【インターネット利用環境調査】スマートフォン利用者は全体の94%に達する

2020年12月28日

【インターネット利用環境調査】スマートフォン利用者は全体の94%に達する

LINE株式会社は定期的に多様なリサーチを行っており、2020年12月24日にはインターネット利用環境定点調査(2020年下期)についての調査内容を公開しました。インターネット接続端末全体の94%になるなど、スマートフォンの存在感がますます強くなっていることが明らかになっています。

調査概要

調査地区:全国
標本抽出方法:住宅地図データベースから世帯を抽出し個人を割り当て
調査方法:調査員による個別訪問留置調査
調査対象者:15~59歳の男女 合計806サンプル(人口構成比に沿って抽出)
調査期間:2020年10月

スマホのみ利用は50%、PCのみ利用はわずか2%

インターネット利用者の実態

週1回以上インターネットを利用するアクティブユーザーを調べたところ、スマホのみ・スマホとPC(パソコン)の兼用を合わせたスマートフォンでのインターネット利用は全体の94%に上りました。

また、PCのみ・スマホとPCの兼用を合わせたPCでのインターネット利用は全体の46%で、スマートフォンの約半分という結果になっています。

さらにみてみると、スマートフォンのみの利用者は50%ですが、PCのみの利用者はわずか2%と、もはやパソコンのみでインターネットに接続しているユーザーはほぼいない、といってもよいくらいの数となっています。

ココがポイント

ちなみにスマホ・PCいずれでもネットを利用していない方は全体の4%でした。ECサイトでもスマートフォンを軸にしたサイト制作やPRを進める重要性が増しています。

男女別利用者数の推移は?

インターネット接続端末 男女別利用者数の推移

次に、男女別利用端末の変化を見てみましょう。

男女ともに、スマートフォンのみの利用者は増加傾向にあり、一方でPCのみスマホ&PC利用なしは、毎年ほぼ減少しています。
女性では、スマホのみが58%で比率が非常に高く、またスマホ&PC利用なしは2%と男性と比べても4%も低く、女性のほうがインターネットがより生活に密着していることが分かります。

ココがポイント

ネットショッピングの機会増加なども、女性のスマホ利用増加やネット接続への意欲を高める遠因とも考えられます。

端末別の利用者数は?

インターネット接続端末別推移

最後に、端末別の利用者数ですがスマートフォンは右肩上がりに増加しており、今回の調査では94%に達しています。(スマホのみ・兼用含む)
PCやタブレットはほぼ横ばい、ガラケーは減少傾向にあり今回の調査では4%となっています。

ココがポイント

スマートフォンでサイトを閲覧するユーザーが94%と考えますと、ほぼスマホから見られていると想定したサイト設計・ナビゲーションが求められます。

出典

〈調査報告〉インターネットの利用環境 定点調査(2020年下期)
LINE Corporation

あわせて読みたい

ネットショップ比較

ネットショップ作成サービス・ECショッピングカードASPを徹底比較!料金・費用から商品登録・カート機能、デザイン制作、サポートまで比べます。さらに各サービスごとのミニ解説で概要がすぐに把握できますよ!

もっと詳しく

ネットショップ13社 ショッピングカート料金機能比較
ネットショップ比較:おすすめ作成サービスASP/ECカートシステム 個人法人向

ネットショップを始める時、システムを乗り換える時、「ネットショップどこがいいか分からない!」と悩むほど数多くの作成サービスがあって迷いますね。当比較サイト(ストリームレンタルドットコム ショップ版)で ...

続きを見る

まとめ

スマホを意識したネットショップ運営を

スマートフォンが、インターネット接続端末としてかつてのパソコンからトップの座を奪い取り、ますます大きな存在としてシェアを増やしていることが分かります。
5Gの整備や端末の性能向上、AIやロケーションデータを活用したサービス・アプリ・QRコード決済など、スマートフォンの優位性・利便性はさらにレベルアップしますので、この傾向は続くと想定されます。
スマートフォンを軸にした、ネットショップ構築を進めていくことが肝要です。