ネットショップをやっているけど、実店舗で販売してみたい、商品の反応を直に知りたい、お客様とコミュニケーションをとってみたい・・・というニーズが高まっています。でも、お店を借りるには高い敷金や長い契約期間、そして家賃負担に耐えられるかなどハードルは高いもの。そこで今回は、極めて低いリスクでしかも東京や地方の大都市の一等地で実店舗販売できる方法を解説します。
1:当企画の出品型 oioi BASE MARKRT(なんば、横浜、博多店)は2020年2月2日で終了いたしました。
2:当記事は2019年8月時点の情報を基に作成しています。出店型サービスは「moreBASE」のポップアップとして、店舗数や条件も変わっておりますので詳しくは公式サイトでご確認ください。
実店舗販売パターンは2つ
その方法とは、月額無料のネットショップ作成サービス「BASE」が行っている、実店舗販売プロジェクトに応募することです。プランには2つあります。
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1出店型 SHIBUYA BASE
1つ目は、実際にオーナーさんが店舗に立つ「出店型」で、プロジェクト名は「SHIBUYA BASE」。東京のど真ん中、渋谷のマルイの中にあるスペースで販売することができます。
応募条件は、BASEに登録していること。休止中や売り切れ中でもOKです。
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2出品型 oioi BASE MARKRT
2つ目は、商品を送れば委託販売してくれる「出品型」で、プロジェクト名は「oioi BASE MARKRT」(マルイベイスマーケット)。場所は、横浜・大阪なんば・福岡のマルイのスペースで販売できます。
応募条件は、BASEに登録し販売中の商品が5点以上あること。こちらも休止中や売り切れ中でもOKです。
出品型のoioi BASE MARKRTのみ、応募条件に販売中の商品が5点以上あることに注意しましょう。
1:出店型 SHIBUYA BASEとは?
BASEと株式会社丸井グループが2018年4月に資本提携したことから、このプロジェクトが実現しました。
2018年6月より、憧れの地でもある東京渋谷のマルイで、ネットショップでも実店舗販売ができる「ポップアップショップ」がスタートしました。自社・自身の商品を手にとって見てもらうには絶好の場所、渋谷。リアクションや反応を見て感覚をつかんだり、情報発信として活用したり利用方法はバラエティに富んでいます。
条件など申し込み前の確認事項
「実店舗で販売するのは初めて」、「渋谷だしちょっと不安」という方、出店が決まった後、BASE専任スタッフがバックアップしてくれますし、最低限の什器や備品も準備済み、安心して出店準備を行えます。そのほか、条件などは下記の通りです。
販売形態 | 対面販売 |
応募条件 | BASEに登録していること。 休止中・品切れの場合も応募可 |
販売手数料 振込手数料 |
販売手数料:15% 商品配送料・返品料は出店者負担 |
出店期間 | 3~7日間 空き状況により7日以上の出店可。応相談 |
出店スペース | 渋谷マルイ 1F SHIBUYA BASE (4.9坪) |
注意事項 | 出店確定後のキャンセル不可。 キャンセル時にはキャンセル料が発生します。 |
要件を確認して、目安としては出店の4か月前に応募をしましょう。SHIBUYA BASEは、自身が店舗に立って顧客の反応が見られるサービス、是非トライしてみてください。
2:出品型 oioi BASE MARKRTとは?
店舗への立ち合いが必須のSHIBUYA BASEとは違い、立ち会う必要がなく委託販売ができるoioi BASE MARKRTは、自分1人でネットショップをやっていてスタッフがいない方、遠方のネットショップ運営者でも気軽に利用できるサービスです。
条件など申し込み前の確認事項
出店型のSHIBUYA BASEとは、多少条件が異なっていますので注意しながら確認しましょう。
販売形態 | 対面販売および委託販売 |
応募条件 | BASEに登録し販売中の商品が5点以上あること。 休止中・品切れの場合も応募可 |
商品・ブランド | レジ会計のため、商品には値札をつけます。 販売する商品は持参もしくは事前配送必要(送料出品者負担) |
販売手数料 振込手数料 |
1:基本料金 1日当たり3,300円(税込) 2:販売手数料(消化仕入れ) 40%:ショップオーナーが店頭に立たない場合 30%:期間中、ショップオーナーが 2日以上(各日3時間以上)店頭で対応する場合 商品配送料・返品料は出店者負担 |
出品スペース | なんばマルイB1F,マルイシティ横浜B2F,博多マルイ2F 各施設ごとに異なります。 |
注意事項 | 出店確定後のキャンセル不可。 キャンセル時にはキャンセル料が発生します。 |
店舗に行く必要がないので、他のことをしながらリサーチできるのは大きなメリットです。また、販売終了後にはBASEから報告書が来ますので、状況確認もできます。
今後のネット販売や実店舗販売戦略に役立てましょう。
メリット・デメリット
2つのプランの長所・短所をまとめてみました。青字は注意ポイントです。
出店型 SHIBUYA BASE |
出品型 |
|
店舗立会 | 必須 | 選択可 |
コスト | 販売手数料15% | 基本料金 1日3,300円(税込) + 販売手数料40%もしくは30% |
応募条件 | BASEに登録 | BASEに登録 + 5点以上の販売 |
出店スペース | 渋谷マルイ 1F SHIBUYA BASE (4.9坪) |
なんばマルイB1F マルイシティ横浜B2F 博多マルイ2F |
販売期間 | 3-7日間 | 基本7日間 |
注意事項 | キャンセル不可 キャンセルはキャンセル料発生 |
キャンセル不可 キャンセルはキャンセル料発生 |
SHIBUYA BASEは店舗が一か所しかなく混むので早めの応募が必要なこと、そしてoioi BASE MARKRTは1日当たりの基本料金がかかること、店舗に出る出ないで販売手数料が変わることがポイントです。
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まとめ
実店舗の魅力
無料ネットショップ作成サービスと、実店舗販売・リアル店舗販売を組み合わせたサービスは、画期的でしかもリスクが低いので、特に渋谷の申し込みは集中し、予約がかなり埋まっている状況です。
せっかくの機会ですから、いきなりリアル店舗を契約して販売に乗り出す前にリサーチを兼ねて利用するのも一つの手段です。まずは、ネット販売を始めて考えてみてはいかがでしょう。