スクール、セミナー、ライブ・コンサート、会議室・スタジオレンタルなど共用施設、整体院、カウンセリング、ネイルサロンなど、そしてテイクアウトでは飲食業など幅広く利用されています。
ベータ版として1万人の利用者を獲得した人気のサービスで、2017年4月に法人化、2017年7月12日に正式版として公開されました。
まだ新しいサービス・若い会社だけあってサポートの返信は当日回答があるほど、驚くべき早さです。また、機能の改善も絶えず実施・追加されていますので公式ツイッターアカウントの確認はしておいたほうがいいでしょう。
主なチェックポイントは?
- 無料(広告付き)から主要なサービス・機能が利用できる
- 1アカウントで予約・会員管理・ホームページ作成が利用できる
- 単発販売や継続課金などクレジット決済が連動している
1:無料(広告付き)から主要なサービス・機能が利用できる
予約システムや会費徴収・会員管理サービスが無料で始められるのが、SELECT TYPEの最大の魅力であり強みです。
画面上ではSELECT TYPEの広告やスマホ版では他社広告が入りますが、気にならない方は無料でコストをかけずに始めることができますし、広告を表示させたくない方は月額1,650円(税込)からの有料プランに変更すれば、広告表示なしで利用することもできます。
無料で始められますので、事前検証などで導入前の確認も行うことができます。
2:1アカウントで予約・会員管理・HP作成が利用できる
1アカウントを作成すれば様々な機能が利用できるSELECT TYPEですが、多機能だからこそやや複雑な面もあります。ここでは整理して解説します。
主要3プランとは?
SELECT TYPEには、主要プランとして3つのプランがあります。
「フォーム」
「ホームページ」
「予約・イベント」は、会場などの事前予約や飲食店のテイクアウト、イベント・講演会など告知フォームの作成などで利用できます。単発販売の決済も可能です。
「フォーム」は、注文やお問い合わせ・診断フォームなどで利用できます。単発販売の決済も可能です。
「ホームページ」は、WEBサイトを作成することができます。
この3つのプランでは、顧客管理(顧客・メンバー)・メルマガ配信機能いずれも利用できます。
会員制を行いたい時などの顧客管理(顧客・メンバー)はプランとして独立していません。どのプランでも利用できますので、予約・テイクアウトを取りたいのか、フォームで意見を聞く・注文を取りたいのか、ホームページが欲しいのかで、プランを決めることとなります。
無料・有料プランの違い
次に、無料・有料プランをみてみましょう。上記の主要3プランに、それぞれ無料・有料プランがあります。
例えば「予約・イベント」では、無料(フリー)、有料(ベーシック、プロフェッショナル、プレミアム)の計4つの料金プランがあります。
「フォーム」「ホームページ」にもそれぞれ、無料(フリー)、有料(ベーシック、プロフェッショナル、プレミアム)があり、料金プランの違いは機能制限の数の違いとなります。必要なプラン・機能・金額などから自社に適したプランを探してみてください。
例えば、テイクアウトで事前決済を行いたい・広告表示を取りたい場合は「予約・イベント」の「ベーシック」となり、月額1,650円(税込)で実現できます。
主要3プランをまとめて使いたい場合
「予約・イベント」と「フォーム」を一緒に使いたい、などまとめて利用したほうがお得な料金プランもあります。
パッケージプランは、主要3プラン「予約・イベント」「フォーム」「ホームページ」をまとめたプランで、個別に複数プランを契約するよりはお得です。
無料(フリー)はなく、有料(ベーシックパッケージ、プロフェッショナルパッケージ、プレミアムパッケージ)の3つがあります。
3:単発販売や継続課金などクレジット決済が連動している
SELECT TYPEのメリットして、クレジット決済をStripeと連携することで利用できるようになります。Stripeは、米国サンフランシスコに本社を置く決済プラットフォーム企業で、AmazonやGoogleなど大手企業も顧客として名を連ねています。
Stripeと連携させるには?
SELECT TYPE管理画面のメニューバーより、決済関連→決済設定を開いて、特定商取引に関する表記を完成させれば、連携できるようになります。
連携後は、念のためStripeの管理画面にログインして、事前確認をしておきましょう。
クレジット決済手数料は?
例えば、個別プランのうち「予約・イベント」プランでは、決済手数料が無料(フリー)で5.6%、有料プランのうちベーシック 4.9%、プロフェッショナル・プレミアム 4.6%です。
決済手数料の内訳は、Stripe手数料が3.6%、差額がSELECT TYPE手数料となります。例えば、フリープランでしたら、5.6%のうち3.6%がStripe手数料、差額の2%がSELECT TYPE手数料です。
ココがポイント
お客様がキャンセルし、日割りで返金する設定にしている場合は注意が必要です。まず、お客様の負担はありません。そしてキャンセルされた場合、SELECT TYPE手数料はかかりませんが、Stripe手数料 3.6%は必ず事業者側が支払わなければなりません。場合によっては事業者がStripeへ手数料を直接支払う必要がありますので、Stripe管理画面にはログインして確認するよう心がけてください。
単発決済と継続決済の違いについて
SELECT TYPEでは、1回支払いの単発決済と、毎月引き落としなどの継続決済・課金を利用できます。イベント料金を単発で支払っていただいたり、ヨガや塾などの月額会費を毎月徴収したりと様々な活用ができますので、ビジネス展開の幅が広がります。
なお課金形態について注意点です。
「予約・イベント」「フォーム」で行える決済は1回支払いの単発決済になります。
継続決済・課金は、顧客管理の「顧客・メンバー」より「メンバープラン管理」を設定し、その後それぞれのメンバープラン決済設定すれば、継続課金を利用できるようになります。
例えば、メンバープラン設定で「個人会員」とし、メンバープラン決済設定で、「月単位で課金・500円税込・返金なし」などと設定すれば、継続課金が可能となります。
気になるポイントは?
1:必要な機能数に応じて有料・パッケージプランかどうかを決めましょう
2:決済のStripeは別会社なので、Stripe管理画面チェックを忘れず
3:サービス開始前に必ずシミュレーション実施しましょう
4:分からないこと・足りない機能があればサポートへ問い合わせを
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まとめ
予約をビジネスに取り込む
できるだけコストを抑えて、宿泊や飲食ビジネスなどを支援するサービスも世の中には数多くあり、今回はSELECT TYPEを解説しました。
備えあれば憂いなし
今のうちに手を打って、ビジネスを一日でも長く継続し、生き残ってアフターコロナを迎えるようにいたしましょう。