【比較】 カラーミーショップ “有料”と評判の無料 “フリープラン”の使い分けがネットショッピングビジネス・事業成功の要

2021年10月15日

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【比較】ネットショップ作成サービス 「カラーミーショップ」 既存プランと新サービス “フリープラン”を比較

ネットショップが増加し、ネットショップ作成サービス間の競争が激しさを増す中で、日本最大級のサービス「カラーミーショップ」では、初期・月額無料の「フリープラン」、さらに細かいところまでサポートをする「プレミアムプラン」まで幅広いラインナップをそろえてます。

無料サービスとしては、先行するBASEやSTORESと比較しても遜色ない内容に設計されていて、ショップオーナーにはメリットが多い大きな選択肢の一つとなります。当ページでは主に、カラーミーショップ「フリープラン」と既存の有料プランを比較してみます。

カラーミーショップとは?

ネットショップ作成サービス カラーミーショップ東京都渋谷区に本社を置く東証プライム市場(旧1部)上場のGMOペパボ株式会社が運営する、誰もが簡単にネットショップを構築・運営できるネットショップ作成サービスが「カラーミーショップ byGMOペパボ」です。

デザインテンプレートが準備されており、簡単な設定でネットショップがスタートできる簡便さ、そしてクレジット決済やコンビニ決済などニーズに合った決済方法が選べる利便性、さらにネットショップ作成サービス内でサイトを作って公開する「ネットショップ作成サービス」と、自社サイトなど外部サイトにカートを設定できる「ショッピングカートサービス(カート貼り付け機能)」そのいずれも利用できることから、「カラーミーショップ」は2005年のサービス開始以来、数多くの個人や企業で利用されています。

カラーミーショップの特徴まとめ

  1. デザインのカスタマイズで好みのショップを構築
  2. 充実の機能でもカラーミーショップへの販売手数料は0円
  3. 外部サイトをショッピングサイトに出来る、自社サイトのネットショップ化もOK
  4. 開店セミナーや引っ越しサポートなど支援充実・電話やメールでサポート

カラーミーショップを詳しく

カラーミーショップ~月商が見込めるなど軌道に乗ったショップに最適なネットショップ作成サービス
カラーミーショップの機能・料金・特徴とは:無料開業OK!ネットショップ作成サービス

「カラーミーショップ」は、無料・有料プランがあり、初心者は初期・月額無料の「フリープラン」から始め、成長すれば有料プランに変更し手数料コストを落としながらネットショップを成長させることができます。 「 ...

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無料のネットショップ作成サービスが求められている背景

インターネット上で商品やサービスを販売するネットショップと、ネットショップを構築できるサービスを提供するネットショップ作成サービスに、大きな変化が起きています。

ネットショップの運営を行うユーザー側の視点と、サービスを提供する事業者側の視点で考えます。

ネットショップオーナーの視点で考えるまず、ネットショップを構築し運営するユーザー・ショップオーナーの視点からすると、インターネット上で販売するネットショップは、コロナウィルスの影響を受け非接触ビジネスの代表格として参入する個人や企業が増え続けています。
しかし新しいビジネスだけに、初期コストや維持費をかけたくないという心理が働きます。特に、実店舗を運営していて新規でネットに進出する場合や、新商品を初めて発売する場合は、リスクを可能な限り低減して市況や様子を見てみたいということになり、その結果として高額なネットショップ作成サービスより、コストがかからないネットショップ作成サービスを利用する傾向が高くなります。

無料ネットショップ作成サービスDX(トランストランスフォーメーション)を促進次に、ネットショップ作成サービスを提供する事業者からの視点では、上記のニーズが増えることと比例して、初期費用や月額が無料のネットショップ作成サービスが急成長していますので、有料サービスの提供事業者も、無料のネットショップ作成サービスを提供する必然性が出てきます。
右肩上がりで増加しているネットショップオーナーに自社サービスを利用してもらう機会を増やすと同時に、DX(デジタルトランスフォーメーション)化の下支えとなりますので、ビジネス的にも社会的にも求められていることと方向性が一致します。

ココがポイント

初期・月額を無料にすることでネットショップを始める敷居を下げ、軌道に乗った場合、さらにステップアップで、機能を豊富に提供している有料プランに容易に移行してもらうために、無料ネットショップ作成サービスは入り口として欠かせない存在になっているということです。

主要無料ネットショップ作成サービスとの比較

それでは、カラーミーショップフリープラン」と主要な無料サービス「BASE」「STORES」との料金を比較してみましょう。

無料系ネットショップ作成サービスロゴ

項目/サービス名 カラーミーショップ
「フリープラン」
BASE STORES
「フリープラン」
初期費用 0円 0円 0円
月額費用 0円 0円 0円
決済手数料 6.6%+30円 3.6%~+40円 *1 5% *1
販売(サービス)手数料 0円 3% *1 0円
入金日(標準) 翌月末 申請から10営業日 翌月末
月額有料プラン あり あり あり
月額有料プランへの変更
広告/著作権非表示
HTML編集で削除可

オプション月550円
×
有料プランへ移行で可能

*1 BASE・STORESは商品に加え、送料にもかかります。

無料ネットショップ作成サービスレーダーチャートいずれのプランも初期費用・月額費用はかかりませんが、1件当たりのコスト(決済+販売手数料)は、STORES「フリープラン」が5%と最も安く、次いでカラーミーショップ「フリープラン」の6.6%+30円、BASEは6.6%~+40円ですが送料にもかかりますので最もコストが高くなります。
さらに、ネットショップが成長した時、コストを下げる手段として月額有料プラン(上位プラン)に変更するという方法がありますが、STORES・BASE「フリープラン」はいずれも変更可能、カラーミーショップ「フリープラン」は2021年10月14日に対応し変更可能となりました。
上位プランの機能の豊富さや無料プランの機能性の高さは、カラーミーショップにメリットがあり、逆に管理画面の分かりやすさ・操作性はシンプルなBASEが初心者にもやさしい設計になっています。

さらに、ブランディングの面ではカラーミーショップ「フリープラン」は「Powered by カラーミーショップ」の著作権表示をHTML編集で削除することができます。
BASEは有料オプションで非表示が可能、STORES「フリープラン」では非表示が不可で、有料プラン「レギュラープラン」への移行が必要です。

ココがポイント

ネットショップの将来の成長を見込む場合は移転の時間的コストを考慮して、多機能で信頼性の高い有料プランを提供しているサービスを最初から利用することがポイントです。月額有料プランへの変更でユーザビリティを高めながら、コストを落とす戦略が有効です。

カラーミーショップ一覧:フリープランと有料プランの比較

カラーミーショップ」は2つの有料プラン「ラージ・レギュラー」を提供していますが、さらに初期費用・月額が無料の「フリープラン」が加わり、ユーザーは3つのプランから選べるようになりました。有料プランと無料の「フリープラン」を比較してみます。

フリープラン vs 有料プラン 利用料金など比較

まず、初期費用や月額費用など利用料金を比較してみます。
2022年4月5日に有料プランの価格改定があり、基本サービスとして「独自ドメイン」「SSL常時利用」「メールマガジン」を組み込み、料金がそれぞれレギュラー3,300円→4,950円、ラージ7,945円→9,595円に変更となりました。

項目/プラン フリー レギュラー ラージ
初期費用 0円 3,300円 3,300円
月額費用 0円 4,950円 9,595円
販売手数料 0円 0円 0円
決済手数料 一律 6.6%+33円/1件 個別 個別

*料金は税込表示
*支払い方法:銀行振込・クレジットカード(自動更新)・銀行自動引き落とし・おさいぽ!決済
*契約期間:3・6・12か月

「フリープラン」は、初期費用・月額費用いずれもかかりませんので、初めてネットショップを始める方や新商品などをネットで販売したい方に適しています。

ココがポイント

注意点としては、フリー・有料プランとも販売手数料は0円ですが、決済機能を追加する場合に外部決済代行会社と契約する必要があります。さらに有料プラン決済代行会社への月額固定費・決済手数料がかかる場合もあるので事前に知っておきましょう。なおフリープランに決済機能を追加するときは、月額固定費はかかりません。

フリープラン VS 有料(レギュラー)プラン比較ー共有ドメイン利用の場合

それでは、フリープランと有料(レギュラー)プランとの比較で、無料で利用できる共有ドメイン(https://ショップ名.shop-pro.jp)でネットショップを運用した場合のシミュレーションを見てみます。

フリープラン VS 有料(レギュラー)プラン比較ー共有ドメイン利用の場合
カラーミーショップのデータを基に弊社で作成したグラフです。
月商11万円を越えたところで、フリープランよりも有料(レギュラー)プランの方が費用を低く抑えられることが分かります。利益率を高めるためには、月商11万前後で有料プランに切り替えるとメリットがあります。

フリープラン VS 有料(レギュラー)プラン比較ー独自ドメイン+常時SSL利用の場合

次に、フリープランと有料(レギュラー)プランとの比較で、ネットショップの差別化に有効な独自ドメイン(.comや.shopなど)を取得し常時SSLを利用して、ネットショップを運用した場合のシミュレーションです。

フリープラン VS 有料(レギュラー)プラン比較ー独自ドメイン+常時SSL利用の場合
フリープランで独自ドメイン+常時SSLを利用する場合、月額1,650円が別途かかりますが、有料(レギュラー)プランには、独自ドメイン+常時SSLともに基本料金に含まれています。
月別の「フリープラン」「レギュラープラン」手数料の推移ですが、月商7万円前後で「レギュラープラン」の手数料が「フリープラン」の手数料を下回る結果となっています。

ココがポイント

ネットショップ間の競争も激しくなっており、独自ドメインで顧客に覚えてもらう・ブランディングを行う、あるいは常時SSL利用でセキュリティを高める等、ユーザビリティの向上を行いたいときは、このシミュレーションを参考になさってください。

フリープラン vs 有料プラン 決済手数料・方法比較

ネットショップ作成サービス カラーミーショップ 決済関連比較

ネットショップには必須の、決済関連について比較します。

カラーミーショップ」で構築したネットショップで、決済を行うためには外部の決済サービスとの契約が必要です。その中でも「カラーミーぺイメント」は、GMOイプシロン株式会社がネットショップ用にパッケージ化した決済サービスで、クレジット決済やコンビニなど幅広い決済方法が含まれており、ネットショップにとっても消費者にとってもメリットの多いサービスです。

「フリープラン」では、カラーミーペイメントしか選択できませんが、有料プランはカラーミーペイメントのほか、様々な決済サービスを選ぶことができます。
なお、「フリープラン」で利用するカラーミーペイメントと、有料プランで利用するカラーミーペイメントでは、名称は同じですがサービス内容が異なっていますので注意しながら、比較一覧表をご覧ください。

項目/プラン フリー レギュラー ラージ
選べる決済サービス カラーミーペイメントのみ カラーミーペイメント/
複数サービス選択可
カラーミーペイメント/
複数サービス選択可
決済手数料 一律 6.6%+33円/1件 個別
選べる決済方法・決済手数料・注意事項など(カラーミーペイメント比較)
クレジット 〇 *1
(4%~)
コンビニ 〇 *2
(セブンイレブンは法人のみ)

(143円~)
銀行
(バーチャル口座のみ)

(ネット銀行・口座振替)
後払い 〇 *3
(GMO後払い)
〇 *4
(4%~)
Amazon Pay 〇 6.5%+33円
(法人・個人)

(月額0円+3.9%)
代引き決済 ×
(308円~)
楽天ペイ ×
(月額2,200円+4%)
LINE Pay ×
(月額2,200円+3.45%)
PayPay ×
(月額2,200円+3.45%)
キャリア決済 ×
(法人 3キャリアセット月額3,300円+6%)
  フリー レギュラー ラージ

決済手段・手数料について カラーミーペイメントを選択した場合の一覧です。
*1 5大国際ブランド(VISA/MasterCard/JCB/American Express/Diners Club)利用可
*2 セブン-イレブン(法人のみ)/ローソン/ファミリーマート/セイコーマート/ミニストップで支払い可
*3 フリープラン GMO後払いの場合、はがきの請求書の発行に 203円/回、封書の請求書の発行に 236円/回かかります
*4 有料プランの場合、はがきの請求書の発行に 203円/回かかります

「フリープラン」のカラーミーペイメント審査(決済導入までにかかる期間)は、クレジットカード・銀行振込(バーチャル口座)が申請から最短翌営業日、その他の決済方法は本人確認書類の提出後に審査が行われ、利用することが可能となります。

入金については、売上から上記決済手数料を差し引かれた金額が、翌月末に指定口座に振り込まれます。フリープランの手数料は、一律で決済金額の6.6%+決済1件あたり33円(Amazon Payのみ 6.5%+33円)とシンプルですので、決済方法毎に料率が異なることもなく資金管理が容易です。

なお留意点としては、銀行振り込みはバーチャル口座に振り込む形式ですので、直接消費者から銀行口座に振込が行われないこと、そして個人で契約する場合は、コンビニのセブンイレブンを利用できません

ココがポイント

各プランとも始める場合は、まずカラーミーショップに登録し管理画面にログインします。最初に特定商取引に関する情報を入力し、販売したい商品を登録します。
そして「フリープラン」では、カラーミーペイメントへの申し込みが必須となります。有料プランでは、カラーミーペイメントのほかPayPal(一部限定提供)、クロネコwebコネクト、佐川急便系のSGシステム クレジットカード決済なども利用できます。

フリープラン vs 有料プラン スペック・機能比較

ネットショップ作成サービス カラーミーショップ スペック・機能比較

それでは、機能についてプラン毎の比較を見てみましょう。いずれのプランも商品登録数は無制限です。

スペック・ショップ作成運用 フリー レギュラー ラージ
ディスク容量 200MB 5GB 100GB
フリーぺージ 10P 10,000P 10,000P
登録画像数 ~4枚/1商品 ~50枚/1商品 ~50枚/1商品
テンプレートプラス 550円/月
FTPアップロード 550円/月
デザインテンプレート登録数 ~5点 ~10点 ~10点
名入れ機能 ×
都道府県別 配送日設定 ×
アクセス解析 機能制限あり
550円/月で全機能利用
HTML/CSS編集
独自ドメイン設定 ○ *1
常時SSL ○ *1
Instagramショッピング連携
550円/月

550円/月

550円/月
商品情報・顧客情報
CSV一括登録
副管理者設定
ショップ用メールアドレス
iPhone/Androidアプリ
予約販売
5,500円/月

5,500円/月

5,500円/月
定期購入機能 ×
定期購入で利用できる決済方法 × 銀行払い・代引き 銀行払い・代引き
クレジットカード
会員機能
会員ランク機能
5,500円/月

5,500円/月

5,500円/月
メール・電話サポート
メールのみ
集客・追客 フリー レギュラー ラージ
商品レビュー ×
クーポン発行 ×
フォローメール ×
Google Analytics eコマース ×
カート貼り付け機能
メールマガジン発行 ○ *2
  フリー レギュラー ラージ

*1 フリープランは独自ドメイン取得は有料。独自ドメインで常時SSL利用の場合は1,100円/月
*2 フリープランで月間配信数100万通まで利用の場合は330円/月

「フリープラン」はディスク容量が200MBと少なく、商品数が多いネットショップよりも、商品数を絞って販売するショップに適しています。
また、定期販売の決済非対応、サポートがメールのみ、販促関連機能の商品レビュー・クーポン発行・フォローメールなどが非対応にも注意が必要です。

ネットショップの構築・カスタマイズ一方で、HTML/CSS編集独自ドメイン常時SSLカート貼り付け機能は有料プランと同じく利用できますので、はじめてネットショップを構築してみる・ソースコードを修正して世界観にマッチしたネットショップにカスタマイズする、独自ドメインでSSL化したセキュアなショップを作るスタートとして利用できます。
また、自社サイトやブログなどの外部サイトをカート貼り付け機能を使ってネットショップ化する、などさらに一歩進んだネットショップを運営することもお勧めです。

気になるポイントは?

主なポイントです。メリットは黄色いアンダーライン、デメリットは赤いアンダーラインで示しています。

  1. フリープランから有料プランへの変更はできますが、有料プランからフリープランへの変更はできません
  2. フリープランでは、決済サービスが「カラーミーペイメント」のみ選べます
  3. フリープランのサポートはメールのみになります。
  4. フリープランの販売最低価格は100円です。
  5. フリープランでは、受注作成・卸販売・ウェルカムクーポンのアプリが利用できません。

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まとめ

無料・有料プランを有効に活用する

ネットショップ作成サービス「カラーミーショップ」が新しく始めた初期費用・月額無料の「フリープラン」で、ネットショップを格段に始めやすくなりました。
コストゼロでスタートができますので、個人・法人のスタートアップや、新商品で売れるかどうか様子を見たいネットショップ、初めてインターネットに進出する実店舗を経営するオーナーなど、益々活用の幅が広がります。
「フリープラン」「有料プラン」の機能や特徴を理解して、自社のネットショップに最適なプランを検討してみましょう。