オンライン署名の始め方～社会を変えたい活動にChange.org Japan(チェンジ・ドット・オーグ)～

近所のなじみの店が閉店してしまう、なんとかしたいなど、多くの署名を集めて応援したい時がありますね。これまでは紙をもって街頭に立ち、手書きで署名をもらう「署名活動」が中心でしたが、ネット上でより多くの方に簡単に署名をしていただく「オンライン署名」が活発になっています。

そのなかでも「Change.org」は、経済のみならず文化や政治など様々な分野のオンライン署名のプラットフォームとして世界で利用されています。今回は、「オンライン署名」の始め方について解説します。

Change.org（チェンジ・ドット・オーグ）とは？

2007年にベン・ラトレイによって設立されアメリカデラウェア州に登記されている企業でありプラットフォームのことです。
経済や人権、環境問題、政治、地域の課題など様々なテーマについて、個人や団体が世界中のどこからでも無料で立ち上げることができる電子署名サイトで、日々新しい署名活動がスタートし、193か国で4万件以上の署名キャンペーンが成功しています。
署名活動は簡単に始めることができますので、早速登録してみましょう。

公式サイトにアクセスしキャンペーンを作成

公式サイト https://www.change.org/にアクセスし、「キャンペーン開始！」をクリックします。

次に、立ち上げる署名キャンペーンのトピックを選びます。様々なテーマがありますので、方向性に適したトピックを選択しましょう。この例では「経済」を選び「次へ」をクリックします。

始めたい署名キャンペーンのタイトルを入力します。解説を参考にしながらタイトルを考えて記述しますが、あとで編集もできますので気楽に入力して「次へ」をクリックします。

次は、署名の結果を実現してくれる対象を入力します。例えば、自治体の税金を減らしてもらいたいときは●●市、ある企業の待遇を改善してもらいたいときは●●社など、複数も入力できますので記述後に「次へ」をクリックします。

最も重要な入力欄です。ここに、署名キャンペーンの問題と説明を入力します。
1000文字以内で3段落程度に分割すると読みやすく、成功するケースが多いとあります。入力後「次へ」をクリックします。

署名キャンペーンをキャッチーに、そして分かりやすく伝えるために写真をアップロードします。

画像を確認し問題なければ「保存とプレビュー」をクリックします。

署名キャンペーンを作成した後に、アカウントを作る流れになっています。

アカウントを新規作成する

それではアカウントを作っていきましょう。

名前とメールアドレスを入力し、「アカウント作成はこちらから」をクリックします。

先ほど登録したメールアドレスに確認メールが送信されます。状況によっては数分以上、時間がかかることもありますので、少し待ちましょう。

確認メールが送信されますので、メール内の「メールアドレスを認証する」をクリックします。

認証が成功しますと、パスワード欄がありますので入力します。なお電話番号は任意です。入力後「次へ」をクリックします。

先ほど作成した署名キャンペーンの下書きが表示されます。修正を続ける場合は「編集」をクリックします。

タイトルや画像など修正し保存しましょう。なお、現在はプロフィールに写真が設定されていませんのでプロフィール欄をクリックします。

プロフィールにお好きな写真をアップロードして準備がほぼできました。
下書き画面で「保存」して、タイミングを見て署名キャンペーンを公開してください。

署名キャンペーンの注意点

簡単に始められる署名キャンペーンですが、削除はハードルが高くなっていますので、公開前に事前に知っておきましょう。

Change.orgユーザーは自分のたちあげたキャンペーンを終了（賛同の受付を停止）することはできますが、自力で削除することはできません。 削除を希望する場合は、ヘルプセンターから該当のキャンペーンページをChange.org上から永久に削除したい旨のリクエストをお送りいただく必要があります。

Change.orgヘルプ

まとめ

一人一人の力には限界がありますが、多くが集まれば社会を動かす大きな力になることもあります。最後の一手として、オンライン署名で支援する・応援する動きはこれからも増えていくことでしょう。
あきらめずできることは最後の最後まで挑戦するその姿勢が決め手になることもありますので、その時はオンライン署名も選択肢の一つとして考えておいてもいいでしょう。