月額固定費無料でネットショップを運営できる、ネットショップ作成サービス「STORES」が、2019年7月10日からサービスの大幅アップデートを実施することを発表しました。
当記事は2019年6月時点での情報ですので、過去記事としてご覧ください。
大きな変更点は2点
現在STORES.jpには、使える機能やテンプレートが制限された月額0円のフリープランと、フルに機能やテンプレートが利用できる月額 980円(税別)のプレムアムプランの2つのプランがあります。
STORES.jpにはこれまで大きな課題が2つありました。
1つ目は、フリープランでは機能やデザイン面で制限がかかること。これは有料版と差別化するためやむを得ないのかもしれません。
そして2つ目は、他社有料サービスに比べると手数料が割高で、売れば売るほど手数料がかさむという課題です。
今回、発表されたアップデートはこの2つの課題を解消した点に注目です。
1:フリープランで大幅な機能解放実施
●2019年7月10日からは、フリープランで利用できる機能とテンプレートが大幅に拡充されます。
何が変わるか?
- デザインテンプレート数が30から48に増加
- デザインの全カスタマイズ機能を利用できる
そのほかの機能変更点は下記の通り。
●商品紹介などに必須の画像登録数が、今までの上限4枚から有料プランと同じ15枚まで登録できます。
●有料プランでのみ利用可能な、17のアドオン機能がフリープランでも利用できるようになります。
追加される機能
予約販売、まとめ販売、再入荷お知らせ、クーポン、シール、ニュース、告知ボード、シークレット、年齢制限、販売期間設定、購入個数制限、レビュー、FAQ、オーダーCSV出力、納品書PDF出力、ギフトフォーム、Google Analytics連携
●電子チケット0円販売に対応。フリープランで販売可能だった「電子チケット販売」に加え、無料チケット販売が可能になったことで、イベントなどで活用することもでき幅が広がります。
フリープラン非対応の機能は?
なお、一部の機能はフリープランでは利用できませんので注意が必要です。
- 独自ドメイン
- 決済手段カスタマイズ
- 代引き・Amazon Pay決済設定
- STORES.jp ロゴの非表示
- アクセス解析機能
2:有料プランリニューアルと手数料削減
アップデートによる2つ目の変更点は、月額 980円(税別)のプレミアムプランのリニューアルと、変更された手数料が7/10よりスタートします。
ココがポイント
今までの有料プラン「プレミアムプラン」(月額 980円税別)が、「スタンダードコース」(月額 1,980円税別)に変更になります。
決済手数料が5%→3.6%に下がる一方で、月額は1,000円上がりますので損益分岐点に注意しましょう
STORES.jpの試算では、月8万円以上の売り上げで「プレミアム」<「スタンダード」でスタンダードがメリットあり。月20万円以上の売り上げで「フリー」<「スタンダード」でスタンダードがメリットありとしています。
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まとめ
さらに売りやすく
ネットショップ作成サービスは、無料サービス・有料サービス同士の競争が激しくなるにつれて、利用者でもあるネットショップオーナーには使い勝手がよく、しかも価格が下がっていく傾向にあります。
STORES.jpのような無料サービスでは月額コストがかかりませんので、実際に検証して機能面に慣れておくことができます。
そして実際に始めるとき、機会を逃すことなくスムーズにネットショップを運営を行えることは大きなメリットです。
まずは、デザインや機能に慣れるため始めてみるのも一つの方法です。